阿片

  • 求龍堂
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本棚登録 : 27
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (155ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763094124

作品紹介・あらすじ

愛弟子ラディゲの死にショックを受けたコクトーは、やがて阿片を常用するようになる。たびたびおとずれる禁断症状の中、幻覚に苦しめられながらも自己をみつめ、見事に結実させた20世紀文学の傑作。これは魂の告白の克明な記録であり、コクトー芸術の源泉ともいうべき記念碑的作品である。

感想・レビュー・書評

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  • 同シリーズの『わが魂の告白』同様、こちらは金色のカヴァーが美しい大型本。最愛の友ラディゲを失った悲しみから阿片中毒に陥ったとされるコクトー。治療のための2度目の入院中のノートとデッサン集。訳者あとがきによると、その後のコクトーは、中毒をおこさない程度に、阿片との「ほどほどのつきあい」を身につけていた、とのこと。訳者・堀口大學が、自らの旧訳に「完膚なきまでの加朱改訂をほどこした新訳、……(中略)……、どうぞご愛読を!」(昭和47年)と太鼓判を捺すこの書、愛読書にしたい。

  • 感覚を直接引っ掻かれるような感じです。阿片中毒者はなんというものを見ているのか…「怖るべき子供たち」について、私の体験したあのとてつもない世界をコクトーが証明してくれた   装丁が可愛いキンキラ

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著者プロフィール

(1889年7月5日 - 1963年10月11日)フランスの芸術家。詩人、小説家、脚本家、評論家として著名であるだけでなく、画家、演出家、映画監督としてもマルチな才能を発揮した。前衛の先端を行く数多くの芸術家たちと親交を結び、多分野にわたって多大な影響を残した。小説『恐るべき子供たち』は、1929年、療養中に3週間足らずで書き上げたという。1950年の映画化の際は、自ら脚色とナレーションを務めた。

「2020年 『恐るべき子供たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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