あいては人か 話が通じないときワニかもしれません

  • サンマーク出版 (2025年1月8日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784763141484

作品紹介・あらすじ

スウェーデン・大ベストセラー!
あなたのワニ化も防ぐ本。

「言っちゃダメ」わかっているけど言ってしまう。
人へのムラをなくしたい。
そんな人は読んでください。

行動科学者の著者は、太古から人間の脳内にある
「爬虫類脳(ワニ脳)」が優位になると
人は建設的にコミュニケーションできないと説きます。

トゲなく動かしあうために
話す前から大切なこと。
ワニ脳を活性化させず
自分と人生から「トゲ」をなくす方法。

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

コミュニケーションにおける脳の働きを理解することで、より良い対話を目指す一冊です。著者は、ヒト脳、サル脳、ワニ脳という三つの脳の層を通じて、状況に応じたアプローチの重要性を説いています。特に、現代のス...

感想・レビュー・書評

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  •  冒頭に書かれているのはゲーテの言葉でした。
    「人と接するときは、その人のあるべき姿を見て接しなさい。

     人には、その時々の体調や感情があって、他者との交流に対しても常に一定の対応ができるとは限りません。
     筆者の行動科学の研究者であるレーナ・スコーグホルムさんは、「人と接しているときに、その人の脳で起きていることに応じてふるまえば、言葉の選択を誤ることはなく、脳科学の知識を頼りに、適切な対応ができる。」と言います。

     ヒトの頭蓋骨の中には、人類の発達の歴史が残されているそうで、脳には進化の過程で取得してきた3つの層があるそうです。

    脳の最も古い層・・・ワニ脳 本能的に働く。過剰なストレスにさらされたりすると「逃走」「闘争」モードに入る。

    脳の次に古い層・・・サル脳 感情が制御されずに働く。自分の発言を深く考えず、自分の行動でどういう結果が起こるか想像できない。ただ気持ちを話したい。

    脳の新しい層・・・ヒト脳 論理的に行動できる。筋のとおった話ができる。

     そして、論理脳であるヒト脳は、大きなストレスにさらされる(たとえば何時間も休まずに働き続ける)と、あっさり機能を停止してしまうそうです。
     さらにストレスが収まらないと、サル脳の機能が停止し、ワニ脳になってしまうそうです。そしてサル脳以下になったら論理は通じません。

     それでは、ヒト脳にとどまれるように自分をケアするためにはどうしたらよいのでしょうか?
     それは、毎日のルーティンのなかで、「必ず休憩をとること」「決して疲れをためないこと」だと言います。人と話す前のコンディションを整えることが大切なのです。また、言葉を交わさなくても相手には表情などから感情が伝わるものです。ご自身のケアに努めましょう。

     この本には、人への感情の「ムラ」を無くし「調和」していくための脳の仕組みや効果的な対応方法が書かれています(ワニ脳には「短く話す」、サル脳には「共感と理解を示す」、「言葉よりトーンが大切」、「体を相手に向けて対応する」など)。
     スウェーデンのベテラン人気講師によるベストセラーです。客観的にご自身や周りの人の言動を見つめ直す参考に読んでみてはいかがでしょうか♡

     今日の会議や商談で話す人は、ヒトか、サルか、はたまたワニなのか? そして、あなたは?
     相手がワニだったら、即休憩も有りゲーター?
     休憩で飲むのは、玉露(ぎょくろ)コダイル?
     現場はホントのワニワニパニック??

