ブッダも笑う仏教のはなし

著者 :
  • サンマーク出版
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本棚登録 : 456
感想 : 37
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763135094

作品紹介・あらすじ

ブッダの一生からお寺のまわり方、居酒屋で使える仏教雑学まで解説した、仏教をこよなく愛する芸人がおくる、笑って学べる仏の教えとは?

感想・レビュー・書評

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  • 仏教をわかりやすく、そして素朴な疑問を、思いもよらない角度から例えて、解説してくれています。

    この世は、すなわち「カレー」である。
    は秀逸でした。

    そして先日読んだ「空海の景色」の空海は、バリバリの天才で、ゴリゴリの修行をした人になってる。

    とにかくわかりやすかったのは、仏像は「浣腸されている」と思ってみるべし!

    私の諦めていた謎のひとつ、仏さんのランクが解明されました。

    あー、楽しい。

  • 2020.08.02

    仏教は難しいものだと思ってたけど、ひとつひとつ砕いていってエピソードとして見ていくと(例えもだけど)面白い!
    日本の文化、言葉にも仏教やブッダの教え、言葉などが反映されている。
    読み物としても笑えて面白い本

  • ——————感想——————
    「仏教とは生きている間の人生哲学」

    はーーーー面白い。面白くて学べる。一気読み。
    あっけらかんと難しいことを語る知性の高さ。敷居を低く見せるうまさ。対比のわかりやすさが最高。

    自分が断片的に知っていた知識や、名前だけ聞いたことのあった単語が、解説が面白くてわかりやすいから体の中にストンと入ってくる。

    仏教の教えをカレーに喩え、「空」の状態をアーモンドチョコレートに喩え、仏の表情や装飾品に注目することで如来・菩薩・明王・天にについて納得の説明を施してくれる。この本も生きて行く上で、いつかどこかのタイミングで読んでほしい。

    旅行先で寺にもよく行くけれど、その寺のご本尊がどんな仏像で、ブッダを祀っている塔がどの位置にあり、門は南大門なのか仁王門なのか、など観光する際の解像度が格段に上がる。

    また日本にある主な宗派についても起源と教えを面白く解説してくれ、唱える念仏の違いなども面白かった。関西の有名寺は東大寺くらいしか行ったことがないので、興福寺、薬師寺、唐招提寺、延暦寺、金剛峯寺などを行ってみたいリストに入れた。

    そして甲子園の由来、盆と彼岸についての知識、十一面観音に基づいた童謡「かごめかごめ」の解釈もめちゃくちゃ面白かった。「うしろのしょうめん」は笑面。

    中道をやりながら、慈悲深く生きよう。じぶんはみんなで、みんなはじぶん。

    ———紹介(公式より)———

    人類史上もっとも“笑える"仏教本がここに誕生。

    幼い頃、お経の中に「ちょいちょいカッコイイフレーズが聞こえた」ことから仏教に興味を持ち、それ以来仏教について独自で研究し、さらに写経を趣味にするなど、仏教をこよなく愛する笑い飯・哲夫さん。

    仏教についての深い知識を独特の語り口で伝える様子は「おもしろくてわかりやすい」と話題を呼び、各地から講演依頼が殺到、ついには東大生500人を前に仏教の話をするまでになりました。

    「仏教って死んだ後のことを言ってるイメージが強いけど、ほんまは生きている間のことについて言ってるんです」と語る哲夫さんが、人生哲学のような仏教の教えについて、幅広く「哲夫節」全開で解説しています!

    またブッダの一生についてや居酒屋でも使えるような仏教雑学、そして「仏像を見るときは○○されていると思って見るべし! 」といった哲夫さん流のお寺や仏像の見方にいたるまで、「仏教の全て」をあますことなく伝えていきます。

    ふざけていて脱線しまくりなのに、こんなにためになる仏教本はいままでにありません! 楽しみながら2400年以上続く仏の教えに触れられる、読んだら生きるのが楽になる1冊です。

  • 読みやすくて良いと思います。
    他の宗教も勉強して書いて欲しい。

    • ノートさん
      お玉にすくわれたカレーとして頑張りましょう
      お玉にすくわれたカレーとして頑張りましょう
      2020/03/21
    • くまさん
      僕は個は個として尊重していきたいですね
      僕は個は個として尊重していきたいですね
      2020/03/21
  • ★楽しく読める。仏教だけでなく歴史の勉強にもなる。

  •  笑い飯 哲夫さんによる、仏教の本。
     哲夫さんは「抜き打ち荷物チェック」で般若心経を写したメモを持っていたのがきっかけで、仏教好きをいじられるようになり、そこから仏教関係の仕事のオファーが来るようになったそうです。
     その哲夫さんが、仏教に関することを面白く分かりやすく紹介してくださっています。
     例えば、仏教開祖の人、お釈迦さま、つまりブッダのことや、仏教が時を下って様々な形に分かれてきたこと、仏教の様々な宗派の特徴とか、幅広く書かれています。
     お笑い芸人だからこそ、仏教の難しい教義だとかをめちゃめちゃ面白くわかりやすく伝えてくださいます。

