幼稚園では遅すぎる: 人生は三歳までにつくられる!

著者 :
  • サンマーク出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763195340

感想・レビュー・書評

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  • ここで書かれている教育とは学校教育のことではない。
    子供に色々シャワーのように与えることはよいことで、
    与えないことのデメリットがあるということ。
    子供は未知の存在であるので大人が考えた以上の反応や効果は当然ある。
    初版は1971年だが色あせないコメントがある。

  • ・脳細胞の配線は3歳までで決まる。
    ・「与えすぎ」よりも「与えなさすぎ」の方が問題
    ・興味を持ったものは何でも覚えるのが幼児
    ・幼児のうちに身に付けておかないと一生身に付かないものがある
     →外国語、絶対音感、運動神経
    ・「まだ早い」が幼児の成長のじゃまをすることがある。
    ・刺激のない部屋は赤ん坊にとって有害
    ・幼児は絵本や物語から全く違ったストーリーを想像する。
    ・赤ん坊の世話を任せるときには環境に細心の注意を払う
    ・子どもの教育は「流行型」「固執型」「適当型」ではいけない。自信に満ちた毅然とした態度が必要。
    ・添い寝はいい。歌を歌ったり、話をきかせたり、本ほ読むのはとてもいい影響。
    ・赤ん坊が声を出したら必ず答えてやる→大きな差が生まれる
    ・母親の「心配性」は子どもに伝染する
    ・赤ん坊同士の交流は社会性・知能の発達にいい。
    ・人見知りは赤ん坊にパターン認識ができた証拠
    ・0歳児にはムチを。ムチがわからない時期から使うからこそ、2,3歳でつかっても意味がある
    ・幼児の怒りの6つの誘引
    1) 病気や健康状態が悪いとき
    2) 疲れ、空腹、体調がすぐれないとき
    3) 不快なこと、恐ろしいこと、強い刺激
    4) 十分動き回らないで、エネルギーがあまっているとき
    5) 自分の欲求を通すためわざとかんしゃくをおこすとき
    6) 怒りっぽい親から、怒りの手本を示されたとき
    ・幼児期に人前で笑われた欠点は心の傷として一生残る
    ・幼児はしかるより褒めたほうがい
     →へたくそなバイオリンでも「よく弾いた!よく弾いた!」+「ここのところはこうできるかな?」
     →新聞をビリビリ。幼児の衝動や興味の対象を一方的にとりあげないこと。駄目ならば代案をあげましょう。
    ・幼児が強く興味を示したものには好奇心を持続させる手助けを!
    ・「繰り返し」は幼児に興味をもたせる最良の方法である
    ・想像力のある子にしたければ、幼児の空想に口をはさまない
    ・幼児には技術や理論でなく、勘を身に付けさせよ。
     →バイオリンも見せて覚えてもらう
    ・音楽教育は幼児の集中力を育てる
    ・一つのことに秀でると、すべてに自信がつく
    ・鉛筆やクレヨンを持たせる時期は早ければ早いほうがいい
     →整理整頓された部屋は想像力をかきたてない。
    ・規格サイズの画用紙を与えれば、規格サイズの人間にしかならない
    ・おもちゃを与えすぎると散漫な正確になる
    ・幼児は自分なりの秩序感を乱されると不快になる
    ・赤ん坊には見えるものを与えるのではなく、見える場所をあたえよ
    ・おもちゃは美しいだけでなく、触って面白いものがいい
    ・幼児にとって本は見るもの、積み木は積むものとは限らない。
    ・粘土、折り紙、切り紙などそぼくな遊びが創造性を育む
    ・体を動かすこどもほど知能の発達も早くなる
    ・幼児こそおおいに歩かせるべきである
    ・運動能力は遺伝ではなく、環境である
    ・2歳までは厳しく、それ以降は優しく

  • 生まれて半年たてば赤ん坊でも泳ぐことができる
    人見知りは赤ん坊にパターン認識能力ができた証拠
    興味こそ最良の意欲促進剤である
    右手だけでなく左手も鍛えた方が良い
    粘土、折り紙、切り紙など素朴な遊びが幼児の創造性を育てる
    赤ん坊には見るものを与えるのではなく、見える場所を与えよ
    鉛筆やクレヨンを持たせる時期は早ければ早い方が良い

  • 長女が2歳半のときに読んだので、やや焦るようなタイトルと内容。幼児の無限の可能性や母親の影響の大きさに気づかされ、今からでも実践したい内容が多々ありました。母親としてもっと学び、自分の子育てにビジョンと確信を持って実践していきたいです。

  • 大事なものは環境。母親は愛情、ぶれない方針をもつ。
    早期着手。パターン認識。興味の持続。

    途方にくれたら再読したい。
    C0037

  • 40年前に書かれた本な事もあって、少し時代を感じる部分もあった。教育についての理論を実践するには、最新の研究による科学的な裏付けが欲しいところだ。しかし、教育について真剣に具体的に考えるきっかけになりそうだ。今日から教育パパになろう。

    あと当時井深さんが憂いた教育システムは今でも大きくは変わらない気がする。

  • 20080712
    \1700

  • 全て鵜呑みという訳にはいかないが、一度読む価値はあると思う。同感出来る所・開眼させられる所、多々あり。

著者プロフィール

1908年4月生まれ。1933年、早稲田大学理工学部卒。写真化学研究所、日本光音株式会社、日本測定器株式会社を経て、1945年10月、東京通信研究所設立。1946年5月、東京通信研究所を改組し、東京通信工業株式会社(現ソニー株式会社)を設立、代表取締役専務就任。代表取締役社長、会長などを歴任。1992年11月、文化勲章。1997年12月19日逝去。勲一等旭日桐花大綬章。

「2012年 『井深大 自由闊達にして愉快なる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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