生命の暗号 あなたの遺伝子が目覚めるとき

  • サンマーク出版 (1997年7月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (238ページ) / ISBN・EAN: 9784763191915

感想・レビュー・書評

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  • 2000年頃だから、今から四半世紀前、上司から「この本面白いよ。君にはあると思うよ。」と勧められて手に取った。
    確かに合っていた。
    いつも「遺伝子ON」は出来ないが、いざという時には「遺伝子ON」に出来るように、あるいは、なるようにと思って生きている。

    村上さん亡くなったんだな。

  • 1997年の本なのでかなり古い、しかし、研究者としての筆者の心意気や研究内容は今読んでも面白いと思う。
    人知を越えた存在、それがサムシンググレート。よい遺伝子をオンにして悪い遺伝子をオフにする。この言葉が心に残る。自分の意識で物事は変えることができる、それが遺伝子をオンオフすること。

    研究者としても立派な人だなと思ったのが、論文の名前の順番にもこだわって、偉い人ではなくきちんと成果をあげている人が最初に名前を書くことにしていること。若い研究者の道を開いてあげているのだと思った。

    科学の本でありながら、前向きに頑張ってみようかなと思える心の本でもあるのかなと思った。(研究の話になるとちょっと難しいが)

  • 遺伝子工学の研究者である村上先生が一般向けに書いた、遺伝子の不思議を知ることのできる本。私たちの遺伝子にはONとOFFがあって、現在働いているのはせいぜ
    い10%。あとはまったく眠った状態におかれているとこの本には書かれている。自分にはできないと思っていることでも、何かのきっかけで遺伝子がONになれば、能力が開花することもあるかもしれない。ワクワクしながら前向きに生きるとき、また見返りを求めずギブ・アンド・ギブの心境にあるとき、遺伝子はONになるという。遺伝子ONの人生の一例として、自身の若かりし頃の米国での研究生活についても触れられており、研究者の厳しさ、楽しさについても知ることができる一冊。
    (467.2||M 2階閲覧室)

  • 遺伝子とか科学の世界には観念のようなものは
    入る余地がないと思っていたが、この方の発言
    を新聞記事で読んだとき、そんなこともないの
    かも…と思い、この本を選んで読んでみた。
    やはり研究者らしく、経験談にも専門的な事柄
    が多かったが、心に触れるお話だった。
    特に印象に残ったのは、環境を変えたり、新しい
    ものに触れることが遺伝子の活性化になるという
    お話。困った状況なども眠った遺伝子を目覚めさせ
    る機会になるのだそう。すごく希望が持てる。

  • かなり有名だと思われる生理学や遺伝子工学の専門家が記した生命に関する叙述。人間の能力や生命力の不思議さを様々な視点で捉えている。とても遺伝子に書かれたプログラムだけでは、説明の着かないことだらけ。something great(神)の存在なしでは説明できないと主張している。科学者が語るスピリチュアル内容であった。

  • #FeBe #オーディオブック
    「上機嫌はエントロピー増大を抑制し、不機嫌はエントロピー増大を促進させる」

  • 紹介スタッフ:はるか
    昨日から考えてきたのですが今日寝坊して本を忘れてきてしまった。
    生命の暗号―あなたの遺伝子が目覚めるとき (村上和雄著)
    遺伝子はヒトの設計図
    スイッチがありONとOFFを切り替えている。
    生まれてからは…
    男→男らしくというのはそのスイッチがONになったことをあらわす。
    ON、OFFには心の持ち方が大事
    ストレス→髪が抜けるスイッチがオンになる
    余命数カ月→何年も生きる人がいる。
    良いものをオン、悪いのをオフにすることが大事。
    親から受け継いだからしょうがないとあきらめていた→自分次第で変わる

  • 算命や葉室宮司とおなじようなことをおっしゃっている。

    一般に、ホモサピエンスの次の進化で
    ホモエクセレントがあらわれるというけれど
    それは、遺伝子に直接働きかける被ばくによって
    もたらされるものなのかな。
    わからないけど、いま何かのきっかけがすでに
    はじまっているとしたらそうなのかも。

  • 何度読んでも面白い

  • 遺伝子が こんなに人間的(?)で、周囲の事を考え バランスをとる存在だとは知りませんでした。
    遺伝子の果てしなく思える可能性と“つつしみの心”が 今一番 認識されてほしい世の中だと思いました。

  •  遺伝子=生命の設計図ということについては簡単に想像できたが、スイッチONとOFFという発想には目からうろこが落ちた。(やりたくない、など否定的な考え、精神的ショックでよくない遺伝子ON、よい遺伝子OFFとか。逆に環境が変わったら俄然やる気を出した例とか)読んでいくと「え?精神論?体験談?」と思う箇所はあるものの、読了後は元気がでてきた。
     遺伝子についての基礎知識をおさらいしてから読むとさらに面白いかも。

