十二番目の天使

  • 求龍堂
3.94
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本棚登録 : 532
感想 : 43
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763018274

作品紹介・あらすじ

仕事で認められ、家族にもめぐまれ、人生の最高潮のときを迎えていたジョンに、ある日突然、愛する妻と一人息子を事故で失うという悲劇が襲う。
ひとりぼっちになった彼はその日から生きる気力をなくし、自殺を考える。
そんな彼に親友ビルはリトルリーグの監督を依頼する。
それは彼を立ち直らせたいと願う親友ができる精一杯のことだった。
そのチームがかつて自分もプレーしていたことがある「エンジェルズ」であると知り、彼は監督を引き受けることにする。
彼が率いる「エンジェルズ」には、ヘマばかりする一人の小さな少年ティモシーがいた。
ボールは取れない。ヒットも打てない。まったくチームのお荷物であった。
しかしジョンはその少年ティモシーが気になってしかたがない。
息子にそっくりだったからだ。
ティモシーはへたくそなのに、逃げ出すことなく必死にプレーを続ける。
いつも精一杯走り、精一杯バットを振る。
いつしかティモシーの「うまくなりたい」「あきらめない」という純真無垢な気持ちが、チーム全体の雰囲気を変えていく。
チームはひとつになり、ついには決勝戦まで突き進むことになる。
ジョンはティモシーとのふれあいで次第に生きる勇気を取り戻しつつあった。
でもそんなティモシーには絶対人に知られたくない秘密があった・・・
アメリカで最も精神的影響力のある作家オグ・マンディーノが、人生を前向きに生きる術をあなたに教えます。
「毎日、毎日、あらゆる面で、僕はどんどん良くなっている!」「絶対、絶対、絶対、あきらめない!」この単純な言葉は、あなたに勇気を与えます。
2001年に日本で翻訳本が出版され、多くの読者を感動の渦に巻き込んだ94万部突破のベストセラー小説。
文庫化を望む声に応え、このたび待望の刊行!

感想・レビュー・書評

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  • ハァ〜(-_-)
    なんだかわたしの心が丸洗いされた気分です…

    ティモシーなんて凄い子なの!
    この年になると子供の頑張る姿に泣いてしまうのよ。

    わたしも少年野球のコーチをしてたのです笑
    うちの息子が小学生の時の話しですが…
    へたっぴなティモシーが諦めない姿に20年前の自分と息子を思い出しました、懐かしかったです(^ ^)

    松子さん素敵な作品教えてくれてありがとう♪

    • 松子さん
      すっ、すごい!hibuさんもファーストですか
      ブク友さんで、ソフトボールチーム作れそう(≧∀≦)
      みんなで、キャッチボールしたーい♪
      すっ、すごい!hibuさんもファーストですか
      ブク友さんで、ソフトボールチーム作れそう(≧∀≦)
      みんなで、キャッチボールしたーい♪
      2023/03/04
    • hibuさん
      私、五十肩でキャッチボールしたら、腕がもげる(−_−;)
      私、五十肩でキャッチボールしたら、腕がもげる(−_−;)
      2023/03/05
    • 松子さん
      hibuさんは五十肩っと_φ(・_・メモメモ
      hibuさんは五十肩っと_φ(・_・メモメモ
      2023/03/05
  • オグ•マンディーノ 坂本貢一訳
    『十二番目の天使』

    オグ•マンディーノさんは
    『この世で最も多くの読者を持つ人生哲学書作家』の称号を与えられた作家さん。

    人生であらゆる成功を収めるジョンはある日、妻子を交通事故で亡くす。

    生きる気力を失い、拳銃を手にしては引き金を引きそうになる毎日。

    ジョンに生きる希望を持って欲しいと願う親友のビルはジョンに少年野球のチーム•エンジェルズの監督になるようすすめる。

    エンジェルズで出会った、何度失敗しても落ち込まない、そして諦めない少年ティモシー。
    彼の魔法の言葉はチームメイトだけでなく、生きる事を諦めてしまいそうになるジョンの心にも徐々に届いていく。

    『毎日、毎日、あらゆる面で私はどんどん良くなっている。』
    Day by day, in every way, I'm getting better and better.

