虹の翼のミライ

著者 :
  • サンマーク出版
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (331ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763136060

感想・レビュー・書評

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  • 世の中のしくみや意味、壮大な理論に基づいたSFファンタジー。

    村上春樹氏も、世の中は全て「メタファー」である、とおっしゃっていたけれど、この世界にあるもの全て「ホログラム」であり、よくも悪くも「心が現実を創り出している」と描かれている。これって生きるために、とっても重要なポイントだと思う。

    量子力学の理論でも、この世界のあらゆる物質はすべて「素粒子」でできており、同時に「波、波動」であり、それらは、人間の意識によって変化し作り出されることは証明されている。

    SFファンタジーの物語を通して、世の中のしくみ、生命のしくみを勉強できてしまう素晴らしい著書だと思う。

    <感情レベルについて>
    もっとも底辺にあるネガティブな感情が「絶望」や「怖れ」で、順番に「怒り」「失望」「苛立ち」「哀しみ」「楽観」「やる気」「情熱」という感情レベルになり、最上階が「喜び」「愛」「感謝」というポジティブな感情まで並んでいる。
    つまり、「絶望」や「怖れ」よりも「怒り」がより肯定的であり、それらを「怒り」に転換できるだけでも、力が出てくる。「怒り」を感じ尽くしたら、「哀しみ」になり、その次に「楽観」になる。そうやって感情を充分に感じ切ると、よりポジティブに変化していく。

    五つの智慧

    ①「心が現実を創る」
    現実は思考によって創られる。願う現実が形作られる前提を意識的に持つ。
    地球は「分離」の星。陰陽、ポジティブとネガティブ、男性と女性、太陽と月、喜びと哀しみ、この星ではすべてがコインの裏表。両方いつもあり、それは同時にいつでもどちらでも、意識的に選べる。

    ②「心の羅針盤」
    ワクワクやホッとする感覚は「幸せ」に向かっているサイン。理性ではなく、自分自身の感情のものさしを基盤に心に従う。
    物事を選ぶ時に、頭であれこれ考えないで直感に従う。私の命は幸せな方向にいつも流れており、その流れから外れた時、軌道修正するために「問題」が起きたり「不幸せ」を感じる。「問題」は本当の「問題」ではなく、単なるダミーであり、「やり方を変えなさい」というお知らせ。

    ③「縁起。大いなる私」
    分裂しているだけで、おおもとの意識はつながっている。「自分」だけが「自分」ではなく、大きな意識が、本当の「自分」。

    ④「陰のチカラ」
    受け取る、分かち合う、育てるといった、「陰のチカラ(女性的)」を取り戻して、競う、奪う、といった「陽のチカラ(男性的)」とバランスを取る。
    二極性は、二極でワンセットであり、どちらも欠けてはならないし、バランスが保たれていないといけない。

    ⑤「人生の目的は喜び」現実はすべて「幸せ」になるために起こっている。だから、どんなこともただ受け入れて楽しむ。
    この世に生を受けたからには、「食べ物」も「感情」も味わい尽くす。

    まるで、新しい聖書のようにも感じられる著書でした。

  • 水を愛と読み替えて読む
    水をお金と読み替えて読む

    これからの世界について、書いてある。

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著者プロフィール

作家。演出家。脚本家。小説家。徳島県阿南市出身。立教大学卒業後、女優を志すも挫折。シナリオライター松本功に師事し脚本家に転身。日本放送作家協会主催、NHK後援、創作テレビドラマ脚本懸賞に「妖精の詩が聞こえる」で佳作入賞。テレビドラマ「カラマーゾフの兄弟」「女帝」「ストロベリーナイト」「正義の味方」「特命係長 只野仁」「トイレの神様」「佐賀のがばいばぁちゃん」を手掛ける。

「2019年 『虹の翼のミライ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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