     どうぞ、あなたから穏やかな空気感で、「その人のあるべき姿を見て」接してあげてください♡
     ヒト同士の話し合いができますように。心よりお祈りしております♡

    〔目次より〕
    〇1章 ヒト脳・サル脳・ワニ脳
     話が通じないとき「ワニ」かもしれません
    〇2章 非言語のパワー
     「言葉の外」からこんなに伝わる
    〇3章 わるい話
     伝え方とは「受け取られ方」を決めること
    〇4章 やわらかくなる
     「調和」をまとう
    〇5章 伝染
     まずはあなたの感情が肝心だ
    〇6章 対人感情
     人への「ムラ」をなくしたい
    〇7章 率直な物言い、おだやかな空気感
     論理脳と感情脳の共存
    〇8章 フィーリング・グッド
     ごく自然な「やさしさ」が根づく
    〇ラスト
     自分の「トゲ」を抜く

    • きたごやたろうさん
      「いいね」ありがとうございます。

      これ、おもしろそう!
      「いいね」ありがとうございます。

      これ、おもしろそう!
      2025/05/25
    • みのりんさん
      こちらこそです。

      面白かったですよ。
      読むのも有りゲーターです。
      こちらこそです。

      面白かったですよ。
      読むのも有りゲーターです。
      2025/05/25
    • きたごやたろうさん
      みのりんさんへ

      大爆笑!!
      ぜひぜひ読みたいです♪
      みのりんさんへ

      大爆笑!!
      ぜひぜひ読みたいです♪
      2025/05/25
  • 自分の解像度とあってて、読みやすかったです。自分と他人の状態を把握するツールとしての、ワニ脳、サル脳、ヒト脳、という考え方。活性化している脳に応じて、対応を変える。ミラーニューロンによって機嫌は伝染するから、せめて自分はなるべくご機嫌でいたい。しかしまあ、コミュニケーションで困っている自分のような人間が読むのではなく、困らせている人が読まなければならない本ではあると思う。

  • ちょこちょこ読み進めていたコミュニケーション本。非常によかったです……!

    「なに?ワニ?」と手に取ったのですが、いわく、人間の脳には三つの層があり、それがヒト・サル・ワニの脳。
    人間がサバンナに生きていた時代からあるのがワニ脳で、これは危険を察知するのが仕事です。でないとライオンに食べられてしまうので。
    人間の進化に伴って、感情を表現するサル脳、論理的思考ができるヒト脳が発達してきたものの、これらは内外からのストレスですぐシステムダウンしてしまいます。
    様々なストレスに晒される現代では、すぐにヒト脳が落ちてしまうため、建設的な議論が難しくなってしまう。それは人としての不出来に関わらず、「生か死か」を生き延びてきた時代が最も長いから。なので、ヒト脳にとどまるために「相手はサル脳か?ワニ脳か?」を見極めてことばを変えましょう、というのが前半の主旨です。

    私にとって印象的だったのは後半で、どうしたら自身がヒト脳にとどまれるのか?数多のストレスをどう受け止めればいいのか?といった解説。
    「周囲は自分の鏡」ということわざもありますが、つまるところ、周りの不機嫌は自分が源。まずは自分をしっかりケアして、エネルギーを充電するための心のオアシスを広げていこう、ということでした。
    心にゆとりができると視野が広がり、自然と周りにやさしくできる。つられて周りにも「鎮静モード」が広がっていく。
    急には難しいですが、できることからやっていきたいと前向きになれる一冊でした!

  • まず、本のタイトルがいいですよね。
    脳の働きについてとても分かりやすく書かれた本でした。
    ヒト脳、サル脳、ワニ脳のそれぞれの状態の特徴をとらえて、相手の脳がそのような状態にある時に、どのようなアプローチができると良いのかが分かりました。
    また、自分自身にも当てはめてみた時に、疲労が溜まっていたり、ショックな出来事に余裕をなくしてワニ脳化しそうな時にも、「あ、私ワニになりかかってるな。ヒトにもどれ〜ヒトにもどれ〜」と客観視して理性的に対処できることにも繋がりそうだなと思いました。
    自分の傾向としては、自分の感情を発露して共感してもらいたいサル脳の時が多いのかも、と思ったりしました。
    引用の中で“ポジティブなシステムは、いわば、あまり鍛えられていない脆弱な筋肉で、ネガティブなシステムは鍛えぬかれた世界最強の筋肉“とあり、私たちの脳はネガティブな方に引っ張られやすいのだと。脳がポジティブにいられるための方法やそのためには自分自身のケアの大切さも書かれていました。