    『絶対×6 あきらめるな』
    Never, never, never, never, never, never give up!

    263ページの短いお話の中で、絶望の底で死を求めるジョンの心の変化がまっすぐに伝わってきます。

    そして選手であり応援団長であるティモシーの頑張りと前向きさが、ジョンやチームのメンバーを励まし、観衆をも味方に変えていく。
    健気なティモシーに何回も泣かされました
    ( ; ; )

    『十二番目の天使』はhibuさんのおすすめ本です。hibuさんが本書に感動し、娘さんにおすすめしたら、娘さんも感動されたとのレビューを読み手に取りました。
    hibuさん、素敵な時間をありがとうございます(^^) 「通勤途中で読むと危険です」のアドバイス大正解です。

    • 土瓶さん
      昔観た映画「がんばれベアーズ」を思い出しますね^^
      あれは楽しかった。

      みんみんさんのワンコちゃん。
      おめでとうございま~っすヾ(...
      昔観た映画「がんばれベアーズ」を思い出しますね^^
      あれは楽しかった。

      みんみんさんのワンコちゃん。
      おめでとうございま~っすヾ(≧▽≦)ノヤッター♪♫
      たくさんみんみんさんに甘えてあげてくださいね!
      2023/03/01
    • 松子さん
      どんちゃん、おつかれさまっ(^^)
      『がんばれベアーズ』ってアメリカの映画なんだねっ。いまレビュー見たけど子どもたちが可愛かったぁ(≧∀≦)...
      どんちゃん、おつかれさまっ(^^)
      『がんばれベアーズ』ってアメリカの映画なんだねっ。いまレビュー見たけど子どもたちが可愛かったぁ(≧∀≦)
      ぴっちゃーの女の子のおしゃまなセリフと豪速球…
      あぁ、バッティングセンター行きたくなってきた
      (´∀`)

      みんみんさんの、わんこちゃん、お誕生日のご馳走食べたのかなぁ。モウソウチュウ(´-`).。oO可愛いなぁ
      2023/03/01
    • hibuさん
      松子さん、こんばんは!
      早速読んでいただき、これまた感動的なレビューに私はこちらでも涙が出ちゃう^_^
      ちょっとずつ自分は良くなっているとい...
      松子さん、こんばんは!
      早速読んでいただき、これまた感動的なレビューに私はこちらでも涙が出ちゃう^_^
      ちょっとずつ自分は良くなっているというティモシーのマインドが好きなんです♪
      素敵なレビューありがとうございました!
      2023/03/04
  • 愛する妻と息子を事故で亡くし、絶望の底にいる主人公に親友がかつて自分達も所属していた少年野球チームの監督を依頼するところから物語は始まります。

    そのチームの中にいた一番下手っぴな少年がいるのですが、その子が「自分は確実に良くなっている」「絶対、絶対あきらめない!」と何事にも全力で取り組む姿勢に監督のみならず、チームメイトまで感化されて、いつしかチームが同じ気持ちで戦えるようになる物語。

    終盤は涙なしでは読めません。私の中の邪悪な心が全て洗い流される感じです。
    感動しすぎて娘にプレゼントしたら、娘も感動してました!

    超オススメ!

