「食べない」生き方

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  • サンマーク出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763133519

作品紹介・あらすじ

1日青汁1杯50kcalの食生活を17年間、継続。針灸師として難病の患者をのべ5万人以上治療。上場企業の健康顧問として社員の健康を管理。世界でも類のない生き方を実践している女性が提唱する、少食のすすめと人生の楽しみ方。

感想・レビュー・書評

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  • 「断糖」とか「腹7分目」とか
    「美人の食事」とか「腸美人」とか
    読んできたけど
    またこれは違う

    ちょっと深い人生論があって
    圧倒されるものがある

    P8
    「食べ過ぎ」の日本人は、
    「働き過ぎ」「求め過ぎ」の傾向も
    強くみられます。
    「食べること」を見直すことによって、
    そうした”もっともっと”と
    何でも過剰に「~し過ぎる」生活習慣に
    ついても、見直してみませんか?

    P137
    「断食によって変化したい遺伝子」

    ↑遺伝子という囚われから
    自分を解放出来るってスゴくない?
    -------------
    P207
    「トラウマがお別れにやってくる」

    ↑トラウマからも自由になる?

    P225
    「必要以上には求めない」

    ↑そしてこの境地に達するのだろう。
    スゴイし、興味深いし、同じ風景を見てみたい
    と思う。
    「修行」と「断食」のつながりが
    初めて分かった。
    「食欲」を「捨てる」ことで
    見たことがない景色が見れるのだ

    常識に囚われない自由と
    反骨精神と孤高と
    それでいて肩肘張っていない
    悟りのような境地。

    「マクロ」「糖質制限」
    「ローフード」「食べる順」…
    「一番自分にしっくり来る食事法は?」
    いろいろな本を読んで
    それなりに自分流を模索してきたけど

    「食べる楽しみは
    失ったけれど
    その代わり
    生きる愉しみを得ました」

    という冒頭の言葉。
    ここに究極があった
    -------------------
    P153
    起こった出来事を
    後からああだこうだと言葉にして
    リピートすると、そこでもう一回
    その時の怒りや悲しみを膨れ上がらせ、
    再現してしまうことになります。
    そういうネガティブな感情を
    再燃させてしまうのは
    体にもよくありませn

    P154
    いやなことを思い出して
    その時の感情を蒸し返しても
    いいことは一つもない
    ------------------------
    P171
    「別腹は愛に飢えているから」
    P172
    「食欲も物欲も寂しいこころの代償」

    ↑食欲を減らすことが
    より良く生きることに繋がる、という指摘は
    「断食」につながる卓見だと思う
    ----------
    「食べないこと」を
    「生き方」に結びつけた。
    こんな視点、僕にとって画期的なことだった

  • まだ。食べる生き方は捨てたくないが、断食をするとデトックスされることは、以前の断食で実感しています。

  • ・1日青汁一杯。野菜5種。他には整腸剤、サプリメント、ビタミンCの錠剤、柿の葉茶など。
    →思ったより色々食べてた。必要な栄養素を考え抜いて食べてるから、普通の人が青汁で過ごすのとは訳が違う。

    ・病気で治らない病気を食事療法で乗り切るため。
    →この人にあった生活だったのかな。

    ・日本では[]今日は何食べる?という会話が日常でできる国。本来食事は日々の活動エネルギーを得るためのもの。しかし、今の日本では、体を動かさないのに無理に口に入れすぎ。
    →確かに、体の動きと食事量はリンクしてないとおかしい。家族みんなが同じ量ってのはおかしいのかも。

    ☆日本の不食修行は仙道をえるもの。気功。気のエネルギーを感じ取るために、自然を沢山受けいれるからだになる。葉っぱ1枚食べるのも、葉の生命を丸ごといただく。そう考えると、生の方がより自然なエネルギーを損なうことなくいただける。
    →生だと生命エネルギーをそのまま食べれるというのは面白い。

    ・最初のうちは、生菜食により、体の症状が悪化し、生野菜は体を冷やすのとおりどんどん体がひえた。でも、半年経つと、冷えの原因が排泄されて、次第に強いからだに。
    →ここが難しい。ほんとに体調不良なのかもしれないし、継続してなかったらと免罪符のような条件だし。

    ☆もちろん少食であれば何でもいいわけではない。少食になればなるほど、質の良いものを食べる必要がある。基本は、玄米、青汁、柿の葉茶、水で過ごしてきた。
    →食べ物は研究しないと危険だね。

