人生がときめく片づけの魔法 (2)

  • サンマーク出版 (2012年10月5日発売)
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本 ・本 / ISBN・EAN: 9784763132413

感想・レビュー・書評

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  • ▼メモ(抜粋)
    ・P5:片づけで大事なのは、「何を捨てるか」ではありません。「どんなモノに囲まれて生きたいのか」です。

    ・P16:【片づけは自分と向き合う行為、掃除は自然と向き合う行為】。一緒くたにされがちな二つの言葉ですが、全く別物です。まず、相手にする対象が違う。片づけは対モノ、掃除は対汚れ。モノが増えたり散らかったリるのは100%自分の責任。要するに片づけとは自分と向き合う行為。これに対して「いつの間にか知らないうちにたまっていく」のが汚れです。

    ・P16:終わらないのは、「片づけ」をしながら「掃除」をしていることがほとんど。目についた不要なモノを手当たり次第に捨て、出現した床や壁を吹いて、大量のゴミ出しして、本棚を拭いて…。断言しますが、このやり方では一生片づけは終わりません。

    ・P38:終わりが見えなく挫折・不安を感じるのは、自分のお家の全体像が把握できていないから。こんなときは収納の棚卸、今、お家にどんな棚や収納家具があるのか、中にはだいたいどんなものが入っているのか、間取り図に書き込んだりする。目的は現状を把握して冷静になること。

    ・P40:あるお客様は「片づけ祭りノート」を一冊作って、一ページ目に「理想の暮らし」、次のページからは「現状(片づけの悩み、持っている収納家具・持っているモノのカテゴリー別リスト)」、そして「片づけの歩み」と書かれた進捗表には、片づけをして気づいたことやごみ袋の数まで記録していました。

    ・P41:「片づけ前の写真を撮る」ショック療法のすすめ

    ・P82:片づけ中は仮置きでOK、収納は最後にピタリと決まる。片づけ中の部屋は散らかって当然。

    ・P84:カテゴリー分けの際、ポイントは必ず「箱」に入れること。紙袋やビニール袋に入れてはいけません。なぜなら、残したモノの量が分かりにくくなるから。仮置きとはいえ、収納したときの完成形をあらかじめつくっておくことが大事です。

    ・P90:収納の基本は「九割収納」。つまり、いったんときめきで選んだら、引き出しや仕切りの中には余計なすき間を空けずに、ギチギチにならない程度に詰めていくのが正解。隙間が出来れば埋めたくなるのが人の性。

    ・P94:「同じカテゴリーのモノは一か所に集中させる」。家族暮らしであればまず人別、それからモノのカテゴリー別、それから素材別。この順番でそれぞれ集中させるようにすると、収納はたちまちシンプルになる。

    ・P134:クローゼットと押し入れが両方あるお家の場合は、衣類の収納はまずクローゼットから先に埋めていきます。また、一つのクローゼットを家族でいっしょに使う場合は、人別に明確にコーナーを分けましょう。

    ・P144:収納場所の決め方における2つの鉄則
     (1)備え付けの収納から埋める
     (2)大きな小物から場所を確保する

    ・P170:洗面所の収納は、まず共用のモノ、そして個人のモノの順番でつくっていく。洗面所のスペースが足りない場合、個人的なモノは各自の部屋などに引き取って収納しましょう。

    ・P172:「下着」は洗面所においてはいけない。なぜなら洗面所は「公の場」だから。本来、下着は「秘めるモノ」なので、自分以外の人が出入りするような空間に収納されると、たとえ外から見えなくてもソワソワと居心地が悪そうになるのです。

    ・P176:家族暮らしでさらにトイレの収納が少ない場合は、生理用品はクローゼットなど自分のスペースに収納しましょう。

    ・P181:下駄箱の収納は、重さのあるモノを下に、上に行くほど軽い感じのモノを収納するのが基本。男性の靴は下の段、女性が上の段、子どもはさらに上の段。

    ・P184:自分なりにカテゴリー分け出来たら最後のポイントは、「近くになんとなく同じ性質のカテゴリーのモノを収納していくこと」。例えば電気系でまとめるなど。

    ・P185:自身を持って言えますが、収納ほど楽しい作業はありません。ときめきでモノを選んで、モノのつながりを感じながら収納をつくっていく。こういう感覚的な収納づくりが、一番自然で、一番自分にとって心地よいお家が作れる方法。

