大地がよろこぶ「ありがとう」の奇跡

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  • サンマーク出版
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本棚登録 : 16
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763135940

感想・レビュー・書評

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  • 【「生きること」は素晴らしいと思わせてくれる一冊】

    読むたびに「ありがとう」という思いが溢れてくる一冊です。

    「自分の今迄の人生にありがとう」
    「産んでくれ、育ててくれた親にありがとう」
    「一番苦しい時を支えてくれた家族にありがとう」
    「いつも見守ってくれるご先祖様にありがとう」
    「太陽や森、川、海…自然にありがとう」
    書き出したらキリがありません。


    この本は北海道・洞爺で自然農業を営み、現在は淡路島で自身の「ありがとう農法」を通じて学んできたことを日本や世界に拡げるべく活動されている村上貴仁さん(以下、貴さん)、村上 さゆみさんファミリーが人生で学んできたことを惜しみなく伝えてくれるもので、決して農業関係の本ではありません。

    貴さんたちを知ったのは、やはり友人の岩崎 靖子監督の映画「大地の花咲き」https://youtu.be/0C0fM-GygdE
    でした。
    この映画も観て、ただただ感動したのですが、更にビックリしたのは仕事で洞爺にある農場を訪れたときのこと。
    ただ、その場にいるだけでものすごいエネルギーを感じ、何故だか自然に涙が流れてくる…そんな不思議な場でしたが、この本を読んでその理由が分かりました。それが何かは是非、本を読んで下さい。

    本の中身を少しだけご紹介します↓



    村上さんは結婚を機に、農業の仕事に就きます。しかし、そこで目にしたり、体験したりしたのは、「現代農業」への違和感。大量生産のために過剰な農薬や化学肥料を土壌に使い、見栄えを重んじるために野菜を薬品漬けにする現実……。

    そのような状況に心が葛藤していた2005年の11月。まるで追い打ちをかけるように、人生が大きく動きます。最愛の息子・大地くんが突然死してしまうのです。絶望のどん底に突き落とされる中、何もできなくなってしまう村上さん。畑の大地に立ったとたんに、野菜や害虫、微生物などすべての「いのち」のことを考えると、農薬や化学肥料がまけなくなってしまいます。

    そして出会った「ありがとう」という言葉のチカラ……。

    「『ありがとう』を年齢の1万倍言うと、家族に奇跡が起こる」

    これ以上、家族に悲しみがやってきてほしくない一心から、村上さんは「ありがとう」を言い続けます。そして36万回唱えた先に何が起こったのか?

    畑の「大地」が教えてくれたメッセージ
    息子の「大地」が教えてくれたメッセージ
    「ありがとう」が導いてくれたほんとうの幸せ

    3つの出来事が伝えてくれた大切なことから、村上さんの生き方が大きく変わっていったのです。



    ■「生き方」を根本から見つめ直したい
    ■「しあわせに生きるにはどうすればいいか?」のヒントが欲しい
    ■「自分のことが好きではない」と感じる
    ■「人生をやり直したい」と感じている
    ■食べ物について見直したい
    ■病気に苦しんでいる人とその家族
    ■子育てについて悩んでいる
    ■人との付き合い方が下手
    ■夢があるが、一歩を踏み出せない
    ■農業の未来に対して不安がある
    ■「いのち」について思いを馳せたい
    など、たくさんの方に読んでいただけたら嬉しいです。

  • 具体的な「技術的な農法」については書かれておらず、「思想的な農法」というような内容なっており、人によっては好き嫌い(相性の良し悪し)があるかも知れませんが、

    「何か人の役に立つ仕事がしたい」
    「息子を亡くしてから、虫一匹殺せない」
    「虫、菌、雑草にも命がある」

    という点は大きく感銘を受けました。

    私はこどもこそ亡くしたことはありませんが、虫を殺したり、小動物を殺したり、雑草を抜いたり、といったことに抵抗があります。

    畑がしたい、と妻(親戚や祖母が家庭菜園をしている)に言った時も、

    「虫を躊躇なく踏み潰せないと無理」

    と言われ、得体の知れない衝撃を受けたのですが、本職である著者の考えを読んで、救われました。

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