    これまで読んできた自己啓発、ビジネス本の中でも特にいい本に出会えたなと思いました。

  • 話が通じない時はワニかもしれませんという話。発想が斬新で面白かった。
    人間の脳はヒト脳、サル脳、ワニ脳の3つに分かれる。ヒト脳は論理的に考え、サル脳は感情的に反応し、ワニ脳は本能で動く。アルコールを飲んだり、ストレスが溜まると、ヒト脳から停止していく。誰もがこの3つの脳を使い分けながら行動しているという。相手がどの脳の状態なのかを見極め、それに合わせた対応をすると相手との関係が上手くいく。相手をヒト脳の状態に誘導することが重要だと感じた。
    後半では、人はネガティブな話に反応しやすいが、ポジティブな話をすることで関係が良くなることが述べられていた。まずは自分の状態を整え、良い影響を与えられるようにすることが大切だと思った。

  • 腹の立つ出来事に遭遇したとき、何の考えもなしにこちらのサル脳やワニ脳を作動させてしまうのではなく、この本の内容を踏まえて、相手は何のシステムが作動しているのか、それはなぜなのか、どうしたら不安を取り除いてあげられて、相手のヒト脳を作動させられるかを考えられるようになった気がする

    ヒト脳、サル脳、ワニ脳という表現がイメージしやすくてとてもいい

    この人が悪い人なんじゃない、脳の機能の問題だ、と考えられたら、人を嫌わなくて済む

  • 人の脳の構造を踏まえて、コミュニケーションにおいて対立するような場合にどう対処すべきかということを説いた書籍。
    言い言葉に買い言葉的になってしまうシチュエーションがありますが、そうしたことを避けることができるようになるかもしれません。

  • 本書は人間の脳にある3つの層の解説から始まります。
    論理的・客観的に筋の通った話ができるときはヒト脳。
    自分の感情や気持ちを話したがっているときはサル脳。
    相手を攻撃したり、逆に逃げようとしているときはワニ脳。
    この3つの層は誰もが持っていて、どんな人でもワニになってしまうことがある。
    本書では、それぞれの階層に自分や相手がいるときに、どんなコミュニケーションをしたらよいかを解説しています。

    「人間も動物だ」ということを意識して暮らすべし、と改めて思いました。
    ワニ脳は脳の中の原始的・本能的な機能ゆえ、自身が脅かされると察知した場合に顔を出すのです。
    だから、自分をケアして心身ともにある程度のゆとりを持たせることが大切。
    それが、自分にも、周囲にも、あたたかくやさしくふるまえる糧になるのです。
    著者曰く「あなたは「あなたの唯一無二の親友」である」とのこと。
    自分で自分を休ませてあげることの優先順位を上げようと思いました。

    余談ですが、タイトルもカバーもキャッチーで、なんだかすごく読みたくなりました。
    このタイトルに訳したのは翻訳家さんのセンスでしょうか…すてきです!

  • 脳には3種類ある。
    ワニ脳
    猿脳
    人脳

    これはとてもわかりやすいし納得した。
    自分は過度なストレスに晒されるとワニ脳になる。
    こういう時に「あ、今俺はワニ脳になってる」とメタ的に考えることができればいいんだけどそうもいかない。
    人がどんな時にどの脳になるかの対処法が記されている。
    が、この3つの状態があるというのを知るだけでも自分とも他人とも今より多少はうまく付き合っていけるようになるでしょう

  • 人間の脳にある複数の言語層を、その進化順にワニ脳、サル脳、ヒト脳とし、それぞれの特徴に合わせたコミュニケーションを指導する良書。いくら論理的に話しても伝わらず苦労している人は、試す価値がありそう。

    これは、ワニ脳やサル脳が悪いという話ではない。脳は人体で最もエネルギーを消費する器官のため、強いストレスや生命の危機から脳を守るための省エネモードとして必要なものなのだ。だから、ひどく疲れた時にコミュニケーションが億劫になるのは精神力が弱いのではなく、脳の自衛本能が正常に動いていることの証である。

