京大式ロジカルシンキング―頭スッキリ!行動派のための論理思考法 (サンマーク文庫 B- 111)
- サンマーク出版 (2008年5月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (356ページ)
- / ISBN・EAN: 9784763184610
感想・レビュー・書評
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論理学を思考能力の向上に役立てるロジカル・シンキングの入門書です。巻末の「番外コース」には、明大論理・述語論理のほんの入り口に当たる部分の解説が置かれています。なお、タイトルの「京大式」というのは、梅棹忠夫の『知的生産の技術』(岩波新書)や川喜多二郎の「KJ法」の発想をロジカル・シンキングに取り入れようとする著者の企図が表現されており、これらの方法を改良した「ハイパーマップ法」という発想術が紹介されています。
著者は論理パズルに関する本を数多く執筆しているのですが、本書も実用的なロジカル・シンキングの本ではなく、論理パズルのような題材を通して論理的思考力を鍛えることに眼目があるのではないかという気がします。とくに後半のゲーム理論的なクイズは、それ自体としてはおもしろいのですが、実用的なものとは言えず、著者自身の提唱するハイパーマップ法などのテクニックがどのように生かされるのかということもほとんど語られていません。
もう一つ気になったのは、蓮實重彦や山内昌之の文章や発言を論理的でない悪文の見本として取り上げて、かなり批判している個所です。東大随一のレトリカ―である蓮實の文章が論理学の専門家の観点から見ておよそ論理的でないことはその通りなのでしょうが、ためにする批判のように思えてしまいます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
私には難しい内容だった。。。
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この本に書いてある方法を取り入れた場合、確かに論破は出来るけど、嫌われて仕事しにくいと思う。結局机上の空論。EQ低い!笑
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初めは、良いが、最後になるに連れて、尻切れトンボであった。
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なんでこんなの読んじゃったんだろ(笑)
途中までさくさく面白かったのに、最後はしんどかった。
ロジカルに考えたからといってそれは正論でしかなくて
進むべき道かどうか、正しい答えかどうかというのは
まったくの別問題だということを改めて理解できたので
良しとするか。 -
本はよく読むほうだと思っている。
そしてどんな本からも、感動や感心、共感を読み取ろうとしているのだが、今回の本は、近年まれに見るミスチョイスだった。
私の期待:どうも物事をしっかり考えられない部下へのティーチングの材料
実際には:偉い学者先生の世離れした論理の解説
私の期待:実生活でも使える論理的な思考
実際には:よっぽどのことがないと先ず使うことのない屁理屈
とちょっと酷評だが、言ってみれば私のミスチョイス。
自分の失敗を棚に上げて、著者のせいにしても仕方ないが、どうにもこうにも世離れしている気がした。
本の中では、大学の教授たちは世離れしていて、「実印を買ってきてくれ」なんていうことをいう人たちを馬鹿にしているが、この先生も実生活は下手なんではないかという記述も。
たとえば「近所の子供が、家の塀にボールを当てて野球の練習をしている場合の対処法」として「ご近所だからあえて言います。ご近所でなければいきなり請求ををもって行きます。」と遠まわしにやめてくれと言おうと進めているくだり。
ご近所さんにいきなり請求書・・・という時点で、ご近所付き合いを馬鹿にしているとしか、私には思えない。
「それならまだしも、ボールぶつけないでくれ」とストレートに行ったほうが過度が立たないような気がするのは私だけ?
せめて「古い塀なので、倒れて怪我するといけないから」ぐらいにしておけばと思うのだが・・・。
さらに論理学では”1”か”0”かの判断をするのだという言葉通り、京大は○、ほかは×という手前味噌なお話が、延々続く前半でかなりめげてしまう。
ということで、京大の偉い先生が書いた
京大式ロジカルシンキング -
ロジカルシンキングの基本として、物事をMECEで分類しSo Whatで見つけたつながりたいして、What Soで他の要因が本当に存在しないかを確認することが大切。また、論理の抜け・漏れを見つける方法として、常に視点を変えた見方を常にこころがける必要がある。
後半は考えることよりも相手の論点の矛盾を見出す・自分の意見をいかに通す手法がいつくか紹介されているが、その中でも、「データにだまされない(事故率と事故件数)」「言い回しによる印象の違い(Aはおいしいけど高い、Aは高いけどおいしい)」「説明責任を相手に押しつける方式」などは、仕事の上ですぐに役に立ちそうな考え方なので覚えておきたい。 -
読み終わらない・・・・ロジカルシンキングできないから?^^;
そしてあきらめた・・・・・。 -
なぜか読み進まない一冊です。
読み終えたら評価が変わるのかも知れませんが…、読み進めにくい印象です