ガラスの封筒と海と

制作 : 金原瑞人  西本かおる 
  • 求龍堂 (2017年6月23日発売)
3.53
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  • レビュー :12
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763017055

作品紹介

イギリスの港町が舞台。
船乗りの父を海で失った少年が、瓶に手紙を入れて海に流し、返事を待つ。
そして少年はついに水面に浮かぶ瓶を発見する。
それは‘デイヴィ・ジョーンズの監獄’の元船乗りテッド・ボーンズという男からの返事だった。
この謎の男とのやりとりからストーリーは一気に盛り上がりをみせていく。
海の怖さを知りつつ海に憧れる少年が、不思議な体験を経て一歩大人に成長する、
感動のヒューマン・ファンタジー小説。『青空のむこう』『13ヵ月と13週と13日と満月の夜』『チョコレート・アンダーグラウンド』など累計部数100万部突破のベストセラー作家アレックス・シアラーの最新作。船乗りの父を海で失った少年が、不思議な体験を経て一歩大人に成長する、奇跡のヒューマン・ファンタジー。刊行前に実施した読者モニターアンケートで99%の方がおもしろかった!と回答。読者モニターのお墨付きをいただき、自信を持ってお届けします。あきらめない勇気をもらえる、読後感の爽やかな物語です。

ガラスの封筒と海との感想・レビュー・書評

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  • 心がピュアな気持ちになります。
    海沿いの街。少年は瓶の中に手紙を入れて海に流します。
    来る日も来る日も返事を待つ少年。
    そして届いた手紙は海の底に沈む死者からの手紙だった。

    これだけじゃ怖いけど、最後にはウルッときてしまうハッピーな結末が。
    シアラーはやっぱりいいな。

  • 2018.2.8
    #5

  • 静かにじわじわと胸に響いてくる作品。文章のひとつひとつがすごく考え抜かれていると感じました。名作。

  • アレックス・シアラーと金原瑞人さんの組み合わせは過去にも読んでいます。

    本作は基本的に主人公である少年の視点で書かれていて、時々その少年を見守る人々の視点が織り交ぜられた独特の文体です。
    繰り返し同じ内容が書かれる場面が多く、しつこさを感じながらも、それに意味があると言うか、作者なりのユーモアなのかなとゆっくり読み進めました。

    子どもの頃、私も手紙を瓶に入れて海に流すとか、風船に括り付けて飛ばすとか憧れていました。環境汚染に繋がらないとも言い切れませんが、浪漫はありますよね。

    基盤がリアルなので、突然のファンタジーに〝え?!〟となりつつ。これはどこかに種も仕掛けもあるんじゃないか?なんて読み進めて。結末は急展開です。予想できる人も少なくないのでしょうけれど、ちょっとあまりにもハッピーエンドで、まだうまく咀嚼できていません。

    分量は少なめなのに、読むのに時間がかかった一冊。

  •  トムはガラスのびんに手紙を入れ、父さんをうばった海、でも大好きな海へ夢と希望をたくし投げ入れます。
     海からの返事はくるのでしょうか?
     突然亡くなった父への思い、誰にも話せず海へぶつけます。ハラハラドキドキ感動のファンタジーです。
    (カウンター担当/HANAKO)平成29年11月特集「手紙」

  • トムは手紙を瓶に入れて海に投げ入れる。誰かに届くと本気で期待したわけじゃなかったけど、返事はやってきた。それも、デイヴィ・ジョーンズの監獄から。ファンタジーなんだけど、現実よりで、だからこそ、トムと一緒に、本当に?本当に?と思いながら読み進めた。最後は不意打ちで泣いてしまった。「みんながあきらめたあとも、ぼくはあきらめなかった」装丁もとっても素敵。原題は、A Message To The Sea 。そっちの方が好きだな。やっぱ、瓶は「ガラスの封筒」ではなくて「瓶」て言葉がしっくりする。

  • おぉ!デイビー・ジョーンズ!!。
    パイレーツ・オブ・カリビアンを思い出してしまった。
    そしてさすがのアレックス・シアラーさん。流石でした。
    挑戦すること。あきらめないこと。色々感じることがありました。
    「友よ、ぬかるな。備えをかためて、きたるべき嵐を乗り切れ。嵐をくぐりぬけ、その向こうにでるんだ。太陽が照った日があったなら、また照る日もくる。」
    海は身近にないので憧れます。いける距離なら毎日見に行ってぼんやりしたい!ひねもすのたりのたりの世界。

  • ラジオから流れて来た“message in a bottle”という曲に刺激されて、書いた手紙を瓶に詰めて海へと流したトム・ペロー。船乗り、漁師、観光で生きる町に住むトムにとって海は親しみと厳しさをあわせ持つ場所。船乗りだった父も祖父も海で命を落としている。最初はわくわくしながらも半信半疑で返事を待っていたトムのもとに、海からの返事が届いて・・・。

  • 美しい装丁。
    アナログな世界かと思えば、瓶に手紙を入れて海に投げるのは、スマホを持った現代の少年。1年前に海で亡くなった父を持ちながら、海の怖さを知りつつ海での仕事に憧れている。
    現実とファンタジーをうまくやりとりかせるのは、さすがアレックスシアラー。
    翻訳も読み易く話に入るの邪魔しない。

    ピュアになりたい大人に読んでほしい児童書。

  • トムの海で亡くなった父への想いが海に届いたかのような美しい結末.フライングダッチマンのような不気味さのない,穏やかな優しいテッド・ボーンズの不思議な手紙も,自然な流れで違和感がなかった.そして,装丁がとてもおしゃれでセンスがいい.

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