しんどい月曜の朝がラクになる本

  • サンマーク出版
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本棚登録 : 72
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763141095

作品紹介・あらすじ

あなたの毎日を劇的に変える「美点発見」で、
悩みもダメージもすっかり消え去ります!

憂うつな気分で月曜の朝を迎えているあなたに朗報です。本書で提案している「美点発見」を実際にやってみるだけで、月曜の朝の気分が一変します。それどころか日ごろ目にしているすべての風景が変わって見えてきます。そして結果的にすべての曜日を楽しみに迎えることができ、毎日が幸せと喜びに満ち溢れるようになります。つまり、月曜の朝がラクになることは、あなたが思う以上に、人生に大きな影響を及ぼすということだったのです。著者は30年にわたって50万人以上の人生を救ってきた「こころの専門家」。本書で紹介しているメソッドは、人生のあらゆる場面で役立ちます。あなたの周りから嫌いな人がいなくなり、大好きな人だけに囲まれるワクワク生活を実現させましょう。実際に人生を大きく好転させた具体例も多数掲載しました。あなたもその成果をぜひ体験してみてください。

感想・レビュー・書評

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  • タイトルで想像していた(期待していた)内容ではなかったが、美点発見のすごさが実例付きで紹介されていて興味深かった。
    言葉に出さなくても、気持ちは相手に伝わるというのは納得。
    自分も含めて、人は皆満月のように完璧な存在、
    という考え方が素敵だなと思った。
    そう思えたら自分も相手も素晴らしいとしか思えなくなる!
    自分自身も周りの人も大切にしたいなと改めて思った。

  • いわゆる「サザエさん症候群」に効く様々なメンタル向上のテクニックのようなものを想像していたが、「美的発見」という一つの手法を深掘りする内容だった。本書にある複数のエピソードも踏まえ、相手の長所に目を向けることの大切さを認識したし、試す価値はありそう。全体的な論にスピリチュアルな雰囲気があるのと、タイトルと内容に解離があるかな、という点が少々気になった。

  • 相手の美点を探すことが、良好な人間関係を築くことに大事であることがわかる本です。
    ビジネスでも、私生活でも、周りとの人間関係は良好である方がよいのは間違いないですが、残念ながらこじれてしまうことはあります。
    人間関係がこじれるのは多くの場合、目についた相手の欠点が発端になりがちで、それを「嫌い」と感じるようです。
    相手の美点を見つけ、ほめる、という意識を持つことで、相手もこちらのことを見る目が変わると著者は説きます。
    美点を見つけるための心構え、ほめる際のコツなども併せて紹介されています。
    周りとの関係、コミュニケーションに不安、不満がある方が読むと、その払拭に役立つ1冊となりそうです。

    【特に覚えておきたいと感じた内容の覚え書き】

    「一度に発見できる美点は2〜3個と少なくてもよい。美点を発見し続けることに意味がある。発見の際限はない。意識を向けると、現実がその方向に変わり、言葉や行動に変化が表れ始める。人は、自分のことをわかってくれる人に対立意識を持てない。」
    「無意識はその性質上、悪口でも口に出した言葉を指示と受け止め、現実にするような働きをする。相手に言っているつもりでも、多かれ少なかれ、自身をも動かしている。相手が喜ぶ言葉を口に出していけば、それが自分の心に伝わる。」
    「人をうらやましがるのは、相手を認めているのと同じなので、決して悪いことではなく、ある意味では相手を褒めている。自分が相手のように成長したいという意欲の表れでもある。できるなら、相手に向かって素直に『こういうところが素晴らしい』と言葉にしてみる。」

    【もう少し詳しい内容の覚え書き】

    ○人間関係を愛で満たす
    ・同じ状況になっても、それぞれの過去の積重ね、体験、経験、価値観、体調、心の変化などで感じ方は異なる。自分が見ているものと周りの人が見ているものや認識が違うと、ストレスが生じてしまう。相手のよいところを見ようとすると、自分の見る目が変わる。
    ・褒めるのはどうしても相手が関わるため、その相手が影響を及ぼし、ためらうことも多いが、相手のよいところの発見だけであれば1人ででき、相手に伝えなくてもできる。相手の素晴らしい点を「全くそのとおりだ」と心の底から思って言葉にすれば、迫力が増す。

