旅する小舟

  • 求龍堂 (2021年11月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (96ページ) / ISBN・EAN: 9784763021281

作品紹介・あらすじ

これは小さな紙の舟が大海原を超えていく旅を描いた、文字のない絵本。

鬱蒼と生い茂る森を抜け、葉っぱの影をくぐり、氷山の間を、魚たちの集団を通り抜け、嵐や大波に飲まれそうになりながら、恐ろしい海の怪物たちの間も抜けて進む小舟。

小さな舟はいつも独りぼっち。

でも、独りだからこそ、波の上にも下にも広がる驚異的な自然の美しさ、素晴らしさに気づくことができる。

大人の読者も子どもの読者も、成長することや学ぶこと、そして人生のアップダウンや苦楽についても、この静かで力強い物語から大いなるインスピレーションを得られるだろう。

感想・レビュー・書評

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  • 一本のペンだけで描かれる文字のない絵本。
    美しく、不気味で、緻密に描かれた世界に圧倒されて、本を開くと思わず感嘆してしまう。
    まず、広大な海のなかで、小舟の旅の始まりの予感にワクワクするが、ページを捲ると見たこともない海の生きものや怪物も出てきて、少し不気味な雰囲気が漂い出す。
    ふと、子どもの頃は世界を知らなくて、人生の旅において、得体の知れない未知との遭遇、何が待ち受けるかわからない恐怖があったよなぁと思い出された。
    いろんな経験をしながら旅は続いていく。
    どこに向かっているの?なにを探し求めているの?小舟に託された思いって?そんな疑問もどこかにいってしまうほど、美しい世界に惹き込まれていった。
    旅先で見たさまざまな景色、出会い、出来事に、ときには傷つくこともあるが、それも含めて、旅のすべての体験が自分だけのもの。
    もう旅する前の自分には戻れない。そう感じるほど、小舟はいろんな世界を知ったと思う。外観は変わらないように見えるが、旅の経験を思うと、小舟の姿がたくましく感じられた。

    • 1Q84O1さん
      ひろさん
      こんにちは!
      なんだか面白そうな絵本ですね
      興味を惹かれます♪
      文字がない絵本って想像力が膨らむのでいいですよね〜
      ひろさん
      こんにちは!
      なんだか面白そうな絵本ですね
      興味を惹かれます♪
      文字がない絵本って想像力が膨らむのでいいですよね〜
      2024/03/23
    • ひろさん
      1Qさん、こんにちは♪
      文字のない絵本、いいですよね(*ˊ˘ˋ*)
      ふたりが紙で小舟を折るところから始まるのですが、そこからもう惹き込まれま...
      1Qさん、こんにちは♪
      文字のない絵本、いいですよね(*ˊ˘ˋ*)
      ふたりが紙で小舟を折るところから始まるのですが、そこからもう惹き込まれました。
      子どもならどう感じるのか気になりましたが、あまり興味をそそられないようでした、ざんねん。笑
      1Qさんも機会があればぜひぜひ~(◍´꒳`)b
      2024/03/23
    • 1Q84O1さん
      ありゃ!?
      おチビちゃんたちは興味をもたなかったのですね…(^.^;
      残念…
      最近、あまり絵本を読んでないですがこの作品は要チェックですね!
      ありゃ!?
      おチビちゃんたちは興味をもたなかったのですね…(^.^;
      残念…
      最近、あまり絵本を読んでないですがこの作品は要チェックですね!
      2024/03/23
  • 文字のない絵本、というよりしっかりと芸術を見た…と言ったほうがしっくりくる。

    見開きも見返しも、こんなところまで…というほどしっかりと描かれている。
    カラーは一切なくて白黒の世界を描いている。
    それでも色を入れてるような気になるのは、緻密なせいだろうか。想像がそうさせるのだろうか。
    凄く細かな線が、精緻に執拗に重ねられていて圧倒するほどである。
    まるで取り憑かれたかのようにじっと見いってしまう。
    これでは次のページへなかなか進まないぞ、と何度も思いながらゆっくりと捲る。


    2人が大きな紙を折り、小舟を作る。
    小舟は海に放たれ、そこから独りで冒険の旅へ〜。
    文字がないので想像の世界でしかない。
    それも想像を絶するほどの世界である。
    これは…何もの⁇という未知なるものが数多くあり、驚きや怖さ、ワクワクや緊張、など一冊の絵本にさまざまな感情がわきおこる。
    不思議な体験というより、もっと壮大なものを感じた。



