自分を「ごきげん」にする方法

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  • サンマーク出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763132550

感想・レビュー・書評

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  • 自分のごきげんは自分でとる、感情は私たちに与えられたごほうびである、フラットでありつつポジティブで、自分に無理なく腑に落ちました。

  • 【No.63】「人間は意味づけによって生きている、”意味の生き物”」「本来は意味のついていないものに意味づけし、苦しんでいる。それが人間」「あなたに与えられている道具というのは、”表情””態度””言葉”。この3つ次第で、自分の心の状態も変えることができるのです」「口に入れる食べ物で体ができているように、耳に入れる言葉で心ができる」

  • 結果は本来、自分でコントロールできない

    雨が降ったときに、ああ雨が降った、お陰で作物がよく育つ!というような無理やりのポジティブシンキングは必要ない、というのが印象的。

    雨は雨。それ以上でもそれ以下でもない。

    仏教的な考え方ですね。
    平和でよいなと。

  • 仕事で著者の講演を聴く機会があったのだけれど行けなくて・・・気になったので図書館で1冊借りてみました。
    著者は応用スポーツ心理学とフロー理論を基にしたメンタル・トレーニングによるパフォーマンス向上が専門のスポーツドクターの方です。

    人の脳は進化の過程で、周囲の状況や出来事に意味づけをして行動するようになった。そしてそれは、危険を回避するためにネガティブな意味づけをする傾向にある。
    これに気が付くと、天気や人の態度などに振り回される生き方を止められる、ということが書かれています。
    要は、人生の主役は自分。すべてのことは自分が決めて、自分が行動していると認識する、ということですね。

    出来事の意味づけをし直すという「ポジティブシンキング」とは似て非なるものだというのがよかったです。
    意味づけをし直すのではなく、意味づけをしているのは自分であると認識する、認識の仕方によってごきげんになれる、という考え方は学びになりました。

  • 参考になりました。このことを、中学生や高校生に伝える言葉を考え始めました。

  • たとえば、朝早くて大変だ、雨が降っていて鬱陶しいなどと感じるのは、認知の脳がそのように意味づけているからにすぎない。朝はただの「朝」であり、雨はただ降っているだけ。つまり、脳による意味づけが心をつくっている。そこに気づかないかぎり、いつも心は外側の出来事にもっていかれ、翻弄されてしまう。

    そのような認知の脳の働きとは別に、自分で自分をごきげんにする方法が、辻先生の提唱されるライフスキルだ。


    「結果エントリー」とは、結果が出ないことで心が不機嫌になり、さらに結果が出なくなるという残念な生き方です。

    「心エントリー」とは、まず心をつくってから行動し、結果を得る生き方です。




    本書は、スポーツドクターの辻秀一さんが20年以上にわたって伝えてきた「ライフスキル」をわかりやすく解説した本です。
    「ライフスキル」というのは、1993年にWHO(世界保健機構)によって提唱された概念で、「個人が日常生活の欲求や難しい問題に対して効果的に対処できるように、適応的、前向きに行動するために必要な能力」と定義されています。
    これは端的に言うと、「よりよく生きるための技術」ということです。

    ストレス社会といわれる現代では、よりよく生きるために、料理や車の運転と同じように、個人がライフスキルを身につけることが必要というのです。
    心の専門家として著者も「心のあり方が行動に影響する」と説きます。

    「人は、よい心の状態にあるとき、人間としての機能が上がる。
    だからこそ、トップアスリートは、パフォーマンスを上げるために、心のあり方を大事にしているのです」と。
    本書では、その「よい心の状態」をイメージしやすいように「ごきげん」と呼び、ごきげんを大事にする生き方を「ごきげん道」と呼びました。

    心を大事にするのと同時に、結果も出せるようになる。
    その方法をご紹介しています。
    でも、決して難しいことではありません。
    まずは「自分のきげんは自分でとる」と考えるところからスタートします。
    ぜひ、本書を読んで一緒に「ごきげん」になりましょう。

  • ・自分の心は自分で決める。

    ・与えられている道具は3つ。「表情」「態度」「言葉」

    ・あり方の「たい」。「穏やかでありたい」「自由でありたい」

    ・自分が主役。どんなことも「自分で決める」

  • ☆4(付箋10枚/P165→割合6.06%)