    ・P188:「キッチン道具がサッと取り出せる」を理想にしてはいけない。キッチン収納は掃除のしやすさを前提に考える。キッチンの使いやすさはとは、収納うんぬんよりも、掃除のしやすさ。

    ・P200:キッチン小物の三大カテゴリーは「食べる道具(食器やカトラリー)」「作る道具(調理道具)」「食べ物(食材や調味料)」。すべてのモノを選びきった後は、キッチンのすべての収納が空になった状態で、カテゴリーが分散しないように収納していく。

    ・P202:シンク下は鍋屋フライパンなどの調理器具、コンロ下は調味料や食品系を収納する。飲食店ならともかく普通の家でフライパンや鍋を取り出すスピードが秒単位で要求されることは無い。

    ・P203:シンク下は「水」で、コンロ下は「火」と、性質が違うようです。湿気に弱い調味料や乾き物などの食品系のシンクした収納さえ避ければセーフというのが私の考え方です。

    ・P212:キッチンバサミなど刃物系のモノは、目の前にかけてあると無意識でも顔が切られるようなヒヤリとした感覚があるので、「かける収納」は避けます。またかけるのは油が飛び跳ねてこない場所というのが条件なので、私のお客様で調理用具をかける収納にした人は今のところ、一人もいません。

    ・P214:スーパーのビニール袋にいれられるとモノが呼吸困難で弱るのか、収納したそばから存在感がフッとなくなる

    ・P220:ビニール袋の収納箱はあまり大きくすぎない方がおすすめ。細かいことですが、キッチンの引き出しの収納を作るときは、ビニール袋の収納のように、とにかくカサを減らす方法を考えていくとうまくいく。

    ・P232:家族の写真は家族みんなで片づけるとよい

    ・P257:家族のモノにイライラしてどうしても無視できないのなら、一度、とことん向き合ってみることです。見ているだけではなくまず触れる。お家という大きな存在から見れば、あなたのモノも、あなた以外の人のモノも、みな等しく「お家の子たち」なのです。

    ・P261:モノの片づけが本当に終わると、次にやりたいことや、自分がするべき仕事が必ず見えてくるので、はっきりいって、人に文句をつけているヒマなどないはずなのです。

    ・P263:ポイントは自分のスペースから徹底的に掃除をすること。自分のスペースがある程度きれいな状態をキープできるようになったら、玄関や洗面所などの共用部分の掃除に励みます。家族に片づけをしてもらうことを期待するのではなく、自分自身がひたすらお家とモノにむきあっていくことがイライラ解消のポイントです。黙々と手を動かし、実際にお家もきれいになっていくことで、いつのまにか気持ちが落ち着き、イライラも解消されていきます。

  • 服は、畳む。
    実践あるのみ。

  • 先日何気なくTVをつけましたら、こんまりちゃんが片づけについて授業を行っていまして、つい、見いっちゃったんですよ。
    以前にも1度見た記憶があるんですけれど、今回は妙に気になりましてね。
    そうしたら、こうおっしゃったんです。
    「捨てる物を探すのではありません。残したいものを見つけてください」と。
    この言葉でスイッチが入っちゃいまして、次の日、書店に走りました。

    で、手に入れたのがこの本。
    (本当は「1」の方から読むべきだったようですが)
    本書には、片づけのマインドとノウハウが書いてありますが、精神的な志向が若干独特で、苦手に思う人もいるかもしれません。
    私はTVで見たこんまりちゃんの雰囲気や話し方と文章とうまい具合にリンクして、文章を彼女のトーンで再現でき、納得することができました。

    で、遂に我が家の本棚の片づけに着手し、270冊の本をブックオフに持って行きました。今まで手放すことができなかった思い入れのある本も結局本棚の奥に立ててあるだけで手に取ることもせず、本の持つ本来の役割を果たせていなかったなあ・・・と。
    これらの本を手に取って、「あぁ、おもしろい」と思ってくださる人がいれば、その方が本にとっても幸せでしょう。
    ようやく、そういう思いに至ることができました。