    本書を通じて、「同じ人間ならば論理的な話は通じるはずだ」という思い込みを思い切って捨てられる良いきっかけになった。

  • ・ワニが求めるのは明確な指示
    ・サルが求めるのは理解と共感
    ・ヒトが求めるのは客観的な問題把握

    ・オープンなジェスチャー
    ・相手の方を向きアイコンタクト、手のひらを見せる
    ・物を伝えるために表情を使う

    ・悪い話をする時、まず相手がワニだと思って端的に伝える、相手のペースに合わせて、ワニ、サル、ヒトを使い分ける
    ・チームメンバーには最初バリデーション(相手の話を聞いていると伝えること)が必要、まず自分をゼロにして相手の言葉をそのまま受け入れて、理解を示す

    ・解決思考で考え、提案する
    ・期待は伝染する、期待はその期待に応えたいという慾求を生む

    ・お日様脳スイッチを入れるために①どうすれば解決するかに目を向ける②イエスもまず答える③私を守護にして自分の立場で伝える④理由を伝える⑤シンプルを心がける
    ・どんより脳を起動させないために、できることに目を向けて自発的な言葉を使う

  • 社会は、人間関係で成り立っている。その人間関係が難しく、摩擦が起こりやすい。どうコミュニケーションを取るかが重要となる。行動科学者の著者は、太古から人間の脳内にある「爬虫類脳(ワニ脳)」が優位になると人は建設的にコミュニケーションできないと説く。

    人間は1つの脳を持っているようでいて、実際には進化の過程が異なる3つのタイプが共存している。ポール・マクリーンが提唱した脳の3つの層で、「脳幹(爬虫類脳)」はワニ脳、「辺縁系(ほ乳類脳)」はサル脳、「新皮質と前頭前皮質(大脳皮質と前頭葉)」はヒト脳だ。

    第一に、「ワニ脳」である。これは脅威を感じたときに作動し、「自分が正しい!」と怒鳴る、あるいは黙り込んで無視するなど、極端な行動をとる傾向がある。論理的な議論は一切通じず、むしろ生存本能に基づく反応である。
    第二に、「サル脳」である。感情が優位に立ちやすく、「自分だけ損をしている」「あの人に嫌われたかもしれない」といった不安や、グループ内の序列に敏感に反応する。この状態では、感情的な行動や反応が多くなりやすい。
    最後に、「ヒト脳」である。これは、客観的に状況を判断し、相手の立場に立って考えることができる理性的な部分である。
    相手の脳の状態に合わせて対応を変えるという手法が重要だ。

    著者はいう「いま、この人は何を考えているのか? どんな言動をとるつもりだろう? その言動に、私はどう対応すべき? その対応によって、この人は私をどう思う? 好意的に思ってくれるだろうか?
    相手がこちらの発言に耳を傾け、尊重してくれていると感じると、自己肯定感や自信が持てる。反対に軽視されたり、まともにとりあってもらえなかったりすると、自分を肯定できず、自信を失う。」
    どうコミュニケーションをとるのか?

    相手がどの「脳」状態で話しているのかを見極めることが、良好なコミュニケーションの第一歩となる。
    ワニ脳の人への対応(安全確保が最優先)
    ワニ脳が作動している場合に、正論(ヒト脳の思考や言葉)をぶつけることは、火に油を注ぐことにほかならない。何よりも刺激しないこと。相手をさらに追い詰めないよう注意する。相手を落ち着かせること。 相手の生存本能を安心させるために、低いトーンで、ゆっくり、短い言葉で話す。
    話すときに時間を置くこと。 脳が「安全だ」と認識するまで、物理的・時間的に距離を取る。

    サル脳の人への対応(感情のケアが最優先)
    サル脳は「認められたい」「仲間でいたい」という欲求が強く現れる状態である。相手に共感を示すこと。「それは大変でしたね」「お気持ちわかります」など、まずは感情を受け止める。相手の存在を肯定すること。 相手がグループにとって重要な存在であることを伝える。話すときには否定から入らないこと。「でも」や「しかし」は避け、まずは肯定する(Yes, and法を用いる)。