  • ■遺伝子
    1.多くの人は、思考も行動も脳の指令で行われている、と思っている。だが、脳の細胞のはたらきは遺伝子の指令によっている。その意味で、遺伝子は人間の1番の司令塔といえる。
    2.人間の遺伝子で、現在働いているといわれるのは5~10%で、多くの遺伝子がOFFの状態にある。それは裏を返せば、人間には無限に近い可能性がある、ということだ。
    3.遺伝子のはたらきは、それを取り巻く環境や外からの刺激によってもかわってくる。正確にいえば、それまで眠っていた遺伝子が目を覚ます。
    4.良い遺伝子をONにするには、物事を良い方へと考える事、つまりプラス思考が非常に大切になってくる。

  • ある種の刺激を貰う..
    この頃「命」「魂」「神や仏」そして「細胞 遺伝子 DNA」

    DNA
    人間の細胞の中の核の部分の遺伝子をONにするかOFFのままにしておくか?で不可能と考えていた事が可能になる。なりたい自分になる。夢が叶う...等々...

    遺伝子を活性化させるのには自分の心のそして無意識の意識が大きく左右する様だ...

    化学者が心のそして無意識のあり方にも注目しているのが興味がある。やっぱり「勘」
    そしてもう一つ興味深い言葉
    自然界は弱肉強食でもなく強い遺伝子が生き延びたのでもなく、どちらかを選ぶでも無く『常に共生している』
    そして物事には二面性がある 裏と表 そのどちらも必要不可欠のものであるという事...

    そんな風に理解した。

  • 人間は生きているだけで宝くじに当たるよりもすごいものだという事、生命の神秘が分かった。遺伝子をONにして、毎日明るい日々を送りたいと思った。

  • 2010/11/15

  • 先日、講演会「祈りと遺伝子」をヤクルトホールで村上和雄さんと柳瀬宏秀さんのを聞きにいった。

    せっかく講演会で話を聞くんだからと思ってアマゾンで購入。
    いやはや、研究者魂というのをみせて頂いて、すごく勇気を頂いたのは言うまでもないのですが、遺伝子の働きと心の関係というのは、まぎれもなく関係していて、それを研究されているんだそうです。

    笑いと血圧の関係を調べておられて吉本興業と一緒に研究したりとか、ほんと、研究熱心な方です。

    この本は、専門書ではなく、我々のような一般人が理解できる本であり、これからの自分の生き方にもいい影響を与えてくれた。

    感謝の本です。

    この講演会には、映像カメラが入っていて、ただいま上映中の「不食の時代」の映画監督である白鳥哲氏がいらしていました。

    どうやら、次回作「祈り~サムシンググレートとの対話~」に使用されるそうです。
    その場に居合わせられた自分はラッキーでした。

  • 遺伝子の話ではあるが、前向きな発想をする事によって、DNA遺伝子情報のON OFFが変わる。つまり、遺伝子をONにして生きる生き方が
    科学的に書かれています。主婦にもわかる遺伝子学の本です。

  • 遺伝子学を専門的にあれこれ解説しつつ,結局はあれもこれも「神業」にたどり着くところが,なんだかおんちゃんのつぶやきのようで読みやすかった(笑)
    ポジティブ思考が眠っているプラス遺伝子を呼び覚ます…なるほど,病は気からは科学的にも本当に本当なんだね。
    子どもを伸ばすためにも役立ちそう。

  • 「幸せに生きるために遺伝子をOnにする」というのが著者の主張。人は誰でも幸せになる遺伝子を持っているが、幸せだと感じない人はそのスイッチが入っていないだけだという。
    <私の思いつき>遺伝子のスイッチは単純なオン・オフではなく、ディマー(少しずつ出力レベルが変わる)かもしれない。(2006.4.19)

  • 人間の遺伝子は97%眠っている。遺伝子をONにして生き生きとした人生にしよう。

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著者プロフィール

筑波大学名誉教授。米国オレゴン医科大学、京都大学農学部、米国バンダービルト大学医学部等を経て、1978年より筑波大学応用生物化学系教授。同大遺伝子実験センター長、先端学際領域研究センター長等を務め、99年に退官。83年に高血圧の黒幕である酵素「レニン」の遺伝子解読に初めて成功、世界的な注目を集める。90年、マックス・プランク研究賞、96年、日本学士院賞を受賞

「2021年 『コロナの暗号 人間はどこまで生存可能か?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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