自分で決められる子になる育て方ベスト

  • サンマーク出版 (2024年3月13日発売)
3.23
  • (4)
  • (5)
  • (7)
  • (4)
  • (2)
本棚登録 : 146
感想 : 8
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

本 ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784763141170

作品紹介・あらすじ

子どもを人生の主役にする
親だからできる聞き方、伝え方

◆年間500本以上読破する論文オタクの東大医学博士&二児の母が厳選!
◆「コミュ力」「思考力」「自己肯定感」「諦めない心」「好きに突き進む情熱力」
自分で決められる子になるために必要な力を網羅!

今日着る服、何をして遊ぶか、遠足のおやつに何を持っていくか、宿題をいつやるか……。
こうした日常の中の小さなことから、
どんな学校に進学するか、どんな部活に入るか、将来目指す職業など、
人生を左右する大きな決断まで、子どもが大人になる過程では「自分で決めること」が数えきれないほどあります。

残念ながら、そのすべてに親が手助けしてあげることはできません。
「自分で決められる子」になることが、子どもにとっても親にとっても最善の道なのです。

◎親子の会話の黄金比は「子9:親1」
◎ごっこ遊びは最低15分
◎習い事は2つまで
◎褒めるときは「結果」より「努力」
◎スマホは興味を伸ばすためのツールとして利用する
など、本書では「自分で決められる子」になるために、親ができる「超具体策」を提示します。

その根拠は、年間500本以上の論文を読む著者が厳選した世界の最新研究。
現時点で最も確かな親の関わり方を1冊にまとめました。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 1歳半の子がいますが、子育てにおいてやってみよう、と思えることがたくさん書いてありました。
    努力した過程を褒める、は意識していきたいと思う。

  • 著者は年間500本もの論文を読み、そこから抽出された「自分で決められる子になる」ための親の関わり方をまとめた本。
    やってはいけないと書かれている子どもとの関わり方をしてしまっており反省。
    たくさんのヒントが書かれているので頭に入ったかなと不安に思っていましたが、気づくと本に書かれているヒントを意識して子どもと向き合っている自分がいました。
    時々読み返しながら子育てに生かしていきたいと思いました。

  • 幸福感を高める要因は健康、人間関係、自己決定の3つがあるという著者。世界の科学論文をもとに「自分で決められる子になる」ためのことを書かれた本ということで興味を持ち購入しました。

    まずは共感の言葉を伝える、否定的な言葉がけをやめる、努力の過程を褒める、などなど、耳にしたことがある情報も多いですが、何故それが良いのか世界の研究内容を元に記されているので納得して読むことができました。

    自分には不十分だなと思う力が多いので、子どもに負の連鎖をしてしまわないよう、心がけたいなと思いました。
    そして色んなノウハウを中途半端に取り入れると何が重要かわからなくなるので、自己決定力を軸に子育てしていきたいなと思いました。

  • 分かっていても日常的に忘れがちなことが書かれているので気づきになる

  • 自分が親に育てられた記憶を振り返っても、納得感のある部分が多かった。

    幸福感を決定する要因は3つ。
    ①健康 ②人間関係 ③自己決定
    自分で人生を選択することが、幸福感を高めるとのこと。

    幼い子供にとって、何で遊ぶ?何を着る?どうやっていく?というのは重大な意思決定。コミュニケーションをとり、考えて、判断して、決定する、そのプロセスができる力を伸ばしてあげたいと思った。

    この本の対象年齢は乳幼児から小学校高学年までで、
    理由は自分で決められる子になるためのベースを作る時期がこの年齢であるためとのこと。
    この時期はまだ親のサポート無しには生活できない年齢だけど、子供らしいキラキラとした創造に溢れた素晴らしい世界の中で生きている年齢。子供の意思・世界を尊重して、過干渉にならないように気を付けよう。過干渉って、子供の自信を無くし、成長のチャンスを奪い、反抗心を育ててしまうと思う。


    本の話に戻って…、自分で決められる子になるために必要な5つの力は以下の5つ。
    ①コミュニケーション力
    ②思考力
    ③自己肯定感
    ④諦めない心
    ⑤好きに突き進む情熱力

