もう、不満は言わない (サンマーク文庫 う 3-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763160133

作品紹介・あらすじ

人生を劇的に変える簡単な特効薬。それが、本書で著者が提唱する「21日間、不平不満を言わない」というチャレンジです。自分の現実を形づくるのは言葉です。言葉を変えれば考え方が変わり、行動も変わり、やがて周りの世界も変わります。マイナスの言葉や思いの発信をやめる、それだけで、あなたにプラスをもたらすものがどんどん引き寄せられてくるのです。

感想・レビュー・書評

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  • 書いてあることはただ一つ、不満を言わないようにしましょう、ということだけなのだが、不思議とこのチャレンジを始めるとめっきり愚痴をSNS等に書き込む回数が減った。
    (それでもやはり、チャレンジから1週間以上が経った今も2日以上ブレスレットが同じ腕に無い)

    文章も読みやすいので、人間関係編(実践編)も買って読もうと思う。

  • 「前向きに生きていこう」と意識していても、気づけば口にしてしまっている、不満や愚痴。
    他人が口にしているのを聞いているぶんには、「そんなこと言っても何も変わらないのに」と思うのですが、自分自身の言動となると客観的に見られないなあと、反省しています。
     
    そんな「不満」について、言わなくするための実践的な本があると知って、読んでみることにしました。
     
    著者は米国カンザスシティの牧師。
    教会で読書会を開いていた彼はある日、あることを思いつきます。
    それは、「左右どちらかの腕にブレスレットをはめて、自分が不満を言ったら逆の腕に付け替える」というもの。
     
    自らも実践した著者。
    教会での話が、地域の新聞、さらには全米の人気テレビ番組でも取り上げられて、大きなうねりとなっていきます。
     
    この課題を克服するまでに、4つの段階があると著者は言います。
    ① 自分が不平を口にしているのに気づかない段階
    ②自分が不平を口にしているのに気づく段階
    ③意識すれば不平を口にしないですむ段階
    ④無意識に不平を口にしない段階
     
    それぞれの段階について、Partを分けて、課題の克服に必要な考えを提示しています。
     
    著者が牧師さんということで、「清廉潔白な人しか出来ないのかな?」という疑問もありました。
    しかし、自らの過去について良いことも悪いことも率直に書かれているので、誰もが取り組めるメソッドなのだなあと、理解しました。
     
    実践した人たちの感想を読むと、「自分はそれほど言っていないと思っていたが・・・」という感想が多いことに驚きます。
    それだけ、無意識に口にしてしまっているのですね。
     
    この本は、読むだけでも感動や元気を分けてもらえる内容かと思います。
    しかしやはり、実践が大切。
    モノは試しで、やってみたいと思います。
     
    同じカテゴリーの本; 
    『ありがとうの奇跡』小林正観
    https://booklog.jp/users/makabe38/archives/1/B01MSVJ43Y
     
     .

  • なんとなしに買った本だったが、非常に感銘を受けた。

    書いてあることは至ってシンプル。紫のシリコンブレスレットを腕にはめ、もし不満を口にしたらそのブレスレットを反対の手につけかえる、というもの。ただそれだけのことを実践し、「21日間ブレスレットをつけかえずに済む」ことを目指す。

    筆者は牧師とはいえ、聖人君子という訳ではない。ブレスレットの取り組みの提唱者でありながら、なかなか21日感続かず苦労したりしている。しかし、それがまた説得力がある。

    数々の事例、ブレスレットをしてみた人々からの手紙。うさん臭く感じてもいいくらいの奇跡的エピソードばかりだが、ものすごく納得感がある。ただそれだけ、ただ不満を言わないということが我々に必要だったのだと思える。
    読んだ翌日、早速「不満を言わない」ことを実践してみた。案外簡単なのでは、と思っていたとおりにはやはりいかず。意識しているはずなのに3度、4度と不満を口にしており、自分がどれだけマイナス感情によりかかって生きていたかに気づかされた。
    一方で、確かに「不満を言わずに話すには」と少し考えることで、自然と気持ちが前向きになっていることを感じた。