    以下原文のまま。

    岸本佐知子さんの訳によるとこの本で伝えたかったテーマは「弱さ」と「勇気」だ、と作者は語る。
    私たちは紙の小舟のように非力で弱いが、それでも世界に乗り出していく勇気は大切だ、と。
    象徴的なのは、海底油田の掘削現場から逃げ出したロボットを小舟が命がけで救出するシーンだ。
    海も空も黒々と染める巨大な油田と小舟の対比は絶望的なほどだが、小舟の勇気はひとにぎりの希望でもある。


    • ちぃさん
      こんにちは。
      なるほど!あのシーンは小舟が助けているところだったんですね。
      そこのところがちゃんと理解できていませんでした。
      解説ありがとう...
      こんにちは。
      なるほど!あのシーンは小舟が助けているところだったんですね。
      そこのところがちゃんと理解できていませんでした。
      解説ありがとうございます。
      2024/03/28
    • 湖永さん
      ちぃさん こんばんは。

      文字のない絵本は、自分の感じるままの解釈になってしまいますが、それでも良いのかなと思っています。
      最後に解説がある...
      ちぃさん こんばんは。

      文字のない絵本は、自分の感じるままの解釈になってしまいますが、それでも良いのかなと思っています。
      最後に解説があるとなるほどなぁと思うのですがね。
      2024/03/28
  • 文字の無い絵本

    ひと度ページを開けばモノクロで描かれた風景や奇妙な生き物たちが目に飛び込んでくる
    「目が釘付けになる絵」は圧巻


    二人の人物が、一枚の紙から一艘の小舟を折る
    小舟は海に放たれ、大洋をたった独りで旅に出る
    そこから数々の冒険と出会いを経たのちに、目的地とおぼしき、とある街の港にたどり着くというストーリー


    私たちは紙の小舟のように非力で弱いが、それでも世界に乗り出していく勇気は大切だ
    と、作者がこの本で伝えたかったテーマは「弱さ」と「勇気」だそうです

    しかし、私が感じたのは、未知の世界に向かっていく「強さ」と「挑戦」だ
    文字が無いということで、読み手の想像によって感じ方は様々ではないだろうか


    ペーター・ヴァン・デン・エンデは2019年に本書で鮮烈なデビューを果たし、大きな話題になったそうです
    今後の作品が気になります♪

    • 1Q84O1さん
      ultramanさん
      ……。
      ultramanさん
      ……。
      2024/04/10
    • 1Q84O1さん
      ひろさん
      また素敵な作品を紹介してくださいね♪
      楽しみにしています(*^。^*)
      ひろさん
      また素敵な作品を紹介してくださいね♪
      楽しみにしています(*^。^*)
      2024/04/11
    • ultraman719さん
      1Q8401
      1Q840
      1Q84
      1Q8
      1Q
      1


      ✩°。⋆⸜(ू˙꒳​˙ )໒꒱
      1Q8401
      1Q840
      1Q84
      1Q8
      1Q
      1


      ✩°。⋆⸜(ू˙꒳​˙ )໒꒱
      2024/04/11
  • まず、なんといっても全編モノクロで構成された、幻想的で緻密な世界観が素晴らしく、絵本というよりはアートを見ているかのような細かい描き込みに、ついつい読む手を止めては、じっと見入ってしまいます。

    その素晴らしさは、魚のような生物の擬態しているかのようにも見える、丁寧で想像力を促させる圧倒的な筆力と、様々な動物系の恐ろしくもユーモラスで奇妙な存在感も同様です。

    物語は、二人の謎の男(?)が折り上げた小舟が世界中を航海する内容で、その旅路は私たちの人生同様、様々な生物たちや美しい景色との出会いに、アクシデントやハプニング、環境汚染を訴えていたりと(鳥たちの落ちていく描写は見ていて、とても痛々しかった)、波瀾万丈で興味深いです。

    また、それ以外にも絵の端々に描かれている、ふと目に留まる興味深いものであったり、全編文字のない絵だけの展開ということもあって、見ただけでは理解に苦しむような不思議な出来事もあったりと、航海が人生の表の道だとするならば、それとはまた違った好奇心に溢れた裏道のような、読んだ人それぞれが思い思いの想像力で楽しめる、味わい深い要素もあります(最初の二人が再登場していることとか)。

