- サンマーク出版 (2024年11月28日発売)
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感想 : 39件
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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784763141835
作品紹介・あらすじ
「センスのある考え」は再現できる
◎電通の社内勉強会から生まれた「アイデアを生むフォーマット」を初公開。型があるから誰でも再現できる!
世の中には「どうしてあんなことを考えつくんだろう!」「あの人はセンスがある!」と思えるような人がいます。でも、自分には「センスがないから」と言ってあきらめる必要はありません。実は、センスがある人には、独特の思考法があるのです。
本書は、電通の社内勉強会から生まれた、「自分の感覚」をもとに、多くの人から賛同されるアイデアやヒットを作っていくための、まったく新しい思考の本です。
ヒントは「インサイト」と「裏から考える」こと。それだけで、見える世界が変わってきます。
「自分の感覚を信じられない」
「自分にはセンスがない」
「自分はいいと思っているのに社内で賛同が得られない」
といった方に、ぜひ手に取っていただきたい1冊です。
◎ピーター・ティールも重視した?「インサイト」を見つける教科書
マーケティングの世界では、「インサイト」という言葉がよく使われますが、センスのある人は「インサイト」を見極めています。「インサイト」とは「人を動かす 隠れたホンネ」。だからこそ、新しくて、みんなが喜ぶ意見が出せるのです。今まで体系立ててその「インサイトの見つけ方」を学ぶ本はありませんでした。本書では、誰もが「インサイト」を見つけるための方法を解説。読んですぐ役立つ内容になっています。
ピーター・ティールは、「爆発的に成長するスタートアップは、市場における『隠れた真実』を土台に築かれる」と言いました。「インサイト思考 」はマーケティングだけでなく、ビジネスのすべてにかかわる「ビジネスを生み出す究極の思考整理術」です。
●こんな人におすすめ
・いつも発想がありきたりになってしまい、センスのよい考えがまるで出てこない人
・データを見ていてもアイデアや解決策が、まったく出てこないと悩んでいる人
・マーケティングを勉強し、王道のやり方を実践してみても、思うように商品が売れるようにならなかったという人
・「これかも」という直感は湧くのに、それをうまく論理立てて社内や顧客に伝えられない人
・「これかも」という直感は湧くのに、自信がなくて言い出せずにお蔵入りになりがちな人
・「アイデアや発想はセンスだ」と感じ、あきらめを抱いている人
・凄腕の先輩や上司たちの「その手があったか!」「そうそうこれがほしかった……」というアイデアを見てきたけれど、いざ自分でやろうとしても、できる気がしないという人
・「直感」では正しいと思うけれど、「数字で説明して」「論理的に説明して」と言われて説明ができなくなっている人
・「データ」を見たところで、ありきたりのことしか思いつかない人
・ロジカルに考えたところで、飛びぬけた考えが出てこない人
感想・レビュー・書評
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与えられたテーマに対して、時間をかけて真面目に考えれば考えるほど煮詰まってしまい、突破口を開くことができない体験を味わってきた。ところが、それを一瞬で解決してしまう人も世の中には沢山いる。そのような事例を見るたびに、自分には無理だと「センスの良し悪し」で片づけてしまいがちだったが、一種のスキルとして訓練することが出来るらしい。
その第一歩が、日常生活の中で感じ取った「モヤモヤ」を言語化する意識的な取り組みである。言語化の精度が低いうちは、「何を言っているか分からない人」「面倒くさい人」と思われるかも知れないが、モヤモヤをどこかにメモして温めておく程度なら、誰にも迷惑を掛けないだろう。頭の回転は遅くとも、自分が気づいたモヤモヤはダイヤの原石かも知れない。その場でスルーせずに、向き合ってみたいと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
