- Amazon.co.jp ・本 (348ページ)
- / ISBN・EAN: 9784763135070
作品紹介・あらすじ
お願いします、あの日に戻らせてください-。「ここに来れば、過去に戻れるって、ほんとうですか?」不思議なうわさのある喫茶店フニクリフニクラを訪れた4人の女性たちが紡ぐ、家族と、愛と、後悔の物語。
感想・レビュー・書評
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この夏、手術をしました。
入院中に読もうと決めていたのが、この本です。普段本を読まない夫が、去年検査入院中に読んで珍しく、「感動した」と言っていた本。帯に、「4回泣けます」とあるけれど、私は、10回は泣いたと思う。(そして看護婦さんに新しいBOXティッシュをもらった)
理不尽な悲しみや、現実があった時に
それを変えることは、できないとしても
残された、そこから先を生きてゆく者の心を
光ある方向へ、 向けることができたら
そこから創られてゆく 未来や現実は
全く、違う色を見せるだろう。
誰かに想いを届けたり、想いを受け取ったりすることは
変えられない 辛い現実を、超えてゆく原動力になる。
人の心には、そのくらい、未来を変えられる力がある。そんな風に思える、切なくてしあわせな物語でした。
四つのお話の中で、一番心に残ったのは
第二話、「夫婦」。
いつも、いちばん近くで 私を支えてくれる
夫に、感謝しています。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
喫茶店「フニクリフニクラ」の片隅にある席。
そこに座ると、コーヒーが冷めるまでのほんの少しの時間、その同じ場所にタイムスリップできる。
ただそれには、色々とめんどくさいルールがあって───。
”4回泣ける”との評判に、それでなくとも涙腺のゆるい私はいったい何回…と身構えて読んだんですが、案外大丈夫でした。
ただ、四話めの#親子。
自分の命と引き換えに、子供を産む道を選択した母。
育ててあげられなくて、ごめんね。
どんな娘に育っているのだろう…。
会いたいよね…。成長した姿、見たいよね…。
とうとう泣きました。
タイムスリップものは大好物です。
後悔していることも、やりなおしたいことも山ほどあるので(笑)。
たいていは過去に戻ってやり直せば、なんとかなる話が多いですよね。
でもこのタイムスリップは、現実は決して変わらないんです。
それもまたつらいものがありましたけど…。
これ、たぶん続編ありますよね。
あの時、流と数が北海道に行っていた理由や、
その席にいつも座っている女性の幽霊の謎とか。
そういえば、コーヒーを何杯も出して、その女性が席を立つように仕向けたときは笑ってしまいました。
過去に戻ってやり直しても、現実は決して変わらない。
でも未来は変えられるんだ。
今、この瞬間から────。-
こんばんは(^-^)/
帯がそそるので読もうかなと思ったんだけど、友達からそこまででもなかったと言われて、ならいいや〜と思った作品で...こんばんは(^-^)/
帯がそそるので読もうかなと思ったんだけど、友達からそこまででもなかったと言われて、ならいいや〜と思った作品です(*≧艸≦)
うさちゃんもそこまでだったのかな?
悪くもなさそうだけど、うさちゃんの感想を読んで満足したわ(⁎˃ᴗ˂⁎)
機会があれば読むけど、読みたい本が崩れ落ちてきそうだからね(笑)
では、またね〜♪2016/12/04 -
けいちゃん、こんばんは~♪
あはは、私の感想で満足させてしまった?
あいかわらずけいちゃんのコメントは楽しい!
寝ようと思ったら目...けいちゃん、こんばんは~♪
あはは、私の感想で満足させてしまった?
あいかわらずけいちゃんのコメントは楽しい!
寝ようと思ったら目がさえてしまったよ。(笑)
レビューざっと読んだら、結構酷評もあってびっくり。
なんかね、煽られすぎて逆にっていうパターンなのかなぁ。
泣きたい気持ち満々の方には残念なのかもね。
私はあまり泣かずにすんで良かったけど…。
少し読みづらい感じもあったけど、やさしいお話だったよ。
崩れ落ちそう?同じく。(笑)
積読消費月間のはずが、今日また仕入れて来てしまった。はぁ…。
では、おやすみなさ~い☆2016/12/05 -
chiruさん、こんばんは~♪
うふっ、またまたご一緒!
chiruさんブクログ再開で楽しみなことの一つです。(*^-^*)
...chiruさん、こんばんは~♪
うふっ、またまたご一緒!
chiruさんブクログ再開で楽しみなことの一つです。(*^-^*)
この本、ブク友さんのレビューで知って、読みたくなったので、
そんなに前評判の高い作品だって知らなかったの。
たしかに、この涙腺に締まりのない私が(笑)さほど泣かなかったので、
そこは物足りない方もいらしたかも…?
個人的には好きな雰囲気だったので、続編が出たらまた読むと思います。
ぜひ読んでみてね!
