遺伝子オンで生きる: こころの持ち方であなたのDNAは変わる!

著者 :
  • サンマーク出版
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763195678

感想・レビュー・書評

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  • 生命とは何かをさまざまな人物と自身の経験から解きあかそうとしている。遺伝子レベルでは99%が皆同じ。遺伝子情報のどの部分をオンにするか?あるいはどこをオフにするかが、その人の人生を変えている。天才も凡人も聖人も悪人もほぼ同じ遺伝子。そこには、どういった環境に身を置くか、何に感謝するかで大きく変わる。そしてサムシンググレートとの関わり。生命学者が解き明かす人生論であった。ここに紹介されている人達の業績もとても興味深い。

  • 遺伝子がオンかそうでないかで、意欲や能力が大きく変わってくるという趣旨だった。原因が遺伝子に求められるかはわからないが、成功している人は自身の能力をいかに発揮するかに長けているのは確かだ。それは本番前の準備を入念にしたり、身体や頭の使い方が効果的だったりする。

    第六感とでもいうべき、先のことがすっと見通せるような俯瞰的思考、論理的思考が働くことがある。締め切りに追われたとき、もうダメだというときにその感覚が生まれる。意外と忙しいということが、人間の能力を伸ばす秘訣だったりするのかもしれない。

    忙しいといっても、そのありようは人によって異なる。人から言われたことをひたすら右から左に受け流す人。やるべきことはたくさんありつつも、自分のきょうみ

  • しょんぼり落ち込んだ時に読むと元気が出る本。

    村上先生の謙虚なお人柄にも非常に好感が持てます。
    乱暴に説明すると、アスリートがよく言うゾーンの状態に誰しも入れるのだというお話。そのスイッチはどんな事なのだろうという検証。偉人伝には出てこない沢山の凄い方の人生に触れる事が出来、ひとつひとつのエピソードが感動的です。クローン羊ドリーの話。80歳で1200億の借金をし、90歳で全額返済されたパワフルな日野原先生のお話。不登校児の集まる塾で講演をされたお話。ヘンリー・ランドワーズの話はぐっときました。


    天理教の信者なのですか。なるほど〜。
    でも祈りの効用は私もあると思うよ。無宗教ですが。娘の障害の事は友達に話して共感して貰える訳でもなし、モヤモヤした時は神社にお参りするとちょっぴりスッキリするもの。そんなにトンデモ本かしら?普通に面白かったけどね。

  • 「病は気から」と昔から言われていて、私たちも漠然とそう思ってきた。
    本書では、それを医学の観点から遺伝子レベルで考察している。
    タイトルの通り、「遺伝子をオン」にすればよい結果に結びつくこと、
    そのためにはどうしたらよいかが書かれている。
    もともとそれぞれが持っている遺伝子に大きな差異はなく、遺伝子を如何に活発に活動させるかによって、違いが生まれるという説には遺伝子の働き次第で如何様にも変われるという希望が持てた。
    また、祈ることが病気の改善につながるという研究も紹介されている。ともすれば宗教的、スピリチュアルになりがちな内容だが、科学的な感覚を持った(医者であるから勿論なのだが)著者の視点には共感するところも多い。
    まだ研究段階であり、仮説の域を出ないがとても興味深い内容であり、今後の研究に期待したいと思う。

  • 高校での課題図書。

  • 自分の才能や能力に、限界を感じていた・・・
    そんな時に出合った本です。
    人は99.9%同じ遺伝子を持っている。しかし、これだけの多様な人がいる。
    これは、遺伝子という自分の資源をいかに利用しているかということを、深く考えさせてくれた一冊。

    どうポジティブな遺伝子を発現させ、自分にフィードバックさせるかが実例を交えて書かれています。
    簡単にはうまく行かないこともあると思いますが、それも少しの心の持ちようかなと思わせてくれました。

  • 難しい話でなく、すらっといけたのが良かった。

  •  コーチングの仕事を通して様々な転機!に立ち合わせて頂く中で、
    「遺伝子がON!になった時の大きな力」を実感していました。
     そんな私にとって、この一冊は「私が立ち合わせて頂いた
    転機!の現場で、何が起こっていたか」を解説してくれるような、
    納得の本でした。

     眠っている多くの遺伝子をON!にすること
    (少しでもON!に近づけること)が出来れば、
    もっともっと可能性はある!

     そう思えることで、元気をくれる一冊です。

     変えられないと思い込んでいるものの中に、
    実は、変えられるものがたくさんあるのだということに気がつきました。
     きっと、転機を目指すあなたに“風穴”を開けてくれると思います。

  • 今回私が選んだ一冊は・・・



    遺伝子研究の第一人者、村上和雄氏の




    【遺伝子オンで生きる】

      ~こころの持ち方であなたのDNAは変わる!~







    みなさんは、どんな気持ちで毎日を過ごしていますか。

    毎日、明るく楽しく幸せいっぱいの人、逆にに暗くつらい日々を送っている人…、

    そうなるには、一人ひとりにそれなりの理由なり原因があると思います。



    実は…、人のこのような感情は 【遺伝子】と大きく関連しているってご存知ですか



    人間も含めてあらゆる生命体は、細胞でできています。

    大人の場合、約六十兆個という膨大な数の細胞から成り立っていますが、

    細胞一つひとつの構造はまったく同じです。

    この同じ構造の細胞が、私たちの皮膚や心臓や目を作っていますが、

    それぞれ、固有の働きができるのは、細胞内にある遺伝子なんおかげなんです。



    つまり、遺伝子が働いてくれないと、私たちは何一つできない。



    目に見えない遺伝子が、私たち生物の「生きる営み」のすべてのカギを握っているのです



    もし、この遺伝子を、自分で自由にコントロールすることができるなら・・・、

    こんな素晴らしいことないですよね



    この本の中には、遺伝子を活性化させ人生をもっと豊かにできる方法がたくさんつまっています!