    この本では、上記それぞれを伸ばすために、子供とどういった関わり方をすれば良いかが述べられている。

    ①コミュニケーション力
    ・子供との会話では、子供9:親1で喋らせる。誘導しない。共感して問いかける。
    ・危ないこと、間違ったことをしたら、気持ちは認める。行動は注意する。

    ②思考力
    ・問題が起きている時や注意したい時、「恥ずかしいでしょ」「だめでしょ」ではなく、状況を説明し、やめてほしい理由とともに小さな選択肢を与える
    ・比較はだめ、努力を褒める
    ・「これできないならやっちゃだめ」は✕
     伝えて、数日何もしないで様子を見て、子供が自分で違和感(だめなこと)に気づくのを待つ
    ・ごっこ遊びは考える力を伸ばす大切な遊び。親はまずは15分は本気で付き合い、ごっこのまま離脱しよう(子供はそのまま1人でごっこ遊び)
    ごっこ遊びをしっかりやっている子は、やっていない子と比較して、言語能力、他者理解、好奇心および想像力などの分野において、それぞれの能力が高くなる傾向が認められた
    ・子供が言うことを聞かないのは、子育ての成果としては正しい。自分の意見を持ち伝えようとすること自体が、受け入れてもらえると思っている証拠。
    ・子供のなんで?には一緒に驚くだけでいい

    ③自己肯定感
    ・ご褒美をもらうと好きは消えてしまう。好きはじっと見守ってあげる
    ・家事そのものをゲームにする。報酬は与えない。
    ・悲しい気持ちはそのまま受け止める
    ・結果ではなく努力の過程をほめる
     簡単すぎる褒め、大げさな褒めは逆効果
     報酬で釣らない
     他社と比較しない
    ・これが好きを否定しない。決めつけで会話しない(◯◯だからできないんだね、など)。事実で会話する、
    ・長所だけをみる。ネガティブにならない。
    ・何でも2、3択にして選択させる

    ④諦めない心
    才能やIQではなく、個人のやり抜く力が社会的に成功を収める最も重要な要素である。そしてそれは先天的なものではなく後天的に育てられる能力である。
    努力した過程や努力する姿そのものを褒められて育った子どもは、何事も懸命に粘り強く頑張ればいつかきっと習得できると考えるようになる
    ・習い事のベストは2個
     課題設定したり目標設定したりする時間が必要
     何も無い時間や空間が大切な役割を果たす。
    ・親の先回りが子供の諦めない心を折る
     ヘリコプターペアレント→子供が現在の生活に不満を抱きやすく、抑鬱傾向を示すことが多い
     干渉が多い親に育てられた子どもほど、感情のコントロールが苦手で社会性が低く、学習面で苦労する傾向がある
    ・親の小さな嘘は子どもの将来に大きな影響をおよぼす可能性がある。親にも嘘をつくようになる。
    脅しめいた嘘(これやらないなら捨てちゃうよ!など)も嘘。子どもに選択肢を与えて、こういった脅しはしないようにする

    ⑤情熱力
    ひたすら純粋に好きなことに邁進している人のほうが、社会的成功の確率が遥かに高い
    失敗する機会を与える。
    おもちゃはシンプルなものを4つ。用途目的が決まっているものではなく、創造力によって何にでもなれる(遊べる)おもちゃがよい。例つみきなど。自分から何かを創造する力が育まれる。
    キャラクターがついているおもちゃは、キャラクターに飽きたら遊ばなくなる。
    公園には目的を持って行かなくても良い(何をして遊ぼうか、は言わない)
    目的のある遊びじゃないとだめなのかな?にならないよう、自由に遊ぶ。センス・オブ・ワンダーの世界を、一緒になって新鮮な気持ちで驚いてあげる。

  • 他方で聞いたことあることまとめてくれてる感じ。分かりやすくてよかった。

  • エビデンスがしっかりとしている感じが良い。

    話す時は大人1、子供9
    共感→深掘りの質問

    強みを伝える、強みを使うことで幸せになる

    提案型しつけ
    ほめる 励ます 視野を広げる
    したらどうかな?

  • 共感する。大丈夫と思うようにしてあげる。自信をつける。自己肯定感を上げる。刺激をたくさん入れる。生活を整えてあげる。

全8件中 1 - 8件を表示

柳澤綾子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×