心を上手に透視する方法

制作 : 福原美穂子 
  • サンマーク出版
3.19
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本棚登録 : 2086
レビュー : 202
  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763131546

作品紹介・あらすじ

心を透視するのに「超能力」はいらない-なにより必要なのは「観察力」である。日常生活で使える「マインド・リーディング」のメソッド&テクニックを多数紹介。

感想・レビュー・書評

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  • 「心を上手に透視する」というショッキングなタイトルがついているが、いわゆるNLP(神経言語プログラミング)の本。もっと平たく言ってしまえば、コミュニケーションの本。このため、コミュニケーション関連の本を読み漁っている人にとっては「あぁ、知ってる。」というものが多いし、よくよく考えてみれば「人として当然」というアドバイスも多い。とはいえ、改めて体系立てられた形で読めるので、NLPやコミュニケーションといったものに興味があれば、一読する価値はある本。

    以下、所感を交えながら内容を整理。

    ○基本的な考え方 
    コミュニケーションについての基礎知識としておさえておきたい内容。とにかく相手を観察する、よく聞く、というのがスタートとなる。そして、相手を理解することができれば、こちらの意思を伝えやすくなるわけである。
     - 人は先入観に左右される
     - とくに見た目の第一印象がインパクトをもたらす
      (ゆえに初対面は見た目が大事)
     - 相手をよく知るためには、よくよく観察しなければならない
     - 観察することで、相手のこと、ものごとを理解することができる
     - メラビアンの法則(内容7%、声の質38%、体55%%)で意思が伝わる


    ○思考は体の動きに現れる
    相手を観察するときに、どういったところを観察すればよいか、サンプルを交えて解説している。一気に憶えることは難しいが、ちょっとずつ理解していけばコミュニケーション上手になるかもしれない。
     - 考えていること、心の動きは何かしらの形で体に現れる
     - 人によって現れ方は若干の違いがあるため、よく観察する
       (目の動き、瞳孔、口元、姿勢、声の大きさなど)
     - 表情は万国共通で伝わる
     - 相手の立場に立って真摯に考えることで、理解につながっていく


    ○相手に伝えるためには(説得するには)
    これはプレゼンテーションをおこなったり、営業したりする場面を想像すると利用価値は高そうだ。ここまでが「聞く」ための技術であれば、「話す」ための技術を解説している。
     - 思い込みを植えつける
     - 確信を持って堂々と伝える
     - 批判されることなく、受け入れやすい言葉を選ぶ
     - 信憑性・現実味を持たせる


    ○言葉をつかった巧みな駆け引き
    交渉術で利用できる、言葉の使い方をサンプルを交えて解説している。営業マンにとっては活用しどころが多そうだ。
     - 不安を呼び覚ますこと ⇒ 相手の興味を喚起する
     - 「誰にも言わないで」という内緒話 ⇒ 相手の興味を惹く
     - 「それとも?」という選択肢 ⇒ 相手の選択を誘導
     - 理由をつけて利益を暗示 ⇒ 相手の疑いを取り除く
     - 二つのオーダーの組み合わせ ⇒ 相手のOKを取りやすい(断られにくい)
     - 言葉の最初で名前を呼ぶ ⇒ 相手の注意をひきつける
     - 不信感につながる言葉(「本来」、「たぶん」、「でも」、「本当のことをいうと」、「誰か」、「いつも」)は使わない ⇒ 信頼を得やすい


    ○上手にコミュニケーションするために
    コミュニケーションをうまくとるためのポイントが4つに整理されている。ここまでの内容を踏まえて実践すれば、実用度合いは高そうだ。
     - 相手の話し方・言葉遣いにあわせる
     - 自分のいいたことは、少し強めに伝える
     - アクセントを意識して、抑揚をつける
     - 口数少なく、必要なことだけを話す


    ○会話に困らなくするには
    会話に困らなくするためのテクニックもいくつか紹介されている。初対面での会話などですぐに実践できる内容である。
     - 会話に困らないテーマを使う
        - 恋愛・セックス
        - お金
        - 仕事
        - 健康
        - 旅行
        - 知識・知恵の取得
        - 希望、要望、将来の夢
     - 相手の状況について触れる(服や予定など)

    さらに高等なテクニックも紹介されている。ただし、こちらは事前の訓練や準備が必要そうだ。
     - 練りこんだ矛盾した文を使う(相手が都合よく理解してくれる)
     - 相手を褒める
     - 相手が関わる人生や仕事のイベントについての触れる
     - 「もし~だったら」という会話を振る


