なぜ、「これ」は健康にいいのか?

著者 :
  • サンマーク出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763130396

感想・レビュー・書評

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  • ●自律神経は「交感神経系」と「副交感神経系」の二種類に大別される
    ●自律神経:内臓や血管の機能をコントロールする神経。
     交感神経が体を支配すると体はアクティブな状態になる
     副交感神経が支配するとリラックスした状態になる
    ●体がもっともよい状態で機能するのは、交感神経も副交感神経も両方高いレベルで活動している状態のとき
    ●交感神経活動レベルが異常に高く、副交感神経活動レベルが極めて低いときに病気になりやすい
     逆の場合はうつ病の傾向にある
    ●副交感神経を高い状態に保つことが健康な人生を生きることにつながり、自分の能力を最大限に発揮できるように導いてくれる
    ●自律神経のバランスよくコントロールするポイントは「ゆっくり」
     「ゆっくり」を意識し、ゆっくり呼吸し、ゆっくり動き、ゆっくり生きる
     →下がり気味の副交感神経活動レベルが上がり、自律神経のバランスが整い始める
    ●自律神経を意識的にコントロールすることをしなければ、人生の質は10年でおよそ15%ずつ低下していく
    ●夏は副交感神経が優位になりやすく、冬は交感神経が優位になりやすい傾向がある
    ●交感神経が優位になると顆粒球(白血球の一種)が増え、副交感神経が優位になるとリンパ球が増える
     秋から冬にかけて交感神経が優位になるので顆粒球が増えリンパ球が減るが、「リンパ球の減少」がウイルスや細菌への抵抗力を下げてしまうので風邪やインフルエンザなど感染症を発症しやすくなる
    ●無呼吸の状態は体にとってはかなりリスキーな状態。→抹消の血流は呼吸が止まった瞬間に低下してしまうから
    ●健康効果を望むなら、ウォーキング程度の軽い運動で十分。きちんと横隔膜を上下させて行う「深い呼吸」をしながら行える運動がいい
    ●「背筋を伸ばしてゆっくりと歩く」のは自律神経のバランスを安定させる最高の歩き方
    ●「背筋を伸ばす」のがいいのは「気道」が開くから。気道が開くと呼吸をしたときに肺に入ってくる酸素の量が増える
    ●入ってくる酸素の量が増えると抹消の血管が拡張し、隅々の細胞にまで血流とともに酸素と栄養が行き渡るので全身の動きがよくなる
    ●あせるとミスが増えるのは「せかせかした動き」が副交感神経を低下させ自律神経のバランスを崩してしまうから
    ●ヨガが健康にいいのは、深い呼吸を通じて自律神経のバランスを整えるから
    ●心臓から遠く、もっとも血流が悪くなりやすい足の裏をマッサージすることで毛細血管に生じた血流の停滞、「うっ血」が解消される。
     これによって栄養の供給と老廃物の排泄がスムーズにいくのでむくみがとれ、全身の体調もよくなる
    ●血流が悪化すると、血液の質そのものが低下する=赤血球が変形したりくっついたりする
    ●腸内細菌のバランスをよくする乳酸菌を意識的に多く摂取し善玉菌を増やすと、血液がきれいになり自律神経のバランスも整いやすくなる
    ●交感神経は「緊張・興奮」、副交感神経は「余裕・安心」
    ●30分早く目的に到着するなど、30分の「余裕」がその日一日の自律神経を安定させる
    ●いつも時間に追われるような行動をしていると、交感神経が上がった状態のまま副交感神経が下がりっぱなしとなり、精神的健康のみならず身体的健康さえも害していく
    ●食後に眠くならない食べ方のポイント、一つは「食前に300~500cc程度の水を飲む」、もう一つは「腹八分目の量を、できるだけゆっくり時間をかけてとる」こと
    ●朝の運動より夕食後の「最低30分の散歩」がベスト
    ★4つの準備運動
     【手の先を持って体制を伸ばす】
      ①まっすぐ立って足を肩幅に開く
      ②両腕を上に上げ右手のなるべく先の部分を左手でつかむ
      ③そのまま右手の体制を伸ばすように右手を左手で引っ張りながら、上体をできるだけ左に倒す
       このとき呼吸は、上に伸びたときに息を吸い、体を倒しながらゆっくり息を吐く
      ④右側が充分に伸びたら、つかむ手を替え左側、まっすぐ上方向にも同様に行う
     【手の先を持って横に伸ばす】
      ①まっすぐ立って足を肩幅に開く
      ②両腕を前に出し、右手の先の部分を左手でつかむ
      ③そのまま右腕を左手でできるだけ左側に引っ張る
       この動きも引っ張るときに息を吐くように、呼吸と合わせて行う
      ④右側が充分に伸びたら、つかむ手を替え左側も同様に行う
     【肘を固定して手首を回す(肩甲骨の運動」】
      ①背筋を伸ばし、右腕を前に出し、肘を手首が上になるように直角に曲げる
      ②右肘を左手でつかみ、位置を固定する
      ③そのままの位置で右手首をグルグルと回す
      ④腕を替えて、左手も同様に行う
     【反対側の膝の上で足首を回す(股関節の運動」】
      ①座った上体で、右足首を左膝の上に軽く乗せる
      ②その状態で右の足首をグルグルと回す
      ③足を替えて、左足も同様に行う
    ●緊張したとき、深呼吸をすると心が落ち着くのは抹消の血流量が増加するため
    ●心に余裕があったり安心したりしているとき、人の呼吸はゆっくり深くなるが、緊張すると無意識のうちに速く浅い呼吸に変わります
    ●一流の外科医は決して呼吸を止めない。彼らは呼吸を止めるのではなく、呼吸のリズムに合わせて指先を動かす
    ●緊張したときは「空を見上げる」「まわりの草木を眺めてその匂いをかぐ」
    ●緊張したときやあせったときは「ゆっくり息を吐く呼吸」をし、やる気が出ないときは「速く短く息を吐く呼吸」をすることで自律神経のバランスを整えることができる
    ●笑うと副交感神経は上がる
    ●心の底から楽しいと思えなくても、口角をちょっとあげて笑顔をつくれば、それだけで副交感神経は上がってくれる
    ●怒ると交感神経が過剰に緊張し、血管が収縮し血球破壊が生じるので、血液がドロドロに汚れる
    ●イラついているなと感じたときや、あせっているときほど「ゆっくり」運転する
    ●「ゆっくり、早く」

