「原因」と「結果」の法則

  • サンマーク出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (95ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763195098

感想・レビュー・書評

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  • ビジネスの予言所的な何か。大昔に書かれたが、今となにも変わらないあたり、人の生き様は不変ってことか。

  • 「人間は思いの主人であり、人格の制作者であり、環境と運命の設計者である」という一文がこの本の伝えたい真意ではないかと思う。
    自分の心をしっかりと管理し、人格の向上に勤める。言うは易し。行うは難し。

    不純な思いを一掃することに励み、少しずつ人格を向上出来ればな。

  • とてもシンプルな本。
    すべての結果、環境は自分の心に原因がある。
    心を高めることが大切。
    大切なのは、高い目標をもつこと。
    穏やかな心を持つ人のまわりには、すばらしい人が集まってくる。

  • ちょっとわかりづらかったけど、でも、自分の中で思っていることが、表に現れる・・・ということは、そうなんだと思う。
    「どうせ○○だろうなー」とか「○○できっこないよなー」と心の中で思っている以上は、口で発している理想の姿にはならない、心の思いと理想を一致させていないと、結果にはつながらないんだと思った…
    理想とする姿は、必ず心から強く願わないと!

  • 法則であるのならば、抽象的ではなく、もっとロジカルに書かれるべきと思う。

  • お節のお煮しめの芋をむいたり煮たりしながら、オーディオブック倍速で読んでみました。

    言いたいことは、よくわかる。思い当たる節もあります。しかし、自分の思いが環境を作っていることの実感を持ったことがない人に、本当に通じるんだろうか。自分や周り、環境を変えるほどの『思いの強さ」のレベル感って、どんなに言葉をつくしても、体験してその場で「それじゃ足りない」「そこまで実現したのは思いが強かったからだね」など、周囲からのフィードバックがないとつかめないのではないか、と聞きながらずっと感じていました。

    さらに「これくらい思わないといけないんだな」というレベル感が通じたとして、じゃあどうやって自分の思いをほんとうに把握し、「良い」方に向けて高めていくかというhow の部分が具体的実践レベルまで落ちてないように感じてしまいました。

  • レイヤの低い文言を用いているタイトルとは裏腹に、中身は抽象化の先にロジックを垣間見せる歴とした宗教本。すべての源流がここにあると言える所以が、その抽象化にあるのか、はたまた、そのプロセスを裏打ちしている知にあるのか、それは読者次第だろう。

  • 100年以上前に書かれた本だけど色あせない。
    環境は思いから生まれるものである。
    自分自身の明確な理想やビジョンが自分自身の環境や世の中をつくっていくということが書かれている
    どんな文脈にでも通じるんだよな。

    -引用-
    私達は、進歩し、進化する生き物であり、どんなときにも自分が学び、成長を遂げるために最適な場所にいます。そして、もし私たちが、ある環境で必要な学習を積んだならば、その環境は間もなく、次の新しい環境に取って変わられることになります。

    たとえ、その目標の達成に繰り返し失敗したとしても、それを通じて身につけることのできる心の強さは、真の成功の確かな礎として機能することになります。個々の失敗は、それぞれが輝かしい未来に向けた新しい出発点にほかならないのです。

    たとえ実業面の達成であっても、知的、精神的な達成であっても、とにかくあらゆる達成が、明確に導かれた思いの結果であり、同じ法則にしたがい、同じ行程を経て出現します。それぞれの達成間に存在する違いは、その対象となるものがことなっているということだけです。

    理想を抱く事です。そのビジョンを見続ける事です。あなたの心を最高にワクワクさせるもの、あなたの心に美しく響くもの、あなたが心から愛する事のできるものをしっかりと胸に抱く事です。そのなかから、あらゆる喜びに満ちた状況、あらゆる天国のような環境がうまれてきます。もしあなたがそのビジョンをみつづけたならば、あなたの世界は、やがてその上に築かれることになります。

  • 心は創造の達人です。そして、私たちは心であり、思いという道具をもちいて自分の人生を形作り、そのなかで、様々な喜びを、また悲しみを、自ら生み出しています。私たちは心の中で考えたとおりの人間になります。私たちを取り巻く環境は、真の私たち自身を映し出す鏡にほかなりません。

    この冒頭の書き出しが、この本の内容を端的に表してるように思います。
    自分の今いる環境は、自分でコントロール出来ない神の見えざる手がもたらしたものではなく、日々の心の持ち用が引き寄せたものである。この自分の内なる思いが原因となって、目の前の環境が結果として現れる…というシンプルな法則を悟り、人生を主体的にいきましょう!という内容。。

    非常にシンプルな法則。だけど非常に重要な法則。心にしっかりと留めておきたいと思います!

  •  色んな自己啓発本を読んできた人がこの本を読めば「目新しくもない、他の自己啓発が言っていることと同じことが書かれている」と切り捨ててしまうかもしれない。1ページでまとめられるような話が、装飾され、大げさな表現に宗教の匂いさえも感じてしまう。

     だがしかし、実はこの本は1902年に書かれた本なのだ。だから、自己啓発本の元を辿るとこの本に落ち着く。今日、出版されている幾多の自己啓発のルーツがこの本なのである。

     さて、本書の内容を一言で紹介するのならば「人は求めたり考えたとおりの人になる」ということだ。

     以下はさらに本書のまとめ。

     今、自分がいる環境は、心が連れてきた場所である。環境が心をつくるのではなく、心が環境をつくるのである。環境を直接変えることはできないが、心を変えることができれば、間接的に環境を変えることは可能だ。自分の運命を決定する神は、自分の中に存在するのである。

     自分を良い方向へ導くのは自分の心である。自分の心は、救世主となることもあれば、悪魔となることもある。

     そして自分を改善していくということは、自己犠牲を払う必要がある。悪いものを取り払い、その部分に新しい良いものを満たしていく。欲望を犠牲にしなければ、成功を手にすることが出来ない。健康を願っているけれど、大好きなジャンクフードを毎日食べるような人間に健康は手に入らない。

     悪意、羨望、怒り、不安、失望は肉体から健康と美しさを奪い去る。病気を恐れながら生きている人たちは、やがてそれを実際に手にする人たちである。良い思いや行いはけっして悪い結果を発生させないし、悪い思いや行いは決して良い結果を発生させない。

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著者プロフィール

1864年、イングランド中部レスターに生まれる。家業は靴下編み工場だったが、15歳のとき渡米した父親が亡くなり、学校を退学して自らも靴下編み工場で働く。17歳のときに父親の蔵書だったシェークスピアに没頭。その後、労働以外の時間をすべて読書にあて、エマーソンやトルストイを読みふける生活を続けた。25歳の頃、故郷のレスターからロンドンに移り、個人付き秘書として働きながら、執筆活動を始める。1902年、雑誌「The Light of Reason」を立ち上げ、その編集にあたるのを機に執筆に専念。29歳でリリーと結婚。ロンドンからイルフラクームに居を移し、生涯ここで暮らすことになる。1912年に48歳で亡くなるまで、本書をはじめ19冊の著書を刊行。後の世界に広範な読者をもつ。

「2019年 『人は考えたとおりの人間になる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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