カイジ「したたかにつかみとる」覚悟の話

著者 :
  • サンマーク出版
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763135254

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ4作目を読了しました。

    ちょっと残念って感じで、何か新しい気づきを得られたというよりは、今までに読んできた多くの本の内容の一部をおさらい出来たといった感じでした。

    ただし、改めて大切なことを再認識させてくれたという点では間違いなく良書と言っていいと思います。

    ゴールから現在地を見る視点、デッドラインを決めて取り組む大切さ。

    以下、最も印象に残った言葉を書き残す。

    「ここで言う〝大きな石〟とは、君たちにとって一番大事なものだ。それを最初に壺の中に入れなさい。さもないと、君たちは永遠にそれを失う事になる。もし君たちが小さな砂利や砂や、つまり自分にとって重要性の低いものから自分の壺を満たしたならば、君たちの人生は重要でない何かに満たされたものになるだろう。そして大きな石、つまり自分にとって一番大事なものには割く時間を失い、その結果それ自体失うだろう。」

    説明
    内容紹介
    【シリーズ累計34万部突破】
    「とくダネ! 」で人気のコメンテーターが贈る、
    「カイジ×経済学」最新作!

    成果を出せる人と、出せない人。
    目標を達成できる人と、達成できない人。
    夢をつかみ取れる人と、夢が夢で終わる人。
    これらの違いはどこにあるのでしょうか?

    その秘密を、気鋭の経済ジャーナリスト・木暮太一氏が
    カイジの生き方を通じて解き明かします。

    カイジは、ろくに努力したこともなく、
    何か特別な能力や知識を持っているわけでもありません。
    にもかかわらず、大事な勝負ごとの局面で力を発揮し、勝つことができます。

    それは彼が、「したたかさ」を持っていたから――。

    既存のルールや常識に疑問を投げかけ、
    時としてルールを破ってでも
    自分にとって本当に必要なゴールにたどり着こうとする。
    そんなしたたかさこそが、
    最後まで生き残り、勝利を手にするために
    欠かすことのできない強さの秘訣だったのです。

    ぜひあなたも、本書を通じて
    目標を成し遂げるための覚悟を見出してみてください!
    著者について
    木暮太一(こぐれ・たいち)
    経済入門書作家、経済ジャーナリスト。ベストセラー『カイジ「命より重い! 」お金の話』『カイジ「勝つべくして勝つ! 」働き方の話』『カイジ「どん底からはいあがる」生き方の話』(以上、サンマーク出版)ほか、『僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?』(星海社新書)、『今までで一番やさしい経済の教科書』(ダイヤモンド社)、『説明力の教科書』(マトマ出版)など著書多数。慶應義塾大学経済学部を卒業後、富士フイルム、サイバーエージェント、リクルートを経て独立。学生時代から難しいことを簡単に説明することに定評があり、大学時代に自主制作した経済学の解説本『T.K論』が学内で爆発的にヒット。現在も経済学部の必読書としてロングセラーに。相手の目線に立った話し方・伝え方が、「実務経験者ならでは」と各方面から高評を博し、現在では、企業・大学・団体向けに多くの講演活動を行っている。
    著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
    木暮/太一
    経済入門書作家、経済ジャーナリスト。慶應義塾大学経済学部を卒業後、富士フイルム、サイバーエージェント、リクルートを経て独立、現在では、企業・大学・団体向けに多くの講演活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

  • したたかに生きるとはどういうことなのかをカイジを例にあげて説明している。どう目標を持てばいいのか?どう捉えればいいのか?そういったことがわかりやすく書かれている。参考になるが、この手の内容はその他多くの本にも書かれており、目新しさはない。

  • <したたかであるという難易度>

     3杯目の生ビール的、味わいですね。順番飛ばしですが、僕にとっては3冊目でした。十分知ってる味、だけど飲んでしまった味。まあ、もうこれで良いかな。

     期待値を調節するってのは、あんまりなかった考え方でした。最初これ、組織で働いていると難しい部分があるよねって読んでたんです。言われたことだけやっていても評価が付かへんから。でもそれは論点がズレていて、評価が付くのは期待値を超えた時なんすよね。はじめっから高いハードルを用意してると飛び越えるのが難しいんやけど、それが飛べる高さであれば、余裕を持って飛ぶと「キミ、結構飛べるねえ」と評価される。自分を追い込まない、どれだけ馬力を出すか自分で選択出来る。是非はさておき、自分を尊重して仕事出来ますよね。
     そうして結果を積み上げる。目的を達成していく。あくまで目的を達成する為にするわけです。そこが抜けちゃダメやと。とにかく目的。どんな時も目的。何をするにも目的。いろんな本に書いてあったし、働いててもめっちゃ言われますね。実際詰まった時、スタートに立ち戻って考えてみるとスルッとからまりから抜けられる事もある。