    ○心のダメージがまるごと消える
    ・科学技術の発達はめざましいが、人の心の世界は昔からほぼ進んでいない。自分の知っていることだけで上からかぶせるやり方は変え、技術的なものは使いこなせる人に活躍してもらい、個性を生かせるよう意識のスイッチを入れ替え、その人を生かす方法を考えたい。

    ○心が輝き奇跡が起きる
    ・人間関係がこじれるのは多くの場合、目についた相手の欠点が発端になりがちで、それを「嫌い」と感じる。人に好かれたいなら、先に自分から相手を好きになることを意識し、美点を見ることが大切。相手にそれを伝えれば、相手も自分の美点を見るようになる。
    ・相手に美点を伝えるときは、相手の目をしっかり見て伝える。相手が嬉しそうな顔をしたなら、それは的確ということ。相手がネガティブな反応をしたように見えた際も、照れ隠しの可能性があるので、喜びの一瞬の表情を見逃さないこと。
    ・一度に発見できる美点は2〜3個と少なくてもよい。美点を発見し続けることに意味がある。発見の際限はない。意識を向けると、現実がその方向に変わり、言葉や行動に変化が表れ始める。人は、自分のことをわかってくれる人に対立意識を持てない。

    ○自尊心を上げラクに生きる
    ・無意識はその性質上、悪口でも口に出した言葉を指示と受け止め、現実にするような働きをする。相手に言っているつもりでも、多かれ少なかれ、自身をも動かしている。相手が喜ぶ言葉を口に出していけば、それが自分の心に伝わる。
    ・営業で冷たい対応をされたら、「これはクレームだ」と思えばいい。「断りの本質」はクレームと同じなので、断られたら、クレーム処理をすればいい。対応を改善することは、お客様のニーズに応えられているということになる。

    ○人に好かれる
    ・人間関係を「GIVE=TAKE」の関係ととらえる。自分が行ったことで相手が喜んでくれて、そして自分で喜びを感じている。ひたすら与えているという感覚だと、自分自身が満たされないと心の葛藤や矛盾が生まれる。
    ・人をうらやましがるのは、相手を認めているのと同じなので、決して悪いことではなく、ある意味では相手を褒めている。自分が相手のように成長したいという意欲の表れでもある。できるなら、相手に向かって素直に「こういうところが素晴らしい」と言葉にしてみる。

  • 「美点に着目する」
    大切な視点だとは思いますが、
    その一点突破で、なんやかんや
    文章を引き伸ばして一冊の本にしている感じ。

    多くの方にとってしんどい「月曜の朝」を
    どうにか回避できるかもしれない、と
    タイトルに惹かれて読んだ人のニーズとは
    ずれが生じている気がします。

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著者プロフィール

1953年群馬県生まれ。
新潟大学人文学部教授 博士(教育学)
専攻 社会学、タイ地域研究
主要著編書・訳書
ed. Thai Studies in Japan: 1996-2006, The Japanese Society for Thai Studies,2008.The Thai-Khmer Village: Community, Family, Ritual, and Civil Society in Northeast Thailand、Graduate School of Modern Society and Culture, Niigata University, 2005.共編著、『変貌する東アジアの家族』早稲田大学出版部、2004年。『毒消し売りの社会史――女性・家・村――』日本経済評論社、2002年。「百姓の民際交流――タイ農民との交流から学んだこと」『開発と文化』叢書20輯、名古屋大学大学院国際開発研究科、1997年。
訳書 ジェラード・デランティ『グローバル時代のシティズンシップ』日本経済評論社、2004年ほか。

「2009年 『タイ農村の村落形成と生活協同』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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