  • 電車の中吊りで発見しサンマークの電子書籍で購入した。通勤途中の電車の中でiPhoneを使って読むのははじめてだったが、意外にすらすら読み進めることが出来た。

    この本では「副交感神経を高い状態に保つこと」が健康な人生を生きることにつながり、自分の能力を最大限に発揮できるようになる、ということを説明している。
    では副交感神経を高めるのに大事なことはなんなのかというと、「ゆっくり」ということを心がけることだという。何故なら自律神経を精神状態のバランスで表すと、交感神経=「興奮、緊張」で副交感神経=「余裕、安心」だからである。

    また自律神経を確実にコントロールするには呼吸をコントロールすることであるらしい。ゆっくりとした深い呼吸をすると副交感神経を刺激するので、血管が開き、末梢まで血流がよく流れるので筋肉が弛緩し、リラックス出来るのだそう。そのため呼吸を深く行うヨガも副交感神経を高めるいい運動なのである。確かにヨガをやったあとは本当にリラックスして不思議なことにやる気がみなぎる感覚があるが、それは深い呼吸をするため副交感神経を刺激しているからだと納得した。

    最近なんだかやる気でないなーとか、睡眠もとって元気なはずなのになんか疲れを感じる、という方に読んでいただきたい。

  • 歳を重ねてくると病気なんてなりたくないと常々思います。
    それは誰でもが思っていることですが、
    いくら健康に気を遣けていても、病気になりやすい人と
    なりにくい人がいます。
    その違いはいったいどこが違うのかというところから始まります。

    作者は医者であり大学病院で臨床医として勤務し、研究をしてきた方です。
    そこで辿りついたところが「自律神経系」です。
    自律神経の研究の成果から編み出したトレーニング方法を
    取り入れて、トップアスリートや芸能人などにここ一番という時に
    力がおおいに発揮多いに対処法を教えています。

    自律神経はご存知の通り交感神経系と副交感神経系があり、
    この二つのバランスが良い時が身体が良い状態であることが分かるそうです。

    自律神経をコントロールするにはとにかく、
    ゆっくりを意識し、ゆっくり深呼吸、ゆっくり行き、ゆっくり生きる
    ということが大切だということがこの本でよく分かります。

    昔からの良い伝えや無意識に行動をしていることなどは
    利にかなっているのだなと改めて思いました。
    中でも驚いたのが怒れば怒るほど血液はドロドロに汚れるてしまい、
    それによって身体全体が不調を招くことになってしまうことです。
    そしてどんなに辛い状況におかれても、口角を上げて
    笑顔を作ることで全身がリラックスするそうです。

    他にも色々なケースが掲載されていて、
    準備体操は無駄なものが多いのでたった4種類だけをすれば
    良いという効率的で効果のあるものが紹介されていて、
    これだと無理もなく出来るのが本当に良いと思います。

