やってもやっても終わらない名もなき家事に名前をつけたらその多さに驚いた。
- サンマーク出版 (2019年9月17日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784763137784
作品紹介・あらすじ
2019年10月、東洋経済ONLINEで話題!
『あさイチ』『スッキリ』でも紹介されて大反響!
家事をしていたら、いつの間にか1日が終わっていた……。
それもそのはず。家事なんて無限にあるんだから!
「世界は誰かの仕事でできている。」「バイトするなら、タウンワーク。」
などを生み出し、著書『「言葉にできる」は武器になる。』
で有名なコピーライターが、そんな無限にある名もなき家事に名前をつけました。
共感の声が殺到し、累計PVが1200万を超えた。
Twitterの投稿「育休を取って気づいたこと」
をベースに、無限にある名もなき家事を言語化し、名前をつけ、
より共感を得られた70個の名もなき家事を1日の流れに沿って紹介しています。
そして、各項目に家事経験者からの「ワンポイントアドバイス」と
名前を書くだけで家事分担表に早変わりする「チェックリスト」を掲載しました。
家事をがんばる全ての人に贈る、
読むだけで心が楽になる1冊です。
「家事は女の仕事」なんて時代は、もう終わった。
感想・レビュー・書評
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「えっ、そんなことも!」と気づかせてくれる何かがあるに違いないと期待して読んだのだが、残念ながらなかった。
内容的には、家事をしていれば起こりうる事柄をいちいち「~という家事」と言ってるだけ。
逆に言うと、家事をしていなければイライラすることのない出来事が羅列されている。
家事をしていれば毎日こんなことを1つや2つ経験しているんだろうことは容易に想像できる。
ましてや、小さな子供がいると、それこそ休む暇がないし、予定どうりにいかないし、気晴らしに出かけることもできない。
「んっ、も~」という当たり所のないことが積み重なると確かにストレスが溜まりますよね。
我が家では家事は殆ど妻がやっている。
掃除、洗濯、炊事。毎日、当然のように繰り返されていることに本当に感謝!
トイレ掃除、風呂場のカビ取り、洗面所のガラス拭き、ベランダの土埃取り、レンジフードの油落とし、掃除機のゴミ取り、スリッパの裏拭き。
私がやってるのはこんな程度しかない。しかもこれらは毎日ではなく時々だ。
買い物とか、洗濯物の取り込みなどもやったりするが、もう少し何かできそうだ。
年末の大掃除の時期でもあるし、普段手が回らなくて見て見ぬふりをしている所を例年以上に何とかしようと思う。
下駄箱の中の掃除、レンジの中に飛び散った食品汚れ落とし、トースターの中にへばりついたパンくず取り、などなど。
普段じっくり見ない場所を探せばいろいろあるな~。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
もちろん自分には当てはまらないものもあるし、長年の経験で改善したものもあるが、半分以上が「あるある」
ここに書かれていない「名もなき家事」も山ほどある。
それは他の読者にもきっと山ほどあることだろう。
これを家族に読ませたいとも思ったが、所詮「名もなき家事」をやっていない家族にはわかってもらえないだろうから、やめた。
その代わり、このような本ができたことと人気があるということは、私と同じように「名もなき家事」と日々、そして何十年も格闘している同志が全国にいるという証だろうと思う。
そして、こんな「名もなき家事」と格闘しているのは日本人だけだろうな。
あえて「名もなき家事」に「命名」することは必要ないかなと思うし、命名の部分は実は全く印象に残っていない。
しかし家庭は「名もなき家事」で溢れていて、日々これだけのことを頑張っているということが文字化されたことがとても嬉しい。 -
炊事、洗濯、掃除…そんな分かりやすいものだけが家事じゃない。
成果の見えにくい家事に名前を付けて、見える化する。
家事をする本人が報われ、家族や社会からの理解も得られるなんて一石二鳥!
そんなコンセプトに惹かれて読んでみました。
元々がSNSでの発信からスタートしているというだけあり、フランクで読みやすいです。
各ページにマンガも。
「家事あるある」の本でした。
うんうんとうなづけるものもあるけど、いまいち共感しにくいもの、それは家事というよりただのあ〜あるある〜なのでは…というようなものも多く、ちょっと期待外れでした。
著者がコピーライターというだけあり、ネーミングセンスはさすがでした。 -
期待しすぎた。もっと「あるある」と共感できるかなぁと思っていたけどそれほどでもなかった。コピーライターさんだけあってネーミングは面白かった。
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家族で回覧して読んでみてもいいかなと思う一冊でした。70以降、自分でも追加して「#名もなき家事に名前をつけた」で投稿してみたくなりました。
例えば…レジ袋の大きさを間違えてもう一つ買い足す。大は小を兼ねるです。迷ったら大きい方を買いましょう。 -
自分の毎日の実感とはちょっと違った。
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もらいもの!面白かった。男の人が書いてる(編集?)のがいいですよね。実際の名前のない家事を整理する本ではなく、見えにくい家事の失敗や苦労がたくさんのってて、こんなの自分だけだろうと惨めになったこともある失敗ものっててちょっと気持ちが楽になりました。
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こうしてリストアップしてみると「名も無き家事」ってほんとに多いね。うちではその問題は起きないなってこともあれば、あるあるってことも。たとえば、「リ・ポジショニング」「突然の濡れ場」「モンクの叫び」「健全な朝帰り」「裏の世界」「メモ・メモリー」「大げさな声かけ」「直角回転」などはあるある。「冷たい警告音」の「冷蔵庫の中のものから自動的に献立を考えてくれる機能」ってはもう一歩で普及・一般化しそうじゃない?「手料理スルー」はさもありなんと言ったところ。