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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784763139399
作品紹介・あらすじ
不寛容社会を生きるすべての人へ
「世間体を守るためにする努力なんてバカのすることだ」
志の輔、志らく、談春など、名だたる落語家の生みの親であり、政界進出、二日酔い会見、『笑点』の立ち上げなど数々の伝説を残した、落語界の永遠の革命児・立川談志、没後10周年記念本。
談志を語る時、「破天荒」という言葉が使われることが多い。数々の争いを起こし、敵を作るのを厭わなかった談志評として間違ってはいない。だが、果たして本当にそうだろうか。「破天荒」というのは、あくまでもメディアに切り取られた一面でしかないように感じる。談志が亡くなって10年。談志を師と仰ぎ、10年間前座時代を過ごした著者が思うのは「談志は不器用で優しくて厳しい人間だった」ということだ。師匠が亡くなってからも著者の心を支え続けた談志の名言を新解釈でお届けする。
感想・レビュー・書評
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AmazonのAudibleで聞く読書。
著者は應義塾大学卒業後、ワコールに入社。
いわゆる世間のエリートコースを歩んでいた。
だが、芸人の夢を諦めきれなかった。
吉本興行福岡1期生オーデションに合格し所属となる。
その後、ワコールを退社、吉本興業も退所。
立川談志の「立川流Aコース」に入門。
「立川ワコール」を名乗る。
通常5年といわれる前座時代を9年半。
年下の後輩たちに、どんどん抜かれていった。
その弟子に、談志は諭した。
「俺を喜ばせてみろ!」
二つ目に昇進後、談志より「立川談慶」と命名される。
2005年には、慶応大学卒業者初の真打昇進を果たす。
一世を風靡し、世間に荒波を立て続けた談志が亡くなって10数年。
「談志は不器用で優しくて厳しい人間だった」
混迷を続け、身近にも、世界にも争いが絶えない、令和の時代。
談志の言葉に、時代を生き抜く英知が生きている。
それに光を与え続けるのは、いつまでも師弟に生き抜く著者の凄み。
疲れたら少し休めばいい。
そして、落語に耳を傾ければいい。
「落語とは人間の業の肯定」なのだから。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大事にし続けるのは難しい。
世の中、矛盾だらけ。
渡る世とは矛盾に耐えること。
感情に振り回されずにロジカルに分析せよ。
自分から与える人間に。
まわりに流されやすい私には、言葉で言うが易しで実際には難しい。だからこそ時々こころに言葉をいれないと。 -
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示唆に富んだ話題が多く、聴いていて楽しかった。
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故立川談志さんの弟子立川談慶さんが書かれた本。
弟子の立場から、師匠の生前の様々なエピソードが書かれていて面白かった。
失礼ながら立川談志さんをあまり知らない世代だが、読み終えて、立川談志さんを一言で表すならば「粋な人」だなと感じた。
中でも電車で若者に老人に席を譲りなさいと諭した話は面白かった(落ちはお読みいただきたい)。
あくまでも立川談慶さんの目から見た立川談志さんのエピソードなので、最近のSDGsに結びつける話などちょっと尾ひれは気になった。 -
現代社会に器用に順応するのではなく、不器用なままに、「ボケ続けること」の意義を問う一冊。
そして、そのように生きて圧倒的な高みに到達した立川談志の金言至言を弟子の著者が丁寧に集めて解説している。
社会を変える第一歩を踏み出せる「粋」な人間が出てくることを願うばかり。
著者プロフィール
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