NINE LIES ABOUT WORK 仕事に関する9つの嘘
- サンマーク出版 (2020年6月16日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (462ページ)
- / ISBN・EAN: 9784763138163
作品紹介・あらすじ
(編集中)
感想・レビュー・書評
-
仕事に関する9つの嘘と言うものを読みました。まず1つ目はどの会社で働くかが大事と言うところです。よく働きがいランキングと言うランク付けがありますが、これ自体は何か数字や指標になっていないと言うところもあり、外から見て理解するのはとても難しいのです。つまり、どの会社で働くかと言うよりも、たとえ悪い会社であったとしても、その中のより良いチームに入ると止めにくくなります。世の中のほぼすべての仕事はチームワークで成り立っています。
2つ目の嘘は、最高の計画があれば勝てるということです。アメリカの特殊部隊がゲリラに連敗したのはなぜであるか、計画を立てただけで、満足してしまったからです。計画策定という言葉には甘美な響きがあります。計画は必ず変更になると言うことを肝に銘じて動く方がよっぽど理想的です。
3つ目の嘘は、最高の企業は目標を連想させると言うところです。ノルマがあるからダメになってしまいます。残念な話ですが、どんな大企業も目標自体が生産性を上げたと言うエビデンスはありません。さらに言えば、目標を上から貸すことが生産性向上につながることを示す証拠は何一つないのです。皮肉なことに目標そのものが天井の働きをしてしまいます。そして、その強制力は不正を横行させるのに最もです。
目標を優先しすぎると、現状の進捗状況がわからないままになってしまいます。さらに言えば、各業務も難易度がバラバラであるので、評価のしようがありません。
第4の嘘は最高の人材はオールラウンドであることである。実はあのメッシもサッカーでは左足しか使いません。強みを正しく定義すると得意なことではありません、これはあくまで能力にしか過ぎず、詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
データで組織の常識をぶったぎるお話。
エンターテイメントとして楽しめるレベルで、文章のキレ味がするどいと感じた。
以下の問いに「Yes」と言える人ほどエンゲージメントが高いらしいので、私も「Yes」といえる人になれるよう精進したい。
仕事で「自分に期待されていること」をはっきりと理解している
仕事で「強みを発揮する機会」が毎日ある
「優れた仕事」をすれば必ず認められると知っている
仕事で「つねに」成長を促されている
所属したチームでは「価値観が同じ人」に囲まれている
私には「チームメイト」がついている
「会社の使命」に貢献したいと心から思っている
「会社の未来」に絶大な自信をもっている -
多くの企業がやってそうなことを否定している本。
特に人は注目、関心を持ってもらいたい願望があるが、評価されるのはイヤだという内容に納得。 -
〇〇コンサルタントがよく言ってることは、大概意味がない。
-
これまで常識と考えられていた仕事に対する考え方を180度納得を持って改善させられる。
面白かったのは人は注目をされることでエンゲージメントが高まるという話。
無視<ネガティブフィードバック<ポジティブフィードバックの順にリーダーは部下に接するべき。
良い点4つに悪い点1つフィードバックすると良い。
リーダーシップは存在しない。
自分の資質を見極め、最適な過剰主義者になることで、フォロワーが産まれ後乗せでリーダーになる。 -
仕事に関して重要と言われている事の中にウソがある事を述べている本。全部で9つウソについて例を挙げてまとめている。
当たり前だと思った事が、よくよく考えるとウソだと分かり非常に面白かった。
本の最後にウソに対する本当の事もまとめられているので参考になる。9つのウソを頭に入れて、誤った行動を取らない様に注意したい。
9つのウソXと本当○は以下。
1.Xどの会社で働くかが大事
○どのチームで働くかが大事
2.X最高の計画があれば勝てる
○最高の情報があれば勝てる
3.X最高の企業は目標を連鎖させる
○最高の企業は意味を連鎖させる
4.X最高の人材はオールラウンダーである
○最高の人材は尖っている
5.X人はフィードバックを求めている
○人は注目を求めている
6.X人は他人を正しく評価できる
○人は自分の経験なら正しく評価できる
7.X人にはポテンシャルがある
○人にはモーメンタムがある
8.Xライフワークバランスが何より大切だ
○仕事への愛が一番大切
9.Xリーダーシップというものがある
○われわれは尖りについていく
-
とても雑にまとめると、
合理的でちょっと冷めた人間向けの自己啓発本
根性じゃなくて、冷静に(時にはデータを用いながら)哲学チックにやる気にさせてくれる感じがいい -
仕事に迷った時やチームで動くことに違和感を感じた時に読むと面白いです。この本は自分がチームリーダーの研修を受けている時に読みました。なので、多角的に見れて良かったです。読んでると納得する部分も結構ありました。まぁかなり尖ってる本だとも思います
-
読了