    ○自分の心を落ち着けさせるための方法
    この本の最後には、自分自身をリラックスさせ、モチベーションを高め、不安を取り除くためのメンタル・トレーニングの方法も紹介されている。この部分は長谷部誠の「心を整える」をあわせて読んでもいいかもしれない。
     - リラックスした状態を作る
        - いすに座り、力を抜き、自分の体の感覚に集中する
        - 3回深呼吸する
        - 最後に「わたしはリラックスしている」と心のなかで唱える
     - リラックスしたら、達成したい目標の視覚的なイメージを描く
        - その目標でよいか、自分に問いかける(やりたいことか、矛盾してないか、現実的か、妥協してないか、独りよがりではないか)
     - 自分の中の不安は、鏡をイメージ視し、その中に描き、壊すビジュアルをイメージする
     - 過去の失敗を思い出したときは、イメージの中でうまくいかせたことにする
     - 変な先入観、悪いイメージは以下を試す
        - そのイメージを絵のようにイメージして、遠くに押しやる
        - 上から眺めている状態をイメージする
        - 不快な要素を全部取り払ってみる    


    かなり凝縮されている内容であり、日常的なコミュニケーションですぐに活用できる要素が多い。ただし、いずれも一朝一夕で身につくものではないので、まずは試して継続することが必要だ。この本には、もし何かを始めようとするなら「72時間以内」に始めないと、始められないとあった。また、別の本には「20日間続ければ習慣になる」ともあった。

    まずは今日から、少しずつ実践し、3週間ぐらい継続して、自分のスキルとしたいと思う。

  • マジシャンが心理学について説いた本。
    どうやったら人の心が読めるか。かならずしもあてはまらない面もあるが、参考になる。ただ最後は退屈で読み飛ばした。

  • PDF
    心の心理学

  • 広告を見て読みたくなり、図書館で予約してました。が、実際に読んだらイマイチ・・・
    人を注意深く観察すればある程度のことが分かるようになるよ、的な話です。おそまつな事例が多く、説得力はあまりないですが。

    広告が上手ですねー。私が見たときでさえ10万部突破って書いてあったからみんな広告で騙されてるのかも。そんな良書ではないと思う。
    ジャンルで言ったらタレント本。海外の有名マジシャンが本を出したみたいな、日本で言ったらミスターマリック(古い?!)が出した本、程度の期待度で読んちょうどいい感じ。。

    そんななかで少し気になったのは
    視覚的イメージを思い浮かべるときは右上を
    声や音を思い出すときは水平に右を
    声や音を思い浮かべるときはまっすぐ左を
    独り言を思うときは右下を
    感覚や感情おもうときは左下を
    見るということ。
    自然と上記の目線(目の動き)になるというのはホント?!と思ったのでちょっと気にしてみようと思いました。。

  • 売れているので読んでみた。それほど大したことは書かれていなかった。

  • コールドリーディングなどの方法だけでなく、エピソードなどが書かれている。それが、身近なところでイメージしやすく、話としても面白かった。


    避けたほうがよい言葉→本来は;たぶん;でも;ほんとうのことをいうと;誰か;いつも、また

    ってこれわたし全部口癖だった。

  • ドイツのマインド・リーダー(読心術をする人)による、様々なテクニックを紹介した本。読むと、著者が非常に勉強熱心で努力家であることが伝わってくる。
    マジックのテクニックの他、心理学・NLP・身体言語などに基づいて解説されている。中には催眠術・オカルティズムといったあやしい分野も関わっている部分があるが、謎めいた秘術としてではなく科学的な研究結果や著者の経験に基づいているので眉唾ものと切り捨てることはできないだろう。
    前半では、他人の心を読むために観察力を磨き経験を積むよう勧めている。『この人はなぜ自分の話ばかりするのか』と同じかと思ったが、そこで挫折しなくて良かった。後半で紹介されているテクニックは、悪用すれば他人をある程度操ることもできるが、自分を成長させるために使うこともできる。
    覚えておきたい点:
    ・思考は身体に影響を及ぼすし、身体は思考に影響を及ぼす。
    ・秘密を打ち明けると言うと、人は耳を傾ける。
    ・「それとも……?」と尋ねると、その後に続く言葉通りに相手を動かせる。
    ・2つの指示を組み合わせると相手は従う。
    ・避けたほうがよい言葉……「本来は」「たぶん」「でも」「本当のことを言うと」「誰かが」「いつも」「また」

  • どうもここ最近トランプをいじくったり、詐欺師になりたいと思うのは、この本を読んだからなのだろうか。それともNetflixで「フォーカス」という映画を観たからなのだろうか。
    いずれにせよ本書は、我々人間が普段気づくことのない内面や心の部分に注視している。心理学の本ではあるが、自己啓発本としても大活躍してくれる。
    本書を読めば、世の自己啓発本は必要ない。

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