困ったら「分け方」を変えてみる。

著者 :
  • サンマーク出版
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感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763136602

作品紹介・あらすじ

コクヨの人が考えた、思考の整理術。「分ける」から、モノやコトのしくみが見えてくる。

感想・レビュー・書評

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  • 自己啓発

  • 世の中には色々な分け方があるが、それにはちゃんとした理由がある。私たちのオフィスやプレゼン資料など、分け方を工夫することでより効率的に仕事ができたり、楽しくプライベートな活動(家事含む)ができたりする、という内容。

    新たに物を買うとか、コクヨの商品を買うと…みたいな話ではなく(コクヨ社内の取り組みは出てくる)、分け方を工夫する話。簡単にできることが多く載っていたし、とにかく読みやすかった(これももしかしたら章立てや要点整理のマジック…?)ので、気負わず読めるかなと思います。

  • 分け方を変えることで物の見方が変わるということを例をもってわかりやすく説明してる本

  • 日常のちょっとした不便の解決や整理収納方法、また幅広くマーケティングや思考法にもつながる内容。分け方、という大きな括りでまとめられていますが、実際には初歩的な論理的思考能力の話のように感じる。

  • 第1章
    ・すべてをキレイに分類できるわけではない
    ・分けることを難しくする5つのバグ
     「グレーゾーン」「複数属性」「その他」「不平等」「メンテナンス」
    ・分ける目的をしっかり考えれば、バグにも対処できる


    第2章
    ・「分け方を変える」には、「分け方の常識」を認識し、疑う
    ・分けるときは3ステップ。
     「①分ける対象物を書き出す「②分け方を書き出す」「③目的を意識し、解決の糸口につながる分け方を選ぶ」
    ・分ける目的は4種類。
     「①ちょうどいい」「②思い通りに人を動かす」「③自然に整理される」「④商品・サービスが売れる」

    第3章
    ・「ちょうどいい」をつくるためには複数の分け方を検討する
    ・必要に応じた「必要原理」、資源を均等に分ける「平等原理」、貢献度に応じた「公平原理」の3つの分け方がある
    ・「ざっくり3つに分ける」はとても有効
    ・あえて3つに分けないことで、仕事を任せてもらえることがある

    第4章
    ・空間のレイアウトを変えることで、人の動きを大きく変えることができる
    ・「床の色」を変えると、立ち位置が明確になる
    ・講演会やセミナーで座席を用意する場合は「2人席」で配置するようにする
    ・社内コミュニケーションを活性化するためには「部門長を一箇所にまとめる」という方法がある
    ・得意先の社内のレイアウトを見ると、強みと弱みがわかる
    ・「駐車場の幅」を変えるだけで客層が変わる

    第5章
    ・洋服は「1軍、2軍、3軍」に分けると片づく
    ・書類は「一時保管場所」をつくっておくと捨てられる
    ・話は「導入」「中盤」「シメ」の3つに分けると相手に伝わりやすい
    ・会議を活性化するには「発言する順番」「メリットとデメリット」「メンバー」の3つの分け方を変えるといい
    ・ホワイトボードを「問題」「原因」「解決策」に分けると話を整理できる

    第6章
    ・「先味、中味、後味」の3段階に分けて演出を考える
    ・高価な商品でも、パーツを分解して安く売ることで、客は買いやすくなる
    ・「イニシャル」と「ランニング」を分けて、「ランニング」で稼ぐ
    ・「シーン」と「時間」を分けると、新たな顧客を引き寄せられる
    ・商品を3段階のモデルに分けると、真ん中のモデルが一番売れる
    ・「覚えたい」欲求のある商品なら、客は50個くらいは覚えてくれる
    ・誰も気づいていない「分け方」を見つけ、それを実現しよう


     究極的な話をしてしまうと、これを解消するためには1フロアに集まると良い。たとえば、「ドモホルンリンクル」でおなじみの「再春館製薬」は、社員約1000人をワンフロアに集め、その中心に「太鼓」を置いている。その太鼓を囲むように経営スタッフ、コールセンター、研究開発部門などが配置され、緊急のお客様対応やトラブルがあったときは、それを叩いてすぐにメンバーが集まれるようにしている。

  • 分かったような分からんような…
    分かっているような分かっていないような…

  • 手元の資料を分別する、新しい仕事を覚える等、上手に分類できると、より効率的に仕事に取り組めるのでは?との思いで図書館を訪ねました。結果、その考え方や、その考えに至る理由を著者ご自身の体験談(特にご家庭における4人のご息女とのやり取り)や著名な経営者、識者の成功例を交えて紹介されていることに加え、単に事例の列挙ではなく、事例から読み解くポイントにはちょうどよい分け方があるとの考えに得心する思いでした。早速、これらのコツを活かした分け方を実践したいです。

  • 日常生活や仕事の場面で何か困ったことがあったとき、または何かをしようとするときに、『分け方』を変えてみることで問題解決したり上手くいくという方法を提案している本です。
    『分け方』の場面としては、家庭での身近な困り事から、オフィスの構造、プレゼン・交渉の仕方など、生活のあらゆるところで応用できそうなものばかりです。
    書かれている内容が目新しいものばかりという訳ではないのですが、とにかく内容がスッキリと明確でポイントが分かりやすいです。
    これもこの本の構成や書き方に『分け方』が生かされているからだと思います。参考になりました。

  • なるほどと思ったこと。
    ・分けられていない→コストが低い、探しにくい。
    ・分けられている→安心感、手間とコストがかかる。
    ・衣類は1軍、2軍、3軍に分けるという考え方。

  • 書名に惹かれて手にしました。
    物の見方を変える一つの方法として、多くの事例が出ています。
    3つに分けるというのはよく耳にします。
    先に分けてから考える、出てきた問題を分けるという点が印象的でした。

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著者プロフィール

1969 年生まれ。コクヨ株式会社 [コクヨの研修]スキルパーク シニアトレーナー。 千葉大学工学部工業意匠学科卒。オフイスインテリアデザイン設計米国インテリア設計事務所留学、働く環境と従業員の行動(創造性、コミュ二ケーション、場のあり方等)に関する分析・研究などの業務に従事したのち、 2003 年より、現職にて法人顧客に対する企業変革コンサルティング、人材育成・教育研修を担当。同時にコクヨグループの人材育成の企画・実施にも取り組んでいる。

「2019年 『プレゼンの語彙力 おもしろいほど聞いてもらえる「言い回し」大全』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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