    タイミングだったと言ってしまえばそれまでですが、こんまりちゃんがきっかけをくれたことには違いありません。以前「捨てる技術」も読みましたし、片づけネタは雑誌の特集にもなりますので、いろいろ目を通してきましたが、彼女の選ぶ言葉の使い方が私にはしっくりきたんですね。愛着のわく、かけがえのない、自分にとって旬のものたちを自分の意志で選ぶこと、その役割を全うさせること。この積み重ねによって、人やもの、暮らしを大切にしときめく人生を送ることに他ならないような気がします。

    高額な商品を高額であるということを理由に処分できないという人に、「それは手に入れた時に、『そういうものを手に入れられる自分』という満足感を得られたからその役目は終わっていると考えてもいい」という趣旨のことを言ってもいたのだけど、とても納得できました。まるで、以前の成功にしがみついてそこから一歩踏み出せない状況に似ているなあ、と。そのことに縛られていないで解放されるべきだと。

    ものにがんじがらめにされず自由に、居心地のよい暮らしを手に入れたいなあ・・・。

    • nico314さん
      だいさん、こんにちは!

      確かにそうですね。かわいらしく、キュートな感じがします。
      そして、癒し系というか、リスとかバンビとか穏やかそ...
      だいさん、こんにちは!

      確かにそうですね。かわいらしく、キュートな感じがします。
      そして、癒し系というか、リスとかバンビとか穏やかそうなイメージです。
      なのに、カリスマ性があるんですよ。
      高圧的でも、ピリピリした感じもないのに、その気にさせてくれるというか。
      それって、使われる言葉と雰囲気によるんでしょうか?
      2014/04/08
    • だいさん
      nico314さん
      こんにちは
      >癒し系というか、リスとかバンビとか穏やかそうなイメージです。

      これ、すご~っく、おもしろいっす!...
      nico314さん
      こんにちは
      >癒し系というか、リスとかバンビとか穏やかそうなイメージです。

      これ、すご~っく、おもしろいっす!!!
      とても、的確にあってます。
      雰囲気つくりも、上手なんでしょうね。
      2014/04/13
    • nico314さん
      だいさん、こんにちは!

      私には「片づけ」と「掃除」って混ぜこぜになっていて、
      松井さんとか、生活アドバイザー的な人からの「ご指導」が...
      だいさん、こんにちは!

      私には「片づけ」と「掃除」って混ぜこぜになっていて、
      松井さんとか、生活アドバイザー的な人からの「ご指導」が
      今までのイメージだったんですよ。

      だから、こんまりちゃんの一見頼りない感じが、
      却って新鮮でした。
      ハードルも下がるというか。
      2014/04/14
  • 前回同様に読みやすい。今回はさらに、図入り。たたみ方が解説されているので、良く分かる。前本では、カリスマ(宗教)的な雰囲気があったように思えたが、今回は、占い師のようになっていた。風水にかなりの知識をかたっているのはないか?

    今回、とても気になった記述「おブラ様」。この感覚は、私は男であるので良く分からない。あこがれのところである。もう一つ、片付けは祭りであると、言うところ。まつりと似ていると考えることもあるが、何故か違和感があるのだが。

    人生(思い出)の片付けについても語られている。まさに片付けの後のトキメキが得られた、良い例として参考になる。モノ、思い出と片付けることが出来、情報も片付けることができるのだろうか?最近の自分の考えでは、必要な時に検索する。これは、片付け、ときめきと関連はあるか?

    ・片付けはココロを整える。掃除はココロを清める
    ・ときめき「マイペース」パワースポット。手帳に
    ・一軍二軍⇒必要に応じて装備

    ・キッチン周りにモノを置かない、洗剤、スポンジ。生ゴミは冷凍(不可能)

    • nico314さん
      だいさん、こんにちは!

      私の手元にも、この本があります!!
      先日、こんまりさんをTVで見て、つい買っちゃったんです。
      そしたら、ま...
      だいさん、こんにちは!