キャッチコピーのセンスを磨くための本。自分でも気付きにくい本音=インサイトこそ大事であり、日常の違和感をインサイトに昇華するための思考プロセスの型が紹介されている。
「出世魚モデル」の5ステップを簡単にまとめる。
1. 日常の中の違和感に目を向ける。
2. 違和感を抱く契機となった常識を明らかにする。
3. 違和感に隠れている本音を探る。
4. 隠れたホンネを、納得のいく言葉にする。
5. 自分の言葉を、みんなに信じてもらう。 -
例がスマドリの話ばかりで、しっくりこなかった。
もう少し例が欲しかった。
改めて自分の疑問が常識とずれてるかどうか確認することの大切さと、それが調べやすい世の中であることのありがたみを知った。
仕事でイマイチな人はこの感覚がズレてるのかもしれないとも思った。感覚は鋭くないといけない。 -
・いわゆるマーケティング本。何が正解かはわからない。「そうそう」というように実体験で測れない。
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インサイトの反対語は試行錯誤
インサイト=周囲を注意深く観察して何かを発見してこれぞ!という一つの解決策を見つけること
人を動かすと隠れたホンネが二つ揃うとインサイト
似ているようで少し違うワードをAIが出すのはまだ難しいかも、でもすぐできるようになるのかも(羨ましい→ずるい、とか)
人間が生み出すわずかな対話のズレを、AIは代替できるのか
常識や定説を認識するのは、簡単そうに見えて一番難しい
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インサイトとは、ものごとの裏側にある本音を引き出すこと。
ただ困ってなかったら、インサイトを考える必要はないが、人を動かしたいときに、試行錯誤の結果?探し出す価値があるモノだ。
そのためには、自分の中にある、感じる違和感を言語化することが必要。
クリティカルシンキング「なぜ」っていう問いかけが大事なんだな。
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【総括】
アイデア創出のためには、インサイト(人を動かす隠れた本音)をあぶり出すことが大事と本書を通して一貫して説明されている。インサイトを見つけるために、どのようなステップが必要なのか順を追って解説されているので、考えるのが苦手という方のヒントになる一冊ではないかと思います。
【良かった点】
あるものを買う時に、そもそもその商品に対するユーザーの関心があるかどうかの見極めが重要という点が参考になった。ユーザーの関心があれば競合を意識するが、関心がなければ競争以前に市場開拓の必要性がある。
【気になった点】
内容をコンパクトにして、重要な部分は読者の理解に委ねるか、繰り返し読むことを前提にしてもらっていいのかなと感じた。本書の内容は繰り返しが多く、ページも300ページとちょっと長いので、読み疲れする。インサイトをあぶり出すためのステップが多いので、スピード感の求められる現場には厳しい。熟読よりも自分が気になる点を流し読みするのがおすすめ。 -
普段生活している中で気づきや違和感に敏感になり、うまく言語化したりして問題解決していくという内容だった。
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「インサイト=人を動かす隠れたホンネ」に目を向け、育てる意識を持つことで、現状を変える可能性が上がることを学べる本です。
環境変化が激しくなった時代、「現状維持では難しい」と言われることが増えましたが、どう変化すべきかを見つけるのは簡単ではありません。
人を動かす隠れたホンネ、インサイトを考えていき、試行錯誤することが必要だと著者は言います。
相手の気持ちを考えるのがビジネスの基本という点からのインサイトの重要性、どう見つけ、育てるかの思考法までを教えてくれています。
ビジネスで何らかの新規取り組みを求められる方であれば、読んでみることで打開のきっかけをつかめるかもしれない1冊です。
【特に「学びになった」と感じた内容の覚え書き】
(「インサイト」って、何?)