    今まで当たり前だと思っていたことを
    また再認識させられて、さらに目から鱗の事が載っているので
    とても参考になりました。

    何かと慌しい現代ですが、その中でも焦ることなく日々を送れたら良いなと思いました。

  • 小林弘幸先生の本は四冊目です。
    立て続けに二冊読みました。

    この本がいちばんいいと思いました。
    実際、レビュー数も多いですね。

    体の中がどうなっているのか、という具体的な説明がとても面白くてわかりやすかったです。

    いいたいことはだいたい同じです。
    自律神経を整えること。腸を整えること。
    呼吸。笑顔。ゆっくり。お水。

  • 「自律神経失調症」っていうのは、原因不明って意味だと思ってた。違ったのね。

    自律神経を良くする行動メモ
    ・しっかり睡眠を取る
    ・朝起き掛けに1杯の水を飲む
    ・食前にもまず、水を飲む
    ・常に余裕を持てるよう、30分前行動する
    ・口角をあげる、笑う
    ・ゆっくり早くを心がける
    ・整腸剤、乳酸菌などで腸を労わる

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「常に余裕を持てるよう」
      トロイので常に心掛けてます(と偉そうに言ってみました)
      「口角をあげる、笑う」以外は、遣ってる気がする。。。
      「常に余裕を持てるよう」
      トロイので常に心掛けてます(と偉そうに言ってみました)
      「口角をあげる、笑う」以外は、遣ってる気がする。。。
      2014/11/06
    • tepatepaさん
      猫丸さんへ
      素晴らしい行動習慣!
      私は、起き掛けの水はできていても、食前の水ができてません(^_^;)
      「口角をあげる」は、双雲さんの...
      猫丸さんへ
      素晴らしい行動習慣!
      私は、起き掛けの水はできていても、食前の水ができてません(^_^;)
      「口角をあげる」は、双雲さんの著書でもよく見るアドバイスです。
      ぜひやってみてくださいね。
      2014/11/08
  • 図書館で順番が回ってきたので読みました。
    とても読みやすい。

    いろんな体の不調についてそれぞれ言われていることが、
    自律神経で説明できるという本。説得力あった。
    ほかにも腸内環境が血液の質に結びつき、
    それが全身を巡って全身の健康を左右すると。ふむふむ。

  • 自律神経と健康(精神面も含めた)の関係を分かりやすく解説。

    <メモ>

    健康な人が病気になる原因
    免疫系
    血管系

    免疫力と大きく関係する白血球
    顆粒球/細菌等大きな異物を処理
    リンパ球/ウィルスなど小さな異物を処理

    交感神経が顆粒球を増やす
    副交感神経がリンパ球を増やす

    どちらかが優位になりすぎると健康維持に必要な常在菌まで殺してしまう

    顆粒球が残ると活性酸素をまき細胞まで傷つける
    リンパ球が増えると抗原に敏感になりすぎてアレルギーになりやすくなる

    自律神経を高い状態にもっていく
    交感神経>副交感神経=病気
    逆=うつ
    両方低い=疲れやすくやる気も起きない

    もっとも体に良いのは
    適度なストレスと適度な余裕を同時に併せ持つ事

    日本人のほとんどは交感神経過緊張型

  • 自律神経のバランスを整えることでいろんなことがうまくいく。
    根拠もしっかりとした、とても参考になる本でした。

    笑うこと。ちゃんと呼吸をすること。
    ゆっくり動く。焦らずに急ぐこと。

    急ぎすぎな現代人に送る、人生をよりよいものにするための本。
    押しつけがましくなく、さらっと読むことができました。

    著者が自律神経について研究することになったきっかけ。
    雪下くんの存在がとても印象に残りました。

    自分自身の人生に対して責任を持って生きていくために。
    是非、自分の振り返りも兼ねて読んでほしい本ですね。

  • 2018.3.25 ゆっくり動いて、深い呼吸をする。焦っていいことないし、怒っていいことないんだな。

  • 「ゆっくり、早く」ですね。

    深呼吸をして、長い時間息を吐いて、口角を上げ、副交感神経を上げていきたいと思います。

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著者プロフィール

小林 弘幸(こばやし ひろゆき)
順天堂大学医学部教授。日本体育協会公認スポーツドクター。
1960年、埼玉県生まれ。87年、順天堂大学医学部卒業。92年、同大学大学院医学研究科修了。ロンドン大学付属英国王立小児病院外科、トリニティ大学付属医学研究センター、アイルランド国立小児病院外科での勤務を経て、順天堂大学小児外科講師・助教授を歴任する。
自律神経研究の第一人者として、プロスポーツ選手、アーティスト、文化人へのコンディショニング、パフォーマンス向上指導に関わる。また、順天堂大学に日本初の便秘外来を開設した“腸のスペシャリスト”でもあり、
みそをはじめとした腸内環境を整える食材の紹介や、腸内環境を整えるストレッチの考案など、様々な形で健康な心と体の作り方を提案している。
『聞くだけで自律神経が整うCDブック』、『自律神経を整えるぬり絵』(アスコム刊)などの著書のほか、『世界一受けたい授業』(日本テレビ)や『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBSテレビ)などメディア出演も多数。

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