おいべっさんと不思議な母子

著者 :
  • サンマーク出版
4.05
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本棚登録 : 470
感想 : 45
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  • Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763132734

作品紹介・あらすじ

このシンプルな物語はきっとあなたに「生きる力」を与えてくれます。ベストセラー『「また、必ず会おう」と誰もが言った。』の著者が挑む新境地の書き下ろし作品。

感想・レビュー・書評

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  • 主人公は小学校の教師をしている博史…博史の受け持つクラスは問題の多いクラスでその対応に翻弄されていた…そんな中、寅之助というかなり個性的な転校生を受け入れることになり、さらに問題は複雑化していく…。プライベートでも娘の七海との接し方に悩んでもいたが、寅之助親子と関わるうちに博史の教育に関する気持ちが変化していく…。
    読み終えてみて、あらあら、そんなこともある?って意外な展開に驚きましたが、喜多川さんの作品は読むと元気になれます。特に『あなたは人生で経験する数々の失敗は、その“学び”を得るためにあるのよ。だから今回も、悪いことをして、すぐに失敗してよかったの。』というフレーズに心を動かされました。この作品は教員を目指して頑張っている学生に読んでもらいたい…そんな風にも感じました。

  •  喜多川さんの本、8冊目を読了。一日で、あっという間に読み終わりました。
     この本もいいお話でした。特に、エピローグと最後の場面は、見事に回収という感じでした。

  • 喜多川さんの本は大好きで、いつも何かを教えてくれると思い期待しながら読んでしまいます。

    今回も失敗して学んでいくんだって事を書かれていました。
    10代の子達に向いてる内容でした。

    思わず妙の話信じちゃったな~(笑)んな訳なかったか。

  • (あなたは人生で経験する数々の失敗は、その“学び”を得るためにあるのよ。だから今回も、悪いことをして、すぐに失敗してよかったの。)
    弥生さんというおばあさんの台詞です。こんなこと言ってくれる大人が周りにいたら私も違っていたのになぁ…と、つい他人任せなことを考えてしまいましたが、今はもう自分がこう言ってあげないといけない立場でした…

    悩んでいる今、この本に出会えて良かったです。喜多川泰さんにしてはややさっぱりめの一冊でしたが、それでも十分に読んで良かったと思える一冊でした。

  • 安定の喜多川さん、いつもどおり「勇気」をもらえる1冊。中年だって万能じゃない、子どもだったときはあるし、子どもだってなおさら。
    平凡な日常にやってきた非日常。そこで主人公が遭遇したのは…。

    展開もよく一気読み。

  •  クラスのボス・史郎に反抗できずに言いなりになる男の子たち、同級生の沙織に悪いことに誘われても断れない七海、理不尽に苦情を言ってくるモンペに謝るしかできない教師の博史、自分の保身しか考えていない校長や教頭。
     初めのうちはそういう話が続いて、じれったくてイライラしたが、不思議な転入生・寅之助とその母親、そして花屋の夫婦が登場して好転していく。

     かつての教え子をうまく導く書道のおばあさん先生のおかげで、いきなりモンペが180度態度を変えたのにはびっくり。出来過ぎな感じがするが、まあいいか。

  • グッとくるセリフに何度も考えさせられました。子育て中のお父さん、お母さんに響くかも。

  • ★★★★
    今月7冊目
    面白かった。
    迷える学生に読んで欲しい。というか、昔読んでたら迷いが晴れたりしただろうな。
    全てが経験てこと。
    大人でも読んで面白い

  • 学校教師である主人公が江戸時代からタイムスリップしてきたという転校生とその母親に出合い、学校教育とは?親とは?という本質的な部分を見つめ直すストーリー。

    喜多川さんの作品はどれを読んでも、教育的自己啓発メッセージが強い。
    国語の教科書に出てきて、答えが出るような正しい答え合わせができるようなメッセージ。

    それがいい悪いではなく、文学としてはもったいなさを感じるし
    ただ対象者によっては読みやすさや感情移入がしやすいのだと思う。

    他の作品に比べると押し付けがましさは今回は控えめだったかな。

    タイトルや目次?のセンスはもう少し磨いてほしい笑

  • 学校教育を通して本当の生き方を示している。 例えば、勇気を持って間違いに抵抗する。 そんな勇気の象徴が学校である。失敗を恐れず、失敗のひとつやふたつは人生にとって貴重な財産である。

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著者プロフィール

1970年生まれ。愛媛県出身。東京学芸大学卒。2005年から作家としての活動を開始。『賢者の書』でデビューする。10年『「また、必ず会おう」と誰もが言った。』が13万部のベストセラーとなり、映画化、舞台化された。「喜多川ワールド」と呼ばれるその独特の世界観は、小学生から80代まで幅広い年齢層から愛され、その影響力は国内にとどまらず、多数の作品が台湾・韓国・中国・ベトナムでも翻訳出版されている。執筆活動だけではなく、全国各地での講演やセミナーも開催している。主な著書に、『おいべっさんと不思議な母子』『One World』『秘密結社Ladybirdと僕の6日間』『[文庫]福に憑かれた男』『君と会えたから……』『手紙屋』『株式会社タイムカプセル社』『運転者』等がある。

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