「『隠れたホンネ』だからこそ、『人を動かす』。インサイトの価値は『状況に隠れている本質を捉え、一気に問題解決』で、『試行錯誤』の反対のアプローチ。優れたインサイトがあれば、莫大な時間やお金、人手がなくてもピンチを脱する羅針盤として機能する。」
(「インサイト」の見つけ方)
「日常の『気づき/違和感』に目を向け(感性)→違和感を抱いた『常識/定説』を明確に把握(常識把握)→当たり前と思われていることに『疑問/問い』を持ち(問題提起)→自分の目で捉え直した『仮説/推論』を立て(言語化)→客観的に誰もがわかるように『確認/検証』(説得)、の5ステップを経る。」
(「インサイト」を使うときに本当に大切なこと)
「インサイトを明らかにするだけでなく、それを踏まえて最終的に自分の望むように人を動かすことがゴール。言ってほしいを『言ってあげれば』相手は動く。『提供価値』『コンセプト』『課題』は、インサイトの先に新しいアイデアを生み出す上で密接に結びついたアプローチになる。」
【もう少し詳しい内容の覚え書き】
・「インサイト=人を動かす隠れたホンネ」を考えていくと、行き詰まった現状を突破し、少ない力でより大きな成果を得られる。そもそも、どんな仕事でも、人生の様々な出来事でも、最も考えるべきことは「相手の気持ち」。相手も気づいていないホンネを最初に「言葉」にできた人がうまくいく。
・相手の心を動かせば、心とつながったカラダも動き出し、行動を変えられる。「隠れたホンネ」を見つける作業は非常に難しいが、できる限り「ホンネ」に近いところまで想像すること、「そうだ」と思えることまで考え抜くことは可能。「インサイト」を見つけ、相手を喜ばせるプロセスは、実は楽しい。
○「インサイト」って、何?
・機能するインサイトには、聞き手の内面に気づかせハッとさせる新たな発見や驚きがある、人の発想を拡げるインスピレーションを感じる、自分が心から腑に落ちている、1行で言い表せて誰もが理解できる明確な言葉にできている、人間らしさ・人間の本質がある、の5つの条件がある。
・ニーズ、ファインディングス(調査などで新たに見つかったこと)、常識/定説はインサイトではない。新しい何かを必要としていない(現状維持が大切)、予算・時間・人手が十分、必要な情報を必要な場所に届けるだけで人が動きそう(モノが売れそう)、といったときはインサイトが必要ない。
○「インサイト」の見つけ方
・「インサイト」はいきなり「見つける」というよりも、見つけて「育てる」もの。いきなり「インサイト」が見つからなくても、すでに感じていることを大切にして育てていけば、誰でも「インサイト」へと確実に近づける。
・気づきや違和感を持つときは、なんらかの「感情」を伴うことが多く、その要因の一つは「予測誤差=オドロキが大きいとき」。日頃から「自分の感情が動かされたとき」を、常に忘れないようにメモしたり、SNSにつぶやいたりしておくとよい。
・問いは、部分より「全体」で解決するには、自分だけの偏愛やこだわりは(「主観」)、「理想」の変化は、行動を再発明するなら(「動詞」)、「破壊」すべき退屈な常識は、それが手段なら「目的」は、それで社会はどうよくなる(「利他」)、まだ出ていない価値ある問いは(「自由」)、の8つの視点が使える。
・言語化は、似ているようで違う曖昧な感情を明確にする「類義語」、反対の言葉でモヤモヤの輪郭を明確にする「対比表現」、「強い感情を表す言葉」と「思わずホンネが露見する言葉」、「ザックリとした言葉」では満足しない、「対話」の力で自他の感覚にハマる言葉を見つける、の5つを意識する。
○逆説モデル
・「みんな/世の中は、○○だと思っているかもしれないけれど(常識/定説)、実は/本当は、■■ではないか?、と自分は思う。(仮説/推論)」という「逆説モデル」をうまく使えるようになると、いわゆる「企画」にかける時間が約1/10くらいになり、企画書もまとめられ、共有の効率も良くなる。
・「逆説モデル」は、ヒットした多くの企画、成功したベンチャー企業、新商品、新事業、論文、番組企画、コンテンツ企画、本のタイトル、雑誌の見出しなどが、意識的か無意識的か、インサイトを推測できる。
○「インサイト」を見つけるためのトレーニング