    ワニ脳には、ワニ脳でシンプルに。 サル脳には、サル脳で。 人間としてきちんと話す。
    「子どもは、大人の言うことは聞かないが、大人の真似はする」ジェスチャーが重要。

    実際には素晴らしいと思っていないのに、それを常に言うことで、関係を保つ。ヒト脳の論理的思考で対応できるのは相手もヒト脳でなければ通じ合えない。つにに相手をリスペクトすること。それが利己的遺伝子の働きであり、そのことで自分を守ることができる。

    あなたが、飼い犬にとてもやさしい声で言ったとしよう。
    「まあ、なんてみっともないイヌなの」。それでも、イヌはうれしそうに尻尾を振るだろう。イヌには声の調子しか伝わらないからだ。飼い主として、あなたが持っている最大の武器は声のトーンである。

    「何を言ったか」―つまり言葉は、ヒト脳で解釈されるが、これは重要ではない。
    「どのように言ったか」―ボディランゲージと声のトーンで発信されたシグナルは、ワニ脳とサル脳で解釈され、理解される。
    コミュニケーションの手段は、言葉・声のトーン・ボディランゲージ・顔の表情である。非言語パワーがある。

    「人は愛されることを望んでいる。それが叶わなければ、称賛されることを望んでいる。それが叶わなければ、恐れられることを望んでいる。それが叶わなければ、憎まれ、蔑まれることを望んでいる。[中略] 人は忘れ去られることを身震いするほどに恐れ、どんな代償を払ってでも人とのつながりを求める」ヤルマル・セーデルベリ著書『ドクター・グラス Doctor Glas』

    ガンジーはいう「私たちは世界を映している鏡にすぎない。外の世界のあらゆる傾向は、私たちのうちなる世界である。そして、自分をかえることができれば、世界もきっと変わる」

    右脳が感情脳で、左脳が論理脳である。それは、ロゴストパトスを使う。お日さま脳とどんより脳。お日さま脳にスイッチを入れる。ポジティブになる言葉とネガティブになる言葉がある。
    コミュニケーションスタイルは、どんどんやろうのドリス、和気あいあいのアイダ、フィーリングのフレディ、アナリストのアレックスがいる。生存本能がとる態度を決め、前進モードは青、脅威モードは赤、鎮静モードは緑であり、緑を増やすことだ。赤、青、緑で、光の三原色なんだね。
    そして、心のトゲを抜こう。

    話が通じないのは、相手の性格が悪いのではなく、脳の状態が悪いだけだと思わせる。それにしても、こんな単純なレッテル貼りで、コミュニケーションがうまく行くのだろうか?でも、本書を読みながら、つくづく、私はワニ脳で生きていると思った。

  • 人は恐怖を感じると本能(ワニ脳)は、逃走か闘争、凍結を促す。
    凍結は、動物が危険を避けるため死んだふりをする行動。
    一時的にワニ脳を発症した際への対処療法は、「安心」だ。
    短い文章で簡潔に指示や指令を送るとよい。
    サル脳(ほ乳類脳)は、感情をつかさどる機能が備わっている。対処は、話をよく聞き、共感してあげるとよい。
    ヒト脳は、物事を論理的に考える力が備わっている。
    ストレスが強すぎたり、極度の疲れがたまると麻痺してサル脳に移行し論理的に判断できなくなる。

    ・第一印象では、背筋を伸ばし両足に均等に立つ。
    ・にこやかに、手のひらを見せる、親しみな口調
    ・悪い話は直に会う、時間は十分にとる、短い前置きから話し、要点を簡単に伝える。知っていいることだけを話し、憶測による話はしない。
    ・相手の話し方を観察する・・・意識的に波長を合わせる場合、相手のスピードやよく使う言葉、文章の長短、抑揚や声の高低、大きさ、顔の表情や癖をよく見る。