感想楽しみにしてま~す♪2016/12/06
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過去や未来に行ける喫茶店「フニクリフニクラ」。ただし現実は変えられない、などたくさんの条件付き。
現実は変わらなくても、人の心が変わることによって出来ることがあると分かって心温まる4つのストーリー。自分だったら、いつの誰に会いに行くだろう。 -
ちょっと話題になっていたので図書館で順番待ちしてました。
が、かなりの駄作です。タイトルはいいし、現実は変わらなくとも人の心は変われる、というテーマも悪くないのに。 とにかく文章がヘタで。
文章力も語彙力もないし、なのに登場人物の服装や舞台となる喫茶店の細かいディティールに凝ってみたり・・・高校生が背伸びして書いたみたい。
しかも、細かい描写にこだわる割に人物像が浅く、重い設定についていけてない。
全く泣けず、逆にこの稚拙な本はなんなの?!と怒りを覚えてしまった。
だってさー、この本、本屋大賞ノミネート作品なんですって。
これが大賞とったら世も末だわ。本屋業界かなりマズいと思う・・・
なので、☆は辛くしておきました。-
はじめまして!私もまったく同意見です。同じ感想の人に出会ってうれしくなっちゃいました。この本、アイディアはすごくいいと思うけど、文章表現力が...はじめまして!私もまったく同意見です。同じ感想の人に出会ってうれしくなっちゃいました。この本、アイディアはすごくいいと思うけど、文章表現力が全然なっていないし、本筋はわかったけど(心が変わる・・・という)、全然泣けません。定価で買ってしまってがっかりでした。2018/04/16
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私もです。ベストセラーという程のものでもないし、ここはお涙頂戴場面です。っていうのがあっさりとあり、全然泣けませんでした
期待していた分ガッ...私もです。ベストセラーという程のものでもないし、ここはお涙頂戴場面です。っていうのがあっさりとあり、全然泣けませんでした
期待していた分ガックリしました2018/10/21 -
2019/02/15
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ずーっと読みたいと恋い焦がれていた本です。
なかなか手にする機会がなかったのですが、日本人会の図書館で借りることができました。
不思議な都市伝説のある喫茶店「フニクリフニクラ」
この喫茶店の”ある”席に座ると、望んだとおりの時間に移動できるという。
そんな魅力的なことができるなら、この喫茶店は人気店でいつも長蛇の列では?
ところが、そうではなく…
それというのも、数々の面倒くさい条件をクリアしなければならないから。
そして、その時間に移動できるのは”コーヒーが冷めるまでの間”だけ。
そんな面倒くさいルールを乗り越えて起こった小さな奇跡は4つ。
一つ目は「恋人」
結婚を考えていた彼と別れた彼女の奇跡。
二つ目は「夫婦」
記憶をなくしていく夫を支える看護師の妻の奇跡。
三つめは「姉妹」
家でした姉が妹の本音を知る奇跡。
四つ目は「親子」
妊婦であるフニクリフニクラのマスターの妻の奇跡。
でも、本当は5つの奇跡なんですよねぇ~!
最後にわかるのですが… -
2020年10月24日、読み始め。
本棚に登録されている方が散見されるので、読んでみようと思った作品。
第1話 恋人
第2話 夫婦
第3話 姉妹
第4話 親子
この中から、第1話を読んでみた。
内容的には、う~ん。
59歳のおじさんには、面白さがわからず。
当然ながら、第2話以降は読む予定なし。 -
ある喫茶店の特定の座席には不可思議な都市伝説があり、そこに座っている間だけ希望の時間に移動できるらしい。一話から四話までがリレー式に構成されて四話だけは未来への移動話になっている。低い評価も多いようだけど、結構面白く読めた。
ある劇団の脚本家 演出家である作者 川口さんの小説デビュー作品だと言うけど版を重ねているのが解る♪ -
とある街の、とある喫茶店の、とある座席。
そこに座っている間だけ、望んだ時間に移動できる。
そんな不思議な都市伝説が囁かれる喫茶店「フニクリフニクラ」。
だが。実際に時間を移動するのには、いくつかの、とてもとても面倒なルールがあった。
それでも、自分が会いたいと思う人に会いたいとその席でコーヒーをオーダーする客たちと、彼らを迎え入れる店の人間たちが紡ぐ物語。
2016年1月6日、読了。
今年の1冊目はこれ、と決めていました。
少し前から気になっている池袋の天狼院書店。そちらの店長さんオススメの作品なのです。
本当は天狼院書店さんで購入したかったのですが、早く読みたいという気持ちに負けて、地元の書店で購入。
ルールのひとつに「過去は変えられない」という
タイムトラベルものに共通するセオリーがどーんと横たわっているのですが、変えられないのは「過去」であって「未来」はこれからの自分次第という、素敵なメッセージが込められていて、読み終わったあとに清々しい気持ちになれました。
中編連作集のような作りになっているので、気軽に読めるのもいいですね。オススメです。
著者プロフィール
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