(文庫)新編 男の作法 作品対照版 (サンマーク文庫)

著者 :
制作 : 柳下要司郎 
  • サンマーク出版
3.89
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本棚登録 : 169
レビュー : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763160058

作品紹介・あらすじ

男をみがく。生き方を考える。文豪が説く「粋」の真髄とは。男をみがくとは、どういうことか?「食べる」「住む」「装う」「つき合う」「生きる」-それぞれの場面で文豪が説く「粋」の真髄を、数ある池波作品から収録、再編集した新編・作品対照版。味わい深い言葉の数々が、作品中の人物や出来事や風物と呼応する。池波ファンはもとより、読んだことのない方の入門書としても最適の一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 『真田太平記』が大好きで、上田に何度もいき、池波正太郎真田太平記記念館は大興奮しながら館内を眺めたのを思い出す。
    本書は1984年(昭和59年)に書かれた本だが、とても参考になる。私は女だがとても参考になる。

    著者が思う「粋」な振る舞い、生き方とはどういうことかを、取材に来た若い記者に語りかける形をとっている。それが「ちょっと厳しいけど優しいおじいちゃんのお説教」を聞いているような気分になる。

    【お手本にしたいと思ったこと】
    ・人はいつか死ぬ
    ・知ったかぶりや通ぶったりするな
    ・一点豪華主義(スーツはそのへんで買ったもので、ライターや腕時計だけ一流の物)なんてかっこ悪いことはするな
    ・いい女とは電話の受話器をそっと置く女だ(携帯もない時代なので、いまでいうと要件が終わった後すぐに電話を切らないということ)
    ・仕事で使うものにはこだわれ
    ・前もって前もって行動するのが時間のうまい使い方
    ・旅行であちこちいろんな都市に行くな。疲れるだけ。1~2か所だけにしてゆっくりまわるのがよい
    ・身銭を切れ。サービス料がすでに入ってるからってチップをけちるな

  • こう振る舞うべきと考えさせられる本

  • 【作法とは神経の配り方】
    特に他人に対していかに神経を配れるか、ということが作法の神髄なのではないかと感じた。

    飲食店で、
    ・てんぷらは揚げたそばから食べなさい
    ・寿司屋でわさびは醤油に溶かすな
    と説くのは、食べ物を一番美味しい状態で食べるという店主への心配りから。
    チップ、心づけは、店員への心配り。
    年賀状に必ず自分で書いた絵を入れるのは出す人への心配り。

    逆に、いい女性を語るときも、電話ですぐに切らない女がいい女。それは男への心配りだ。

    最後に、自分への心配り。
    ・結果への努力だけでなく努力するプロセスも大切にすること
    ・若いうちは何でも手を出してみること
    ・男の顔をいい顔に変えていくことが、男を磨くという事
    ・理屈では通らない中間を信じる
    ・占い、迷信はそれが自分のいい癖につながるなら信じて損はない
    今の世の中では、黒か白かではっきりするものしか信じられないという場面も多い。しかし、中間色のものも自分の人生を豊かに生きられるなら信じてもいいのではないかという池波正太郎のメッセージは心に響いた。

  • 前回よんだ「男の作法」の新編集版。
    池波氏のエッセイだけでなく、池波氏の小説、他のエッセイ等から場面やセリフを選りすぐり場面場面に散りばめている。
    「男の作法」の真髄は「みっともないこと」「恥ずべきこと」をいかに自戒するかだ。

  • 今迄、彼の作品は読んだことかない。
    鬼平、梅安などの作品はすべて映像で知ったもの。
    その物語の世界観、映像美に魅了されてました。
    そろそろこの方と正面から向き合いたくて本書を拝読。
    もっと早くに読んでおいた方がよかったですね。
    美について考えるよい機会を得ました。

    死を意識することで、仕事、金、時間、職場、家庭、男と女の
    様々な人間関係、衣食住の全て、男のみがき砂として役立たないものはない。

  • 必須。

  • 自分にもこういう父親がいればなぁ、というのが正直な感想である。自分のダメなところを隠さず、価値観を信じて行動することの大事さを思い知る。
    男尊女卑の記載がみられるが、作者の年齢を考えれば仕方ないとは思うがたいへん残念だ。

  • 人生哲学とか大仰な事を言うつもりはないけど、しっかりした生き方をしている人のエッセイは重みがあるなぁ
    説得力があるといっても過言ではない

    一番共感したのは「時間の約束を守る」ってところでしょうか

  • 人生を美しくする心について書かれた本。死を意識して、有限を意識して生きることで、相手と自分に対する敬意が生まれると思った。人の人生も一回だけ。それを意識して行動しよう。

  • 昭和59年に書かれた本であるが、実に素晴らしい。
    押し付けがましくなく、実に全うで的を射ている。
    読んでて、自分の祖父の話を聞いてる気持ちになる。
    若い世代、特に20代、30代の方々へは必読書と言っても過言ではないと思う。
    池波正太郎氏は初めて読んだけれども、本当に良い。
    近所にこういう、爺ちゃんがいたら最高だと思う。

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著者プロフィール

1923年東京浅草生まれ。60年「錯乱」で直木賞受賞。77年「鬼兵犯科帳」「剣客商売」「仕掛人藤枝梅安」の三シリーズで吉川英治文学賞を受賞した。90年没。

「2017年 『西郷隆盛 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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