    是非、みなさんも読んでみてください





    村上和雄(むらかみ かずお) プロフィール

     1936年生まれ。筑波大学名誉教授。1963年京都大学大学院農学研究科農芸化学専攻、博士課程終了。

     1976年バンダビルド大学医学部助教授。1978年筑波大学応用生物化学系教授となり、遺伝子の研究に

     取り組む。1983年高血圧の黒幕である酵素「レニン」の遺伝子解読に成功、世界的な業績として注目を

     集める。1996年日本学士院受賞。




    目次




    プロローグ



    遺伝子オンでとう生きるか

       ・ スイッチ・オン/オフで遺伝子を活性化する

       ・ 見えない心の働きが影響する

       ・ ポジティブなストレスを対象にする

       ・ 笑いで血糖値が下がったある実績

       ・ 遺伝子が影響した水中の離れ業



    第一部



    遺伝子オンで人は変わる

       ・ よくも悪くも人間は変わる

       ・ ネガティブがポジティブに変わるとき

       ・ 眠っている遺伝子がオンになれば天才

       ・ アメリカ行きで遺伝子がオンになった

       ・ 退路を断たれるとオンになることもある

       ・ 胎児も八ヶ月で笑うという意味

       ・ 世界的に知られた糖尿病患者と笑いの実績

       ・ 笑いの実績でオン遺伝子十種、オフ遺伝子五種

       ・ 喜びや楽しさ、笑いで遺伝子がオンになる

       ・ 遺伝子オンなら予期せぬ幸運にも出合う

       ・ 遺伝子オンで人は変われる




    第二部



    どうすれば遺伝子オンになるか

       ・ うまくいかなかったら環境を変えてみる

       ・ 飢餓状態という環境変化でクローン羊が誕生

       ・ 逆境におかれて研究費五億円が出た

       ・ よい出会いが遺伝子オンにしてくれる

       ・ 強い志をもてば遺伝子オンになる

       ・ 「他を利する生き方」も遺伝子オンになる

       ・ イネ・ゲノムの解読に日本人の血が騒いだ

       ・ 感動すると人間の感性が活性化する

       ・ 愛、そして祈りでスイッチ・オンになる



    第三部



    遺伝子オンで生きている人たち

       ・ ボランティアで利他的遺伝子がオンになる

       ・ すべての逆境を肯定的にとらえる

       ・ 都会から田舎へ、環境変化でスイッチ・オン

       ・ 力を抜いて「体に耳を澄ます」生き方

       ・ 強い刺激やチャレンジでスイッチ・オン

       ・ 本気で願って自分が努力すればいい

       ・ ホメて育てれば子供もスイッチ・オンになる

       ・ アメリカ人のジョークを見習いたい笑いの効用

       ・ 高い志でベストを尽くし、あきらめない

       

    第四部



    遺伝子オンと心のかかわり方

       ・ 生命に関して奢りの心が出てきている

       ・ 自然の恵みへの感謝の気持ちを忘れている

       ・ 宇宙のビッグバン、生物のDNAの不思議

       ・ 目に見える自然と見えない自然

       ・ 着実に進みつつある「祈りの研究」

       ・ 祈りにはプラシーボ効果を上回る何かがある

       ・ アメリカには「祈りで病気を治す会」もある

       ・ 生き方が正しくないと病気になるという医学

       ・ すべての人の心に慈悲や愛は宿っている

       ・ 生命科学の立場から「子供は誰のものか?」

  • 人間の可能性について書かれています。
    元気になれる本です。

  • これはめちゃめちゃ面白い。読みやすいし。

  • 再読。読むとやる気になる。

  • 【目的】

    【引用】

    【感じたこと】

    【学んだこと】
    「祈り」には、遺伝子に働きかける力がある。
    「他を利する生き方」も遺伝子がオンになる。
    すべての逆境を肯定的に捉える。

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著者プロフィール

筑波大学名誉教授。米国オレゴン医科大学、京都大学農学部、米国バンダービルト大学医学部等を経て、1978年より筑波大学応用生物化学系教授。同大遺伝子実験センター長、先端学際領域研究センター長等を務め、99年に退官。83年に高血圧の黒幕である酵素「レニン」の遺伝子解読に初めて成功、世界的な注目を集める。90年、マックス・プランク研究賞、96年、日本学士院賞を受賞

「2021年 『コロナの暗号 人間はどこまで生存可能か?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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