脳からストレスを消す技術 (サンマーク文庫 あ 1-1)

著者 :
  • サンマーク出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763160096

作品紹介・あらすじ

ストレス解消には「笑い」より「涙」だ!テレビや雑誌で大人気の脳生理学者が教える、1日5分で効果が出る驚きの「心のリセット法」。

感想・レビュー・書評

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  • 脳からストレスを消すためにはセロトニンの作用を十二分に活用するというのが本書の大きな流れ。

    セロトニン神経が活性化

    頭がクリアになる

    結果、元気がみなぎり、心は安定し、ストレスや痛みに強くなる

    という構図です。

    そのための源流である「セロトニン神経を活性化させるさまざまな方法」を本書で知ることができる。
    そんな本です。特に興味深かったのが「涙活」と「リズム運動」。

    たしかに幸福感と涙は経験的にも関係しているような気がします。
    これを機に感動する映画などをみて感傷に浸る時間も作ってあげようと思いました。

    あと、なにか作業をするときはBGMに乗ったり、自分の中でリズムを作って一定のテンポでやることで、確かに楽しい気持ち、高揚感が湧きました。

    ストレスを感じている人は科学的アプローチに頼るのもおすすめです。

  • ストレスには勝てない!ので、如何に対処するかが重要!精神的ストレスへの対抗に重要なことをメモ。
    ・感動体験を通して情動の涙を流す
    ・日光浴
    リズム運動→ジョギング、呼吸法、ガム噛む(咀嚼)など
    ・1番実践しやすい腹式呼吸→もうこれ以上息を吐けないところまで吐くこと、吸気は意識しなくても行える
    他人のために何かする→自分の幸せにつながる
    →1番気軽にできること
    ・タッピングタッチ:一秒に一回程度で相手の背中をたたく

  • 本要約チャンネル
    人間はストレスに勝てないようにできてるからストレスに勝とうとするのは間違っている
    ストレスフリーという言葉をよく聞くが、ストレスは決してなくならない

    脳ストレスをコントロールするための機能
    セロトニン神経を活性化することでストレスを受け流す体質を作る機能
    溜まってしまったストレスを一気に解消する機能
    これは涙を流すことでスイッチが入る

    太陽の光とリズム運動
    朝30分ウオーキング
    涙が流れるとストレスが解消される
    泣ける1作で週末号泣しよう

  • セロトニン神経を活性化させることで、ストレスを受け流す力を強くすることできる。

    セロトニンは常に一定量、規則正しく出ることで興奮物質であるドーパミン物質やノンアドレナリン物質による過興奮を抑える。また脳のバランスを整え、平常心をもたらす。

    セロトニンを増やすことが脳には良い。
    ・太陽光を1日に30分以上浴びる
      ※3ヶ月はとりあえず続け、習慣化する
      ※太陽光を浴びることが難しい環境にある場合、
       呼吸を意識してできる、ウォーキング、瞑想、
       ヨガなどをする

    ・涙をながすことで、交感神経から副交感神経への
     スイッチングが行われ、共感脳が活性化、心身の
     癒やしが行われる。
     
    ・人とのふれあいを持つ
      人は私利のために動くことで得られる快楽には
      限界がある。周りの人のために何かをすることで
      認められ、必要とされ、喜ばれることで自分が
      自分であることを確認する。それによって
      人は満たされる。その行為を行うことで、
      前頭前野に有る共感脳が活性化し、セロトニン
      神経がより活発になる。
       ※共感脳とは、社会生活において人と人が共存
        していくのに必要な理性をコントロールする
        ための部分

  • 2023.11.25 『読書脳』からの選書
    https://booklog.jp/users/nsugiura/archives/1/4763140728

  • 感想
    どのようにルーティン化するか。日光浴は毎朝短時間でもやれば良い。週末に美味しいご飯といっしょに泣ける物語を味わう。ストレスを消す。

  • 「学習脳」はドーパミン神経
    「仕事脳」はノルアドレナリン神経
    「共感脳」はセロトニン神経

    セロトニンは「クールな覚醒」をもたらす。

    セロトニンを出すには、共感の涙が有効

  • ストレスとうまくつきあうには、リズム運動によるセロトニン神経の活性と、共感脳をふるわせる号泣。

    涙を流すと確かにストレスが一気に減ると思った。

  • 「セロトニン研究」の第一人者と言われる有田秀穂先生のコラムをネットで読み、興味を惹かれたのがきっかけです。同時期に「医者が教える疲れない人の脳: 「慢性疲労」を消す技術(2020年発売)」も合わせて読んでいます。

    脳ストレスについて書かれた本書。とても興味深かったのは、お釈迦様の言葉や教えにあるものが、脳科学的にも同見解を示すということ。なぜ座禅や写経が有効なのか、などの原理が分かり、腹落ちしました。

    先の別書と比較すると、道徳的な教えや、社会課題(いじめ、引きこもり≒無気力など)に言及する部分もあり、筆者の考えや想いが見え、熱量を感じられました。

    どちらの本にもそれぞれの良さがあり、読むことで脳で起きることを理解し、ストレスや疲労にどう対応するかが見えてきました。良本です。

  • 2022年1月21日読了

    ストレスには笑いより涙
    セロトニンの活性化のために、太陽光を活用する
    週末にひと泣き出来るよう、泣きネタをストックしておく。
    朝より夜の方が蓄積ストレスがあるので泣きやすい。
    とは言え人前で泣くのはストレスの押し付け。大人は自分で対処すべき
    モチベーションをお金や地位にするときれやすいが、「喜んでくれる誰かのため」に頑張ることは長続きする。

    (感想)ストレスには涙が良い。と、感覚レベルでは知っていたが科学的に見ても良いことが勉強出来た。寝る前のひと時に泣いてみることを試してみようかな。他にも日光など日々のストレスに対処する方法を数多く持てれば良いと思った。

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著者プロフィール

特別寄稿:東京大学医学部卒業後、東海大学病院で臨床に、筑波大学基礎医学系で脳神経系の基礎研究に従事、その間、米国ニューヨーク州立大学に留学し、現在、東邦大学医学部統合生理学教授。「セロトニン研究」の第一人者。


「2014年 『教師と指導者のための実践ガイド はじめてのドラムサークル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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