新編 男の作法―作品対照版

著者 : 池波正太郎
制作 : 柳下 要司郎 
  • サンマーク出版 (2004年5月発売)
3.32
  • (4)
  • (11)
  • (19)
  • (1)
  • (3)
  • 本棚登録 :79
  • レビュー :13
  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763195852

新編 男の作法―作品対照版の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 池波正太郎との会話を起こした作品。

    男のダンディズムが語られている。

  • 2015/11/27

  • 食通で人生の達人としても知られる小説家 池波正太郎の男のたしなみ。
    時代が違うと前置きしながらも、粋な生き様は勉強になる。

    池波正太郎曰く、男の作法とはみっともないことをしないこと。
    みっともないこととは人様に迷惑を掛けること。
    即ち、時間に遅れる、自分勝手に振舞う、相手の気持ちを考えないことなどなど。
    遅刻は他人の人生を浪費させる大迷惑と書かれており、反省しきり。
    初めての寿司屋や天婦羅屋に入ったときはテーブル席若しくは隅の席に座るべし。
    何故ならカウンター席は大抵常連の席となっているから。
    テーブル席についたら上だの並だの言わず、ただ一人前、とだけ注文すれば銀座の高い店でも2,500円くらいで同じものを出してくれる。著者の経験の話である。

    運良く事故や病気に出会わなくても寿命というものがあるのだから、人は必ず死ぬ。
    ならば死までどのように生きるかということを考える。無論生き様はそれぞれ自由だ。
    つい厚意に甘えわがままになりがちだ。もういい大人なのだからもう少し自分を律しなければ…。そして、どうせならなるべく気持ちよく生きたいと思う。

  • この本を読むのは二度目。一度目は20代だったかな…。
    男を磨く基本は、人間は死ぬという簡明な事実をできるだけ若い頃から意識することと筆者はいう。これはジョブズのスピーチにも通じるところ。
    有限性を理解し、その中で自戒し、自らを高めていくこと。
    まだぜんぜんできていないけど、昔読んだ時よりも分かってきた気がする。

  • 今の世の中では全てがこれでどうにかなる訳じゃない部分もある
    とは思いますが、かつて日本にいた、居丈高でない、
    大人の男性たちの筋の通った格好よさや、
    責任の取り方、人生への姿勢を語って聞かせてくれる本でした。

    女性も社会に出る機会が多くなった昨今、これだけでは
    女性側から見るとしんどい部分もあります。
    しかし、無責任でペラペラした小奇麗な生き方より
    よほど魅力的な男の姿が活写されています。

    女もまたしかり。

    その男を支えているのは女であるゆえに
    賢く、したたかに、そうして、自分自身も一人前の女に
    なっていくためには、どうしたらいいか考えさせてくれる
    本です、この男のそばにあって似つかわしい女なら、
    どう振る舞うかと考えるのも良いのでは。

    作品の一部分が抜粋されているので入門書としても
    読みやすい一冊です。

  • 読むなら対照版がいい。小説を読んでいて、実は読みきれなかった部分を解説されてようやくわかる事が沢山。読む側にも技術がいる。

  • 2010/5/29
    古い日本人の渋い文句が多い。

    家を引き戸にするのは、狭い日本ではいい。
    家は性格を変える。
    気が強いお袋と家内の上を行ってマネージする。
    他人に時間の上で迷惑をかけるのは恥ずべきこと。
    男として自分が自由に出来る金を持つ。
    あと自分が生きている年数はどれくらいかを基本として考える。
    朝気がついたら息が止まっていた、という大往生が理想。

    小説も読んでみたい。

  • スバルとマセラティのどっちがかっこいい車か、好きか
    家にはトヨタのライトエース、女子中学生15歳はいったいどう思うのだろう。
    便利で簡単でささやかなスバル
    派手で大仰なマセラティという一つのイメージが心の中に
    少なくとも15歳の私がそう想像できたのは、それを感じさせる物語があったから。

    よく見て、よく会って、作家が作った世界は
    想像以上に奥の深いもので、次元が厚く、いくつもの分析が重ねられて、世界は作られている。
    いつでも、エッセイやマナー本、種明かし本
    そういう類のマニュアル的語られ方には辟易していたが
    今回ばかりは、人生の長さや経験に支えられた作り上げられた知識に向かうことの重みや繊細さを感じた。
    この本の向こうにはいつでも池波正太郎の眼差しがあり
    この眼差しが描いた世界の粋や愛情には情熱がある

    寿司のおいしそうなこと、そばのおいしそうなこと
    住みたくなるようなうち、それらがどれも、当り前のことで
    (父や、祖父世代の方や会社で会う男性の大人たちも
    多かれ少なかれそう思っている。
    暮しの手帖や向田邦子が好きな女性たちが思っているように)
    一つ一つの知識に真新しさ、は少なく
    粋ということをよくよく見とらえてまとめて書いた、というのは
    それは作家に時間が割り当てられていること、彼の仕事の役割ということだととらえている。

    よくいわれそうなことでこの本に関わるけど
    そんなことではこの本がいいと思ったことが伝わらないような伝え方
    こんな目にやさしいことを書いていても、
    わたしがこの本に対して向かい合っている良さ、と情熱は書けない。
    ・この1冊を読むだけでものすごくたくさんの経験をしたような
    ・当たり前のことながら説得力のある本
    ・普段ただ生きている以上に人やものと出会うということがある種の読書の便利さである

  • よく読み返します。少しはおしゃれで粋な男に近づけますように。
    「池波正太郎の銀座日記」も大好きです。

  • あまり、読んでいるところを人に見られたくはない。

全13件中 1 - 10件を表示

新編 男の作法―作品対照版のその他の作品

池波正太郎の作品

新編 男の作法―作品対照版はこんな本です

ツイートする