    • 松子さん
      hibuさん、こんにちは(^^)
      感動しすぎて娘さんにプレゼントしたら、娘さんも感動してくれたなんて!素敵なご家族ですね。
      感動がすごく伝わ...
      hibuさん、こんにちは(^^)
      感動しすぎて娘さんにプレゼントしたら、娘さんも感動してくれたなんて!素敵なご家族ですね。
      感動がすごく伝わってきました。
      いつか読みたいです。メモしとこっ_φ(・_・
      2023/02/14
    • hibuさん
      松子さん、こんにちは!
      もうマジで鼻の奥が痛くなるくらい、泣きますので、通勤途中は危険です^_^
      松子さん、こんにちは!
      もうマジで鼻の奥が痛くなるくらい、泣きますので、通勤途中は危険です^_^
      2023/02/14
    • 松子さん
      外で読んじゃいけないやつですねっ
      了解です(^^)図書館で探してみます♪楽しみっ
      外で読んじゃいけないやつですねっ
      了解です(^^)図書館で探してみます♪楽しみっ
      2023/02/14
  • 絶望のどん底に落ち込んだ男が、リトルリーグの監督になりチームの「十二人の天使たち」との交流により人生を再生するお話。

    ===
    主人公のジョン・ハーディングは、まだ年若いがIT会社社長に抜擢されて、愛する妻と息子を連れて故郷のボーランドに錦を飾ったばかりだった。
    しかし突然の事故で最愛の家族を失う。
    閉じこもり銃をこめかみに当てたまさにその時に、かつての親友ビルが訪ねてくる。ビルはジョンに「自分と一緒にリトルリーグの監督を引き受けてくれないか」と申し出る。それはジョンを外の世界に出すための申し出でもあったのだ。
    ボーランドのリトルリーグは6つのチームがあり、2ヶ月かけて競い合う。ジョンは故郷に居た頃はリトルリーグでスター選手で、大学までは野球一色だった。しかし怪我で大リーグ入りを諦めていた。
    自分は何を目的に、誰のために生きていけばいいのか。ジョンはかつて自分も所属していたチーム「エンジェルス」の監督を引き受ける。
    亡くなったばかりの自分の息子と同じような年齢の少年たち。エースピッチャーのトッド、キャッチャーのタンク、そして誰よりも目を引いたのはティモシー・ノーブル。小柄で何をやっても一番ビリ。足は遅くヒットを打ったことはなくエラーばかり。しかしいつも笑っている。「ぼくは毎日あらゆる面でどんどん良くなっている!」「絶対、絶対、絶対、絶対、あきらめるな!」
    小さなティモシーはなぜこんなに強い気持ちを持っていられるのだろう?
    その前向きさはチームのメンバーにも伝わり、エンジェルスは「あきらめるな!」を合言葉に練習に、試合に励んでゆく。

    ===
    終盤の流れで…この展開は泣けるぞ、絶対泣けるぞ…と覚悟しながら読み進めた…


    二度のどん底を味わった人が生きる道を見出す心の動きがテーマですが、少年野球の試合は本当に爽やかで、勝敗も大事だけれどももっと大事なものを地域の人達で作り上げていることが分かり、子供たちに健全な心が育む様子が清々しいです。
    ジョンの心を一番捉えたティモシーは、あまりにもダメダメすぎるのにあまりにも前向きです。実は大変な秘密を抱えていたことが最後にわかるのですが…。
    ティモシーの心の強さは、最初はエラーばかりの彼を揶揄していたチームメイトも心から応援し、ティモシーがチームの中心でありムードメーカーになることも実に爽やか。


    そして出てくる人たちも分かり合える人ばかりでとても良い。
    失意で退職届を出したジョンを「出てこられるまで待ちます」という会社の人達、「うちのチームもあなたのチームも最高だ!」と少年スポーツに勝敗以上のものを見出すリトルリーグの監督たち、「あなたが悲しみで枯れ木になってしおれてしまうことをみたくありません」という掃除婦のローズ、ボーランドの人々を見守り続ける老医師のメッセンジャー先生、ジョンを引き上げともにチームを作るビル、そして死んでもなおジョンの心を支え続ける妻のサリーと息子のリック。

