エースと呼ばれる人は何をしているのか

著者 :
  • サンマーク出版
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感想 : 75
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763133625

感想・レビュー・書評

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  • モーニング娘。やAKB48の振り付けを行っていた著者が
    身近で見たアイドルのそれもエースやセンターと呼ばれる人の考え方や行動の共通点をみつけ、それがエースやセンターとへと繋がっているかと言う事を書いた本。

    アイドルや芸能界と言うと、ビジネスと同じ土俵で考える事は間違っていると思う人もいると思うが、自分は著者と同じように、天井の無い世界で突き抜ける人と言う事で非常に興味を持って読んだ。

    この中でエースと呼ばれる人の考え方や習慣は3つしかないと言っている。
    ・自己を確立し: 自分が何を目指していて、そのために今何をすればいいのかを明確にする。
    ・自信を持ち: 核となる強みを一つでも持っている人はそれをよりどころにして様々な困難を乗り越えられる。
    ・前に向かって進む: 前向きに考え行動できるひとことは他のどんな弱点を補って余りあるほどの強みになる。

    また実践のベースとして理解、行動、習慣化が必要と言っている事も納得できた。

    その他元気になるような言葉が多かった。
    ・仲間を意識すればするほど成長しない
     一緒にレッスンを受けている仲間の目を気にしてしまう思考がエースの大敵。
    ・エースが持つべき良いプライドとは、自分を高みにおいてそれに責任を持つ
    ・悪いプライドは自己防衛のためのプライドです。
    ・追いかける夢の大きさがそのまま意志の強さに繋がるのです。その意志の強さ事が結果を生むのです。
    ・底力そのものは誰でも備わっている。どんな人でもギリギリまで追い込まれれば底力が出てきます。
    ・見えない努力程見返りは形となって現れる
    ・短所を認め、それを克服したいと意識し始めた瞬間から、人は前向きな「正しい努力」を始める
    ・蘭書を自覚してそれを受け入れてしまう事と、「私はこうだから仕方がない」と開き直る事は全く異なる。
    ・自信をはぐくむ事も大切ですが、危機感を持つ努力も忘れないでほしい。
    ・与えられた時間をただ過ごすのではなく、与えられた時間の枠を意識してコントロールする習慣を身につける事
    ・謙虚にふるまいながらも遠慮はしない。気を遣うより、気を遣わせるな。
    ・相談や質問する事は悪い事ではない。しかし安易に他人の答えを求めるのではなく、まず自分で考え抜いたうえで相談するのであればどんな上司も歓迎する。

  • エースを育てた人のエース論。
    うなずけることが多いので発見というより同意。
    芸能界視点よりなのがおもしろい。
    これは良書。

  • エースの資格、エースと呼ばれる人が持つ考え方・習慣は大きく分けると、①自己を確立する、②自信を持つ、③前に向かって進む、の3つしかない。
    ①自己を確立するためには、「群れない」「ゼロになる」「良いプライドを持つ」の3つが有効である。チームワークは重要だが、先生や仲間の目を気にしているようでは、エースとして成長していかない。個になる時間を作ることが重要である。
    ②自信を持つためには、「正しい努力」をする必要がある。「正しい努力」をするためには、自分を知る必要がある。自分の強みや弱みが分からなければ、これから力を注ぐべき方向を探ることはできない。また、それと並行して、危機感を持つ努力も必要となる。
    ③前に向かって歩を進めるエースの共通点は、どんな問題も他人のせいにせず、自分が原因だと考える習慣を身に着けている。すべての責任を自分にして、自分に何が足りないかを考えるようになれば、反省点や改善点が見つかり、成長につながる。

  • 振付師が見たエース。
    やっぱり芸能界が中心となるんだけど、ビジネスの世界も芸能界の世界も似たところがあるよね。

  • アイドルを安易に考えてました。
    ごめんなさい。
    なみなみならぬ努力に敬意を。

  • 自己を確立し、自信を持ち、前に向かって進む
    強みはひとつ
    好きなもの10個
    心を揺さぶる言葉
    もっと個人になる
    強調しないほど強くなるチームワーク、自分のため
    強きものにライバル心
    ゼロになる瞬間
    なぜか?
    自覚と危機感
    使命感
    底力君に会いに行く
    夢を語ると本心が見えてくる
    スキルを磨けば内面も磨かれる
    また成長しないといけないのか!
    わが振り学べ
    謙虚はいいが遠慮はいけない
    地味で正直はかけがえのない強み

