深く伝える技術

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  • サンマーク出版
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レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (162ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763132635

作品紹介・あらすじ

なぜ、「本当に伝えたいこと」が伝わらないのか?司法試験界の「カリスマ塾長」が伝授する、思いの深いところで相手と通じ合うための方法。

感想・レビュー・書評

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  • 深く伝えるとは、データや情報をうまく伝えると言う意味ではなく、知恵や考え方など、人間の「本質」部分を伝えた事が、相手のエネルギーの源泉となり、相手に火をつける引き金となり相手の行動が変化する事と定義している。

    普段色々な場面で話をしている時はわかっているような感じなるがその人に話そうと思った時、どういえばいいかが分からなかったり、話しても、「それで?」的な気まずい雰囲気になってしまう事があるが、そういう時は自分は、深く理解していないので、相手に深く伝えるどころか上手く伝える事も出来ていないのだと、読んでいて自己反省した。

    本書では、伝えるテクニック的な事も書かれているが、それ以上に自分の人柄や雰囲気、情熱が重要であり、論理はその次だと説いている。
    具体的にはP63で、人を説得するには「エトス(人徳、人柄や雰囲気)」「パトス(情熱、感情)」「ロゴス(知性、論理性)」の順番で、その人の「全人格」をかけて行う。説いている。

    なるほどと思った点
    「もっと聞きたい」と思われる3か条
    ・テーマに関して流れをつけて、全体に一貫性があるイメージを持たせる。
    ・「具体的」にはなす
    ・「対になる言葉」をキーワードとして使う。

    何を伝えたいかによって、伝え方を変える
    ・「事実」を伝える時は「正確さ」が重要。
    ・「自分の意見」を言うときは「論理性」に気をつけて論理に矛盾が無いか、独りよがりになっていないかを気を付ける。
    ・「気持ち」を伝える場合「素直」につたえる。

    気に入った言葉
    ・自分の思いを人に伝えるのに、正しいとか間違っているとか、恥ずかしいと言う事はない。
    ・ちょっと意識を変えるだけで伝える勇気は生まれる。
    ・ゆっくり、急げ
    ・全ては小さな一歩から始まる。「自分一人がやっても何も変わらない」と思って誰もやらなければ、本当に何も変わらない。

  • 「深く伝える」ということは、データや情報をただ伝えるのではなく、知恵や考え方など、「本質」部分を伝える。そして自分が伝えたことによって、相手の行動が変化する。自分の伝えたことが、相手のエネルギーの源泉となり、相手に火をつける引き金となる。ことだと、筆者は述べている。

    思いの深いところで通じ合う。そのために何をすればいいのか?どんな考え方を持てばいいのか。それをまとめたのが本書。


    ”深く伝える技術”とは、意識の方向をどこに向けるかに尽きる とのこと。

    深く伝えるためのポイントは、以下。

    1.思いやりを持って伝える。
         相手のことを思って。
         伝えた後のことを思って。
         身近な人ほど丁寧に。

    2.わかりやすく
        ポイント絞って。   
        ストーリーをちゃんと作る。
        一直線のストーリーにする。

    3.ありのままに言うのが全てではない。

    4.準備がすべて。
       1時間のために10時間の準備。
       10秒、1分、3分、30分で伝えられるように。
       (本質がわかっていないと出来ない)

    5.伝えるのが下手な人は、自分の中で伝えたいものがはっきりしていない。
        自分がよくわかっていないものを、人にわかりやすく伝えられるわけがない。

      著者の場合、紙に書いたり、人と話したりするのを重ねることで言いたいことが見つかる。

    6. 「エトス(人徳、人柄、雰囲気)」 「パトス(情熱、感情) 」「ロゴス(知性、論理性)」 の順番でその人の全人格をかけて行う。

    結局のところ、”深く伝える”ことはその人の「本質」部分を伝えること。つまるところ”人間力”だと思いました。

  • 目新しい目からうろこの話はないが、たしかにという内容。

  • 伝える力の大切さ再認識
    技術より思い

  • おそらくカリスマ講師であろう著者の体験をもとにした話。
    「わかりやすい話」が「伝わる話」ではない。
    わかりやすい本も同様。主観的な部分が多く残念。

  • 請求記号:361.45/Ito
    資料ID:50071286
    配架場所:図書館1階東館 め・く~る

  • エトス、パトス、ロゴスを使い、全身で意思表示をすることで相手に伝わる。相手を認めることから相互理解は深まる。深く伝えることの大切さを再認識した。

  • 深く伝える技術とは、「相手」を主役にすること。

  • 大学在学中に司法試験に合格し、受験指導を始めたところ、たちまち人気講師となり、現在ではカリスマ塾長として知られる伊藤真さんの著書。

    伝えるとは、伝えたあとのことを意識する。単にわかりやすいとか、楽しい伝え方より「相手に残る」ことが重要。

    たしかに自分がうまく伝えた気になっているだけだったり、そのときは伝わっても相手に残っていなかったり、自分の日常でもよくある。
    あえてわかりにくく伝えて考えさせたり、誇張して伝えることも一つの技術。

    また、どんなに親しい仲でも、相手は自分と違う人間なんだと常に意識していないと、小さな誤解が、やがて大きな誤解になり、考え方の不一致になってしまう。

    しっかり相手の感情に訴えられる伝え方を工夫して、いろいろ試していこうと思った。

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プロフィール

1981年、大学在学中に1年半の受験勉強で司法試験に短期合格。同時に司法試験受験指導を開始する。1982年、東京大学法学部卒業。1984年、弁護士として活動しつつ受験指導を続け、法律の体系や全体構造を重視した学習方法を構築し、短期合格者の輩出数、全国ナンバー1の実績を不動のものとする。1995年、憲法の理念をできるだけ多くの人々に伝えたいとの思いのもとに15年間培った受験指導のキャリアを生かし、伊藤メソッドの司法試験塾をスタートする。現在は、予備試験を含む司法試験や法科大学院入試のみならず、法律科目のある資格試験や公務員試験をめざす人たちの受験指導をしつつ、一人一票実現国民会議の事務局長として一票の価値実現をめざす等、社会的問題にも積極的に取り組んでいる。

「2018年 『債権総論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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