- Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784763198204
感想・レビュー・書評
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「シャ乱Q」「ハロープロジェクト」で有名なつんく♂氏の一番になるための心がけが詰まった自己啓発書。
幼いころから鍛えられた商魂や、目の前の人に対する誠実な対応などとても共感できる内容です。
これから社会人になる若い世代の方にお薦めだと思いました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
実家の乾物屋で「お客さんの顔ではなく、目の先を見ておけ」と言われ、視線を先回りして、「今日の鯖はおいしいですよ」と。皆に向かって連呼しても、誰も気にとめてくれないけど、その人の為に話しかけているから、相手に響くのだ。
モー娘のメンバーには、常に、「100万人に向けて歌うのではなく、1人に語りかけるように歌え」と指示したり、
ヒット曲を出すコツは?と聞かれ
「中学2年生の女の子がワクワクするということを意識しています」
なぜなら、中2の女の子が、自分の欲しいものを探り出して購入する
感度が一番高いから。
中1はまだ小学生をひきずっているし、中3は受験が始まる。その点、中2は限られたお小遣いを貯めて、必死で自分が満足する商品を購入しようとするからです。
ただし、彼女たちに欲しいものを聞いても、明快な答えは引き出せません。
感性で選んでいるだけですから。
まず、中2が感動して、小学生でもわかって、大人が納得する。
そんな作品であれば、大衆の心をつかむ大ヒットになる可能性があります。
いわゆる、アーチストって、ヒット曲は作れても、そのコツを言語化できない。つんくの、この、言語化能力は、アーチストではなく、プロデューサーの資質。僕らの業界で言えば、マーケッターそのもの。
素直に共感できる1冊です。 -
本日ご紹介する本は、
「シャ乱Q」のボーカルで
「モーニング娘」をプロデュースした
つんく♂が著者の本です。
「シャ乱Q」が大ブレークしたのは
つんく♂さんの才能によるもの
というイメージがありましたが、
本書を読んでみると、
この人も才能ではなく、
小さなことの積み重ねによる
成功だったことがわかります。
「妄想を抱かない限り、
大きな仕事は成し得ない」
ある意味、常識的なことしか
考えないということは、
その時点で、よくて普通、悪くて普通以下の
ことしか可能性がないということです。
人がバカにするような妄想的なことを考えてこそ、
すごいことが実現する可能性が出てきます。
「一見たわけた妄想も、そこの至る
プロセスを細かく分解すると単純作業にいきつく」
人間はだれしも、そんなに大したことは
できないのだと思います。
でも、大きなことを成し遂げた人がいるということは、
誰でもできる小さなことを、積み上げた結果
なんだと思います。
「”締め切り”は人間の力を目いっぱいに引き出す装置」
締め切りを目標にやる仕事と
ただ単にその日その日にできることを
やっている仕事では、
知恵の出し方から変わってくると思います。
以外と仕事に役立つ内容が満載でした。
ぜひ、読んでみてください。
◆本から得た気づき◆
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妄想を抱かない限り、大きな仕事は成し得ない
一見たわけた妄想も、そこに至るプロセスを細かく分解していくと「ビラをただ配るだけ」という単純作業にいきつく
百をめざして努力すれば、少なくとも十くらいまではたどりつける
僕のような凡人は、天才のノウハウを研究し、コツコツやっていくしか道はない
人に教えること自体が、ノウハウを洗練させる方法
どんなに「得意」なlことも「好き」という感情にはかなわない
一番になれるかどうか=与えられた使命に気付き、使命を十分に果たしているかどうか
「締め切り」=人間の力を目いっぱいに引き出す装置
目標に到達するために1つの地図ではなく、2つ、3つくらいの地図を持っておく
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◆目次◆
第1章 妄想力の強い人になれ!
第2章 好きなことに没頭する人になれ!
第3章 売れる理由を考え抜く人になれ!
第4章 損して徳とる人になれ!
第5章 勝負パンツを毎日はく人になれ!
第6章 川の流れに沿って生きる人になれ!
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◆マインドマップ◆
http://image01.wiki.livedoor.jp/f/2/fujiit0202/dbf086b457d8a4ad.png
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ためになること結構書いてある、今だからこそあえて読んでみるのもいいと思う。
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自分が凡人だと弁えるのは難しい。凡人だと弁え、天才と呼ばれる人の何十倍、何百倍の努力を積み重ねるのはもっと難しい。
「一番になる人」つんく♂
テレビで見るチャラチャラした感じ(失礼)な方かと思えば、決してそうではなく、下積みの頃から苦労をされてきたのだなあと感じました。
つんく♂さん自身は、天才ではないと本書で書かれています。自分と同じレベルの曲を書く人はたくさんいる。凡人だから、そこから売れるためにする努力は天才の何十倍もする、と。
シャ乱Qの曲の認知度を上げるために、有線の放送局に何度も売り込んだり、モーニング娘。のプロデュースの時もメンバーにきちんとした受け答えができるよう教えたり、いろんなエピソードがあって正直ちょっとしか覚えていないのですが、ごく普通の人々にとって参考になります。
絶え間なく努力を続けるというのも、ある意味才能だと思うのですがね。オイラの人生怠けっぱなし。でも、心持ちとして参考に。
一番心に残っているのは「挨拶を毎回するのは当たり前。一回抜けたら非常識」という言葉。そうだよねぇ。
オイラ、人見知りの心を奮い起こして挨拶するよ。ぼんじゅーる(´ω`)
つんく♂さんの会社のトイレにはそんな教訓が書かれた紙がたくさんあるといいます。そういうお偉いさん、いますよね。 -
テリー伊藤さんが著書の中で、「自分のノウハウを惜しげもなく公開しているのに驚いた」と書いてたのが、この本を読むきっかけだった。自分の成功体験から自分の言葉で書かれている内容には、共感できることが多かった。
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人生は川の流れを漂う笹舟のようなものです。少々逆らったところで、川の流れているほうにしか進まないのです。