神との対話 (2) (サンマーク文庫 E- 34 エヴァ・シリーズ)
- サンマーク出版 (2002年6月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (440ページ)
- / ISBN・EAN: 9784763180704
感想・レビュー・書評
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シリーズ第2弾。パラダイムシフトとよぶにふさわしい。「ヒトラーは天国に行ったのだよ」とか書いてある(笑)。前著よりヒートアップした神様の語りは絶好調で、軽く読み流すことが出来ようはずもない。
神が望んでいるのは、個々の魂が経験により本当の自分らしさを明らかにすること。本源にある神性=愛を思い出すこと。そうであるならば、本書の対話から明らかになるのは、神からの絶対的な啓示ではなく、著者が見出した自分らしさということになるだろう。すなわち、仮に本書で述べられたアイデアを絶対視したりすると、従前の宗教と大差がなくなる。そしてそれは神の望むところではない。
俺の場合、スピリチュアルな関心を抱くと、とかく外的な世界から目を背けて、内面へ内面へと没頭してしまいがちになったが、本書の言葉によれば、愛があれば他者に関心をもたずにはいられないはず、なのだ。つまり俺には、愛がなかったということだ。愕然とした。そして世界の現状を傍観している自分の責任を思い知らされた。
セクシュアリティについても救われた。禁欲的に生きようとすればするほど、誘惑は強くなる。そうではなく、自由を与えられた中での選択なのだ。結果としての行動は同じでも、そこにいたるプロセスが異なるだけで、これだけ救われた気持ちになるとは。
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ヤバさ半端なく面白い
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再読。
また多くの気づきを得た
正直に生きる
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【文章】
とても読み易い
【ハマり】
★★★★・
【気付き】
★★★★・
・ナチスによるユダヤ人迫害の恐ろしさは、ヒトラーが人類に対して罪を犯したということではなく、人類がヒトラーに罪を犯させたということ
・高度に発達した社会では、各々が自分を律しているため法律は必要ない
・社会の進歩の度合いは、もっとも貧しい人たちをどのように扱っているかで測られる
・どんな者でも常に、自分の価値観の中では最善の事を行っている
・何も欲しがるな、生きる上で必要なものは既に与えられている
・組織的な宗教が成功するには、人に宗教が必要であると思わせなければならない
・自分自身への信頼を失わさせること
・自分にはない答えを、宗教が持っていると思わせること
・その回答を疑問を持たせることなく受け入れさせること
【共感度】
★★★★★
・自分にとって何が最善か、効率的かを考えるのではなく、自分らしいと感じられることをする
・「時間」は動きを計測する方法にすぎない、空間に動きが無ければ時は流れない
・誰かに与える最大のプレゼントは、あなたを必要としないだけの力と強さ
・相手が自分に依存しようとしているのを、同情のつもりで許すと相手の成長を妨げることになる、それは同情ではなく、自尊心を満たすための権力欲 -
人間はみな兄弟であるという考え方を基礎に書かれていて、15年前の作品にも関わらず、個人から世界までが抱えるあらゆる問題に対して神様がユーモアたっぷりに語ってくれる。魂が満足するためには理性ではなく感情を優先しなければならないなんて、考えたこともなかった。確かに、理性だけで考えるのではいけないと思える瞬間がたくさんある。突然大きく発展した医学による長寿にも、資本主義によって失われる絆にも、自分の中で警鐘を鳴らしているのは、本能の感情的な部分だ。
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神が仰ってることが、あたまでも心でもわかった気になったままにしないように、日々、自分に問いかけていきたい。毎日自分に問いかけ用、そして自分を愛して、人を愛そう!(そういうことではなかった気もするけど…)2017/4/22完読
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1巻に比べると時事問題的なテーマを俎上にしてたのが印象的。性の話にも力が入っていた。阿部さんや黒斎さんが言ってた言葉やフレーズが出てくるのに注目するも同じ意味なのか?で重点の置き方も違う様に感じたので繰り返し読んだ方が良さそうだ。
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読了
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1に比べて内容が難しかった。特にアメリカや世界の状況を知らない状態だったので。