「愉快な人生」を生きる

著者 :
  • サンマーク出版
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763137272

作品紹介・あらすじ

なにごとも「楽しんでやる」人にはかなわない。

天は「愉快」を望んでいる。そのためには「いま、ここ、自己」に全力集中して生きること――。東洋哲学の深い知恵と洞察から生まれた、“第二の人生を輝かせる生き方”とは? 東洋思想研究の泰斗が、“人生百年時代”に生涯現役ですごすための「考え方」「働き方」「愉しみ方」を伝授します。

感想・レビュー・書評

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  • 中国古典思想の研究家である著者が、仏教、儒教、道教といった東洋思想から学んだ生き方のコツを紹介する。
    天が人に望む「愉快な人生」「健全な社会」「善良な心」。そのための希望と謙虚と感謝。
    根本である心を養う、唯識、立志、いま・ここ・自己、自己責任、主体性、知足、恩送り、小さな利他、自己維新、感謝、先義後利、積小為大、凡事徹底・・
    目先の利益や効率性だけを追うのではなく、天・自然の一部である自身、そして社会、環境を想い、共に悦ぶために自分にできる生き方をしたいと感じた。
    19-32

  • 失礼ながら過去の書籍は読み辛い(難しい言葉・言い回しで腹落ちしない)と感じた事がありました。しかし、当初席では、いざ答えようにも回答に詰まってしまう質問なども(例えば運の良い人とは?など)ズバリと一言で表現してくれており、読み終わると非常に清々しい気持ちになれます。ぜひ一読してみて下さい。

  • 著者の本は過去に一冊読んだことがあるが、今回はタイトルに惹かれて読んでみた。
    著者は若いときに瀕死の事故を経験し、「老子」に出会い、その後「論語」「孫子」「仏教」などの東洋思想を学ぶ。そして、ひとつの結晶を発見し、それをひとことで集約すれば「愉快」というキーワードで現わせられるということ。
    “天が「かくあれ」と人間に求めているのは、愉快な人生と健全な社会である。”
    愉快とは、欲望の暴走やエネルギーの浪費ではなく、明日への希望と、謙虚、感謝であるということ。

    僕自身はどうも楽しく愉快に生きて行こうという考えには、あまり人間の成長とはかけ離れているように思っていたが、東洋思想から得られる「愉快」とはどんなものだろうと興味を持ったので読んでみた。

    東洋思想の例を取り上げながら、心、生き方、利他、人間関係、仕事(定年前と定年後)など人生哲学がわかりやすくかかれている。
    「いま、ここ、自分」の重要さを説きながら、計画的に生きることの大切さも教えてくれる為になる一冊だった。

    論語(儒教)、道教(老子)、孫子、などだけかとおもいきや仏教も勉強されていて時々でてくるのは面白い。しかし、個人的に仏教の捉え方が偏っているように思えた。仏教を死後(あの世)の宗教と書かれていたが、本来は生き方を説いた教えなのです。

  • 我が意を得たり『「志」なくして愉快な人生はあり得ない』

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著者プロフィール

田口佳史(たぐち・よしふみ)
1942年、東京生まれ。東洋思想研究家。イメージプラン代表取締役会長。新進の映画監督としてバンコク郊外で撮影中、水牛2頭に襲われ瀕死の重傷を負い入院。生死の狭間で「老子」と運命的に出会い、「天命」を確信する。「東洋思想」を基盤とする経営思想体系「タオ・マネジメント」を構築・実践、延べ1万人超の企業経営者・社会人・政治家を育て上げてきた。第一人者として政財界からの信任は厚い。東洋と西洋の叡智を融合させ「人類に真の調和」をもたらすべく精力的に活動中。配信中のニュースレターは海外でも注目を集めている。
著書に『超訳 孫子の兵法「最後に勝つ人」の絶対ルール』『超訳 論語「人生巧者」はみな孔子に学ぶ』『超訳 老子の言葉「穏やかに」「したたかに」生きる極意』(以上、三笠書房)など、ベストセラー、ロングセラーが多数ある。

「2022年 『仕事で一生悩まないための菜根譚の教え』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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