    ・ここからがとても大切なのですが、フローに傾くと人間としての機能が上がり、ノンフローに傾くと機能が下がるという法則があります。

    ・中でも彼女がいちばん驚いたと言っていたのは、「好きなことを考えると演奏がうまくいく」ということでした。
    私が彼女にやってもらったのは、1回目はいつもどおりに演奏をする。2回目は、好きなことを考えてから演奏をするというとレーニングでした。
    「1回目のときは、いつもひっかかってしまうフレーズに気をつけて、技術面を注意して演奏していた感じでした。しかし2回目は、辻先生に『好きな食べ物は?』と聞かれ『カルボナーラ。濃厚なのが大好きです!』と答えたら、 『笑顔になったね。その気分のまま演奏してみて』と言われました。すると細かいことを気にせずのびのびと演奏できました。楽しいと感じながら演奏することができたのです。演奏を終えてみると、苦手意識が強かったフレーズも自然とできていたことに気付きました。私はびっくりしました。変えたことと言えば、好きな食べ物を答えて、ごきげんになったことだけだったのですから!」

    ・私は産業医やメンタル・トレーナーとして企業に出向くことがありますが、ビジネスマンたちに自分の感情に気付いてもらうのは一苦労です。彼らはふだんから認知の脳をフル活用して仕事をしていますから、出来事、事柄や行動について話すのが習慣になっています。ですから、私が「今どんな気持ちですか」とた ずねても、「ボーナスをもらった」などと答える人がいます。
    「ボーナスをもらった」は出来事であって、結果です。感情ではありません。
    「休みがほしい」とか「プレゼンに勝ちたい」と言う人もいますが、これらは感情ではなく、考えです。「眠い」という人もいますが、これは単なる身体の状態ですね。
    感情ですから、心の状態を答えてほしいのです。すると、先日のセミナーでは「おいしい」とか「きれい」と書いた人がいました。これも感情ではない。外側の物への評価です。

    ・このとき、上野選手がおかれた状況は最悪でした(北京オリンピック決勝)。ソフトボールは北京オリンピックのこの日を最後にオリンピック種目からはずされることが決まっていました。
    その上、大事な決勝の この一戦で日本選手の打撃は沈黙したまま。400球を超えるころから上野選手の爪が割れて、ボールが血まみれになったそうです。さらに股関節を亜脱臼して痛みが増してくる。
    こんなとき、ポジティブシンキングでこんなふうに考えることもできるかもしれません。
    「こんな状況も考えようによってはチャンスなんだ!」
    しかし…、とてもじゃありませんが、ふつうはこんなふうには思えません。ポジティブシンキングをするために別のエネルギーを使ってしまいそうです。
    では、上野選手はどうしたか。彼女はある雑誌のインタビューでこんなふうに答えていました。
    「自分はあることだけに全精力を注ぐと考えていました。それはいい表情でいるということ。400球を超えてからは、いい表情でいる ことだけを考えて投げていたんです」
    …表情を大事にしない人は、つねに心が外界に持っていかれているのです。その証拠に何かあると、すぐ表情に出てしまいますよね。

    ・自分にとって新しいことを身につけるには何でもそうですが、絶えず湧き出すエネルギーの源泉がいるのです。
    エネルギーの源泉とは、端的に言うと、「~たい」という思いのことです。そして「~たい」には、大きく分けると3つの種類があります。
    まずは、「結果」の“たい”です。
    これには、「獲得したい」「解決したい」などがあります。「給料を上げたい」「有名になりたい」なども、結果の“たい”です。もたらされる結果のために行動するというエネルギーです。
    ふたつ目は、行動の“たい”です。
    これに は、「歌いたい」とか「話したい」とか「走りたい」などがあります。その行動をしたいという欲求のエネルギーです。
    3つ目は、あり方の“たい”です。これは、自分自身の心の底から湧き上がるエネルギーです。「穏やかでありたい」「自由でありたい」など、その中心にはいつも自分の「心」があります。

    ・私のクライアントのひとりに、今、いろいろな企業から引っ張りだこのコンサルタントがいます。彼は、数年前、某化粧品メーカーの社長をしていたとき、粗利をたった1年で約40倍にした実績を持っています。
    このとき彼が行ったのは、社員への徹底した目標管理でした。毎月、毎週、多い人では毎日、目標と結果を自分に報告させ、達成できなかった人には、その理由と原因を徹底的に分析 し、達成するために必要な行動を指示して、実践させていったそうです。
    思うとおりに成果を上げていましたが、あるときふと、自分も社員もひとく疲れていることに気づきました。そして、このときの彼は、会社にいるのがつらくて仕方がなくなっていたそうです。
    仕事一筋だった彼は、自分の居場所を失ったような気持ちになりました。そしてひどく焦ったそうです。
    そのとき、彼を救ったのは趣味のランニングでした。
    彼は、趣味のランニングでも「○月○日までにタイムを○秒縮める。そのためには…」
    というような徹底的な目標管理をしていたそうです。それでも、仕事と違って彼はランニングを心から楽しんでいました。
    彼は不思議に思いました。
    「同じことをしているのにランニン グは楽しくて、仕事が楽しくないのはなぜだろう?」
    そこで彼は気づいたのです。
    「仕事の目標管理も、ランニングと同じような気持ちで楽しんでやることができるんじゃないだろうか」
    このとき彼は、同じ仕事でも、それをどんな気持ちでやるかを自分で決めることができると気づきました。

