コーヒーが冷めないうちに

著者 :
  • サンマーク出版
3.31
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本棚登録 : 7006
レビュー : 769
  • Amazon.co.jp ・本 (348ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763135070

作品紹介・あらすじ

お願いします、あの日に戻らせてください-。「ここに来れば、過去に戻れるって、ほんとうですか?」不思議なうわさのある喫茶店フニクリフニクラを訪れた4人の女性たちが紡ぐ、家族と、愛と、後悔の物語。

感想・レビュー・書評

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  • 喫茶店「フニクリフニクラ」の片隅にある席。
    そこに座ると、コーヒーが冷めるまでのほんの少しの時間、その同じ場所にタイムスリップできる。
    ただそれには、色々とめんどくさいルールがあって───。

    ”4回泣ける”との評判に、それでなくとも涙腺のゆるい私はいったい何回…と身構えて読んだんですが、案外大丈夫でした。

    ただ、四話めの#親子。
    自分の命と引き換えに、子供を産む道を選択した母。
    育ててあげられなくて、ごめんね。
    どんな娘に育っているのだろう…。
    会いたいよね…。成長した姿、見たいよね…。
    とうとう泣きました。

    タイムスリップものは大好物です。
    後悔していることも、やりなおしたいことも山ほどあるので(笑)。
    たいていは過去に戻ってやり直せば、なんとかなる話が多いですよね。
    でもこのタイムスリップは、現実は決して変わらないんです。
    それもまたつらいものがありましたけど…。

    これ、たぶん続編ありますよね。
    あの時、流と数が北海道に行っていた理由や、
    その席にいつも座っている女性の幽霊の謎とか。
    そういえば、コーヒーを何杯も出して、その女性が席を立つように仕向けたときは笑ってしまいました。

    過去に戻ってやり直しても、現実は決して変わらない。
    でも未来は変えられるんだ。
    今、この瞬間から────。

    • 杜のうさこさん
      けいちゃん、こんばんは~♪

      あはは、私の感想で満足させてしまった?
      あいかわらずけいちゃんのコメントは楽しい!
      寝ようと思ったら目...
      けいちゃん、こんばんは~♪

      あはは、私の感想で満足させてしまった?
      あいかわらずけいちゃんのコメントは楽しい!
      寝ようと思ったら目がさえてしまったよ。(笑)
      レビューざっと読んだら、結構酷評もあってびっくり。
      なんかね、煽られすぎて逆にっていうパターンなのかなぁ。
      泣きたい気持ち満々の方には残念なのかもね。
      私はあまり泣かずにすんで良かったけど…。
      少し読みづらい感じもあったけど、やさしいお話だったよ。

      崩れ落ちそう?同じく。(笑)
      積読消費月間のはずが、今日また仕入れて来てしまった。はぁ…。

      では、おやすみなさ~い☆
      2016/12/05
    • chiru1104さん
      こんばんは(*^^*)

      この本読もうと思って積読状態です!
      うさこさんとまた同じ本を!と…ちょっと嬉しくなってコメントしちゃいました...
      こんばんは(*^^*)

      この本読もうと思って積読状態です!
      うさこさんとまた同じ本を!と…ちょっと嬉しくなってコメントしちゃいました^^;
      でもあんまりなのかな…
      人気の割にイマイチ?笑
      前評判高いと勝手にハードル上げちゃいますからね^^;
      読むのは少し先にしようかな…
      2016/12/05
    • 杜のうさこさん
      chiruさん、こんばんは~♪

      うふっ、またまたご一緒!
      chiruさんブクログ再開で楽しみなことの一つです。(*^-^*)

      ...
      chiruさん、こんばんは~♪

      うふっ、またまたご一緒!
      chiruさんブクログ再開で楽しみなことの一つです。(*^-^*)

      この本、ブク友さんのレビューで知って、読みたくなったので、
      そんなに前評判の高い作品だって知らなかったの。
      たしかに、この涙腺に締まりのない私が(笑)さほど泣かなかったので、
      そこは物足りない方もいらしたかも…?

      個人的には好きな雰囲気だったので、続編が出たらまた読むと思います。

      ぜひ読んでみてね!
      感想楽しみにしてま~す♪
      2016/12/06
  • ちょっと話題になっていたので図書館で順番待ちしてました。

    が、かなりの駄作です。タイトルはいいし、現実は変わらなくとも人の心は変われる、というテーマも悪くないのに。 とにかく文章がヘタで。
    文章力も語彙力もないし、なのに登場人物の服装や舞台となる喫茶店の細かいディティールに凝ってみたり・・・高校生が背伸びして書いたみたい。
    しかも、細かい描写にこだわる割に人物像が浅く、重い設定についていけてない。
    全く泣けず、逆にこの稚拙な本はなんなの?!と怒りを覚えてしまった。

    だってさー、この本、本屋大賞ノミネート作品なんですって。
    これが大賞とったら世も末だわ。本屋業界かなりマズいと思う・・・
    なので、☆は辛くしておきました。