  • まじで勉強になりました
    めちゃくちゃお局にガミガミ言われてた時まじで自分ワニ(凍結)になってたな
    久しぶりにこういう系の本で納得できてよかった

  • 外部からの情報を処理する際、本人の心理状態や身体状況によって脳は3段階(ワニ、サル、ヒト)に分けられる。
    その段階に応じたコミュニケーションをとることの重要性&論理的な話が通じないワニ、サル脳(これらにつながる「どんより脳」)にさせないコミュニケーションの具体方法がまとめられている◎

    対人関係の本をそれなりに読んできている人にとっては、見知っていることのまとめ本にもあたるかもしれない〜
    ただ知識としてはわかってたけど扱えてなかったなっていう会話方法、発言方法も意外と多くあって、対人の仕事をしている自分にとっては具体事例に置き換えながら日常で反映できそうな点で読む価値はあった!

    でも、導入が長くてすぐ筆者の知人を出す&アメリカンジョークなパートが多い語り口は相性良くなかったな、多分私がそういう洋書に慣れてないから…

    【良好な対人関係のための前提・howto】
    ===個人的に結局これだよな〜と感じた3点===
    ●自分の心の状態が良好だと、ごく自然に他者のためになる行動が取れる
    ●その人が望むような接し方をすることで、相手はありのままでいられる
    ●私が責任を持つべきは私自身の人生や感情であって他者の期待には応えなくていい

    ===そのほか前提の理解===
    ●脳の情報処理状況に応じた会話の必要性
    サル脳=感情を共有、整理したい段階。その段階を飛ばして、解決策などロジック的な路線に進んでも相手には伝わらない。

    ●悪い知らせを伝えた時
    相手がネガティブな反応をしたとしても、私のせいではない。相手が悪い知らせを受け入れるときのプロセス(ワニ→サル→ヒト脳)なのだ、と理解して備える。

    ●あなたが会う人はみんな、あなたが考えもしないような何かと戦っている、ということを知る。

    ===相手に受け入れてもらうための話し方===
    ●相手の状況を理解したことを伝えるには
    ①自分の考えや問題の解釈を一旦手放す。相手の世界に意識を集中して、たとえ理解できなくてもただ受け入れる。そして自分も相手の立場、前提に立って話をする(村人の寓話など参照)。
    ② 自分の気持ちは「私」の立場で伝える。「あなたは○○すべきだ」と伝えても人は変わらない。
    例:相手が遅刻ばかりする場合「もっと早く準備すべきだ」ではなく、「時間ぎりぎりだと私が落ち着いて仕事できないから、時間通りに始められると助かる」など
    *人の相談に乗る時陥りがちなのでとくに気をつける。

    ●相手に「否定された」「制限された」と感じさせないために
    ①「でも」や「だけど」で言葉を区切るのではなく、「私になにかできるとしたら…」と自分を主語にする。
    ②まず「イエス」と答えてから、そのあとに解決策やして欲しいことを伝える。
    ③「○○しない」「できない」ではなく解決策、打開策として「どうすればいいか」を伝える
    例:「プール行きたい」に対して、「今日は忙しいからダメ!」ではなく「いいね!じゃあ土曜日に行こう」

    ===受け入れられやすい問いかけ・お願い===
    ●クローズドクエスチョンを挟み、相手に耳を傾けてもらうきっかけを作ると、提案や質問が会話の中で流れていきにくい。
    例:「私が考えている案を聞いてもらていいですか?」「一つ質問してもいいですか?」

    ●選択肢2つのクローズドクエスチョン
    例:「宿題は夕飯の前にする?後にする?」「○○の件ですが今ここで話しますか?後で話しますか?」

    ●相手の視点を変える問いかけ
    例:「問題を教えてくれてありがとう。あなたが・・・ということはわかりました。どうすればこの問題を解決できると思いますか?なにか考えがあれば聞かせて」

