緋の舟

  • 求龍堂
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763016287

感想・レビュー・書評

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  • 多くの人と一刻も早くこの価値観を分かち合いたい。読み進むうちそんな衝動に駆られる。付箋を貼り、心に残る箇所をノートに書き写す。でも、この特別な本のことを誰かに紹介するのはとても難しい。
    往復書簡を交した期間は2014年5月から2015年10月。
    おふたりがお互いを尊ぶ心遣いまで伝わるような言葉遣い。
    表紙の手触り、色、文字、写真、目次のレイアウト‥本を手にした瞬間から、目や手、心に触れるすべてのものが美しい本。
    巻末のブックリストも充実。

  • 言葉を大切にされる二人の
    往復書簡は、何より
    美しい日本語に身を浸すようで
    読んでいて、心洗われる。

    文化について、
    言葉について、
    さまざまな視点から
    考え、交わされる想いのやりとり。

    「言葉というものは、
    人から与えられるものじゃなくて、
    自分の中にすでに宿っている
    それを発見していく営みなんだ」
    という一節。

    しかし、与えられた言葉によって
    自分の中に言葉や思考が培われ、
    より充実し、豊かなものになるのだ。
    読後、そう思った。

  • 心が洗われるようなステキな往復書簡でした。お二人の人柄が書簡に溢れ出ていました。装丁もまた素敵で、ずっと手元に置いておきたくなりました。言葉を大切にされてる人の文章に触れるのは何よりも癒されます

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著者プロフィール

1924年滋賀県近江八幡生まれ。55年植物染料による染色を始め、57年第四回日本伝統工芸展に初出品で入選。83年『一色一生』で大佛次郎賞受賞。86年紫綬褒章受賞。90年国の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定される。93年『語りかける花』で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞。著書に『色を奏でる』『小裂帖』『ちよう、はたり』『つむぎおり』など。

「2018年 『遺言 対談と往復書簡』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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