心を上手に透視する方法

制作 : 福原美穂子 
  • サンマーク出版
3.16
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本棚登録 : 1999
レビュー : 196
  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763131546

作品紹介・あらすじ

心を透視するのに「超能力」はいらない-なにより必要なのは「観察力」である。日常生活で使える「マインド・リーディング」のメソッド&テクニックを多数紹介。

感想・レビュー・書評

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  • 「心を上手に透視する」というショッキングなタイトルがついているが、いわゆるNLP(神経言語プログラミング)の本。もっと平たく言ってしまえば、コミュニケーションの本。このため、コミュニケーション関連の本を読み漁っている人にとっては「あぁ、知ってる。」というものが多いし、よくよく考えてみれば「人として当然」というアドバイスも多い。とはいえ、改めて体系立てられた形で読めるので、NLPやコミュニケーションといったものに興味があれば、一読する価値はある本。

    以下、所感を交えながら内容を整理。

    ○基本的な考え方 
    コミュニケーションについての基礎知識としておさえておきたい内容。とにかく相手を観察する、よく聞く、というのがスタートとなる。そして、相手を理解することができれば、こちらの意思を伝えやすくなるわけである。
     - 人は先入観に左右される
     - とくに見た目の第一印象がインパクトをもたらす
      (ゆえに初対面は見た目が大事)
     - 相手をよく知るためには、よくよく観察しなければならない
     - 観察することで、相手のこと、ものごとを理解することができる
     - メラビアンの法則(内容7%、声の質38%、体55%%)で意思が伝わる


    ○思考は体の動きに現れる
    相手を観察するときに、どういったところを観察すればよいか、サンプルを交えて解説している。一気に憶えることは難しいが、ちょっとずつ理解していけばコミュニケーション上手になるかもしれない。
     - 考えていること、心の動きは何かしらの形で体に現れる
     - 人によって現れ方は若干の違いがあるため、よく観察する
       (目の動き、瞳孔、口元、姿勢、声の大きさなど)
     - 表情は万国共通で伝わる
     - 相手の立場に立って真摯に考えることで、理解につながっていく


    ○相手に伝えるためには(説得するには)
    これはプレゼンテーションをおこなったり、営業したりする場面を想像すると利用価値は高そうだ。ここまでが「聞く」ための技術であれば、「話す」ための技術を解説している。
     - 思い込みを植えつける
     - 確信を持って堂々と伝える
     - 批判されることなく、受け入れやすい言葉を選ぶ
     - 信憑性・現実味を持たせる


    ○言葉をつかった巧みな駆け引き
    交渉術で利用できる、言葉の使い方をサンプルを交えて解説している。営業マンにとっては活用しどころが多そうだ。
     - 不安を呼び覚ますこと ⇒ 相手の興味を喚起する
     - 「誰にも言わないで」という内緒話 ⇒ 相手の興味を惹く
     - 「それとも?」という選択肢 ⇒ 相手の選択を誘導
     - 理由をつけて利益を暗示 ⇒ 相手の疑いを取り除く
     - 二つのオーダーの組み合わせ ⇒ 相手のOKを取りやすい(断られにくい)
     - 言葉の最初で名前を呼ぶ ⇒ 相手の注意をひきつける
     - 不信感につながる言葉(「本来」、「たぶん」、「でも」、「本当のことをいうと」、「誰か」、「いつも」)は使わない ⇒ 信頼を得やすい


    ○上手にコミュニケーションするために
    コミュニケーションをうまくとるためのポイントが4つに整理されている。ここまでの内容を踏まえて実践すれば、実用度合いは高そうだ。
     - 相手の話し方・言葉遣いにあわせる
     - 自分のいいたことは、少し強めに伝える
     - アクセントを意識して、抑揚をつける
     - 口数少なく、必要なことだけを話す


    ○会話に困らなくするには
    会話に困らなくするためのテクニックもいくつか紹介されている。初対面での会話などですぐに実践できる内容である。
     - 会話に困らないテーマを使う
        - 恋愛・セックス
        - お金
        - 仕事
        - 健康
        - 旅行
        - 知識・知恵の取得
        - 希望、要望、将来の夢
     - 相手の状況について触れる(服や予定など)

    さらに高等なテクニックも紹介されている。ただし、こちらは事前の訓練や準備が必要そうだ。
     - 練りこんだ矛盾した文を使う(相手が都合よく理解してくれる)
     - 相手を褒める
     - 相手が関わる人生や仕事のイベントについての触れる
     - 「もし~だったら」という会話を振る


