- サンマーク出版 (2023年7月7日発売)
本棚登録 : 113人
感想 : 13件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784763140647
作品紹介・あらすじ
「観葉植物は数年で枯れる」を覆す!
植物を“よみがえらせる”園芸家として話題の著者が教える
100年生きる観葉植物の育て方
「最近よく葉が落ちるけど何が原因なのか分からない……」
「大きくなってきたけど、植え替えた方がいいのかな?」
「ちゃんと水をあげているのに枯れちゃった……」
部屋で手軽に育てられて、置くだけで癒しの空間になる観葉植物。
でも長く育てるほど、弱ってきたり枯れてきたり、さまざまな疑問や不安にぶつかりますよね。
お気に入りの植物とは、できるだけ長く暮らしたい。
一緒に年を重ねていくための、持続可能な「植物ケア」入門書です。
盆栽はイメージ通り、持ち主よりも長生きして、子や孫に受け継がれることもあります。
実は、室内で生きる観葉植物も、本来の生命力を引き出せば人間よりも長生きする植物です。
そのための正しい「ケア」を、いちから学べるのが本書です。
華道家でもある著者オリジナルの「剪定」秘儀や、「植物は不老不死なのか」をテーマにしたエッセイなど、植物の神秘的な魅力が満載!
すでに育てている人も、これから育ててみたい人にも、新しいトビラが開く一冊です。
感想・レビュー・書評
-
これは良い本。殺風景な部屋に彩りを、ということで観葉植物を導入したが、どうせやるなら適切にやりたいと思い、この本を手に取りました。「(植物を)ケアすることは、ケアされることである」というような思想的な側面もあり、読み応えがあります。とりあえず霧吹きを買って帰ろう。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
著者は、観葉植物を売るのではなく、観葉植物のケアを本業としている。
植物にとって好ましい光・土・水とはどのようなものかを詳細に解説してくれる。
剪定や植え替えなどにも詳しく、観葉植物を育てている人には参考になるだろう。また、観葉植物にとって微生物や虫は伴走者であり、観葉植物の本当の難しさを感じさせてくれた。
そして、虫を苦手とする私のような初心者には、観葉植物のケアはハードルが高いことを十分理解させてくれた。 -
感想
植物が持つ生命力。自然に持っている力を引き出すことで何年も生き続ける。長年寄り添った植物はもはやパートナー。かけがえのない存在に。 -
植物にまつわる知見はもちろんとして、土壌学、さらにはケアに関連する人文知までもがふんだんに引用される。まちがいなく有益な実用書でありながら、資本主義的な消費にさらされる観葉植物を、本来の自然に寄り添った在り方へと連れ出すための、実践的な思想書ともとれる。今度は植物を枯らさないようにしたい……。
-
投票フォーム【建築・食・暮らし】No.39
-
人の死後残された観葉植物を預かってくれるサービスというのを雑誌「WORKSIGHT」で知り改めて読んでみた。
そもそも観葉植物との距離感が部屋に置くオブジェ的存在からペットに近い親密な存在に変わってきているのでは、という視点から冒頭のようなサービスを考案したとのことで、面白いし実際にありがたいだろうと思う。 -
すごい思想強いけど、こういう本が読みたかった!
-
【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
https://opc.kinjo-u.ac.jp/ -
プランツケアというアイデアは素晴らしい。
筆者は植物のことが本当に好きな人なのだなと言うのも感じました。
植物との付き合い方に新たな視点を与えてくれました。 -
いわゆる「幅広い種類の植物」の育て方のhow-to本ではなく、植物とは、土(土壌)とは、水やりとは、と、観葉植物を育てるための知識をわかりやすく掘り下げられてる。
初めて植物を育てる初心者から、植え替え・剪定をする中〜上級者向けにも、ケアのそれぞれの理由が書かれているので、なぜそれをするのかがらわかった。