    この本は単なる宗教的自己啓発本とは一線を画していると思う。とかく他者への攻撃を目にすることが多いこの時代、ひとりでも多くの方にこの本を読んでほしいと思った。

  • 職場での愚痴が多いことに気がついたので、それを変えたいと思い購入。

    結果、凄く良い本でした。この本に書いてある21日間不満を言わないチャレンジに現在挑戦しています。

    この本は、言葉がもつ大きな力に気がつくことができる本です。「幸せ」や「幸福」を呼び込める本ですが、日本人にとっては宗教的な考え方と思ってしまう部分があるかもしれません(僕は無宗教ですが、実際にそう感じました)。ただ、「自分を変える」というテーマで考えると非常に良い本ですので、興味があれば是非読んでみて下さい。

    ちなみに、参考になったのは「不満を言いそうだと感じたら黙っていること」。面白いと感じたのは「自分を責める内なる声に名前を付けて、自分自身を非難し始めたら内容をほめること」です。批判的な意見を言っている自分を受け止めることによって心が安定していくとのことでした。

  • どうせタイトルが全てなのだろうと思い読み始めた。
    確かに言いたいことは一貫してタイトルの通り、不平不満は言うなということであった。
    これについて、実体験や経験談をふまえて根拠づけている。
    サラッと読め、わかりやすかった。

    個人的に"幸せのクラクション"というエピソードに感動した。

  • ただ、紫のシリコンブレスレットを手にはめて二十一日間、不平不満・人を責める言葉・ゴシップなどを口にしないように努めたという、ただそれだけのことです。
    一冊の本を皆で読み、それについて語り合う。内容を深く掘り下げたり、互いの疑問・アイデア・理解を交換する
    人間が新しい行動を習慣にするにも、やはり21日間かかる
    肝心なのは自分が口にする言葉を認識すること
    人生は自分で脚本を書いて監督している映画のようなもの
    自分の考え方を変えなさい。そうすれば人生が変わる。
    私は毎朝それを3回声に出して読み、毎晩3回書き出しました。
    幸せな人間つまり自分の思考をコントロールでき、人生をデザインできるような人であるためには不平・不満・愚痴をめったなことでは言わないようになる必要があります。
    言葉によって思考を現し、思考によって、この世界を作り出しているのは私たちです。
    今与えられている幸せにもっと目を向けて日々を暮していくべき
    人のうわさをしても良い時 ①そこにいない人を話題にしていても、それが誉め言葉である②その人に関して言った言葉を一言一句その人の前でも繰り返すことが出来る
    あなたが気になって仕方ない性癖というのは往々にして、あなた自身がもっているものなのです
    人間には他者に同調してパターンをつくるという傾向がある
    人を変えたいのなら、まず自分が変わらなければならないのです。
    成功とは失敗と失敗の間にも情熱を持ち続けていることだ。
    健全な自尊心をきちんと持っている人、自分の長所を喜び弱点を受け入れている人、ありのままの自分でいられる人、他人の前で自分を取り繕う必要が無い人、こういう人は自慢をしません。
    成功した人物の自伝などを読むと、彼らは試練の多い人生に関わらず成功したのではなく、試練の多い人生だからこそ成功したということが分かります。
    自分を責める内なる声「まったく欠点を見つけることにかけては天才的だね。本当にありがたいことだ」かつて嫌っていた自分の色々な面を好きになって来ました。
    良いことを考えれば、良いことをたくさん思いつきます。自分が有難いと思うことを5つ紙に書きつける。有難いと思っていることを話せば、良いことが引き寄せられます。
    ちょっと一息吸うことで、言葉をもう少し注意深く選ぶゆとりが生まれます。
    現状に対して不平を言うより、何が欲しいのかをはっきり言う方が、より確実に手に入ります。解決策を探るか、さもなければ事態を受け入れる。
    自分は幸福であると信じていることが幸運をもたらしているように思えます。
    前向きのエネルギーが出るような言葉に置き換えてみて下さい。自分の行動を肯定的にほめたり、格言を口にしたりして自分を励ますようにした。
    好意的な評価を与えられた人はもっと評価を得たいと思って、さらに伸びます。
    人生のすべての瞬間は幸せのためにある。
    自分の生き方や口にする言葉の価値にもっと着目すれば恵みが引き寄せられてきます。
    自分の人生をこうしたい、こんなことが起こると良い、ということをもっといっぱい口に出す
    人間関係が前向きになり、人と衝突することが少なくなった。
    不平・不満を言わなくなっただけでなく、良いことに目が行くようになり与えられた恵みに感謝することができるようになりました。
    ともかく続けることですね。
    新しいポジティブな態度もまた、人に癒しを与える形で伝わっていくようです。
    言葉は大きな力を持つということ、自分にはそれを気を付けて使う責任がある
    自分の中の「光」の部分を見出すことが出来るようになり、周りの人や状況の不完全な所を大目に見られるようになりました。
    人の言葉の裏にあるメッセージを聴き取ろうとする。
    愛とは無条件に相手を受け入れること。