    読み直してみると、改めてしっくりくるように思われる、モノクロの世界。

    そこには確かに光も闇も存在し、まるで往年の名作映画を鑑賞した気分だが、私の中ではそれが自分の心の中や精神世界のようにも思われてきて、そこでの出来事には幻想的な恐怖や奇妙な謎もあったが、それでも物語自体に結末をつけていることによって、先の見えない航海を続けているような人生にも、その意味を見出せる結末があるのではないかと、そんなひと筋の希望の光を感じさせられた物語でした。

  • 図書館で予約をして手元に届くまでの順番待ちの間に、上野駅構内のオサレな文具屋さんで文具達の背景としていい感じに陳列されているのを見かけた。
    さほどよく見かける本でもなかろうに。
    こういう共時性にはほんと驚く。

    さて本書は文字のない絵本。
    『漂流物』で初めて文字のない絵本を読んだが、あちらは文字がないながらもストーリーがわかり易く、アテレコもさほど難しくなかったが、こちらはなかなか。
    息子に読み聞かせするも、果たしてうまく物語になっていたかどうか怪しいもの。

    どちらかというと、このなんとも不思議な世界観の絵そのものを音なく味わいながら小舟と共に進んでいく方が正解なのかもしれない。

    想像していたのとは違った角度の独特な画風で、ともすると奇妙を通り越してグロテスクとすら感じる絵も。
    それでも、息子は魚の巨人が立っている姿に「二足歩行!」とか言ってYouTubeのゲーム実況で仕入れてきたとしか思えないワードを使ってはしゃいでいました。
    総じて楽しかったです。

    本書を登録しようとして、訳者に岸本佐知子氏の名が。
    文字ないのにどこを訳した!?と疑問に思いつつも、世界観がマッチしており、妙な箔を与えていると感じた。

    • 111108さん
      fukayanegiさん、お返事ありがとうございます!

      なるほど、解説でしたか。そして日本での刊行を持ちかける仕掛け人なんですね。それなら...
      fukayanegiさん、お返事ありがとうございます!

      なるほど、解説でしたか。そして日本での刊行を持ちかける仕掛け人なんですね。それなら堂々と名前出ててもおかしくないですね。岸本さんのエッセイが好きなのでこちらも読んでみたいです。

      図書館の本では見たくても見ることが出来ないことってありますね。カバーと本体の表紙絵が違うとか‥もどかしいですねよね。
      2022/06/27
    • fukayanegiさん
      111108さん

      岸本さんのエッセイ面白いですよねー。
      ちょっと独特な画風ではありますが、あのめくるめく妄想と共鳴するような世界観を体験で...
      111108さん

      岸本さんのエッセイ面白いですよねー。
      ちょっと独特な画風ではありますが、あのめくるめく妄想と共鳴するような世界観を体験できること請け合いです。
      是非。
      2022/06/27
    • 111108さん
      fukayanegiさん

      岸本さんの妄想と共鳴する様な絵本、楽しみです♪
      fukayanegiさん

      岸本さんの妄想と共鳴する様な絵本、楽しみです♪
      2022/06/27
  • モノクロの文字のない絵本。
    なのに、じっくりと長い旅をしたような、
    そんな気分にさせてくれる絵本だった。

    最初から最後まで
    細いペンで描いたような、びっしりと隙間のない細かい絵に圧倒される。
    絵の中に登場する紙で折られた小舟の白い色が、
    不安をかき立てられるような海の生きものや想像上の生きものたちの中で、くっきりとした印象を放っている。

    読んでいる間ずっと、なんとも言えない
    奇妙で落ち着かない気持ちだった。
    わたしにとっては、癒される作品、というよりかは
    気持ちを揺さぶられる本だった。
    読み終えて、あ、いや、見終えて
    ようやくほっとできた。