    読んでいても映像が頭に浮かぶような、音や風を感じるような文章なので映画化できるのではないかと思っていたら、映画、舞台になっているようですね。

  • 「世界中で最も多くの読者をもつ自己啓発書作家」の感動小説。世界有数のコンピューター会社社長に就任したジョン。地元で盛大に祝福を受けるが、そのわずか2週間後にはどん底に転落する。人生を閉じようとしたジョンのもとに、野球のリトルリーグ監督の話が舞い込む。愚直に努力すること、あきらめないことで、未来を変えることができることを命をもって伝えてくれる作品だった。【印象的な言葉】俺の希望と勇気の天使でいてくれて、これからもずーっと大好きだからな。俺が息を一つするたびに、お前への借りが、どんどん増えていくよ。

  • 「世界中で最も多くの読者をもつ自己啓発書作家」オグマンディーノによる小説。妻と息子を亡くし、生きる希望を失った主人公が、1人の勇敢な男の子に出逢い、生きる意味を探りながら人生を取り戻していくお話。

    私は子供の頃にこの本を読みましたが、この本と、アレックスシアラーの「青空のむこう」は、大人になっても読み返したい思い出の本です。

    責任やプレッシャーを背負い、人に気を遣い、いつの間にか泣くことも笑うことも減ってしまった大人たちに「感じる心」を思い出させてくれる一冊です。そして、スクリーンタイムが増えて、自分の気持ちをハッキリ言葉にして伝えることが減った今を生きる子どもたちにも、勧めたい本です。

  • 知人から勧められました。

    ティモシーは口癖のように言う。
    困難にぶつかったとき、
    絶対、絶対、絶対、あきらめるな!(絶対がいくつもつく)
    毎日あらゆる面で、僕は(自分は)良くなっている。
    あらゆる面で、。

    自分に言い聞かせよ、と訴えてくる。そういう意識を持とうと。
    とはいっても、打たれ弱い自分でありますが。

  • オグマンディーノ晩年の作品。生きる勇気をもらえます。

  • 最愛の妻と息子を自己で亡くしたジョン・ハーディング。絶望に押しつぶされた彼は拳銃に弾を込め、今まさに命を絶とうとしていました。彼をこの世につなぎ留めたのは、かつてリトル・リーグで一緒だった親友のジョンでした。ビルはジョンをとある場所に連れていき、ジョンに一つの依頼をします。それはかつて二人が青春を過ごしたリトルリーグのチーム、エンジェルスの少年たちのコーチを引き受けて欲しいというものでした。その依頼を引き受けたジョンは、ティモシーという一人の少年の姿に気になるものを感じ始めます。というのも、ティモシーは他の子に比べて守備も打撃も得意で無いにも関わらず、誰よりもひたむきにプレーを楽しんでいるように見えたからです。そして開幕するリトルリーグ、奮闘の結果もむなしくエンジェルスは優勝候補のヤンキースに負けてしまいます。メンバーの誰よりも悔しがるティモシーに、ジョンは今は亡き息子のグローブを預けました・・・。

    オグ・マンディーノの涙の名作である本書を読むのは何回目でしょうか・・・。悲願の優勝を達成するエンジェルスの栄光の裏に垣間見せるティモシーの想いには、分かっていても感動を禁じ得ないものがあります。結局主人公のジョンは悲しみの体験をリフレインすることになったのかもしれませんが、一回り人間的な強さの備わった彼の生き様を通じて、積極的な自己暗示の重要性を再確認することになりました。加えて、真剣に頑張っている人が周りの人に勇気と力を与えると言う本書の描写から、私自身のふだんの人間関係からにも痛感する物も感じさせるのです。

    本書を読んで私は、人は心の持ちよう次第でどんな状況からでも立ち直れるんだなぁ・・・と物語をとおして痛感することになりました。毎日を大切にし、生きるために全力を尽くすことのかけがえのなさを再認識させてくれる一冊です。

  • めちゃめちゃいい本やった、、泣けた。
    私はあらゆる面でどんどん良くなっています

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