トロント最高の医師が教える世界最新の太らないカラダ

  • サンマーク出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (463ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763137029

作品紹介・あらすじ

二度と太らない体に変わる! 体内の「体重設定値」を下げてやせる
全米ベストセラー減量本、ついに邦訳!

★肥満大国アメリカを変えた! 異例の全米大ベストセラー減量本!
★アメリカAmazon.comで1900件以上のレビューを集め、
 平均★4.7の高評価を獲得した信頼できる内容!
★日本の医師からも邦訳が待望された1冊!
★ダイエットでもっとも重要なのは「食べる回数」!
 食べる回数を減らせば肥満ホルモンが減り、脂肪燃焼率が上がる
★膨大な研究結果から導き出した
 もっとも効率よくやせる方法!

“食事量”や“食事内容”、“運動”より、「食事の回数」がはるかに重要だと語るのは、
世界的な減量医師のジェイソン・ファン氏。
「同じ食事量であっても、食べる回数が少ない人は圧倒的にやせやすい」と指摘する同氏は、
その背景に「肥満ホルモン」の存在があると明かします。
どんなに健康的な食べ物でも、またどんなに少量であっても食べる回数が多いと、
「肥満ホルモン」がたくさん分泌されて細胞に糖がたまり、脂肪も体にたまっていくのです。
そして恐ろしいことに、肥満ホルモンの分泌量が多くなると、体内に存在する「体重の設定値」も高くなることに。
こうなると、たとえ食事量を抑えたり運動したりして体重を一時的に落とせたとしても、
すぐに体は「高くなった設定値」に体重を戻そうとします。

本書では、そんな肥満ホルモンの分泌を効果的に抑える方法として、
カナダ・トロントの減量専門機関で絶大な効果を上げている「間欠的ファスティング」を公開。
この方法なら食事回数が無理なく減らせて体重設定値を低くでき、
空腹感もなく、太りにくい体質へとホルモンレベルで変化します!
始めの5日で体重が約1kg減り、体脂肪燃焼率は58%上昇。
半年で37kg減に成功した事例もあるメソッドです。

(本書で明かされる、肥満と減量の真実↓↓)
・「カロリー」を削っても減量効果は得られない
・「朝ご飯」をしっかり食べてもやせない
・「野菜をたっぷり食べる」に潜む大きなデメリット
・「糖質制限」をしても思ったほどやせない理由
・「脂肪」の摂り方次第で、体の減量速度を加速させられることも
・研究で判明した太らない睡眠時間は「7時間」
・「1日6杯までのコーヒー」には減量効果あり
・「枝豆」を食べると、糖が体から排出される
・どうしてもおやつが食べたいなら、「○○チョコ」を選ぶ etc…。

感想・レビュー・書評

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  • 世界最新の太らないカラダ
    肥満の根本的原因は、血中の「インスリン」濃度が高くなりホルモンの複雑なバランスが崩れること
    イライラ太り=ストレス
     コルチゾール→プレドニゾン インスリンと同じく太る
      ヨガ 瞑想 マッサージ 運動→ストレス減少
      睡眠は7時間 
       不足すれば体重が増える
    ケーキを食べると糖中毒になる
     高度に加工された食べ物
    1年間に-0.5~1.0kg増減がある
    体重が増えた期間痩せるのにかかる
    インスリン抵抗性
     脳 肝臓 筋肉 運動不足で増える
    食事時インスリン増 ファスティング時インスリン減のバランス
    スクロース グル:フル=1:1
    果糖ブドウ糖液糖 グル:フル=9:11 ×
    スクロース(ショ糖)=(グルコース:ブドウ糖)+(フルクトース:果糖)
    スクロースはグルコースの倍悪い
    GI値(グリセミック指数:食事後の血糖値上昇度)
    さとうはインスリンの分泌・抵抗性を同時に行う

    「最も信頼できる」5ステップ
     インスリン値を下げる
      ダークチョコ、果物、ナッツ、チーズ
      ダークチョコはインスリン抵抗性を下げる
      ナッツは食物繊維
     添加糖を減らす
     精製された穀物を減らす
     タンパク質を減らす
     いい脂肪をもっと食べる
       食物繊維をもっと食べる

  • たくさんのエビデンスを紹介され、結論が最後の最後まで出てきません。ようやく「インスリン」が大切!となります。じゃあ、どうすればいいの??