     まあ、ここではそうゆう事ではないんですが。最後に勝つために、負ける。肉が切れるのを痛がってはいけないと。しかし、痛いもんは痛いんよな…

  •  他人の決めたルールを盲目的に守ることで、自分や大切にしているものが守られるとは限らないし、ルールには常に裏道や、ルールを作った側の都合があるということ。

  • この本では、カイジの漫画・シーン・例えを込みで、ルールの意味(主に、それをやぶることについても)、夢の叶えかた(?)、この世の一種の真理等について書かれています。

  • この世の中を生き延びるために必要なのは、知識で武装することではなく、社会が決めたルールから1ミリもはみ出さずに過ごすことでもありません。その場その場で柔軟に対応し、「したたか」に勝つことなのです。

    つかみたいものがあるのなら、自分で執着して、自分から前に出て、自分で叶えなければいけないのです。

    私たちが何かを勝ち取るには、自分で何とかしなければいけない、そして自分で何とかするという覚悟を持たなければいけないのです。何をやっていいかわからないし、この道が正しいかどうかもわからないけど、とりあえず目の前にあるものに取り組むという覚悟が必要です。

    自分がその仕事、その行動を「何のために」やっているのかを捉えていかなければならないということです。そして、成し遂げたいことから逆算して、「結局、何がどうなればいいのか」を考えていきます。それが「出口から考える」ということです。

    怒りに任せて行動し、その場での気は晴れたとしても、それでは「勝つ」ことができません。その場ではあえて負けておきながら、勝つ機会に向けてしたたかに前進していく。そういう人間が本当に強いのだと思います。

    君たちの人生にとって「大きな石」とは何だろう。
    それは、仕事であったり、志であったり、愛する人であったり、家庭であったり、自分の夢であったり。
    ここで言う「大きな石」とは、君たちにとって一番大事なものだ。それを最初に壺の中に入れなさい。さもないと、君たちはそれを永遠に失う事になる。もし君たちが小さな砂利や砂や、つまり自分にとって重要性の低いものから自分の壺を満たしたならば、君たちの人生は重要でない何かに満たされたものになるだろう。そして大きな石、つまり自分にとって一番大事なものに割く時間を失い、その結果それ自体失うだろう。

  • 160301読了

  • 他人が決めたルールに振り回されるな、は至言。

  • 大人気漫画『カイジ』から覚悟としたたかに生きることについて書いた第四弾。

    本書ではルールに縛られずに柔軟に振る舞い、勝ちをとるために覚悟を決めること、敗けを恐れないことの大切さについて書かれていました。
    お金や教育についてなぜ今そのように考えるかなどについても書かれていて、なるほどと思う箇所も多くありました。

    自分に自信をもって発信していくこと、そして覚悟をもって水のように強かに生きていくことがこれから先を生き抜くうえで大事なことであると本書を読んで感じました。

  • カイジを題材としたシリーズの第4弾。したたかに生きることは難しいが仕事論を語る上で非常に重要な要素。これまでのシリーズの中で一番役立ちそうな中身だった。何回も読みたくなる内容。

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著者プロフィール

1977年生まれ。慶應義塾大学経済学部を卒業後、富士フイルム、サイバーエージェント、リクルートを経て独立。学生時代から複雑な物事を言語化し、シンプルに表現することに異常な執着を持ち、大学在学中に『資本論』の解説書を自作し学内で大ヒットさせる。リアルな現場と経済学の両面から、個人が幸せに生きるための働き方を分析し提言している。コミュニケーション、投資、個人ビジネスの立ち上げ手法を構造化・言語化し累計5万人以上に指導。また出版コンテンツへのコンサルティングも行い、延べ1000冊以上プロデュース。著書には、『人生格差はこれで決まる 働き方の損益分岐点』(講談社+α文庫)、『カイジ「勝つべくして勝つ! 」働き方の話』(サンマーク文庫)ほかがある。趣味はハワイ。


「2022年 『その働き方、あと何年できますか?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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