    • loveazumariさん
      はじめまして!私もまったく同意見です。同じ感想の人に出会ってうれしくなっちゃいました。この本、アイディアはすごくいいと思うけど、文章表現力が...
      はじめまして!私もまったく同意見です。同じ感想の人に出会ってうれしくなっちゃいました。この本、アイディアはすごくいいと思うけど、文章表現力が全然なっていないし、本筋はわかったけど(心が変わる・・・という)、全然泣けません。定価で買ってしまってがっかりでした。
      2018/04/16
    • ゆべしさん
      私もです。ベストセラーという程のものでもないし、ここはお涙頂戴場面です。っていうのがあっさりとあり、全然泣けませんでした
      期待していた分ガッ...
      私もです。ベストセラーという程のものでもないし、ここはお涙頂戴場面です。っていうのがあっさりとあり、全然泣けませんでした
      期待していた分ガックリしました
      2018/10/21
    • 勝犬さん
      感動して泣きたい気分で購入したが、ポカ〜んとするだけだった。
      感動して泣きたい気分で購入したが、ポカ〜んとするだけだった。
      2019/02/15
  • ずーっと読みたいと恋い焦がれていた本です。
    なかなか手にする機会がなかったのですが、日本人会の図書館で借りることができました。

    不思議な都市伝説のある喫茶店「フニクリフニクラ」
    この喫茶店の”ある”席に座ると、望んだとおりの時間に移動できるという。
    そんな魅力的なことができるなら、この喫茶店は人気店でいつも長蛇の列では?
    ところが、そうではなく…
    それというのも、数々の面倒くさい条件をクリアしなければならないから。
    そして、その時間に移動できるのは”コーヒーが冷めるまでの間”だけ。

    そんな面倒くさいルールを乗り越えて起こった小さな奇跡は4つ。
    一つ目は「恋人」
    結婚を考えていた彼と別れた彼女の奇跡。
    二つ目は「夫婦」
    記憶をなくしていく夫を支える看護師の妻の奇跡。
    三つめは「姉妹」
    家でした姉が妹の本音を知る奇跡。
    四つ目は「親子」
    妊婦であるフニクリフニクラのマスターの妻の奇跡。

    でも、本当は5つの奇跡なんですよねぇ~!
    最後にわかるのですが…

  • ある喫茶店の特定の座席には不可思議な都市伝説があり、そこに座っている間だけ希望の時間に移動できるらしい。一話から四話までがリレー式に構成されて四話だけは未来への移動話になっている。低い評価も多いようだけど、結構面白く読めた。
    ある劇団の脚本家 演出家である作者 川口さんの小説デビュー作品だと言うけど版を重ねているのが解る♪

  • とある街の、とある喫茶店の、とある座席。
    そこに座っている間だけ、望んだ時間に移動できる。
    そんな不思議な都市伝説が囁かれる喫茶店「フニクリフニクラ」。
    だが。実際に時間を移動するのには、いくつかの、とてもとても面倒なルールがあった。
    それでも、自分が会いたいと思う人に会いたいとその席でコーヒーをオーダーする客たちと、彼らを迎え入れる店の人間たちが紡ぐ物語。

    2016年1月6日、読了。
    今年の1冊目はこれ、と決めていました。
    少し前から気になっている池袋の天狼院書店。そちらの店長さんオススメの作品なのです。
    本当は天狼院書店さんで購入したかったのですが、早く読みたいという気持ちに負けて、地元の書店で購入。
    ルールのひとつに「過去は変えられない」という
    タイムトラベルものに共通するセオリーがどーんと横たわっているのですが、変えられないのは「過去」であって「未来」はこれからの自分次第という、素敵なメッセージが込められていて、読み終わったあとに清々しい気持ちになれました。
    中編連作集のような作りになっているので、気軽に読めるのもいいですね。オススメです。

  • とある街の、フニクリフニクラって喫茶店のとある席には不思議な都市伝説があった。
    その席に座ると、その席に座っているあいだだけ
    望んだとおりの時間に移動ができるという…。
    ただし、そこには非常にめんどくさいルールがあった…。
    ・過去に戻っても、この喫茶店を訪れた事のない者には会う事ができない
    ・過去に戻ってどんな努力をしても、現実はかわらない
    ・過去に戻れる席には先客がいる。
     座れるのは、その先客が席を立った時だけ
    ・過去に戻っても、席をたって移動する事は出来ない。
    ・過去に戻れるのは、コーヒーをカップに注いでから、その珈琲が冷めてしまうまでの間だけ
    めんどくさいルールはこれだけではない
    あなたなら、これだけのルールを聞かされて
    それでも過去に戻りたいと思いますか?

