自殺って言えなかった。

制作 : 自死遺児編集委員会  あしなが育英会 
  • サンマーク出版 (2002年10月発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763194794

作品紹介

「もう逃げない。堂々と生きていきたい!」自殺で親を失った子どもたちが胸の内をつづる、初めての手記集。

自殺って言えなかった。の感想・レビュー・書評

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  • 自死遺族の手記。

    泣いたあとに、「これを単なる泣ける本にしてはいけない」と強く思った。

  •  4年前、姉を亡くしました。私は一部の人には、打ち明けましたが、ほとんどの人には
    黙っています。この本は、親御さんを亡くされた方が、主に書かれているにで、私とは状況が
    少し違いますが、戻って来ない、悲しみや苦しみは、知っているつもりです。

     現在、日本では年間3万人の自殺者を出しています。その背後には何十倍の人が、それを背負って生きているという現実があります。統計では97年の程から、一気に自殺者が増えています。おそらく社会構造が劇的に変わったんだと思います(リストラなど)。

     こういう時代なので、幸せに生きるというのは、非常に困難なこととなっています。生き延びることを前提に生活する、自分は、日々そう思っています。「絆」という言葉が出回っていますが、それを強調せずにはおれないほど、現実は厳しいかもしれません。

  • 自殺で親御さんを失った子どもさんの手記。

    お一人お一人の言葉が重く、少しずつ読み進めました。
    向き合おう、向き合えない、けれど向き合おう、という執筆時の葛藤さえも伝わってくるような手記です。

    自殺への偏見を払拭するため、まずは自分たちから実名で顔を出して発言していこうとする、一方で、仮名で顔を出さずに発言する仲間の存在も大切にしていく、その姿勢、そこにいたるプロセスに心揺さぶられました。

    「宛先」「声の届き場所」になったという文集の存在。1人でも多くの、必要としている方のもとに届きますように。

  • 自死遺児達の苦悩、葛藤、絶望感。そして、そこから前に進もうとする勇気を強く感じることができました。遺児達を見習いつつ、自分に何ができるのかを問いていきたいと思います。

  • あしなが育英会の「つどい」によって自己を励まされた自殺で家族を失った方々の「その時」とそれからの克明な記録。

    もっともっとキャッチボールをする人が増え、いろいろな球を投げ合い、声の交換ができるようになればいいと思う。あんな声もある。こんな声もある。と私たちは知る必要がある。今まで届かなかった声が届くことで、ああそうだったのか、と謙虚になる。その時、差し伸べられなかった手が見えてくる。忌まわしい死、個人の死という予断は崩れていくだろう。そして、みんなで考えなければならない問題だと再認識する。そこからこそ、次の一歩自殺予防、危機介入、遺児遺族へのケアも見えてくるだろう。

  • 父親の自殺のパターンがほとんどで、理由もみなほぼ同じだった。絶対的な数が少ないのかもしれないが、父親以外の人を亡くした人の手記も読みたかった。子どもの側の手記は正直みな似たような内容の印象を受けたので。

  • 三葛館一般 368.3||JI

    自殺で親を亡くした遺児たちの手記集。
    偏見や差別などから、語ることをタブーとされてきた自殺。
    出版にはさまざまな苦悩や葛藤があり、かなりの勇気が必要だったと思います。しかし、その一歩が大きな反響を呼び、多くの人の心を動かしました。
    同じ立場の自死遺児たちをはじめ、自死遺族や多くの関係者たちがこの本を読み、心を癒し、前向きに生きてほしいという気持ちが込められています。

    和医大OPAC →http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=33984

  • 自殺。
    偏見がなく語れる人が
    この世の中にどれだけ居るでしょうか。
    遺児の悲しみと苦悩に心を掴まれる一冊。

  • ■書名

    書名:自殺って言えなかった。
    編集:自死遺児編集委員会、あしなが育英会

    ■概要

    自殺で親を失った子どもたちが胸の内をつづる、手記集。

    ■感想

    読んでいて、どんよりする内容です。
    読む場合、ある程度覚悟を持って読んだ方がいいです。

    ただし、正直、同じ体験をしたことがない人がこの体験記を読んでも
    分かった気になるだけで、絶対に、この人たちの気持ちは分からない
    はずです。

    私は、少し事情は違いますが、似たような体験をしたことがありますが
    正直、この人たちの気持ちはあまり理解できませんでした。
    それは、恐らく私がこの経験をしたのが、成人した後であったことが
    大きいと思います。

    ここに記載されている内容は、非常に大事な内容だと思いますが、全員
    が知る必要はない事だと思いました。

    あと、こんなこと言ってはあれですが、人に読ませるための本ではない
    ので、内容が重複している部分が大きく、少ししつこいです。

    読むタイミングによって印象が物凄く変わる本だと感じました。

  • 親御さんを自殺で亡くされた「遺児」の手記です。おひとりおひとりの経験が胸にぐさっとささります。私も親を自殺で亡くしており、同じ経験をした人と出会ったことがなかったので、この本を手に取りました。ページをめくる度胸がくるしくなりますが、同時にこんな経験をしたのは「自分一人だけではない」と励まされます。自殺というテーマはとても重たいですが、そもそも自殺とはどういうものなのか、起きてしまったらどうなるのか、また自殺を予防するためにはどうしたらいいのか・・・理解が深まります。
    一人でも多くの人に自殺の問題が周知され、これ以上自死遺児が増えないよう祈りたいです。

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