    何を食べてもインスリン値はあがる。だから「食べなければいい!」と断食、プチ断食をお薦めしている本です。うーん。結局そこか…。

    でも、朝食を抜き、晩御飯から昼食の間、約15時間程度のプチ断食をやってみました。体の調子はとても良いです。体重はキープって感じですね。

  • ダイエットに関する本はこれまで色々と読んできました。この本に書いてある通り、どのやり方も間違ってはいないけれど、長続きしない、効果が限定的だと実感していました。そのたびに、自分の意志の弱さを認めていたのですが、この本にも同じようなことが書かれていました。

    隣駅の本屋さんで久しぶりに行きましたが、そこで、この本の帯に書かれているフレーズ「最も効果があり長続きする現療法、その集大成、肥満に関する本は、この一冊でいい」に惹かれて買いました。

    300ページを超える分厚い本です、最初になぜ太るのかについて理論的な解説が続きます、さすがお医者さんが書いた本ですね。最後の方に減量を達成するためのコンセプトが書いてあります。本の中には、具体的に何を食べるべきか、付録には1週間のモデルメニュー(2種類)もついています。

    ここでは、現時点で疫学上「最も信頼できる」5ステップ(完璧な減量)を記します(p365)
    1)添加糖(砂糖、人工甘味料)の摂取、を減らす
    2)精製された穀物の摂取、を減らす
    3)タンパク質の摂取、を減らす
    4)いい脂肪をもっと食べる
    5)食物繊維をもっと食べる

    普段やっていて、この本で良いとされたのは、
    1)炭酸水を飲む(毎日2リットルOK)(p375)
    2)酢を飲むのも良い(p389)
    3)ナッツ、乳製品も良い(p388)

    今後の行動に気を付けようと思ったことは
    1)間食はだめ、インスリンが出続ける
    2)肥満をコントロールできるインスリンを抑制するには、ファスト(断食)が効果的
    3)朝食はとってもとらなくても良い

    以下は気になったポイントです。

    ・私は人間で実証されたことしか参考にしないし、質の高い論文審査のある雑誌に掲載されたもの以外はほとんど参考にしない(p17)

    ・治療は近因ではなく、根本原因に対して行われなければならない(p39)

    ・肥満が急激に増え始めた年は、アメリカ政府が「低脂質・高炭水化物の食事の推奨」へと指針転換した年と一致している(p55)

    ・双子の研究の結果、肥満と環境的要因は関係なく、生みの親との相関関係がでた、つまり太っている両親の子供は、やせている家庭で育てたケースでも、子供はやはり肥満になる、これは肥満の根本原因は主に血中の「インスリン」というホルモン濃度が高くなることによってホルモンの複雑なバランスが崩れるから(p59、64)

    ・体全体のエネルギー消費量の計算は複雑なので、運動以外で消費されるエネルギーは常に一定であるという仮説が生まれたが、これが完全に間違い(p67)

    ・摂取カロリーを急激に減らすと、体はエネルギー収支バランスをとろうとして消費カロリーを急激に減らすだけで、体重の減少には直接つながらない(p77)

    ・誰もが認めたがらなかった事実、低脂質・低カロリーダイエットは効果がない、ことはすでに証明されている(p95)

    ・カロリーのほとんど(95%)は、基礎代謝に使われる、運動して燃やせる脂肪は5%が限界(p185)

    ・基礎代謝量は一定ではない、摂取カロリーを減らすと基礎代謝量は最大で40%も減少、逆に増やせば基礎代謝量も増える(p106)

    ・加工度の高い食物を摂取する(炭水化物64、脂質22、タンパク質14)と、カロリー計算から予測されたものとほぼ同じ分の体重(7.1キロ増加)が増える、炭水化物10脂質53タンパク質37の場合、体重は1.3キロ増加、ウエストが2センチ以上細くなった(p113)

    ・減量した体重を維持するには、果てしなく摂取カロリーを減らす必要がある、それが難しいので体重はゆっくりと元に戻り始める(p123)

    ・炭水化物を摂取すると、分解されてブドウ糖発生、インスリンがグリコーゲンにして肝臓に蓄える→許容量が満たされると、炭水化物が脂肪となる→5時間後に肝臓がグリコーゲンを分解してグルコースにして体内循環させる、ただし夜中に食事をしない場合(p138)

    ・グリコーゲンが底をつき始めると、体は脂肪を燃やし始める前に、空腹を感じて何か食べたくなる(p141)

