赤毛のアンのカントリーノート

著者 :
  • 求龍堂
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本棚登録 : 17
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (111ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763083142

感想・レビュー・書評

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  • 図書館に行くとこの本の背表紙が目について(なにせ30cmの本)ずいぶん昔から存在は知っていたのですが、今回初めて手に取ってみました。カントリーノートという題名からちょっと浮ついたものを想像していたのですが、アンの物語に引き込まれた著者、塩野氏のアンの世界が広がっていました。とにかく大きい写真がいいです。

    「アヴォンリー街道をだらだらと下ってゆくと小さな窪地に出る」
    「リンド夫人の門口を通るときには、川の流れでさえも行儀作法に気を付けないわけにはいかない」

    これらアンの文(村岡花子訳のもの)に写真が大きく載る。写真と文がとてもマッチして、プリンスエドワード島のアンの世界が広がっている。

    塩野米松氏の文と構成で、和田悟氏の写真。
    塩野氏の、”わたしの「赤毛のアン」の住んでいた島に対する私の勝手な思い込み” を現実化すべく和田氏に写真をお願いして島を歩き回った、とあります。村岡花子氏に感謝とあるので、塩野氏は村岡訳のアンにとりこになったのでしょう。


    1983.9.26第1刷 1985.6.20第2刷 図書館

  • 写真見て、又いい所だなあーと
    でも1人では住めないよなあーと

  • 読めば読む程
    赤毛のアンを読みたくなった。
    (まだ読んだことがない)

    ただ、この本は
    赤毛のアンが大好きで
    知りつくしている人向けかも。

    綺麗な写真は見ているだけで心が癒されワクワクした。
    いつかプリンス・エドワード島に行ってみたい。

  • アヴォンリーの背景となったプリンス・エドワード島の村の風景や、グリーン・ゲイブルス・ハウスの中の様子、当時の学校などが美しい写真で紹介される。プリンス・エドワード島の地図や、アンの物語に登場する植物の図鑑も掲載される気軽な副読資料本。

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著者プロフィール

1947年秋田県角館町(現仙北市)生まれ。作家。東京理科大学理学部応用化学科卒業。アウトドア雑誌の編集に携わるかたわら執筆活動に入る。小説で芥川賞候補4回ノミネート。『木のいのち木のこころ』『失われた手仕事の思想』『手業に学べ』『大黒柱に刻まれた家族の百年』など、聞き書きによる著書を多く著す。2003年に絵本『なつのいけ』(絵・村上康成)で日本絵本賞大賞受賞。1950~60年頃の子どもたちの生活を描いた絵本『おじいちゃんの小さかったとき』(絵・松岡達英)がある。他に『正吉とやぎ』など。

「2022年 『少年時代 飛行機雲はるか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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