読んだら忘れない読書術

著者 :
  • サンマーク出版
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本棚登録 : 2850
レビュー : 557
  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763134509

作品紹介・あらすじ

こうすれば、記憶に残すことができる!毎月30冊の読書をこなし、毎日40万人に情報発信!異色の精神科医が教える、脳科学に裏付けられた、本当に役立つ読書とは?

感想・レビュー・書評

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  • 小生の趣味としましては、流行りの本よりロングセラーの本を選ぶくせがありますが、つい気になってこの本を手にとってみる。
    この本で参考になった点は、冒頭の読書の効用のほか、
    ・三つの気づきを得られたらOK!
    ・内容について議論できるほどに読め!
    でした。

    この本自体もサクッと”気づき”を得られるように工夫された書き方がされている気がする。
    ゆえに、同じ内容(気づき)を繰り返し伝えているため冗長に感じられるかもしれません。

    内容についてコメントすると、著者の言うように、読書は既成の経験や知識をインストールするための手っ取り早い手段でしょうね。
    なので、”気づき”を得られればそれ以上読み解く必要はないかもしれません。
    ただ、その”気づき”がどこかで語られていたような話を著者が集めてきてひけらかしている印象があるのです。

    つまり、執筆活動は、ひけらかしと実益を兼ねているのかもしれない…。

    …そして著者の意見とは対抗する話が、ショウペンハウエルが『読書について』で語られていたことだと思います。…

    著者のYOUTUBEチャンネルを閲覧しました。
    いかにも理系的な実用的解決策を解説しているので参考になったものもあります。
    しかし、友好関係についても、得があるかどうかで見ている感があり、ちょっとな…という印象です。
    なぜって、寅さんの監督で知られる山田洋次さんのエッセイにあった話なのですが、寅さんは幼少期に下町のいろいろな人と出会い生きる知恵を身につけたと言っていました。例えば頑固な怖いおじさんなどと渡り合うなどして処世術を身につけたのです。
    ここでショウペンハウエルの話を再び持ち出しますが、ショウペンハウエルによれば、自ら思考して導き出したものこそが重要だそうです。
    寅さんで言えば、なかなかにスリリングな幼少期を過ごしたからこそ風来坊として生きてゆく知恵が身についたのだと思います。
    友達って嫌な部分があっても意見が違っても、それを乗り越えて付き合える”好き”があるのだと小生は思うし…。

    読書についても、小生からすれば、確かに得られぬ経験や知識をくれますが、それ以上に自分だけでは足りない知恵を鍛えるために読むのだと思っています。それさえ得られればあとは読まなくても良いと思えるぐらい。モンテクリスト伯のファリア司祭のいうように、「世界の真理が書かれた書物」はあまり多くないと思うのです。

    紹介されていた本のうち、ピケティ絡みの経済本はダメだなーという感じでした(ほかは中々◎)。
    どんなに本を読んでもどうしても専門外は素人になってしまうのでしょう。

    「議論できるほど読む」ことの実践が本レビューですが、さてどうだったろうか。
    色々言いましたが、まあまあってところでした。
    出来れば『知のソフトウェア』の読書の項、清水幾多郎『本はどう読むか』モーティマー・アドラー『本を読む本』なども読み合わせてどうぞ。

    ”内容紹介
    こうすれば、覚えていられる!
    脳科学に裏付けられた、本当に役立つ読書術とは?


    「本を読んでも、すぐに内容を忘れてしまう」
    「せっかく読書をしても、記憶に残っていない」
    「凄くおもしろかったのに、少し時間がたつと内容が思い出せない」

    あなたも、こんなふうに思っていませんか?

    こんな、記憶に残らない「読んだつもり」の読書は、
    ザルで水をすくうようなもので、時間の無駄です。
    読書とは、その内容を忘れずに自分の知識として定着させて、
    自己成長に結びつけてこそ、はじめて意味が出てくるものなのです。

    本書では、精神科医である著者が、
    脳科学的な裏付けのある「読んだら忘れない読書術」を公開します。
    また、「SNSの超プロ」としての立場からも、ソーシャルメディアを使いこなし、
    読書で得た知識をアウトプットする方法、人とシェアする方法などを明かします。

    ぜひ、「読んだら忘れない読書術」を手に入れ、
    さまざまな本で学んだ内容を仕事や生活の場で実践してください。

    その前にまずは、本書を「記憶に残る読書術」で読み進めてみてください!


