生命の暗号 (2)

著者 :
  • サンマーク出版
3.64
  • (3)
  • (3)
  • (8)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 50
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763193339

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「生命の暗号」の続編

  • ノーベル賞に一番近い村上先生の「命の暗号」2作目。

    1作目よりも、自然な語り口調。

    私たちは遺伝子という決められたものに生き方を決められているのではなく、
    もっと自由で変化にとんだ自分の生き方で人生を作っているのだと
    遺伝子工学の一人者に言われて感動さえも覚える。

    -----人の遺伝子の数はハエへの倍に過ぎない。

    ・・・・

    ええぇ、そんなに少ないのか?!

    その意外な感じの出所は・・・

    人間の思考や行動の複雑さ、高度さはハエと比べ物にならないことが
    私たちの念頭にあるからです。

    人間はハイレベルな脳をもち、
    多様な言葉も文化も有している。

    一体ハエにどんな知能や文化があると言うのか。

    ・・・・・

    先天的な遺伝子の差以上に、
    はるかに知性や分過度の差が大きい。

    このことは人間の高い知能は
    後天的に開発される部分が大きいことを示している------

    どうだろうか?

    ハエと人間の遺伝子の差は1:2
    しかしその生き方は何倍という程度であらわせないものです。

    世界的な科学者と言われる村上先生に言われると言うこともあるが、

    すんなりと入ってくるわかりやすい遺伝子の科学を読んでいると、
    自分の素晴らしさ、尊さを感じ、愛おしささえも覚える。

    難しいことを難しく言う人は山ほどいるが、
    難しいことをこんなにすっと教えてくれることは少ないかもしれません。

  • 【目的】

    【引用】

    【感じたこと】

    【学んだこと】
    適度な飢餓感が遺伝子をオンにする。
    感動という心が人間を変える。
    自分の好きなことをやってみる。そこに目的がある。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

筑波大学名誉教授。米国オレゴン医科大学、京都大学農学部、米国バンダービルト大学医学部等を経て、1978年より筑波大学応用生物化学系教授。同大遺伝子実験センター長、先端学際領域研究センター長等を務め、99年に退官。83年に高血圧の黒幕である酵素「レニン」の遺伝子解読に初めて成功、世界的な注目を集める。90年、マックス・プランク研究賞、96年、日本学士院賞を受賞

「2021年 『コロナの暗号 人間はどこまで生存可能か?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

村上和雄の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×