    • ひろさん
      ちぃさん、こんばんは♪
      さっそく読まれたのですね!長旅おつかれさまでした(*^^*)
      緻密に描かれた世界観で圧倒されますよね。
      私も、癒され...
      ちぃさん、こんばんは♪
      さっそく読まれたのですね!長旅おつかれさまでした(*^^*)
      緻密に描かれた世界観で圧倒されますよね。
      私も、癒される絵本ではなかったです( ^_^ ;)美しさと不気味さと、感情でいうと恐怖が大きかったと思います。
      ちぃさんの素敵な感想を読めて嬉しかったです♪
      ありがとうございます。
      2024/03/28
    • ちぃさん
      ひろさん、すてきな絵本を紹介してくださって
      ありがとうございます。
      最近はすっかり絵本コーナーから足が遠のいてしまっていたので、久しぶりの絵...
      ひろさん、すてきな絵本を紹介してくださって
      ありがとうございます。
      最近はすっかり絵本コーナーから足が遠のいてしまっていたので、久しぶりの絵の世界にワクワクしました!
      そしてその久しぶりの絵本がこの作品でしたから、さらに衝撃がすごかったです。
      図書館に返却するまでに、また何度かページをめくって
      気持ちに変化があるか、何か発見できるか
      確かめたいです。
      2024/03/29
    • ひろさん
      ちぃさん♪
      久しぶりの絵本の作品がこちらだったのですね!
      それはけっこう衝撃だったと思います(๑°ㅁ°๑)
      ちぃさんのレビューで私もまた読も...
      ちぃさん♪
      久しぶりの絵本の作品がこちらだったのですね!
      それはけっこう衝撃だったと思います(๑°ㅁ°๑)
      ちぃさんのレビューで私もまた読もうと思いました♪
      ありがとうございます。
      2024/03/29
  • 謎の人物たちが作った折り紙の小舟の幻想的な旅を描く、モノクロで統一された文字無し絵本です。
    大海原を紙製の無人船が漂い、弄られ、沈み、そして…。
    不思議な海洋生物たちには知性が感じられ、人間か何かによる高度な文明の存在、様々な生物の共存が実現している町、色々な世界観が盛り込まれています。
    謎が多く残る内容ですが、心が洗われる感覚を得ました。
    ショーン・タン著の文字無し絵本『アライバル』に通ずるものも個人的に感じました。

  • 世界観は最高だ。
    ただ、リアルな魚の集合体が私は苦手で…
    虫とか魚とか鳥(の足)とかがすごく苦手な私には合わなかった。
    でも、魚が苦手(調理済みのものを食べるのは好き笑)というだけで、絵本の素晴らしさは私にもわかった。

    活字中毒としては、文字、言語はすごく大切だが、文字や言葉がないことで奥ゆきが広がることもこの絵本で感じる。

    • 1Q84O1さん
      せりぐまんさん、読まれたんですね〜
      けど、魚が…!ですかw
      よし、今度は魚出てこないやつを探して見ますね〜www
      せりぐまんさん、読まれたんですね〜
      けど、魚が…!ですかw
      よし、今度は魚出てこないやつを探して見ますね〜www
      2024/04/13
    • せりぐまんさん
      1Qさん、コメントありがとうございます!
      絵本コーナーではなく画集コーナーにありました。芸術ですね。

      そうなんですよー
      私、虫とか魚とかぶ...
      1Qさん、コメントありがとうございます!
      絵本コーナーではなく画集コーナーにありました。芸術ですね。

      そうなんですよー
      私、虫とか魚とかぶつぶつとかが苦手で(笑)
      ゾワゾワしました。笑
      また紹介してください!
      2024/04/14
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「NYタイムズ」ベストブックにも選出! 文字のない絵本『旅する小舟』 | ananニュース – マガジンハウス
      https://ananwe...
      「NYタイムズ」ベストブックにも選出! 文字のない絵本『旅する小舟』 | ananニュース – マガジンハウス
      https://ananweb.jp/news/386466/
      2021/12/08
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      『旅する小舟』 線に宿る「人間の気配」 評・最果タヒ:朝日新聞デジタル
      https://www.asahi.com/articles/ASQ...
      『旅する小舟』 線に宿る「人間の気配」 評・最果タヒ:朝日新聞デジタル
      https://www.asahi.com/articles/ASQ1H4Q03Q14UCVL006.html
      2022/01/16
  • 文字のない、全ページ絵に圧倒される本です。何者かが折った紙の舟が、海原を進んで行く、その途上で出会う世界の途方もない不可思議さ! 自然界も、人工の構造物も、分かち難く溶け合う世界観! モノトーンの線画は気の遠くなるほどの緻密さ! ラストは「帰宅」のように私には見えて、(そうじゃないかもしれませんが)ほっこりしました。

  • 紙の小舟が海に放たれて壮大な旅に出る、モノクロで書かれた文字のない絵本。これはペン画?すごく繊細で圧倒されました。文字がないから想像が膨らむし、ショーン・タンやゴーリーが好きな方にはオススメ。