    ○自分の心を落ち着けさせるための方法
    この本の最後には、自分自身をリラックスさせ、モチベーションを高め、不安を取り除くためのメンタル・トレーニングの方法も紹介されている。この部分は長谷部誠の「心を整える」をあわせて読んでもいいかもしれない。
     - リラックスした状態を作る
        - いすに座り、力を抜き、自分の体の感覚に集中する
        - 3回深呼吸する
        - 最後に「わたしはリラックスしている」と心のなかで唱える
     - リラックスしたら、達成したい目標の視覚的なイメージを描く
        - その目標でよいか、自分に問いかける(やりたいことか、矛盾してないか、現実的か、妥協してないか、独りよがりではないか)
     - 自分の中の不安は、鏡をイメージ視し、その中に描き、壊すビジュアルをイメージする
     - 過去の失敗を思い出したときは、イメージの中でうまくいかせたことにする
     - 変な先入観、悪いイメージは以下を試す
        - そのイメージを絵のようにイメージして、遠くに押しやる
        - 上から眺めている状態をイメージする
        - 不快な要素を全部取り払ってみる    


    かなり凝縮されている内容であり、日常的なコミュニケーションですぐに活用できる要素が多い。ただし、いずれも一朝一夕で身につくものではないので、まずは試して継続することが必要だ。この本には、もし何かを始めようとするなら「72時間以内」に始めないと、始められないとあった。また、別の本には「20日間続ければ習慣になる」ともあった。

    まずは今日から、少しずつ実践し、3週間ぐらい継続して、自分のスキルとしたいと思う。

  • マジシャンが心理学について説いた本。
    どうやったら人の心が読めるか。かならずしもあてはまらない面もあるが、参考になる。ただ最後は退屈で読み飛ばした。

  • PDF
    心の心理学

  • 広告を見て読みたくなり、図書館で予約してました。が、実際に読んだらイマイチ・・・
    人を注意深く観察すればある程度のことが分かるようになるよ、的な話です。おそまつな事例が多く、説得力はあまりないですが。

    広告が上手ですねー。私が見たときでさえ10万部突破って書いてあったからみんな広告で騙されてるのかも。そんな良書ではないと思う。
    ジャンルで言ったらタレント本。海外の有名マジシャンが本を出したみたいな、日本で言ったらミスターマリック(古い?!)が出した本、程度の期待度で読んちょうどいい感じ。。

    そんななかで少し気になったのは
    視覚的イメージを思い浮かべるときは右上を
    声や音を思い出すときは水平に右を
    声や音を思い浮かべるときはまっすぐ左を
    独り言を思うときは右下を
    感覚や感情おもうときは左下を
    見るということ。
    自然と上記の目線(目の動き)になるというのはホント?!と思ったのでちょっと気にしてみようと思いました。。

  • 売れているので読んでみた。それほど大したことは書かれていなかった。

  • コールドリーディングなどの方法だけでなく、エピソードなどが書かれている。それが、身近なところでイメージしやすく、話としても面白かった。


    避けたほうがよい言葉→本来は;たぶん;でも;ほんとうのことをいうと;誰か;いつも、また

    ってこれわたし全部口癖だった。

  • 何も起票する事は無いかな?

  • よくあるやつです。
    まとまっているが、新しいことはほとんどない。

  • 題名に惹かれて、図書館で借りて一読。
    思考と行動の相関について、双方に因果関係があるということに、納得しました。
    自分は、思考→行動 という一方向の因果関係のみ成立すると思っていたので。
    その論に基づけば、ポジティブ思考が大切だということも。
    他にもノンバーバルコミュニケーションに基づく相手の観察方法のテクニックや、バーバルコミュニケーションのカンコツなどが満載。
    ドイツ発というのも珍しい。
    翻訳書ですが、本書全体を通して合理主義的ではなく、日本の浪花節的な表現もあり、単なるハウツー本ではなく、最後は読者に対して、より良い未来を切り拓く様な想いも語ってくださってます。
    ドイツ人と日本人て、どこか共通する様な価値観があるのかなと、感じた次第。
    これも、著者のマジックかな?

  • 行動心理を駆使して相手の心を見抜くマインドリーディング。かなり具体的にかつ過去の書籍も参考にして、興味深く書かれている。手品師でもある著者なので、心理トリック的なものかと思ったが、違った。

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