  • 何年も前に読み、また読み返しました。
    すごく印象に残っている本です。以前はチャレンジする気はありませんでしたが、今回チャレンジしようと思います。

    言葉は思考を反映し、思考が現実を形作る。

  • 2012年に買ったままずーっと積んであった本。7年の年月を経て、ようやく書いてあることが理解できるようになった。今の自分に一番大切なことが書いてある。

  • ポッドキャストで紹介されたのを聞いて思わず購入。

    【ざっと内容】
    タイトルそのまま。不満を口に出さないことが人生を大きく変えるポイントであることを紹介した一冊。
    不満を口に出さない習慣をつけるため、以下のやり方を提案している。①紫のブレスレットを片方の腕にはめ、不満を言ってしまったらもう片方に付け替える。②片方にブレスレットがある状態を21日間続けたらゴール。途中で付け替えたらそこを1日として始める。
    このメソッドに加え、不満を言う際の自分や周囲の反応とそれがいかにネガティブに働くか丁寧に解説されている。

    【こんな人にオススメ】
    ・人間関係に悩んでいる人

    【感想】
    かなり人間関係の真理をついていると個人的には感じた。私自身、絶賛人間関係こじらせ中で、しかも自分に非がなかったと感じるところもあって相当量の不平不満をここ最近吐き出していた。
    そういったこともあり、不平不満がいかに人間関係に悪影響を及ぼすか、その人間関係の悪化がいかに長期的に自分にネガティブに作用するのか深く納得するところが大きかった。不平不満を言う人は自分に自信がないため周囲の関心や同情を引き出そうとしている、自分には違いが分かることを示そうとしている、不平を引き寄せの法則でさらに引き起こしている。この辺のことばにハッとさせられた人は是非、購入をオススメする。

  • 私は仕事で何かあると、自分の中でイライラや不安を消化できず、必ず誰かに伝えて解消しようとするタイプ。
    でもそれを聞かされる仲の良い人たちが迷惑だろうなと思い、改善したくて読んでみた。
    これは実行しやすそう!
    21日間不満を言わないチャレンジの達成が簡単というわけではなく、腕にブレスレットをはめて自分に意識させるという方法が行動に移しやすい。(自己啓発書では極めて重要)
    以下、お気に入りポイント。
    =====
    なぜか自分が不平不満を言っていることには気がつきません。口臭と同じで、人の口から出たものだけがわかるのです。
    =====
    自分が思うような価値ある人間ではないと感じているために、不平不満が出るのです。その結果、本当に自分が欲する状態を遠ざけてしまいます。
    =====
    安定した人間になるためには、何かを変えようとするのではなく、ありのままの自分を受け入れることなんだと、ようやくわかったのです。
    =====
    何か悪いことが起こったとき、「やっぱりね」とか「わかってたさ」と言ったとすると、それは、自分には悪いことが起こると期待していたというメッセージです。宇宙はそのメッセージを受け取り、さらに悪いことが起こります。反対に何かよいことが起きたとき言えば、さらによいことが起こるのです。
    =====

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