- Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
- / ISBN・EAN: 9784763139078
作品紹介・あらすじ
(編集中)
感想・レビュー・書評
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様々なネガティブ感情、ネガティブ状態を「生物学的に、しょうがない!」と無罪放免してくれる書。
「人前で話すの苦手」「おいしいもの食べて太っちゃう」「勉強嫌い」「嫉妬しちゃう」「片づけられない、捨てられない」「気が散って集中できない」「後悔しちゃう」「周りの人の目が気になる」「笑顔につられて商品を買ってしまう」「期間限定に目がない」「知ったかぶりしてしまう」「困っているけど人に頼れない」「自分が揺らいでしまう」「恋心が冷める」「人肌恋しい」「病気になっちゃう」「年とるとシワが増える」「人生がむなしくなる」「寿命で死んでしまう」etc.
…それは私です。という人も多いのではないだろうか。
こういった感情・状態を「ポジティブに諦めよう!」と、するのが本書の趣旨。…だって生物の本能なんだもの。
これらの感情・状態が本能だと諦められれば、ちょっとラクになりませんか?
「がんばればどうにかなること」と「がんばってもどうしようもないこと」を明確化するのが幸せへの秘訣、って聞いたことがある。
章の最後にある「生物学的に、しょうがなくない!」のコラムも、ためになる。
ちょっとふざけた語りでクスクス笑いながら楽しく読める。そこは『嵐のワクワク学校』の講師や『サイエンスZERO』『ビートたけしのTVタックル』などのメディアに多数出演する著者の腕だろう。 -
生物としての人間を解説しつつ、現代人が悩みがちな事柄について「しょうがないよ」と慰めてくれる本。勉強しながら甘やかされる感覚が新鮮で面白かった。
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なんとなくでも知っていれば、ミスをした時に自分を責めてしまう度合いは薄くなるかもしれない。
いろんな考えがある事を教えてくれる本でもあると思う。 -
遺伝子が強力すぎて、人間は到底太刀打ちできない……数日前に読んだ『スマホ脳』にも通ずるないようでした。
タイトルや帯を見ると、「できない自分を許す」ための本という印象がありましたが、ある意味「自分の許容範囲を広げる」ための本でもあるかなと。他者を受け入れる余裕、「なんでそういう風なの?」「なんでこんなこともできないの?」余裕がないときはそうやって他者に厳しくなってしまうことが多々あると思います。だけど、「遺伝子レベルで組み込まれているシステムなのだからしょうがないよね」とすこし俯瞰してみることで、自分の心にも余裕が生まれる気がします。
「人生を楽しむことが最終目標であり、お金や仕事はその手段であるサティスファイサーならばハッピーですが、お金や地位が目的格するマキシマイザーであると人生がむなしくなります」
わたしはまだまだ若い。思考を転換して自分に優しく、他者にもほどほどに、充実した人生を送ります -
タイトルからも分かる通り、進化心理学の見地から、ヒトの習性を読みとく。
ただ、一般の読者向けにかみ砕くのはいいが、面白さを優先したあまり極端な例が多すぎて、実際はまだ検証も曖昧な学説も全て言い切ってしまっている。
もちろん、実際に研究の参考にするような本では当然ないし、まずは進化心理学に興味を持つには良い一冊。
(高校生や大学生向けかな)
ただ、結論の多くが”しょうがない”で終わってるのには違和感を感じる。 -
全て「しょうがない」で終わるむなしさが残念
面白おかしく書こうとしているのだろうが、投げやりな感じで諦念の塊のような語り口調が続くので読み続ける気持ちにならない。
「どうすれば集中力を高め維持できるのか」など、実用的なテーマに対して、古来からの人間の特性などを織り交ぜてその理由を紹介し、その上でどうすればいいのかを教えてくれればいいのに、と思う。その手の類書との差別化を図ったのかもしれないが、全て「しょうがない」「諦めなさい」で終わるむなしさが残念で仕方がない。是非、リニューアルして、行動の意欲が湧いてくる内容で再度出版して欲しい。 -
高校生程度の知識があれば頭にすっと入ってくる易しい文章だと感じました。
自分や他者の欠点を「生物学的にしょうがない」と慰めたり、理由付ける点において、「それは分かるんだけど、しょうがなくしたらアカンやろ」と思わずつっこんでしまうところもありました。
遺伝子や脳科学の視点の話と、社会集団が形成された時代の名残の視点から語られていました。
読んだ感想としては、生物学うんぬんよりも、人類の生物学的な本能と理性、社会集団としての「当たり前」という、長い年月をかけて獲得してきたものが、技術革新等による現代の生活状況にそぐわなくなってきているからこそ、問題が生じていると言い換えられるかなと個人的には考えました。
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YouTubeのオススメで知った本。
理系の方がオススメしてたから、そういうゴリゴリ学術的な話し口なのかと思いきや、読みやすかった。
人間も動物とは私も思ってたけど、それはあくまで感覚的な主観。この本では、生物学という学問の視点から展開してくれるからよりフラットに捉えられた。
しょうがないよね、と思えない時の方が多くて苦しむことがあるから、折に触れて読み返したい一冊。
ちょこちょこ天使みたいな人が無罪の紙を持ってるのがじわじわおもしろかった。
実はこれ、本の中で挙げられているものの中で自分が当てはまるものをリストアップしたんですよ。
「寿命...
実はこれ、本の中で挙げられているものの中で自分が当てはまるものをリストアップしたんですよ。
「寿命で死んでしまう」などは誰でも当てはまるとしても、Macomi55さんとずいぶん被ってますね!
勝手に親近感を覚えてしまいました。
仕事を辞められたとのこと。
「どう頑張っても人並みにできない」
あ〜、ここもものすごく親近感を覚えます。
昔、「お前には一生この仕事は無理」って言われたことありますもん。
中々仕事が出来ない不全感というのはつらいものがありますよね。
年齢を重ねるにしたがって、体が老いてゆくのは当たり前のことだとはいえ、受け入れるのも大変ですよね〜。
私も自分の増えた白髪にうわ!って、思います。
でも最近、思うんです。
老いてきたってことは、これまで生きてきたって事だなと。
そうすると、今までよく頑張った、私の体!みたいな慈愛が湧いてくるんです。
Macomi55さんの体も頑張ってきたんですよね。もちろん、心も。
長々とごめんなさい。
Macomi55さんの新たなスタート、勝手ながら応援します。
有難うございます!元気がでます。
白髪といえば、私は5552さんの頃に染め始めたのですが、今はその間隔がどんどん短くなり、...
有難うございます!元気がでます。
白髪といえば、私は5552さんの頃に染め始めたのですが、今はその間隔がどんどん短くなり、もうお金もったいなくて、少しくらい気にならなくなりました^_^。
でも、完全に吹っ切ることはまだ出来ないんですよ。まだ心が若いってことですよね。
心が若いっていいことですよね。
白髪はチラホラ見つけてたときは抜いていたんですが(抜いたらイカンと言うけれど)...
心が若いっていいことですよね。
白髪はチラホラ見つけてたときは抜いていたんですが(抜いたらイカンと言うけれど)、最近は追いつかなくなってきてます。
Macomi55さんはこの年齢の頃染めはじめたのですね。
グレイヘアにまっしぐらというのも勇気がいりますし、やっぱり体と心って体の方が先に年齢を重ねて行くんでしょうかね。