    ・人類の長い歴史を考えると、まだ飽食は数十年程度。人間は、飢えには対応できるけど、飽食には対応出来ていない。
    →面白い考え。

    ・温冷浴。血管の収縮を繰り返すと、血液のポンプ作用を活性化。ただし、高血圧や飲酒中などはダメ。誰でも当てはまるわけじゃない。
    →南雲さんもいってたね。

    ・少食で飢餓遺伝子がオンになる。ケトン体。

    ・少食でガンが治るケースもある。大食では免疫力が落ちる。
    →これは、ジョブズが菜食でガンになったことを考えると同意しがたい。

    ・コーヒーは南半球の飲み物で日本人には合わない。カラダを冷やすのでおすすめしない。アルコールも肝臓や腎臓を余計に働かせる。
    →これを徹底すると、何も食事を楽しめなくなりそう。著者は食べる楽しみを失った代わりに、生きる楽しさを得たといってるけど、まさに食べ物の楽しみ失ってる。

    ・少食は早起きになる。エネルギの消化に費やす時間が減るから。早朝に網膜に朝日を感じると、幸せホルモンのセロトニンが分泌される。
    →浴びたことない。試したら変わるのかな。癖になればいいけど。

    少食の本、断食の本は過激目なのが多いけど、これは、優しい言葉で書かれてます。ただ、スピリチュアルな話、気やオーラや気功なども多いので、全面的に傾倒すると危険そう。著書にも体質にも寄るところがあるって書いてあるから、自分で自分が健康だと感じられるバランスを見つけるのがいいんでしょうね。

  • 「脳波をコントロールすることができれば、食欲もコントロールできるようになる」の発想が新鮮。お腹も空いていないのに食べたいのは、脳が食べたがるからなので、効果が期待できそうだ。

    「食べ過ぎ」の日本人は、「働き過ぎ」「求め過ぎ」という見解にもハッとした。

    「あなたのことを愛してくれる人が、あなたのことを思って作ってくれた食事は、どんなレストランの有名シェフのご馳走よりもおいしく感じられる。そうやって愛をこめて作られた食事は、食べる人にエネルギーを与える。」
    …の言葉に、勇気づけられた。

    愛のこもった食事には、「死のうかなと思っていた気持ちを、また生きてみようと変えさせる力」が宿っていると筆者は言う。


    食事ではないが、私にも、その力を与えてくれた人がいる。感謝の思いに涙した。

    「どんな不幸であれ飢えであれ、それは人間が、人生の意義を探求するためには必要なことです。」真にその通りと思う。私を支えてきた内なる魂いに、言葉を与えられた思いがした。

  • この前読んだ不食に関してもそうだけど「食」の常識って何なんでしょうね。

    栄養?カロリー?バランス?

    どれが正しくてどれが間違いということではなく、自分自身の身体に合わせたものということなんでしょうね。

    食関連の本を読んでいた思うのがどんな食事法を実践している人でもみなさん食への「感謝」を持っている。

    現代人に今一番足りないのはもしかしたらこの食への「感謝」の気持ちなのかもしれませんね。

  • 住人その二が読みたいと言ったので。

  • 「食べない人たち」の著者の一人の本。あの本にも書いてあった、青汁の作り方ほか、甲田療法の話が説明されている。著者の腸内細菌が牛などと同じような構成になっているという話も載っていて、すごいなと思った。
    ただ、甲田療法-玄米生菜食や運動など-が正直、こんなに面倒な方法なのか、ということにびっくりした。
    難病治療とかに使われているとのことなので、面倒とか言ってられる場合ではない方々向けなのだと思うけれど。
    ただ、ところどころ、紹介されている体操をしていると、人のオーラが見えるようになった等の話も出てきて、大変に興味をひかれた。
    最後のあとがきに、山本印店についても献辞があって、こんなところにも!とびっくりした。

  • 少食の効用はとてもよくわかったので、改めて実践する気持ちが湧きました。
    しかし、人のオーラが見えるようになったなど、本当かと思うような記述もあり、全てを受け入れることはできないと思いました。
    少食を続けて、自分も人のオーラが見えるようになったら星5にしたいと思います。

  • 一気に読みました。
    少食にするということは、必要だなって。
    自分の身体と向き合う、大事なことと感じます。

  • 2014/06/11

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著者プロフィール

1962年生まれ。短大卒業後、養護教諭として大阪府で勤務中に難病の脊髄小脳変性症を発病。以来、西式甲田健康法を実践し、難病を克服。その後、鍼灸学校に入り、鍼灸師の免許を取得。現在、大阪府八尾市で森鍼灸院を開業。『開運!龍体文字の奇跡』など著書多数。

「2020年 『週末だけでいい! 少食健康法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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