・世の中の「あらゆる現象」の”裏側”にある「狙い」を自分なりに「考える」。ちょっとした気づきや違和感を何かに「メモ」、Goal・Before・Trend・What to doの4段階で図に整理、オンラインのチャットで「対話」、とにかく自分で体験、似て非なる言葉探し、の5つでトレーニングできる。
○「インサイト」を使うときに本当に大切なこと
・データやAIは「ありきたりの正解」なら出してくれるが、自分ならではの「視座」でインサイトを探すと、正解は1つではなく、自分だけの「価値」を生み出せる。これからは合理的であるよりも、AIにはできない、人間らしい「ひねり」を加えることが大事になる。 -
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自分用メモ
・インサイト=人を動かす隠れた本音
(ニーズ=明らかな本音で人を動かす)
(ファインディングス=人を動かさない隠れて本音)
(常識=明らかな本音で人を動かさない)
・インサイトが機能するための5つの条件
-聞き手の内面に気づかせ、ハッとさせる発見や驚きがあるか
-人の発想を広げるインスピレーションがあるか
-自分が心から腑に落ちているか
-一行で言い表せて、誰もが理解できる言葉か
-人間らしさや人間の本質があるか
・インサイトの探し方
①出世魚モデル
-日常の違和感
-違和感を抱いた常識を把握する
-隠れた本音を探す
-隠れた本音を言葉にして、仮説を立てる
-説得させる
②逆説モデル
-みんなは、◯◯だと思ってるかもしれないけど
-実は◯◯ではないか?と自分は思う
-なぜなら◯◯だから
・課題と問題
課題とは、問題の解消のために、自分なりにインサイト(隠れた本音)を踏まえて、その本音を叶えるに嬉しいことを考えて実行すること。
課題=インサイトを探索して、提供価値を考えること
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違和感、常識、言語化この流れがよくわかる。これとコンセプトの教科書をセットで読みたい。
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インサイトについてただひたすら深掘りしており、「隠れた本音」や「なんか違う」などの違和感を探すコツなどがよく説明されていました。
項目ごとでもそうですし、ページ毎でもステップを踏んでいるので理解しやすく、実践もしやすいような内容でした。
長時間かけて読んだ書籍で、冒頭や中盤などは頭から抜けてるいるのでまたメモを取るなりしながら、繰り返し読み、頭に叩きつけていきたいです。
逆転の発想が欲しい方だったり、開発担当の方だったたりが読まれたら、より面白いのではないかと思います。 -
乱読
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アイディアを出す会議。
頭を捻っても全然思いつかない…
若手の部下は、ポンっと突破口になるような解決策のアイディアを出し、「あいつ、やるな。」と悔しさや落ち込みを感じたことはありませんか。
この本は、優れたアイディアを生み出す源泉となる、「人を動かす隠れたホンネ」、を作り出す方法論について記された書籍。才能ではなく、スキルで身につけることが可能。希望を感じる書籍でした。 -
インサイト、物事の隠れたホンネに気づくためには自身の感情に目を向けて表現することが大切なように感じた。
他人の考えやホンネを理解するには、まず自分の考えを持っていなければ、比較したり共感をすることができない。
他人を理解するには自己理解が大切。
「言語化」した数だけ「感情」があり、「感情」の数だけ「世界」があると言う言葉が気に入った。
湧き出た感情は言語化し表現しなければないものになってしまう。込み上げる感情を大切にしていろんな世界に目を向けていきたい。 -
人を動かす隠れた本音のインサイト。
ここにいかにたどり着き、本音を解決するかがわかる一冊。 -
インサイト思考という自分の中の自分も気付いていない感覚を言語化する。そしてその言語化したものをビジネスに繋げるって感じ。この内容ならちょっと内省大事にしよう的な感じかと思いきや自分のことは自分だけじゃわかんないから人と会話して気付くの手っ取り早いよね!みたいな話になっていくので、さ、さすが〜()の気持ちで読み進めました。でもしっかりとメモを取るとか泥臭い面もあって、バランス良く取り入れていこうな感じがちょっと浅く広く感出ててよきでした。
