「君にまかせたい」と言われる部下になる51の考え方

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  • サンマーク出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763133021

感想・レビュー・書評

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  • リーダーシップの取り方だったり、人を動かす方法だったりと人の上に立つ心構え的な本はよく見るが、部下の在り方についての本は珍しい。
    結局は上司も人間。必要以上に距離を置いたり、嫌ったりしても意味はない。その中でも上司が求めている事を察しようと観察し、努力する必要がある。そうする事で自分も人の上に立つ器になれる、という事なのだろう。
    上司は人となりをしっかり見ている、上司によって求める報連相は違う、上司が言わないことは部下が聞かないといけない、事実と判断は分けて伝える、ひどい上司は反面教師として学ぶ。

  • もっと早くこの本に出会っていたら、今の私は違っていたかも。

  • 様々なフィールドで活躍された著者の上司として、あるいは部下であったころの目線から書かれています。

    自分は良い上司に巡り会えたと思っています。ただどうやって期待に応えればいいのかがサッパリ分かりませんでした。今も正直手探りです。
    ただ上司も普通の人間だということ、余程のおかしな人じゃない限りごく普通に接していればいいんだと思えただけでスッキリしました。

    「上司」という人間について、これからはもう少し意識的に観察していこうと思います。

  • (忙しそうにしている人の共通点とは?)……「働き」になっていなくて「動き」のままになっているのではないかと思うのです。例えば、牛が歩いているのは、動きです。しかし、牛が何かをモノを引っ張たら、これは働きになります。「忙しい」「忙しい」を連発している人をよくよく見ていると、動いて走り回っているようにしか思えないのです。労働時間の長い人、ダラダラ残業をする人。
    (自分なりのモチベーションエンジンとは?)……なぜ、この仕事をする必要があるのか。何のために仕事をするのか。会社のミッションが理解できていれば、自然に仕事へのモチベーションも上がると思います。例)自分なりに目標を置き換えることにしたのです。日産自動車で働くということから、自動車販売で社長賞を取る、ということに。
    (人に会う事も大切な勉強とは?)……仕事のスキルを高める集まり、自分のモチベーションを高める集まり、身体を動かす集まり、同じ仕事をしている人たちとの情報共有の集まり……。目的を意識しておくと、そのときどきのニーズによって、相手をしっかり選ぶことができます、そうすることで確実に、目的にちかづくことができる。

  • 報連相の大切さ
    指示を受けた時に5W1Hを意識する
    従順=善 ではない
    無理しない
    勉強して人間高める


    どんな部下が求められているか??

    ①従順である必要はない
    ②過剰サービスをする
    ③完璧がよいとは限らない
    ④背伸びや無理しない
    ⑤上司をコントロールしてもいい
    ⑥よく読み、学ぶ
    ⑦人間性を高める

    詳細
    ① 従順である必要はない
    なんでも黙って言うこと聞くのは機械と同じ。見たものや知識を元に、自分の意見を持つことが大事。

    ② 過剰サービスをする
    お客様にはこれでもかってほどサービスしてやる。足りなくて困ることはあれど、多くて困ることはない。

    ③ 完璧がよいとは限らない
    自分で時間をかけて作り上げた完璧は、相手のニーズと一致しているとは限らない。それならば、初期段階から、自分の完成形がニーズと一致しているかどうか、作りかけでもいいからこまめに報告•確認することが重要。

    報告は簡潔かつ、こまめに行う。
    進捗具合などは上司にとっては不安要素。

    確認は、5W1Hを徹底する。
    (例)資料作成
    何を??
    何のために?
    誰に提出?
    いつまで??

    どんなものを必要とする?

    ④ 背伸びや無理しない
    所詮後輩だからそんな肩肘張って無理しなくていい。

    ⑤ 上司をコントロールしてもいい
    上司が、自分の上司にどうやって接しているか知る
    冗談の中に本音が隠されている

    ⑥よく読み、学ぶ
    本を読んで勉強しよう
    現場を知ろう

    ⑦人間性を高める
    いろんな世界を知ろう!
    悩みも挫折も悪いことじゃないよ!