    ・睡眠不足は良くない、だがストレスがあまりない状態で睡眠不足になっても満腹ホルモンであるレプチンは減らないので空腹感が増すこともない(p175)

    ・何回食べるかは、何を食べるか、の倍問題である。間食をするとインスリンが出続ける(p213)
    ・起きてすぐに食べる必要はまったくない。(p225)

    ・オーストラリアの保育所で子供が次々に痩せた秘密とは、1)糖分が多く含まれている飲み物を減らし、水・牛乳にした、2)エネルギー密度の高い間食を大幅に減らして、野菜・果物を増やした(p256)

    ・GI値は血糖値を測定するものだが、血中のインスリンについては勘案していない。グリセミック負荷指数(炭水化物重量を考慮)で見るべき(p269,293)

    ・砂糖はインスリンの分泌と、インスリン抵抗性を同時に引き起こす(p278)

    ・精製される過程において、食物繊維や脂質は取り除かれる、食感をよくし、食べ物をより美味しくするため(p305)

    ・高インスリン値という現代の悪夢から身を守るのに有効で伝統的な食材として、食物繊維のほかに「酢」(食事の直前が有効)がある(p308,310)

    ・血糖はインスリン反応を起こす原因の23%、脂質とタンパク質が10%、残りは遺伝(p331)

    ・添加糖回避術として、デザートを果物・ナッツ・チーズにする(p369)

    2019年3月23日作成

  • この本をよんで、太る原因は一つではないこと、どれだけ砂糖や加工された炭水化物が良くないかということ、そしてインスリンや糖尿病についてよく分かった!
    私にとって、ダイエットへの意識、取り組みを大きく変えてくれた良本だった。

    ただ、本の構成は最悪。笑
    回りくどいし、もっとスマートにまとめられたと思う。

  • 血糖値よりもインスリン分泌量

  • オススメしたい人:ダイエットをしてもすぐリバウンドする人。
    太りにくい体を作る方法:断食を行う。

    世に出回っている様々なダイエット法は、短期的な体重減量に過ぎない。
    なぜなら、体重の設定値を下げていないから。
    本来、体重の設定値は脳が決めているので、長期的に痩せたい場合は、体重の設定値を下げる必要がある。
    そのため、少し時間を空けた断食(朝食を抜く。or夕食を抜く。)を行うことで、設定値が下がり、体重が長期的に減量する。

    →朝食は食べなくなりました。空腹になっても、仕事上何も問題が無かったので、安心しました。体重も、気にする期間が以前より減ったので、効果があると思います‼

  • ダイエット本の決定版が登場!って言っても、内容はいたってシンプル。
    体重を減らすために食事で気を付けることは、3減3増の法則。減らすのは、添加糖と精製穀物(炭水化物)とタンパク質、増やすのは、いい脂肪と食物繊維と酢。
    炭水化物では例外もあり、野菜や豆類はおすすめ。よい脂肪とは、ヴァージンオイル、ナッツ、乳製品など。
    そして、隔日ダイエット法が究極のおすすめ。
    丸1日は食べ物を口にしない(水や炭酸水、緑茶、コーヒーはOK)、翌日も昼食をメインとし夕食はサラダとスープで軽めに。(若干、私流のアレンジを施していますので、詳しくは本書を)このサイクルを2週間トライしてみる。

    本書はいろいろなことが書かれていますが、本当に内臓脂肪を減らし血糖値を下げ健康体を取り戻したいなら、隔日ダイエットを実施するだけです。
    とはいえ、覚えておくべき考察もありましたので、ご紹介を。
    ・(当たり前だが)肥満の95%の原因が食事(P106)
    ・インスリンが肥満の原因(P160)
    ・子供の肥満は母親起因(母親のインスリン値が高ければ、確実に子供に遺伝される)(P250)
    ・資金援助を受けた研究所の製品評価は、肯定的な評価が700%(!)(P220)