    ●お願いをするとき、その理由を伝える
    例:「数枚ほどコピーしたいのでちょっと割り込んでもいいですか?」

    ↓上記を満遍なく網羅した提案だと思う↓
    「私としては今これを確認したいと想うがどうだろう?」

    ===そのほか相手に伝わる情報について===
    ●表情やボディランゲージなどの非言語情報
    言語以上に情報を伝えてしまう要素なので、本当に送りたいシグナルが送れているか意識する。

    ●お世辞
    その言葉にふさわしい人間になりたいと言う気持ちを呼び覚ましてくれるもの、という解釈もできる。

    【自己の見直し】
    ●「もっと楽な方法で、同じ結果を得られないだろうか」と常に自問する
    ●脳はそのとき重要なものに注目するので、達成したい目標やイメージを意識として定着させる
    ●自分の見ているものが目まぐるしく変わると、エネルギーを奪われストレスを受け、注意力が低下する。

  • 『あいては人かワニかもしれません』(レーナ・スコーグホルム)を読んで

    <結論>
    ・本書は、脳科学と実践心理学を融合させ、“人間理解”に新しい視点を与えてくれる
    ・「ワニ脳」「サル脳」「ヒト脳」の分かりやすい解説が、人間の行動と感情の仕組みへの理解を助けてくれる

    ――――

    読了してまず心に残ったのは、“自己一致”や“感情のバリデーション”に関する章だ。私は今エグゼクティブ・コーチングについて学びを深めていて、本書の「フィーリング・グッド」や「自分を否定せず認める」ことの重要性に深く共感した。
    また、ボーナスチャプターの「ストレスチューブ」のたとえ話も印象的だった。最初、円筒のイラストに戸惑ったが、タイヤのチューブの空気圧のように、自分の中のストレスが限界に近づいている状態を「抜く」ことの大切さが伝わってきて、毎日のストレスケアを見直すきっかけになった。

    本書には、「脳科学のメリットを強調する傾向がある」とも感じた。しかし、脳や心の弱さ、感情の揺れ、過度な期待や不安についてもきちんと触れられていて、単なるポジティブ一辺倒ではなく現実に即した深い配慮が感じられる。

    「変容」というテーマでは、コーチング現場で大切にされることと本書の内容が重なる。行動変容は、外から押しつけられるものではなく、本人の内側から生まれる動機(困難・痛み・願望・インスピレーション)がきっかけになる、という学びは印象的だった。また、変容の必然性を引き出すためには、安全な場や信頼関係が欠かせない、という本書の主張が強く心に残った。

    以前から同じテーマについて繰り返し考えていたこともあり、本書を読み進める中で自分の疑問や気づきが少しずつ深まっていった。たとえば「人は勝手に助かる」という考え方は、最終的には自ら変わる力が誰にも備わっていると思わせてくれるし、コーチとして人と関わる時の姿勢にもつながった。

    まとめると、本書は“自分と他者”“変容のきっかけ”“信頼関係という土壌”など、人の成長の本質を複数の角度から見せてくれる一冊だった。具体的なエピソードや科学的知見だけでなく、日常の人間関係や仕事に活かせるヒントも多い。コーチングに興味がある人はもちろん、自己理解や成長に関心がある人にもおすすめしたい本だ。

  • コミュニケーションハック。
    タイトルを見た時は人とワニが存在するからわかりあえない、という内容かと思ったが違った。
    「ヒト脳」「サル脳」「ワニ脳」の3段階が全ての人にあるから、その時々で言語を使い分けよう、ということ。大変納得感があった。

  • 普通です。途中、ジェダイ見たいな事が書いてあった。

  • 対人関係のアルアルを意外な表現でわかり易く書かれていて、客観視できるようになれた良書。
    ただ最初、腑に落ちる事ばかりで、とても面白かったのだが、後半は別の言い方で詳しく述べられているだけのような気がする。自分自身の脳内を理解しようというスタンスにかわっていった感じで、中弛みしてしまった。

  • 他者との向き合い方について、相手がどのような思考をしているか考えることが大事で、動物を用いた説明は分かりやすかったです。
    対して自分自身にとっても感情の変化、どの動物に自分がなっているかを理解することで、他者にも向き合いやすくなることが印象的でした。

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