  • この本は3つの単語で表せれるのかなと思う。
    それは「徳、謙虚、素直」

    上司も部下も結局行き着くところは人間性。
    立場や年齢が上になっても、忘れずにいることがとても大切。

    傲慢になったり偉そうにするのはかっこ悪いし、
    良いとは思わない。

    頑張っていることは必ず誰かが見ている。
    その頑張ったことは必ず自分に返ってくる。

  • 目的:新入社員になるし、何か参考になることを見つけたいと思って。

    要約:
    どんなことでも一生懸命にすれば無駄にはならない。もし腐りそうな環境に行ってしまったときは、以下のことをやってみる
    ・意義を考える・再定義する
    ・目標を掲げる
    ・ゲーム感覚にしてしまう

    仕事のやり方として、大切だなと思ったことを3つ取り上げる
    ・仕事の本質(できていないといけないこと)を見極めて仕事する
     →やり直しが減る
    ・自分にできることを全力でやる
     →余計な心配事がへる
    ・どんなことでも報告書のようなまとめ資料を作る
     →自分のインプットにつながる

    印象的な言葉に「上司も人である」があった。このことから次のようなことが考えられる。
    ・上司を知ろうとして、好意を持つことが大切。
     →好かれて嫌な気持ちにはならない(はず)
    ・突発的な仕事は進んでやる
     →上司も嫌われたくないから押し付けたくない

    自分の成果を誰かに言うときには以下の3つが大切とあった。
    ・事実(もりすぎない)
    ・苦労話や失敗話
    ・周りへの感謝

    報連相について言及してあり、著者が大事だと言っていた内容を簡単にまとめる。
    伝える内容としては「事実」がベース、その事実から自分が導いた判断は余分である。その判断をするの上司の仕事。
    伝え方としては、まず報連相は「足りなくて怒られる」より「多すぎて困られる」を目指す。報連相は結論ファーストが大切で、以下の内容を明記する。
    ・現状どうなっているか
    ・上司にどのように行動してほしいか
    これは上司が報連相された後の行動を起こしやすくするためのものである。
    報連相は上司が評価すること。つまり、上司に求められている報連相が大切。自分の中で内容を理解しまとめておくことが大切だが、それをどうやってアウトプットするかは上司によって変える。

  • 報連相マーケティングをする。自分が咀嚼し、部下の責任も負う。悪い話の時、事実と判断は分けて伝える。自分なりの仮説を持っているか。上司の説得は事実の積み上げで行う。周りへの感謝の気持ちが語れる人を上司は評価する。チームとして成果を追いかける姿勢を持つ。上司が持っていない情報を意識してみる。上司がして欲しいことをイメージする。「一隅を照らす」姿勢で良い。報告書作りに力を入れる。仕事以外の場でもリーダーに自ら手を挙げる。いい話はみんなの前で、悪い話はこっそりとする。目の前の仕事に必要な勉強をやればいい。いろいろな本で読んで人間としての深みを得る。企業は利益を通じて世の中をより良くするために存在している。

  • 岩田さんの部下を経験談を交えたビジネス書。

    社会人一年目に読んでおいてよかったと思える本。

    51もあるので、響くもの響かないものもあったが、数年後に読み直すと響き方が変わってきそうな気がする。
    今は、恵まれた職場で頑張れているが、転職などで居心地が悪い時に読み直すと勇気が貰えそう!

    今回読んで、1番印象に残ったのは、「頑張っていることは、どこかで誰かがちゃんと見ていること」。

  • 上司をマーケティングすることも大事だと思った。

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著者プロフィール

岩田松雄(いわた・まつお)
元スターバックスコーヒージャパン代表取締役最高経営責任者。株式会社リーダーシップコンサルティング代表取締役社長。元立教大学教授、早稲田大学講師。1958年生まれ。大阪大学経済学部卒業後、日産自動車に入社。セールスマンから財務に至るまで幅広く経験し、UCLAアンダーソンスクールに留学。その後、外資系コンサルティング会社、日本コカ・コーラ株式会社役員を経て、株式会社アトラスの代表取締役社長として3期連続赤字企業を再生。その後、株式会社タカラ常務取締役を経て「THE BODY SHOP」を運営する株式会社イオンフォレストの代表取締役社長に就任し、売り上げを約2倍に拡大させる。2009年、スターバックスコーヒージャパン株式会社のCEOとしてANAとの提携、新商品VIAの発売、店舗内Wi-Fi化、価格改定など次々に改革を断行して業績を向上。UCLAビジネススクールよりAlumni 100 Points of Impactに選出される。2011年、リーダー育成のため株式会社リーダーシップコンサルティングを設立し、現在に至る。

「2023年 『ミッション 私たちは何のために働くのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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