京セラフィロソフィ

著者 :
  • サンマーク出版
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感想 : 70
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  • Amazon.co.jp ・本 (608ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763133717

感想・レビュー・書評

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  • すごい良かった!とも無理無理!とも思う。
    昭和(戦後?)経済発展に貢献した人ってなんというか、もう規格外なイメージがあるわ。海賊と呼ばれた男を思い出した。
    会社員が各々経営者視点で仕事をする、本当にそうできたら、必ず会社は良くなっていくだろうというのは想像に難くなかった。現実には難しいだろうけどね。アメーバ経営とか、とにかくコスト削減とか、働く側にとってはきっちりし過ぎててめんどくさーってなりそうではあるけれど、それが会社を発展させていくって事なのかもね。
    はったりで、できてないものをできます!って言ってなんとか間に合わせるとか・・・いやー、勤務時間を守れ!と厳しい現代でそんなことできるのかなぁ。

  • 「動機善なりや、私心なかりしか」
    この本で好きな言葉の一つです。

    フィロソフィ=哲学です。人、会社のあり様、指針を示すものです。
    稲盛さんのこれまでの、偽らない生き方に基づいた内容です。
    本書は、もともと非公開の盛和塾という、稲盛さんの経営学を学ぶ、
    全世界的な自主活動会であった、門外不出の書です。
    今のこの世(2022年)でも、これからでも通用する日本的な経営指針、
    生き方が記述されています。

  • 人の歩みと企業の歩み

  • 日本の優れた経営者の一人として必ず名前が挙がる稲盛和夫さん。京セラを大企業にしたその経営哲学と人生哲学に触れる事が出来る本です。読んでいると判るのですが稲盛さんは仏教の教えからも大きな影響を受けた様です。仕事と宗教、全く別物と思いきや密接に関係しているんだと感じました。

  • 心に残るフレーズがたくさんありました。少しでも実践していきたいと思います。

  • 「能力×熱意×考え方」の
    考え方の部分に大きく寄与する
    フィロソフィ。

  • 人間力を高める為のバイブル。
    仕事においても、個人においても、まず成功する為には心の在り方がとても大切であると本書は教えてくれる。今まで稲盛さんの経営12カ条の音声を聴いたり書籍を読んできたがその集大成がまさにこの1冊である。
    20年位前に経営者からの推薦で稲盛さんを知り、どハマりして勉強したのだが、余りにも真面目過ぎて一度距離を置いた経緯がある。それから紆余曲折いろいろ学ぶ中でまた此処に戻って来た。ビジネスや経営者の目線以前に人間1個人としての在り方がとても参考になる。人間としてどう生きるべきかの指南書となる。
    605ページのボリュームがあり1回読むのに時間が掛かるが繰り返し読みたい1冊である。

  • 稲盛さんの書籍は他で何冊か読んでいましたが、やっとその原点とも言える京セラフィロソフィを読みました。他の本を読んでいたのでアメーバ経営の内容など知っていることもありましたが、改めて600ページほどのボリュームがある本書を通じて稲盛氏の経営哲学を深く幅広く知ることができ、満足しています。

    この本を読む前は、本書のメイン読者層は中小企業でオーナー系の社長かなと思っていましたが、いまこのご時世に読むと、必ずしもそうではない、基本を忘れてしまった日本の大企業はもとより、ゆきすぎた株主資本主義が蔓延している米国企業も、こういう考え方に触れるべきと思いました。昨今ハーバード大学のマイケル・ポーター教授がCSV(Creating Shared Value)経営ということを言い始めていますが、稲盛さんから言わせれば、やっと気づいたのか、という感じではないでしょうか。経営は、究極的には戦略の巧拙で業績の差が出るのではなく、「考え方×熱意×能力」が重要で、特に経営者の考え方、どういう会社になりたいかという思いが一番大事ということで、外国人に対して日本的経営は何かと聞かれたら、この考え方を是非紹介したいと思います。

    最後におこがましいですがフィロソフィーに一つだけケチをつけさせてもらうと、本書の内容は家族をかなり犠牲にする印象をうけることです。今のご時世、共働きで子供がいる家庭を想定すると、稲盛さんの書いていることを夫が実践したら、家庭不和が起こりあっという間に離婚になるところも多いでしょう。稲盛さんは本書の中で彼岸の智慧と此岸の知恵のバランスを両方取らなければ一流の人間ではないというようなことを述べられていますが、仕事と家庭のバランスも同様に重要です。本書でも大乗利他の話を何度も出されていますが、妻や子供をないがしろにした大乗利他は真の意味での精進ではないと思います。

  • 信奉する稲盛さんの考え方を記した名著。
    日頃からの考え方、思いが大切。心を立派なものにすることが何よりも大事。
    仕事はベストでなくパーフェクトを目指す。たとえ、できなくとも。

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著者プロフィール

1932年鹿児島県生まれ。鹿児島大学工学部卒業。59年、京都セラミック株式会社(現京セラ)を設立。社長、会長を経て、97年より名誉会長に就任。84年、第二電電(現KDDI)を設立し、会長に就任。2001年より最高顧問、2010年には日本航空会長に就任する。代表取締役会長、名誉会長を経て、15年より名誉顧問となる。84年、稲盛財団を設立し、「京都賞」を創設。毎年、人類社会の進歩発展に功績のあった人々を顕彰している。2022年8月逝去。その他著書に、『稲盛和夫の実学』『アメーバ経営』『稲盛和夫のガキの自叙伝』『高収益企業のつくり方』『人を生かす』『従業員をやる気にさせる7つのカギ』『成功への情熱』『生き方』等がある。

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