    ・「謝り、許すと考える」というライフスキルは、相手を許すということではありません。私たちの脳は、これまでの体験から「謝り、許す」とただ考えるとごきげんに傾くということを経験としてちゃんと知っています。
    たとえば、ワークショップに来る前に、奥さんとケンカしてしまった男性は、このワークで、奥さんにメールをしました。「今朝はごめん」という一言でしたが、奥さんからの返事に よってではなく、「謝り、許す」とただ考えることによって、自分がごきげんになっていることに気づくことができました。

    ・世界選手権で残り3秒からポイントを奪い優勝したときのことについて、松岡修造さんが吉田沙保里さんにたずねました。
    「残り3秒しかなくて、相手にポイントをとられてて、あと3秒!って焦りませんでしたか?」
    すると吉田さんは不思議そうな顔をして答えたのです。
    「えっ、みんな、焦るんですか」
    意外な答えを聞いて、松岡さんは、あっけにとられていました。
    「僕はもし残り3秒しかなかったら、『まだ3秒もあるんだ。3秒は長い。3秒もあるから大丈夫だ』とプラス思考で自分を励ましてやってきたんですけど…」
    すると、吉田さんが「だからダメなんじゃな いですか」とびっくりするようなことを言ったのです。
    …ふだんからどんなことを意識しているのかと吉田さんにたずねてみました。すると吉田さんはこう答えました。
    「『今あるがまま』って感じです。そして、一生懸命楽しむかな」

    ・「期待」や「嫉妬」が、不機嫌しか生まないことに気づいてほしいのです。不機嫌になってパフォーマンスの質が下がって損をするのは自分なのです。
    ゴルフ場でこんな光景をよく見かけますね。自分のライバルが打つ順番になると、「はずせ、はずせ」と念じているおじさんを。いくらそう念じても、球は入ります。「あ~っ、入っちゃったよ」とおじさんはさらにがっかりします。「はずせ、はずせ」と思っているから、がっかりするんです。

    ・先日、イチロー選手が、日経新聞の取材ですばらしいコメントを残していました。
    「誰かのためは聞こえがよい。しかし、それはえてして厄介な問題になることがある。誰かを思ってすることは不幸な結果になることは少ないように思う」

  • 『スラムダンク勝利学』、『心に余裕がある人…』に次いで辻さんの著書3冊目です。

    『心に余裕がある人…』と同じようなことがかかれていますが、よりわかりやすかったです。

  • 外界と"接着"していることに気づく

    気づくだけで"接着"された意味が少しはがれる

    結果エントリー → 心エントリー
    まず自分の心を整えることが重要。その方が"結果"が出る

    ごきげんでなく、心がゆらいでいる状態で相手と会話をすると、状況は好転しないどころか悪化する

    心をごきげんに保つ道具
    表情・態度・言葉

    あり方の"〜たい"を重視する
    結果の"たい"や行動の"たい"は外界の制限を受ける

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著者プロフィール

辻 秀一:1961年東京都生まれ。北海道大学医学部卒業、慶應義塾大学で内科研修を積む。その後、「本当に生きるとは」を考え、人が自分らしく心豊かに生きること、すなわちクオリティーオブライフ(QOL)のサポートを志す。スポーツにそのヒントがあると閃き、慶大スポーツ医学研究センターでスポーツ医学を学ぶ。99年、QOL向上のための活動実践の場として、株式会社エミネクロスを設立。スポーツ心理学を日常生活に応用した応用スポーツ心理学をベースに、個人や組織のパフォーマンスを、最適・最大化する心の状態「Flow」を生みだすための独自理論「辻メソッド」でメンタルトレーニングを展開。37万部突破の『スラムダンク勝利学(集英社インターナショナル)』をはじめ、『リーダー1年目からの教科書(ぱる出版)』『自分を「ごきげん」にする方法(サンマーク出版)』『禅脳思考(フォレスト出版)』 『さよなら、ストレス(文春新書)』など著書他多数。最新刊は『Play Life, Play Sports~ スポーツが教えてくれる人生という試合の歩み方~(内外出版)』

「2018年 『メンタルトレーナー直伝 先生の“ごきげん思考”で、授業はうまくいく!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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