  • 芸能界の世界でエースと呼ばれる人たちについて、ダンスの指導者という立場で関わってきた著者の経験論。特に芸能界は人間関係が濃いので、興味が湧いて手に取りました。
    こういう方の言葉は力がありますね。「正しい方法」の3つはぐっとくるものがありました。
    自分も現場でギリギリの状況でダメだったり、なんとかなったりの経験があり、共感できるものがありました。

  • 人は本来必ず成功し、輝くようにできている

    エースというとついAKBのセンターを
    思い浮かべてしまうが、人はそれぞれ
    輝ける場所がある、そしてその場所へ向かって、
    歩んでいくにはどうしたらいいかを夏まゆみさんの実体験に元に書かれた本。

    なかなかよかったですよ。

  • モーニング娘。とAKB48、どちらも大好きだった私にとって、尊敬してやまない夏まゆみ先生の著書。
    鬼コーチと呼ばれていた夏先生が指導してきた人達をみてどう感じてきたかを綴られた本。

    ・努力は不言実行であることがとても大切であるということ。目標は有言実行することが大切であるということ。
    ・人は一番苦労してもうダメだってときに底力くんに会えるということ。
    ・前田敦子や高橋みなみのように、あまり相談をしない、秘めたる魂を持っている人の方が伸びやすいということ。
    ・昔の板野友美が自分は元からダンスができるからとおごりそれまで力が伸びなかったように、悪いプライドは成長を妨げるということ。
    ・逆に宝塚トップスターのような成長する自覚と危機感をもち、自分を高みにおいて、それに責任を持つための良いプライドをエースは持つべきであること。
    ・挨拶は基本一対一で、名前を呼んで挨拶をするとよいということ。
    ・高橋みなみのように、笑われて恥をかいても黙って努力を続けることが成長への一歩であるということ。
    ・目からビーム、手からパワー、毛穴からオーラ
    ・群れない人間であれ
    ・自己を確立し、自信を持って、前に向かって進む

  • モーニング娘。やAKB48の振付師として有名な、夏まゆみさんの「エース」と呼ばれる人の共通項を
    ①自己を確立し
    ②自信を持ち
    ③前に向かって進む
    という軸で語っている一冊。

    アイドルの教育係としての視点は、具体的に私たちがよく知るアイドルの名前が出てくる独特の面白さがある。
    内容は大いに納得で、特に「アイドルはビジネスマンにとって最高の教科書と思え」というのは最近個人的に凄く深堀りたいと思っていたテーマ。
    芸能の世界とビジネスマンの世界の両方に足を突っ込んでいる人間しかピンとこない部分もあるかもしれないが、これは真理だと思っている。

    きっとこの本の内容は、夏さんが言葉で語ったほうがグッと来るのだろうなと思う部分が節々にあった。
    文章が、読みやすいのと引き換えに少し淡々と軽すぎるから。1テーマごと小さなエピソード紹介に留めず、もっと深掘って聞いてみたいと思う内容が多かった。

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著者プロフィール

ダンスプロデューサー/指導者。1962年、神奈川県生まれ。80年渡英以降、南米、北米、欧州、アジア、ミクロネシア諸国を訪れオールジャンルのダンスを学ぶ。93年には日本人で初めてソロダンサーとしてニューヨークのアポロ・シアターに出演し、絶賛を浴びる。98年、冬季長野オリンピック閉会式で老若男女数万人が一度に踊るための振り付けを考案・指揮する。NHK紅白歌合戦では20年以上ステージングを継続。吉本印天然素材、ジャニーズ、モーニング娘。、宝塚歌劇団、AKB48、マッスルミュージカル等、団体から個人にいたるまで、手がけたアーティストは300組におよぶコリオグラフィの第一人者。
伸び悩んでいた教え子の成長が、指導者の「言葉のかけ方」次第で著しく加速するケースを自ら体験したことで、指導における「言葉」の役割の重要性に早くから着目。以降、30年以上にわたり実際の指導現場で試行錯誤をくり返し、効果的な「声かけ」を導き出す。教え子たちが急成長していく「声かけ」はたちまち注目を集め、近年では、大手企業や官公庁からの講演依頼が続出。メディアにも多数出演し、その方法を伝えている。

「2023年 『人はいつでも、誰だって「エース」になれる! 心とからだが輝く72の言葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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