      私の手元にも、この本があります!!
      先日、こんまりさんをTVで見て、つい買っちゃったんです。
      そしたら、まずは「1」から読んでね、とのことでがっくり。

      >片付けは祭りであると

      私はこのフレーズに納得しちゃったんです。
      TV見て、その気になって、衝動買いする。
      この勢いだけの自分が、花火つきの祭りのようで。

      あっ、「片づけが祭り」なのであって、お祭り的な気分では我が家は片付きそうにありませんね・・・とほほ・・。
      2014/03/07
  • 片づけで必要なことは、「ときめくモノを選ぶこと」と「定位置を決めること」。ときめきでモノを選ぶと、本当にリバウンドはしない。私もそうだった。今あるモノを大切にして、今の自分を認めてあげたいと思った。

  • より具体的に片付け方が書いてある。

  • こんまりさんの本は2冊目。
    図書館で借りた。
    1冊目を参考にして夏にだいぶ片付けた。
    これは続編。だいたい片付け終えたので復習がてら読んだ。
    ただ捨てる、ただ片付ける、のではなくその先のリバウンドしない、残したものを愛おしむ、というところまで書いてあり、共感。

  • 1は捨てる編、2は収納編という感じ。
    2に捨てる話はほとんど出てきません。なので、2だけ読んで片付けを始めてはいけませんよ。
    幼い時から収納の研究をし続けてきたこんまりさん。誰も敵うはずありません。
    唯一TVの企画で片付けたタレントがリバウンドしてしまった、というエピソードが載っていました。これ春香クリスティーンさんの事ですよね。でもそれヤラセだそうです。
    こんまり先生かわいそう…。

    ‐‐‐以下は本著とあまり関係ない話。‐‐‐

    断捨離の方が好き、というレビューをたまに見かけますが、こんまり先生の考え方は断捨離そのものです。
    断捨離をただ捨て続ける行為だと思い込み、捨てるのが快感になってしまっている人、こういう人は、物を増やし続けてしまう人と同じくらい未熟です。「捨てる」が目的になってしまっているから。
    本来収納や捨てる行為は、「豊かな心、満たされた生活」を目指してする事。
    なのに「収納したいから収納する」「捨てたいから捨てる」になってしまっている人が多い。
    美しい収納優先で収納グッズをずらりと並べ、使わないものをぴっちり詰め込んだ家、人が便利に暮らす為に先人が発明した物を、減らしたいという理由で捨てた不便な家。
    こんな家での生活が、本当に満たされていると言えますか?
    「物を捨てたい!理由はわからない。自然破壊に繋がるけどそんなの知らない。」なんて貧しい心でしょう。
    断捨離とは欲を捨てること、執着を絶つこと。ただ物を捨てる事ではないんです。
    物を捨てるという非常につまらない欲に執着してしまっている人、もう一度考え直して下さい。

  • そうそう、私は「捨てる」ものを選んでいましたね。
    そうではなく、「ときめく」ものを残しておくんですね!

  • 片づけ祭り真っ最中の時に読みました。
    服のたたみ方やクローゼット・押入れの活用法など、図解入りでより具体的な内容となっています。
    基本的に言われている事は1と同じです。

    テレビで拝見したこんまりさんは「全捨てです!」「『いつか』は永遠に来ません!」等のキッパリハッキリした発言から「可愛いけど性格キツそう……」という印象を受けましたが、本を読んでいるとモノへの愛情に溢れた方なんだな~としみじみ感じます。
    ご家族でお花見に行った時のエピソードがとても素敵でした。
    こんな風に温かく優しい家族に囲まれて育ったこんまりさんだからこそ、1つ1つのモノを深く愛せるのですね。

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著者プロフィール

5歳から『ESSE』などの婦人雑誌を愛読。 15歳のときに本格的に片づけの研究をスタート。 大学在学中の19歳で片づけコンサルティング業務を開始し、独自の片 づけ法「こんまり®メソッド」を編み出す。 2010年に出版した『人生がときめく片づけの魔法』は世界40カ国以上 で翻訳され、シリーズ累計1,400万部を超える世界的大ベストセラーに。 2015年に米『TIME』誌の「世界で最も影響力のある100人」に選出。 2019年よりNetflixにて公開された『KonMari~人生がときめく片づけ の魔法~』はエミー賞2部門にノミネート。同年で最も人気のあったノ ンフィクション番組1位となる。 2021年に公開された新シリーズ『KonMari~“もっと”人生がときめく 片づけの魔法~』はエミー賞を受賞〈デイタイム・エミー賞〉。世界規 模での片づけブームを巻き起こしている。 現在は夫とともに3人の子供を育てつつ、「片づけ×ときめく生活」を テーマに発信をしている。

「2024年 『こんまり流 今よりもっと人生がときめく77のヒント』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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