    *目次より

    第1章 なぜ、読書は必要なのか? 読書によって得られる8つのこと
    第2章「読んだら忘れない」精神科医の読書術 3つの基本
    第3章「読んだら忘れない」精神科医の読書術 2つのキーワード
    第4章「読んだら忘れない」精神科医の読書術 超実践編
    第5章「読んだら忘れない」精神科医の本の選択術
    第6章 早く、安く、たくさん読める究極の電子書籍読書術
    第7章「読んだら忘れない」精神科医の本の買い方
    第8章 精神科医がお勧めする珠玉の31冊”

  • 「精神科医が教える」というフレーズが気になって手にとったが、残念なことに精神医学的視点に立った内容は書かれてなかった。

    あとがきに読書の効用を訴えて、精神病にかかるリスクを減らしたいという考えには大いに賛同できる。

    しかし、既に他のレビュアーの方が指摘している通り、著者が読書から得た知識をまとめているような印象を拭えない。

    著者は「読んだら忘れない」ために、アウトプットを勧めているが、ブクログユーザーにとっては既に実践し効果を実感しているので、今更触れるまでもないだろう。

    また、脳科学(記憶)に触れている箇所もあるが、こちらは脳研究をしている池谷裕二氏の著書を読んだ方が参考になる。

    本著が役に立つ読者層を強いて挙げるとすれば、中高生~20代前半ぐらいまで。

    購入する場合は一度図書館で手にとってみることをお勧めする。

  • まさに表題のことでほとほと困っていた私。
    読んだはずなのに、忘れてる…内容だけならともかく、読んだ事実さえ忘れてるっていったいどういうこと?!と自分のふがいなさに呆れ果てていたとき、目にした本書。
    待ってました!よっしゃ、これでなんとかなるべ~と勇んで手にしたのだけれど。

    うーん、三分の一は読書の良さ、三分の一は本の選び方読み方、残り三分の一が、待ち望んでた忘れない読書法だったのだけれど。
    読書の良さも選び方も読み方も、そして忘れない方法も、どれもこれもわかってたしやってるし今更聞く必要のないことばかり。
    筆者の言ってる忘れない読書術、やってるんだけど~でも忘れちゃう人はどうしたらいいのさ。

    ブクログ見てると、ええっほんとに?!と驚きたくなるが、日本人はひと月に一冊も本を読まない人が二人に一人くらいの割合でいるらしい、月10冊も読めば、わずか数パーセントの割合の中に入るらしいってことが分かった。
    へ~、そうなんだ。みんな結構読まないんだね。
    ブクログ利用者はかなり稀有な人々が多いってことなんだね。
    普段あまり読書をしない人が、モチベーションアップのために読むにはいいのかも。

  •  月に7冊の読書をすれば、日本人の中で上位4%に入るらしい。これだけ図書館も書店もそれなりに充実しているように思える日本で、全体の読書率はそんなものなのかと驚いた。
     読んだものを忘れないようにするには、アウトプットすることと、「自己成長」「行動の変化」を読書の目的とすること。隙間時間は自己成長の埋蔵金で、掘り起こして成長するか浪費するかで人生が違ってくる。
     と、著者は言う。この本を読んで、埋蔵金をもっともっと掘り起こそうと思った。

  • 読書をしても、印象だけが残って3ヶ月後には内容を説明することさえ難しかったので、その悩みを解消するために購入しました。
    表題のとおり、忘れないための具体的な方法(簡単です!)、その読書術の効果、そして本の選び方まで記載してあり、とても参考になりました。
    アウトプットという私自身の苦手な部分も気づくことができ、今後の読書について前向きになる内容でした。

  • 読書にどれほどの価値があるか
    なぜ読書をオススメするかが最初
    前読んだ読書の本にも書いてあったが
    時間がないから読書しないのではなく
    読書しないから時間がない
    自分の経験では限界があるのだから
    ”他人の経験から得られた知識の結晶である本”
    を使わない手はない

    ただ、本を読めばいいのではない
    読んで自分の知識、血肉にしなければ意味がない
    これも前読んだ本と書いてあることは同じ
    忘れないためには
    アウトプットが大切
    どのようにアウトプットするか
    SNSや、友人へ紹介するなど

    そして最後の方には本の選び方とオススメ本
    ひいきの著者を読んだり
    尊敬する人のオススメ本を読む
    アマゾンのオススメ機能を利用するなど

    電子書籍の活用法にも触れられていた

  • 筆者が、読書を習慣とする人が増えることを願って書いた1冊だそうです。
    読んでみると、確かに、全編を通して
    「本を読もう!知識は宝!!」
    という気持ちが感じられました。

    肝心の、読んだら忘れない方法については
    脳科学に基づいた理論で語られており
    現在さっそく実践中です(笑)
    効果を感じられるまでは、
    まだ時間と読書量が足りていないといった感じ。。。
    読んだ翌日から、すぐに記憶できる!
    という内容の本ではないと感じます。