    うーん、過去に戻る説明が長いし、いちいち説明が繰り返されてる。
    登場人物や喫茶店の人間関係の説明とか…。
    誰が、喋っているのかわかり辛い所もあった。
    読み始めから文章が合わないのか数ページ読むのに何日も掛かった。
    なかなか物語に入り込めず、読めなかった~放置しまくり。
    四つのお話がありそれぞれ、心温まったり、良いお話なんだけどなぁ。
    二話の「夫婦」では、若年性アルツハイマーの夫と看護師の妻のお話で、
    夫から妻への手紙にはじんわりしました。

    じんわりしたけど、なんだか合わなかったなぁ。
    文章が合わないのかもしれない。
    じんわりしたのもあったけど泣けなかった
    本屋大賞にノミネートされて、ワクワクして予約し川口さん初読みでしたが、
    期待し過ぎたのか残念に感じてしまいました。
    でも、ドラマ化すると面白いのかもしれないって感じました。

  • これって続編あるのかな?
    気になる点がいくつかあって、スッキリしないで終わっちゃった気が・・・

    タイムスリップがコーヒーの冷めない間だけっていうのが面白いですね。
    あ~言っておけば良かった、こうしておけば良かったって後悔する事って多々あると思う。
    現実はこのまま生きていかないといけないけど、
    小説って変えていく事が出来るから面白い。

  • 話題になってたので読んでみました。

    いや~どうしましょ。
    全然、泣けんかった!
    私の心が汚れちまった悲しみに染まりすぎたのか…。

    「泣くやろ~」「感動するやろ~」的なオーラの強い小説すぎて逆に醒めた感じかな。

    喫茶店「フニクリフニクラ」では珈琲が冷める間だけ過去に戻れるという席があり…という話。
    結婚を考えていた彼氏と別れた女性
    記憶がなくなっていく夫を持つ妻
    家出した姉を追いかけてきた妹
    この喫茶店で働く妊婦
    が描かれたオムニバス形式。

    この小説って演劇が元なのね。
    演劇ならおもしろそう…。
    でも、小説としてはイマイチじゃない?

  • とある喫茶店の、一つの座席には不思議な力がある。その席に座ってコーヒーを飲むと、過去や未来、自分の望んだ日時に移動できるのだ。
    しかし、厳しいルールもある。

    この喫茶店に来た事がない人とは会えない。
    過去に戻って何をしても今の現実は変わらない。
    その席から動くことはできない。
    コーヒーが冷めきるまでにコーヒーを飲み干して、現在に戻らなければならない。
    などなど。

    そんな条件があっても、その時間移動がしたくてこの店を訪れる人がいる。

    という設定での4つの短編集。

    うーーん、とても残念な作品だと思います。設定はいい。というか設定は、実はこの物語の質にそれほど関係していないと思う。
    残念な理由はどの話も意外な展開がないのだ。この時間移動に関するルール=縛りから生まれてくる葛藤というか、悔しさみたいな展開もなく、「ありそうな」展開で話が終わる。もうちょっと厳しい言い方をすると、どの話の展開も、使い古された展開の話という気がする。
    なので読後感も心に響いてこない。

    もう一つは、この作者(元は劇団の脚本家だったそうだが)は説明しすぎる。登場人物の心のうちとかを、タラタラと全部説明してしまう。読む側にどういう風にこの人物は感じているのだろうと想像させる感じがない。
    それと人物設定が薄い、というかリアルさがない。ステレオタイプ。昔の少年漫画って時間が流れて日付が変わってもキャラクターの着てる服はいつも同じってあるけれど、そんな感じ。

    あと、お作法的にも不満が残る。
    第1話であるカギになる登場人物が、ずっと本を読んでいるのだが、1話の最後で象徴的な行動をとって終わる。
    2話以降もその人物は読書をしているので、各話の終わりに1話と同種の行動を取るだろうと、予感させている。
    というか、2話以降もそうしないと、1話のラストの行動は唐突すぎる。なのに、2話以降は読書をしているだけで、ラストのある行動を全く起こさない。
    別の言い方をすると1話のラストの行動は明らかに2話以降の伏線なのに、全く回収しないのだ。
    作者が忘れてしまっているのか、2話以降の行動のネタが思いつかなくて諦めたのか…

    いずれにしても大変不満の残る作品でした。

  • 残念ながらとても苦手だった。王道をゆく安心感はあるかもしれないけれど、泣かすぞ泣かすぞ〜というストーリーに目がどんどん乾いていくのを感じた。

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著者プロフィール

川口 俊和(かわぐち としかず)
大阪府茨木市出身。1971年生まれ。元・劇団音速かたつむり脚本家兼演出家。代表作は「COUPLE」「夕焼けの唄」「family time」等。本作の元となった舞台、1110プロヂュース公演「コーヒーが冷めないうちに」で、第10回杉並演劇祭大賞を受賞。『コーヒーが冷めないうちに』で小説家デビュー。続編として『この嘘がばれないうちに』が刊行され、最新刊『思い出が消えないうちに』も2018年9月19日に発売。
『コーヒーが冷めないうちに』はヒット作となり本屋大賞にもノミネート。映画化され2018年9月21日に公開。

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