- Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
- / ISBN・EAN: 9784763135254
感想・レビュー・書評
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したたかに生きるとはどういうことなのかをカイジを例にあげて説明している。どう目標を持てばいいのか?どう捉えればいいのか?そういったことがわかりやすく書かれている。参考になるが、この手の内容はその他多くの本にも書かれており、目新しさはない。
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<したたかであるという難易度>
3杯目の生ビール的、味わいですね。順番飛ばしですが、僕にとっては3冊目でした。十分知ってる味、だけど飲んでしまった味。まあ、もうこれで良いかな。
期待値を調節するってのは、あんまりなかった考え方でした。最初これ、組織で働いていると難しい部分があるよねって読んでたんです。言われたことだけやっていても評価が付かへんから。でもそれは論点がズレていて、評価が付くのは期待値を超えた時なんすよね。はじめっから高いハードルを用意してると飛び越えるのが難しいんやけど、それが飛べる高さであれば、余裕を持って飛ぶと「キミ、結構飛べるねえ」と評価される。自分を追い込まない、どれだけ馬力を出すか自分で選択出来る。是非はさておき、自分を尊重して仕事出来ますよね。
そうして結果を積み上げる。目的を達成していく。あくまで目的を達成する為にするわけです。そこが抜けちゃダメやと。とにかく目的。どんな時も目的。何をするにも目的。いろんな本に書いてあったし、働いててもめっちゃ言われますね。実際詰まった時、スタートに立ち戻って考えてみるとスルッとからまりから抜けられる事もある。
まあ、ここではそうゆう事ではないんですが。最後に勝つために、負ける。肉が切れるのを痛がってはいけないと。しかし、痛いもんは痛いんよな… -
他人の決めたルールを盲目的に守ることで、自分や大切にしているものが守られるとは限らないし、ルールには常に裏道や、ルールを作った側の都合があるということ。
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この世の中を生き延びるために必要なのは、知識で武装することではなく、社会が決めたルールから1ミリもはみ出さずに過ごすことでもありません。その場その場で柔軟に対応し、「したたか」に勝つことなのです。
つかみたいものがあるのなら、自分で執着して、自分から前に出て、自分で叶えなければいけないのです。
私たちが何かを勝ち取るには、自分で何とかしなければいけない、そして自分で何とかするという覚悟を持たなければいけないのです。何をやっていいかわからないし、この道が正しいかどうかもわからないけど、とりあえず目の前にあるものに取り組むという覚悟が必要です。
自分がその仕事、その行動を「何のために」やっているのかを捉えていかなければならないということです。そして、成し遂げたいことから逆算して、「結局、何がどうなればいいのか」を考えていきます。それが「出口から考える」ということです。
怒りに任せて行動し、その場での気は晴れたとしても、それでは「勝つ」ことができません。その場ではあえて負けておきながら、勝つ機会に向けてしたたかに前進していく。そういう人間が本当に強いのだと思います。
君たちの人生にとって「大きな石」とは何だろう。
それは、仕事であったり、志であったり、愛する人であったり、家庭であったり、自分の夢であったり。
ここで言う「大きな石」とは、君たちにとって一番大事なものだ。それを最初に壺の中に入れなさい。さもないと、君たちはそれを永遠に失う事になる。もし君たちが小さな砂利や砂や、つまり自分にとって重要性の低いものから自分の壺を満たしたならば、君たちの人生は重要でない何かに満たされたものになるだろう。そして大きな石、つまり自分にとって一番大事なものに割く時間を失い、その結果それ自体失うだろう。 -
160301読了
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他人が決めたルールに振り回されるな、は至言。
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大人気漫画『カイジ』から覚悟としたたかに生きることについて書いた第四弾。
本書ではルールに縛られずに柔軟に振る舞い、勝ちをとるために覚悟を決めること、敗けを恐れないことの大切さについて書かれていました。
お金や教育についてなぜ今そのように考えるかなどについても書かれていて、なるほどと思う箇所も多くありました。
自分に自信をもって発信していくこと、そして覚悟をもって水のように強かに生きていくことがこれから先を生き抜くうえで大事なことであると本書を読んで感じました。 -
カイジを題材としたシリーズの第4弾。したたかに生きることは難しいが仕事論を語る上で非常に重要な要素。これまでのシリーズの中で一番役立ちそうな中身だった。何回も読みたくなる内容。