  • 原始仏教からなんで大乗仏教が生まれたのか、知りたいと思ったがブッダの生涯を辿るだけでは腑に落ちなかった。

  • 話し言葉が想像以上に読みにくい。

  • NDC 180
    楽しく読みました!哲夫さんの例えに笑いながらも「はぁ~なるほどわかりやすいその例え」と関心してしまう。時々読み返したい。ツッコミ入れつつ仏教の愛が溢れているし、哲夫さんの本もラジオも聞いていてハッピーになるのがいい。

    「ブッダの一生からお寺のまわり方、居酒屋で使える仏教雑学まで解説した、仏教をこよなく愛する芸人がおくる、笑って学べる仏の教えとは?」

    目次
    第1章 仏教はここから始まった―お釈迦さんってどんな人なん?
    ・お釈迦さん?ブッダ?仏さん?仏教開祖の名前がいっぱい
    ・「釈迦」にはトヨタ的な意味がある ほか

    第2章 仏教はこんなこと言ってはるんです
    ・仏教とは生きてる間の人生哲学!
    ・実体なんか存在しない「諸行無常」と「諸法無我」 ほか

    第3章 日本の仏教ってこないなってるんです
    ・大乗仏教はインドからどこにツタワッタン?
    ・「午後に御参拝」で日本に到着 ほか

    第4章 笑い飯 哲夫流 ブッダも笑う仏像とお寺の話
    ・仏像は「浣腸されている」と思って見るべし!
    ・菩薩と大日如来の「アクセ」のわけ ほか

    第5章 仏教ってこんなとこにもあるんです
    ・「くしゃみ」も実は「仏教用語」なんです
    ・お寺には「隠れ徳川」がある! ほか

    著者等紹介
    笑い飯哲夫[ワライメシテツオ]
    1974年奈良県出身。関西学院大学文学部哲学科卒業後、2000年に西田幸治とお笑いコンビ「笑い飯」を結成し、2010年にM‐1グランプリ優勝を果たす。幼い頃から般若心経に関心があり、独学で仏教について研究する。2011年には東大本郷キャンパスにて「笑い飯 哲夫のおもしろ仏教講座」を開講。2015年より奈良国立博物館の文化大使を務めている

  • 初心者向けの仏教本。要点をつまみつつ、笑い飯哲夫さんの軽快な語り口調で解説が進む
    (ギャグやボケが途中でいっぱい入る、解説と同じか多いくらいの量な気がする…!)
    内容は正確性に欠ける部分もありそうと思いつつ、とても読みやすく、またこの一冊で要点を押さえることができるので、初めて読む一冊におすすめできるかも

  • 仏教に関する事が広く浅く書いていて、入門にピッタリ!
    雑学や冗談が多く、楽しく読めるが、脱線も多いので、そこを読みにくく感じる人はいるかも…
    ちょうど疑問に思ってた辺りが、スッキリしたので、私はありがたかったです!

  • 読み物としてとてもおもしろかったです。
    日本史の勉強したことがある人なら
    あー、知ってる知ってる、なるほどなぁ、
    となることが多く、とても興味深く読めました。
    突き詰めれば果てしなく難しい仏教ですが、
    説法を聞くより楽しく学べてよかったです。

  • 笑いどころあり
    面白おかしく哲夫さんらしい文章で楽しんで読めました。
    仏教は深い。

  • 日本史・世界史を学ぶ前の子供にこそおススメしたい!
    歴史に登場する仏教は、断片的だったりしてあんまり全体感で理解したりしづらいけど、
    コチラの本では、仏教の成り立ち~日本の13宗派もざっくり紹介してくれてますし、
    日本語で日常的に使用される言葉の仏教由来の薀蓄、
    ボケ(が多くて賛否両論ありますが…上田晋也氏よりは胃もたれしません・笑)もあり、あっという間に読み終えられます。

  • ●一言要約

    ●目的




    ●考えたこと

    ●明日へのアクションプラン

  • おもろいながらもちゃんと仏教のこと書いてあった

  • 多分これ以上分かり易い仏教の本はないだろうと思う。

  • ボケの挟みがすごくて賛否両論あるかもしれないけど私はめちゃくちゃ面白かった。笑
    し、わかりやすかった!別の図解本と一緒に読み進めたらかなりすいすい読めました。
    サタデーナイト仏教で話してたこともちらほら書いてて、あれはこれのことか〜と納得できることも多々。
    入門書にすごく良いとおもいます

  • 漢字が多く読み進めにくい「仏教」というジャンルに対し、お笑い芸人として雑学と多様な例え話でライトに伝わりやすい本になっていた。宗教本で手に取りやすいというのは非常に魅力的である。諸行無常カレーや仏像に浣腸などシビれる例えだった。

  • 仏教の世界観(諸行無常・諸法無我)をカレーで例えたのは絶妙。理解しやすいし子どもに伝えやすい。難しいことをわかりやすく伝えるのは当然だが、さらに面白おかしく伝える大切さを改めて感じた良い本だった。

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