  • 一字の文字も説明もない、モノト-ン基調の細密画絵本。 人間の姿をした青年と海の怪人(?)の造った折り紙の小船(?)が、大海原を漂いながら、氷山の間を、得体の知れぬ恐ろしい海の怪物たちの間を抜けて進む不思議な航海・・・波の上にも下にも広がる大自然の驚異、不気味さと神秘的な美しさに酔い痴れながら、見る者のインスピレーションを掻き立てて静かで荘厳なスト-リ-が駆け巡る・・・。

  • 表紙と帯に惹かれて。本当に美しく繊細。
    モノクロで表現される絵に魅了された。
    お気に入りの絵本の1つになりました

  • 2人の人物が、1枚の紙から一艘の小舟を折りあげる。小舟は、大西洋や太平洋をたった独りで旅に出る。途中で出会った魚や動物や怪物、建物、船などが、モノクロで細かく描かれた文字なし絵本。
    ※星空やオーロラなどはきれいだが、出てくる生き物が気味が悪い。でも、ここまで細かく描かれていることに感心する。

  • 白黒の世界。もひとつ違う世界にいざなわれる。

    少年? と 角のかぶりものをした黒マントの男が、体より大きな紙でカブトのような船を折る。船は海に行き、大渦にのまれ、下水も通り、最後は? 戻った? のかな? 文字が無いので・・ 文字は無いけどSFを読んでいるような気分。

    求龍堂の著者紹介。
    ペーター・ヴァン・デン・エンデ
    1985年、ベルギーのアントワープ生まれ。
    芸術が大好きな子ども時代に様々なデザイン技術を学んだ。高校卒業後は生物学を学び、ケイマン諸島で2年間、ネイチャーガイドとして働く。
    2019年、本書で鮮烈なデビューを果たし、2020年の〈ニューヨーク・タイムズ〉と〈WSジャーナル〉のベストブックに選ばれた。

    トム・ヨークの「ジ・イレーザー」というCDジャケットを思い浮かべました。特に波。こちらの絵はスタンリー・ドンウッド。


    2021.11.18初版 図書館

  • 文字のない静かで壮大な絵本。白い紙を折ってつくった一隻の小舟の旅路は、読み手の数だけ受け取り方があり、人生そのものを眺めているような気持ちになった。

  • 文字のないモノクロの絵本
    白から黒まででこんなに深く広く表現ができるのかと驚く
    ページの隅々まで細かいタッチの世界が広がり引き込まれる

    小舟を追いながら、独特な生き物?に戦きながら、イメージが膨らむ
    自分の中のどこかが刺激される

    訳者の解説を読んで、読み返した

  • 線描画にもほどがある脅威の絵本。どのページも眺めていると感動とは違う部分で心が揺さぶられる。

    トークイベントで、求龍堂さんが日本版を出すにあたっての紙質や印刷のこだわりなどを話されていたので、この作品がちゃんと愛され、大事にされて出版されたのだということがよくわかった。

  • 何十年振りに絵本を読んだ。
    でも絵はあるが言葉は無い。
    繊細な線で描かれた、白と黒の世界
    美しく幻想的でまるで自分も海の中の
    をただよっている様だ。
    絵本の海や世界は果てしなく何処までも
    続き、白黒の世界に夜の帷や星の煌めき
    さえ見えてくる不思議。
    小舟の行き着いた先は誰もが
    心に持っている温かな場所だ。

  • 月イチ絵本。
    わからん。
    全然わからん。
    だがスゴい。
    なんかスゴい。
    ストーリーはあるのかないのか?
    テーマはあるのかないのか?
    わからん。
    最初に小舟を作ったのは誰?
    神と悪魔?
    小舟の旅する意味は?
    いそうな生物といなさそうな生物。
    小舟は小さいの大きいの?
    最後は何?
    旅した小舟は人間になったの?
    いや人間じゃないものなの?
    迎えに来たのは誰?
    何?
    いったい何?
    何もわからん。
    だが何回も読みたい。
    たぶん何回読んでも何もわからんけど。
    わかる必要はないのかもしれない。

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著者プロフィール

1985年、ベルギーのアントワープ生まれ。芸術が大好きな子ども時代に様々なデザイン技術を学んだ。高校卒業後は生物学を学び、ケイマン諸島でネイチャーガイドに従事。本書で鮮烈なデビューを果たし、2020年のニューヨーク・タイムズ・ベストブックに選ばれ、大きな話題になった。

「2021年 『旅する小舟』 で使われていた紹介文から引用しています。」

岸本佐知子の作品

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