サイトに貼り付ける
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (176ページ) / ISBN・EAN: 9784763018144
作品紹介・あらすじ
本書は書き損じも含め、大切に保管されてきた不染鉄からの絵はがきをまとめたものである。
それらは晩年一人暮らしとなった画家によって、夜更けに、奈良の小さなあばら屋で親しい知人に向けて書かれた。
不染鉄のまなざしは、つつましい暮らしの日常や庭先の自然へ注がれ、やがて画室を越え、かつて暮らした伊豆大島の海辺の日々、幼い頃の思い出にまで届いてゆく。
150通を越える絵はがきに綴られた絵と文章について、「これはあなたを世の中の的として放つ矢なんで個人の通信文ではない」と自身が私信で語ったように、個人への便りの形をとりながらも、人間・不染鉄の人生感がにじむ魂の記録でもあり、不染鉄からすべての人の心に宛てた便りである。
感想・レビュー・書評
-
送られた日常のハガキで構成されている、小さめの書簡集。
なんでもない日常を描いた絵は簡素ながらすばらしく、色の塗られた上から、ボールペンで書いてあったりする。
質感と作者の視線の鋭さ細やかさ、空気のにおいもつたわるような風景。飽きの来ない美しい本詳細をみるコメント0件をすべて表示
全1件中 1 - 1件を表示
本棚登録 :
感想 :