    以下は、本書のPR文です。

    二度と太らない体に変わる! 体内の「体重設定値」を下げてやせる
    全米ベストセラー減量本、ついに邦訳!
    ★肥満大国アメリカを変えた! 異例の全米大ベストセラー減量本!
    ★アメリカAmazon.comで1900件以上のレビューを集め、平均★4.7の高評価を獲得した信頼できる内容!
    ★日本の医師からも邦訳が待望された1冊!
    ★ダイエットでもっとも重要なのは「食べる回数」!
     食べる回数を減らせば肥満ホルモンが減り、脂肪燃焼率が上がる
    ★膨大な研究結果から導き出したもっとも効率よくやせる方法!
    “食事量”や“食事内容”、“運動”より、「食事の回数」がはるかに重要だと語るのは、世界的な減量医師のジェイソン・ファン氏。
    「同じ食事量であっても、食べる回数が少ない人は圧倒的にやせやすい」と指摘する同氏は、その背景に「肥満ホルモン」の存在があると明かします。どんなに健康的な食べ物でも、またどんなに少量であっても食べる回数が多いと、「肥満ホルモン」がたくさん分泌されて細胞に糖がたまり、脂肪も体にたまっていくのです。そして恐ろしいことに、肥満ホルモンの分泌量が多くなると、体内に存在する「体重の設定値」も高くなることに。
    こうなると、たとえ食事量を抑えたり運動したりして体重を一時的に落とせたとしても、すぐに体は「高くなった設定値」に体重を戻そうとします。
    本書では、そんな肥満ホルモンの分泌を効果的に抑える方法として、カナダ・トロントの減量専門機関で絶大な効果を上げている「間欠的ファスティング」を公開。
    この方法なら食事回数が無理なく減らせて体重設定値を低くでき、空腹感もなく、太りにくい体質へとホルモンレベルで変化します!
    始めの5日で体重が約1kg減り、体脂肪燃焼率は58%上昇。半年で37kg減に成功した事例もあるメソッドです。
    (本書で明かされる、肥満と減量の真実↓↓)
    ・「カロリー」を削っても減量効果は得られない
    ・「朝ご飯」をしっかり食べてもやせない
    ・「野菜をたっぷり食べる」に潜む大きなデメリット
    ・「糖質制限」をしても思ったほどやせない理由
    ・「脂肪」の摂り方次第で、体の減量速度を加速させられることも
    ・研究で判明した太らない睡眠時間は「7時間」
    ・「1日6杯までのコーヒー」には減量効果あり
    ・「枝豆」を食べると、糖が体から排出される
    ・どうしてもおやつが食べたいなら、「○○チョコ」を選ぶ etc…。

  • 今度こそは!という気持ちというよりも、モチベーションを維持するために購入。

    今までのダイエット理論の歴史が批判的に記載されていて、なるほどなぁ。。。と思いながら読み進める。読み物として面白い。

    インスリン分泌量、インスリン抵抗性が肥満の原因であるとの結論には説得力がある。
    しかし、ファスティングがその対策であることには、少し論理の飛躍があるような。。。ファスティング中に筋トレしてもOKとか、エビデンスあるの?

  • 辛辣なレビューが多かったけど、読んでみたらむちゃくちゃ良かった。太るメカニズムがよく理解できたし、諸説あるダイエット論のナゼ?も解消できた。
    インスリンを増やさない食生活をすること、インスリン抵抗性を下げるファスティングを取り入れること、というのが解決策。
    読めば読むほど砂糖と加工品が怖くなる。

  • ダイエット法のバイブルとなりそうな本であった。アメリカ政府はいかにして「低脂肪の食事」、「カロリー制限食」、「運動量の増加」で肥満問題に対処しようとして失敗してきたかを明確に示している。そして、減量するためにはインスリン値を下げる必要があり、そのためには間欠的ファスティングが最も効果的であることを明快に論じている。今後何度も繰り返し読むことになりそうだ。

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著者プロフィール

医学博士。1973年生まれ。カナダのトロントで育ち、トロント大学医学部を卒業。同大学の研修医を経たのち、カリフォルニア大学ロサンゼルス校にて腎臓専門医の研修を修了。2型糖尿病と肥満に特化した独自の治療を行う「インテンシブ・ダイエタリー・マネジメント・プログラム(集中的な食事管理プログラム)」を開発。クリニックでは、薬物療法ではなく、食生活の改善というシンプルだが効果的な方法に力を入れている。減量と2型糖尿病の治癒を目的として、治療のためのファスティングを臨床現場に取り入れた第一人者。雑誌『ジャーナル・オブ・インスリン・レジスタンス』の編集長(科学部門)、NPO「パブリック・ヘルス・コラボレーション」の理事長も務めている。ベストセラー『トロント最高の医師が教える世界最新の太らないカラダ』『トロント最高の医師が教える世界最有効の糖尿病対策』(ともにサンマーク出版)の著者。カナダ・オンタリオ州のトロントに在住。

「2021年 『医者が教える健康断食』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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