    電子書籍で本を読んでいるような
    読書家の皆様にとっては
    当たり前のことしか書いてない、
    消化不良だ、と感じるかもしれません。

    普段あまり本を読まない方、
    本や活字が苦手な方にお勧めの1冊です。

  • 読書することのメリットや本の選び方についても触れられており、勉強になった。
    読んだら忘れないための方法が書かれている。1週間に3回アウトプット、感情を動かし脳内物質を出して本を読むことなど。
    個人的には読書によって今持っているストレスは軽減されるというところが印象に残っている。わからない、知らないことによるストレスは多い。

  • 最近、様々な本を読みたいという意欲と同時に、どうせ読むならためになる読み方をしたいということで、この本を手に取りました。
    今までは、「読んだ」という事実に満足しているだけで自分の知識になっていなかったが、この本を読んで知識にする大切さ、方法を学ぶことができた。

    樺沢紫苑(かばさわしおん) 精神科医

    「読書には、ストレスや不安を解消する効果がある。イギリスのサセックス大学でのストレス解消についての研究では、読書、音楽視聴、1杯のコーヒー、テレビゲーム、散歩、それぞれのストレス解消効果を、心拍数などをもとに検証しました。その結果、読書は68%、音楽視聴は61%、コーヒーは54%、散歩は42%、テレビゲームは21%のストレス軽減効果が見られ、読書が最も高いストレス解消効果が得られる。」
    「IQを左右する要因として、遺伝の次に大きいのは読書量だ。何を読んだかではなく、どれだけの量を読んだかがカギとなる。」
    「高齢になってからの読書は精神的退化を32%遅らせ、逆に頭を全然使っていないと精神的退化が48%加速する。」
    「読書量と年収は、比例するのです。〜年収が高いほど本の月額購入費が多く、年収が低いほど月額購入費が少ない。」
    お金があるから本をたくさん買えるという意見に対しては、今収入が高い人はみんなお金が無い頃や成功する前から読書を習慣にしている。」
    「最初のインプットから7〜10日以内に3〜4回アウトプットするということが重要。」

    「海馬に仮保存された情報を側頭葉に入れて忘れない記憶にしなければならない。」
    「アウトプット方法 ①本を読みながらメモをとる、マーカーでラインを引く。 ②本の内容を人に話す。本を人に勧める。 ③本の感想や気づき、名言をシェアする。レビューを書く。

    「人生の1割に相当するスキマ時間を「浪費」に使うのか、「自己投資」に使うのか。この時間の使い方次第で、あなたの人生は変わります。」
    「「本を読んだ」の定義は、「内容を説明できること」そして、「内容について議論できること」。感想や自分の意見を述べられなければ、本を読んでいる意味がない。」

  • 「読んだら忘れない読書術」 樺沢紫苑


    書店でよく見かけていて、気になっていたので購入。

    著者の方は精神科医として勤務しつつ、TwitterやFacebookなどSNSで精力的に情報発信をしており、出版物もたくさんだしてらっしゃる有名な方のようです。
    悔しい。知らなかった。

    この人が語る、読んだら忘れない読書術というのは、
    インプットした分アウトプットしよう!
    というものです。

    私自身、数年前から読んだ内容を咀嚼する目的で読書感想という名の駄文をネットに晒しておりますが、要はそういうことをみんなもやると忘れなくなりますよん、と伝えております。

    これは本当にその通りです!
    私も読書記録を書くようになってから本の内容を忘れにくくなりました。キーワードとか印象に残った言葉とかちゃんと残ります。だから私からもオススメ。
    手帳に書くよりもやはり人目に着くSNSに記録をつけるのがよいそうです。
    程よくアウトプットへの緊張感があるのがまた文章を練るし、忘れにくくなると。

    読書熱もマンガ以外は下火になってましたけど、この半年くらいでまた復活してきました。
    今回この本を読んでさらに読書したい気持ち復活!!

    読書も読書感想もまたボチボチ始めたいと思います。

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著者プロフィール

精神科医、作家
1965年、札幌生まれ。1991年、札幌医科大学医学部卒。2004年からシカゴのイリノイ大学に3年間留学。帰国後、樺沢心理学研究所を設立。
メールマガジン「精神科医・樺沢紫苑 公式メルマガ」など15万部以上を配信している。その発行部数は国内でも屈指。
Facebookページの「いいね! 」数は14万を超え、個人では最大規模のFacebookページ運営者として知られている。Twitterフォロワーは約12万人。こうしたインターネット・メディアを駆使して、精神医学、心理学の知識や情報をわかりやすく発信している。
また、過去20年間の読書数は6000冊以上にものぼる。その脳科学的な裏付けのある「記憶に残る読書術」により得た知識や情報をSNS上での紹介や執筆活動を通じて広くアウトプットしている。
著書に『読んだら忘れない読書術』『ツイッターの超プロが教える Facebook仕事術』『SNSの超プロが教える ソーシャルメディア文章術』(サンマーク出版)などがある。

「2018年 『いい緊張は能力を2倍にする』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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